JPS592772B2 - ガスタ−ビン冷却装置 - Google Patents

ガスタ−ビン冷却装置

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JPS592772B2
JPS592772B2 JP2608377A JP2608377A JPS592772B2 JP S592772 B2 JPS592772 B2 JP S592772B2 JP 2608377 A JP2608377 A JP 2608377A JP 2608377 A JP2608377 A JP 2608377A JP S592772 B2 JPS592772 B2 JP S592772B2
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JP
Japan
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compressor
gas turbine
cooling system
communication path
air
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JP2608377A
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JPS53112317A (en
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文之 広瀬
勝好 渡辺
稔 二瓶
信之 飯塚
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガスタービンの一段ホイールスペースの前側お
よび中間軸受をそなえるガスタービンの中間軸受箱を冷
却する装置に関するものである。
ガスタービンは第1図に示すような構造からなり、中間
軸受箱21を有する圧縮機ロータ1と圧縮機車室2によ
り圧縮された圧縮空気4は燃焼器外筒5内の燃焼器内筒
6へ導入され、燃料ノズルγより噴霧された燃料の燃焼
により燃焼ガス8となり、トランジションピース9を流
通して第1段ノズル10により昇速され第1段パケット
11へ作用する。
前記圧縮空気4の一部は第2図に示すように圧縮機車室
2のストラットにより、圧縮機車室2と一体に形成され
た圧縮機内部車室12に取付けられた仕切車室13のラ
ビリンス14を流通して漏洩空気15となる。
この漏洩空気15は第3図に示すように第1段ノズル1
0を支持するダイヤフラム16の内側シール19、を経
て第1段パケット11を増付けた第1段ホイール17の
空間すなわち第1段ホイールスペース18に導入され、
さらに外側シール19、を流通した後に燃焼ガス8と合
流し、後段ノズル(図示せず)および第1段パケット1
1で仕事をした後に大気中へ放出される。
この場合、漏洩空気15は燃焼ガス8の影響を受けやす
いダイヤフラム16と第1段ホイール17を冷却するが
、このような冷却方法ではホイールスペース18へ流入
する冷却空気量はラビリンス14により限定される。
このためダイヤフラム16は熱影響を受けて変形1〜、
内、外側シール19a、19bの摺損による摩耗あるい
は高温による腐食により内、外側シール19a 、 1
9bと第1段ホイール17の間隙が増大する。
しかし実際には冷却空気量は前記間際の増大に追従しな
いで一定量しか流通しないので、冷却効果が低下しホイ
・−ルスペース18の温度がより一層高温になる。
このためダイヤフラム16の変形あるいは内、外側シー
ル19a、ff9bの腐食はより急速に増加し、ついに
は第1段ホイール11の寿命の低下あるいは第1段ホイ
ール11の材質をより高級化させる原因となる。
この防止策として定期的にダイヤフラム16の変形の修
正および内、外側シール19a、19bの交換を実施し
ているが、これらのシール18.19は圧縮機内部車室
12内に位置するため、シール19a 、 19bの変
換に多大の日数と費用を要し7ているのが現状である。
−搬に大容量機および二軸タイプのガスタービンで(は
、漏洩空気15の流入する空間部の圧縮機ロータ1に第
4図に示すような中間軸箱21が装着されており、漏洩
空気15の一部は中間軸受箱21のシール空気20とし
て用いられ、潤滑油のシールと軸受箱21の冷却作用を
なし、油分の少ないベント22は他の高温部の冷却に用
いられ、油分の多いベント23は大気中に放出される。
上記のように漏洩空気15を中間軸受箱21のシールお
よび冷却に使用すれば、漏洩空気15の高温のために軸
