JPS5927522B2 - 回転形移相器 - Google Patents

回転形移相器

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JPS5927522B2
JPS5927522B2 JP879779A JP879779A JPS5927522B2 JP S5927522 B2 JPS5927522 B2 JP S5927522B2 JP 879779 A JP879779 A JP 879779A JP 879779 A JP879779 A JP 879779A JP S5927522 B2 JPS5927522 B2 JP S5927522B2
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JP
Japan
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phase
input
degrees
waveguide
dielectric plate
Prior art date
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Expired
Application number
JP879779A
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English (en)
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JPS55102901A (en
Inventor
己抜 篠原
久仁於 鈴木
宗和 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Koshuha Co Ltd
Original Assignee
Nihon Koshuha Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/18Phase-shifters
    • H01P1/182Waveguide phase-shifters

Description

【発明の詳細な説明】 マイクロ波システムにおいては、信号の振幅調整のほか
にその位相を調整する必要が屡々発生する。
移相器はこの目的のために作られたもので、同軸系・導
波管系を問わず非常に多くの種類のものが市場に存在す
る。
中でも円形導波管を使用した回転形移相器は、その移相
量が機械的な回転角から決定され、その他の要素の影響
が非常に小さいので理想的なものであるが、構造が複雑
で寸法が犬となり従って高価格となるのは止むを得ない
本発明はとの導波管回転形移相器の特長を保持しながら
簡易化に成功したものである。
第1図は、従来使用されている導波管回転形移相器の概
略構造を示している。
これは大別して3部分から構成されている。
即ち図に省いた方形導波管から円形導波管に接続するた
めの変換部1□と12、偏波変換部2□と2□、位相変
化部3である。
2□、2□および3の円形導波管は、内径寸法を使用周
波数のTE1□モードのみが伝送されるように選び、異
種モードの伝送による特性劣化を防いでいる。
通常主導管系は方形のものを使用しているから、まず、
1□および1□の方形−円形変換部で、円形導波管に接
続している。
実際には単に方形から円形に徐々に変形させるのみでな
く、内部にモード抑制板を設けるが、図では省いた。
方形導波管内のTE1oモード信号は円形導波管内でT
E、□モードになっている。
次の偏波変換部2□は内部に(1/4)波長の移相を生
じる誘電体板4□が、電界に対して45度の角度となる
ように取付けられている。
第1図口はこれを示している。
中央の位相変化部3の円形導波管の内部には、伝送波を
(1/2)波長変化させる誘電体板5が固定されており
、前後の導波管2□、22を固定し、この中央部3を回
転させて位相を変化させる。
この部分の断面を第1図へに示している。
位相変化部に続く偏波変換部22 と形状変換部12は
それぞれ入力側の20,1.と同形である。
この従来の回転形移相器の動作は既によく知られている
が、まず、偏波変換部2□の動作は次のとおりである。
形状変換部1□では入力の方形導波管内のTE1oモー
ド電磁派がそのまま円形導波管内に通過するので、TE
1□モードになっている。
そこで偏波変換部2□の入口においては、第2図イの如