受のパビットが熱疲労により剥離し、かつ潤滑油が劣化
するばかりでなく油切部でコーク状となる。
したがってシール効果の低減、潤滑油の漏洩および火災
の発生などの欠点がある。
本発明は上記欠点を解消し、ホイールスペースの温度お
よび中間軸受箱外面温度を制限値内に保持するガスター
ビン冷却装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明のガスタービン冷却装
置は、圧縮機出口部の圧縮機車室内の圧縮空気通路と回
転軸との間に設けた仕切壁および圧縮機内部車室壁に流
量調整のだめの連絡路を設け、この連絡路を介j−て圧
縮空気の一部を冷却用漏洩空気と合流させる構成とする
かつ本発明は、前記連絡路に流量調整弁を設け、この調
整弁の作動器を変換器を介し2てホイールスペースの温
度検出用熱電対に接続したことを特徴とする。
以下、本発明の一実施例を、図面を参照して説明する。
第5図において、1は回転軸(圧縮機ロータ)、2I/
′i圧縮機車室、3は圧縮機車室2内に設けられた圧縮
空気の通路、4は通路3を流通する圧縮空気である。
このガスタービン冷却装置は、圧縮機出口部の圧縮機車
室2内の圧縮空気通路4と、回転軸1との間に、仕切壁
13および圧縮機内部車室壁12が設けられており、圧
縮空気4が仕切壁13と回転軸1との間から漏洩1〜、
この漏洩空気15に冷却を行わせる構造になっている。
本装置はこのような仕切壁13と、圧縮機内部車室壁1
2とに、それぞれ連絡路24が設けられて成る。
この連絡路24を介して、圧縮空気4の一部の空気を前
記冷却用漏洩空気15と合流させる。
本実施例は上記のような構造からなるので、通路3を流
通する圧縮空気4の一部は連絡路24を流通して冷却空
気25となる。
この冷却空気25は、回転軸1と仕切壁13との間から
の漏洩空気15と合流してホイールスペース18内に流
入して冷却作用を行うことになる。
また本例装置においては、第6図に詳しく示すように連
絡路24に流量調整弁26例えば二−ルド26atたけ
仕切板26bを取付け、連絡路24を開閉して冷却空気
25の流量を制御する。
この制御は、第7図に例示する如く、調整弁26の作動
器30を変換器29を介i〜てホイールスペース18の
温度測定用熱電対28に接続して、その検出温度に応じ
て制御するように構成できる。
本実施例を、更に詳しく説明すると次の通りである。
第5図中、10はダイヤフラノ・16に支持される第1
段ノズル、11は第1段ホイール17に増付けられた第
1段バケットである。
14は仕切壁13に設けられたラビリンスで、前記漏洩
蒸気15はこのラビリンス14を流通する。
圧縮機内部車室12は、圧縮機2と一体に形成され、捷
た仕切壁13は、圧縮機車室2と回転軸1との間に介設
される。
ホイールスペース18は、ダイヤフラム16と第1段ホ
イール170間に形成されるものである。
21は中間軸受箱である。そのホイールスペース18内
の温度制御は第6図に示すように、圧縮機車室2に前記
連絡路24の流量を制御する流量調整弁26(前記例示
したニードル26aや仕切板26bなど)により、連絡
路24を開閉して冷却空気25の流量を制御することに
より容易に行うことができる。
上記流量調整弁26を制御する一手段を示した第7図に
ついて詳しく説明すると、以下の通りである。
この手段は、ダイヤフラム16にホイールスペース18
の温度測定用熱電対28を増付け、こり熱電対28の出
力を変換器29を介して流量調整弁26に取付けた作動
器30に入力させ、この入力により作動器30を作動さ
せて流量調整弁26を制御するようにしたものである。
第8図に示す他の実施例は圧縮機35の中間と前記連絡
通路24を抽気管32を介して連絡し、低温度の抽気3
3をホイールスペース18に導入するようにしたもので
ある。
この場合、抽気管32に切換弁34を設け、この切換弁
34をホイールスペース18に突出する熱電対28に変
換器29を介して接続し、切換弁34がホイールスペー
ス18の温度に応じて作動するようにしたのである。
このようにすれば、抽気33の流入量を制御してホイー
ルスペース18の冷却効果をより一層向上させることが
できる。
第9図は中間軸受をそなえるガスタービンに適用した実
施例で、回転軸1を支持する中間軸受27を収納する軸
受箱21に取付けられた排油管38に熱電対3γを取付
け、この熱電対37を変換器29を介して流量調整弁2
6の作動器30および圧縮機(図示せず)の中間部とは
仕切壁13の連絡路24aを連結する抽気管32に設け
た三方弁34に接続した構造からなる。
前記熱電対37により中間軸受箱21内の排油36の温
度を検出し、この検出信号により変換器29を介して作
動器30が作動し流量調整弁26を開放する。
このため圧縮空気4の一部は連絡路24を流通して冷却
空気25となり、同時に変換器29を介して三方弁34
を操作して連絡路24aより流出する抽気33の抽出量
を制御する。
その冷却空気25および抽気33により中間軸受27を
冷却すると共に、ホイールスペース18の温度を制限値
内に保持することができろ。
以上説明したように、本発明によればホイールスペース
の温度を制限値内に保持することができるので、内、外
側シールの寿命の延長、ダイヤフラムの変形の防止およ
び第1一段ホイールの寿命を延長させろことかできる。
また中間軸受をそなえるものでは、その中間軸受を冷却
することにより潤滑油の劣化を防止し、かつ軸受・くビ
ットの寿命を延長させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はガスタービンの概略断面図、第2図は同圧縮機
ロータの断面図、第3図は同ホイールスペース部の詳細
図、第4図は同中間軸受の断面図、第5図は本発明のガ
スタービン冷却装置の一実施例を示す断面図、第6図お
よび第7図は本発明に使用される流量調整弁を示す図お
よび流量調整弁の制御装置を示す断面図、第8図および
第9図は本発明に係わる他の実施例を示す断面図である
。 1・・・回転軸、3・・・圧縮空気通路、4・・・圧縮
空気、12・・・圧縮機内部車室、13・・・仕切壁、
18・−・ホイールスペース、24・・・連絡路、26
・・・流量調整弁、27・・・中間軸受、28,37・
・・熱電対、29・・・変換器、30・・・作動器、3
2・・・抽気管、34・・・切替弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 圧縮機出口部の圧縮機車室内の圧縮空気通路と回転
    軸との間に仕切壁と圧縮機内部車室壁とを設けると共に
    、圧縮空気が前記仕切壁と回転軸との間から漏洩して生
    ずる漏洩空気に冷却を行わせる構造のガスタービン冷却
    装置において、前記仕切壁および圧縮機内部車室壁に流
    量調整のだめの連絡路を設け、この連絡路を介して圧縮
    空気の一部を前記漏洩空気と合流させる構成とすると共
    に、前記連絡路に流量調整弁を設け、この調整弁の作動
    器を変換器を介してホイールスペースの温度検出用熱電
    対に接続したことを特徴とするガスタービン冷却装置。 2、特許請求の範囲第1項記載の連絡路と圧縮機の中間
    を抽気管を介して連絡したことを特徴とするガスタービ
    ン冷却装置。 3 特許請求の範囲第2項記載の抽気管に切替弁を設け
    、この切替弁を変換器を介してホイールスペースの温度
    検出用熱電対に接続したことを特徴とするガスタービン
    冷却装置。 4 中間軸受をそなえるガスタービンにおいて、圧縮機
    出口部の圧縮機車室内の圧縮空気通路と回転軸を区画す
    る仕切壁に圧縮空気の連絡路を複数個設け、この任意数
    の連絡路に作動器をそなえる流量調整弁を設けると共に
    、その他の連絡路を切替弁を介して圧縮機の中間に連通
    し、前記作動器および切替弁を変換器を介して中間軸受
    排油の温度測定用熱電対に接続したことを特徴とするガ
    スタービン冷却装置。
JP2608377A 1977-03-11 1977-03-11 ガスタ−ビン冷却装置 Expired JPS592772B2 (ja)

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US4759401A (en) * 1984-11-29 1988-07-26 Parker-Hannifin Corporation Three fluid heat exchanger for cooling oil and air with fuel
US8549865B2 (en) * 2010-08-03 2013-10-08 General Electric Company Pressure-actuated plug
US9617921B2 (en) * 2013-07-31 2017-04-11 General Electric Company Thermal actuator including fluid with high temperature stability
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