<Y−Y’軸に沿ったAベクトルで、TE1□モード電
磁波が表示される。
このAベクトルは振幅が時間経過につれて正弦波変化を
しているので、これは±45度傾傾動振幅が(1/、/
T)のBとCの2つのベクトルの合成と考えることがで
きる。
これらはAと同時にその振幅が変化することになる。
ところがこの偏波変換部21内には(1/4)波長の遅
れを発生する誘電体板4□がY−Y’軸と45度の角度
となして取付けられているので、Cベクトルがこの誘電
体板の面と一致していれば、出口ではBベクトルがB′
となる間にCベクトルの方はこれにより90度電気角の
遅れたC′ベクトルとなってしまう。
第2図口がこれを示しているが、B′とC′は空間的に
も90度傾動ているので時間的な90度の遅れと共に電
磁波ベクトルが回転したことになり、即ち円偏波に変換
される。
このB′およびC′ベクトルの位相変化部3の内部にお
ける動作を第3図イおよび口に示している。
(1/2 )波長誘電体板5がY−Y軸に対してθの角
度類いているときのB′ベクトルの状態を同図イに示し
ている。
B′ベクトルは誘電体5の板面と一致するB1 とこ
れに垂直なり2の直角ベクトルに分解して考えられる。
この内B2 ベクトルは誘電体板の存在に無関係に通過
するが、B1ベクトルはこのためにB2 より(1/2
)波長の遅れを発生し、出口ではB′ρ如(位相が18
080度遅。
従って出口においてはB2とB1の両ベクトルの合成は
B“ベクトルとなる。
このとき位相変化部内部の通過に要する時間経過は全ベ
クトルに共通だからこれを無視して考えればベクトルB
′とB2 となる角は(45°+θ)となるからB“ベ
クトルのY−Y’軸となす角φは、φ=45°+2×(
45°十θ)=(135°+20)となる。
一方B′ベクトルとは空間的にも電気的にも90度の位
相差のあるC′ベクトルは、このとき誘電体板5に対し
同図口の如く(45°+θ)傾いているが、これも誘電
体板面に沿ったC1と垂直なC2の直角両分力に分解で
きる。
この内C2ベクトルは誘電体に影響されずに通過するが
、C1の方は(1/2)波長の遅れを生じ180度ずれ
たC1ベクトルとなる。
従って出口における合成ベクトルはC“に示されるよう
になりC′・02両ベクトルのなす角が(45°−θ)
だからC“ベクトルのY−Y′軸となす角Wは、F−4
5°+2×(45°−〇)=(135°−2θ)となる
従って出口におけるB“とC“両ベクトルの相対角度は
360−φ−W=90°となりもとの通りであるが出力
信号はθ−00場合と比較して2θの変化を見せる。
出力側においては偏波変換部22において(1/4)波
長位相差誘電体板4゜によって直角分力の一方のみ90
度遅らせることによって入力側とは反対に円偏波を直線
偏波に戻しTE、I直線偏波としてから出力変換部12
で方形導波管内のTEIo波としている。
以上説明の如く、回転形移相器においては、直線偏波と
円偏波の相互変換が理想的にできれば、位相変化誘電体
板の角度変化の2倍の位相変化を高周波信号に加えるこ
とができるので、機械的に回転角を正確に変化させれば
その回転角から移相角を正確に読みとれる。
このように大きな特長がある一方、全セクションが一列
に並べられているため、位相変化誘電体板を回転させる
ためにはその部分の円形導波管ごと回転させねばならず
装置全体も大形となり高価となる。
また回転部の質量が犬となるので位相変化(調整)速度
も早くでき難い。
本発明は偏波変換部の構造を新たにし、位相変化誘電体
板は中心の軸により回転せしめることによって従来の回
転形移相器の長所は残しながら構造を簡易化し小形軽量
としたものである。
第4図は本発明の概略構造図、第5図はその縦断面、第
6図は横断面を示している。
即ち本発明の移相器は円形導波管の両端を閉じ、その両
端部からほぼ(1/4)波長の位置に、入力端子7□と
12および他端に出力端子8□と8□を置いておりその
間に(1/2)波長移相誘電体板5を置いて軸9でこれ
を外部から回転させる。
入出力端子は多数測置いてもよいが円偏波を作るために
必要な最低数は2である。
円形導波管の端部から同一の距離に第6図のように90
度ずらせて2個の端子を設ける。
この図では同軸線で信号を入力させるように描いたが、
これは他の形式でも無論良い。
この両入力端子から加える信号の振幅を等しく、かつ位
相は90度ずらせておけば、第2図口の如くなり円偏波
電磁界が発生する。
位相変化誘電体板の構造は従来のものと同様でよい。
ただ従来は導波管に固定し、外管共に回転させる必要が
あったが、本発明においては導波管の中央に丸棒9を通
し、誘電体板をこれで回転させる。
このとき導波管内径に比し充分細い棒を使えば誘電体棒
でも差支えない。
本発明においてもこの誘電体板の回転によって通過信号
に回転角の2倍の位相変化を与える状況は従来のものに
よる第3図イと口の説明図と同様に動作する。
等振幅で90度の位相差を有する信号を入力2端子に加
えたり、また90度の位相差の等振幅の2つの信号を加
算したりするには、90度ハイブリッド結合器を使用す
ればよい。
第7図はハイブリッド結合器10を使って、高周波信号
を入力端子に加える状況を示している。
高周波入力端子12からハイブリッド結合器10の端子
aに加えられた高周波信号は3dB減衰され、90度遅
れてb端子に表われ、入力端子72に加えられる。
また同時に端子Cにはa端子と同位相で3dBの減衰を
受けた信号が表われ、これが端子71 に加えられる。
従って端子7.と72には等振幅で90度の位相差の信
号が加えられることになる。
結合器10の端子dは通常結合器内で1gH6の特性イ
ンピーダンスと等しい値の抵抗11で終端されているが
、この端子に入力高周波信号は表われない。
ただ端子7、と72から反射波が出るとこれは抵抗11
内で消費され、入力端子12から外部に出て行かないよ
うに働く。
出力端子側にも同様のハイブリッド結合器を使用すれば
90度の位相差のある両信号出力を加え合わせてほぼも
との入力信号レベルに等しい振幅の位相のみ変化した信
号が取り出せる。
本発明の構成による移相器は以上に述べた通り簡単なも
のであるが、誘電体板の回転は質量が小さいため慣性が
小さく、急速な位相変化が可能であり、小形軽量と相俟
って優れた特性を示している。
内径66mmの円形導波管を使用し2.96Hz用の本
発明による移相器を製作したところ全軸長は従来の方式
の(1/2)以下で7・イブリッド結合器を含めた綜合
挿入損失が1dB以下の優秀な性能を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の導波管回転形移相器の概略構造図、同図
イは構造説明図、口は入力側偏波変換部、ハは位相変化
部、二は出力側偏波変換部の各横断面図を示し、第2図
イ2口は偏波変換部、第3図イ2口は位相変化部の動作
説明図である。 第4図は本発明の移相器の概略構成図、第5図はその縦
断面図、第6図はその横断面図、第7図は信号入力およ
び出力接続例を示している。 1□、1□は形状変換部、2□、22は偏波変換部、3
は位相変化部、4□、42ば(1/4)波長移相誘電体
板、5は(1/2 )波長移相誘電体板、6は本発明に
よる移相器の導波管、7.γ1,7□は入力端子、8,
8□、82は出力端子、9は回転駆動軸、10はハイブ
リッド結合器、11は吸収用抵抗体、12は入出力高周
波端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 固定円形導波管の一方の短絡端部よりほぼ1/4波
    長の位置に、空間的に90度の間隔を置く2個以上の入
    力端子を設け、これらに電気的に90度の位相差を有す
    る高周波信号を加えて、導波管内に円偏波電磁界を発生
    させ、上記固定円形導波管の他方の短絡端部よりほぼ1
    /4波長の位置に、上記入力端子と同一縦断面内に該入
    力端子と同様な構成の出力端子群を設け、これらの出力
    端子出力信号は、互いに90度の位相差を持たせること
    によって原信号を復元させるように接続し、前記入出力
    端子群の中間に適当な誘電体板を置き、これを円形導波
    管の中心に挿入させた軸によって回転させることにより
    、通過高周波信号の電気的位相を変化させるように構成
    した回転形移相器。
JP879779A 1979-01-30 1979-01-30 回転形移相器 Expired JPS5927522B2 (ja)

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JPS55102901A JPS55102901A (en) 1980-08-06
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