JPS5927467Y2 - 手摺りの取付金具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、階段等における手摺りの取付金具に関する
ものである。

手摺りの断面形状は、丸型と角型との二種類である。

前者の丸型の場合は受座の取付は面は、手摺りに外接す
る弧状になっているので、角型の手摺りを取付けること
ができない。

また、後者の角型の場合の受座の取付は面は、手摺りに
外接するフラットになっているので、丸型の手摺りを取
付けることができない。

このため、手摺りの形状に応じた取付面を有する取付金
具を選択しなければならない欠点があった。

この考案は、一つの金具により丸型、角型の手摺りを取
付けられるようにして、上述の欠点を解消することを目
的としている。

この考案は、受座の上面に丸型手摺りに外接する弧状の
凹入部を設けると共に、フラットな上面を有し、かつ下
面に凹入部に嵌り込む弧状突部を有する角型手摺りの取
付は補助受座を設けて、受座のみによる丸型の手摺り取
付は或は受座に補助受座を重ねて角型の手摺り取付けを
使い分けるようにした手摺り取付金具を提供する。

以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

図において、１は末端の固定座２を有するアームで、こ
のアーム１の先端には、上面に丸型の手摺りに外接する
弧状の凹入部３を有する受座４が設けられている。

５はフラットな上面を有し、かつ下面に上記凹入部３に
嵌り込む弧状突部６を有する補助受座であって、上記受
座４及び補助受座５には、一致する少なくとも二つの透
孔７，８が設けられていて、上記透孔７，８に木ネジ９
を挿通する。

この考案に係る手摺りの取付金具は、以上の構成であっ
て、次に使用法を説明すると、壁面１０に木ネジ１１を
介して固定座２を固着する。

次に断面丸型の手摺りＡを取付ける場合、受、座４から
補助受座５を取り除いて、上記受座４の凹入部３に手摺
りＡを外接する。

そして、透孔７に木ネジ９を挿通して、第１図及び第２
図で示したように上記手摺りＡに木ネジ９をねじ込む。

また、断面角型の手摺りＢを取り付ける場合、受座４の
凹入部３に補助受座５の弧状突部６を嵌め合せ、然るの
ち補助受座５のフラノＩ・な上面に手摺りＢを外接する
。

そして、一致する透孔７，８に木ネジ９を挿入して、上
記手摺りＢに第３図及び第４図で示したように木ネジ９
をねじ込む。

以上のように、この考案に係る手摺りの取付金具によれ
ば、受座の弧状凹入部に断面大型の手摺りを外接させて
取付け、また上記弧状凹入部に弧状突部を嵌め合せて、
上記受座に補助受座を重ね、この補助受座のフラットな
上面に断面角型の手摺りを外接させて取付けるようにし
であるので、一つの金具により断面大型或は角型の手摺
りを取り付けることができる。

このため、手摺りの断面形状に応じた取付は金具を選択
する必要がない。

【図面の簡単な説明】

第１図は断面大型の手摺りの取付けを示す縦断正面図、
第２図は同上の一部切欠側面図、第３図は断面角型の手
摺りの取付けを示す縦断正面図、第４図は同上の一部切
欠側面図である。 Ａ・・・・・・断面大型の手摺り、Ｂ・・・・・・断面
角型の手摺り、１・・・・・・アーム、２・・・・・・
固定座、３・・・・・・凹入部、４・・・・・・受座、
５・・・・・・補助受座、６・・・・・・弧状突部、７
゜８・・・・・・透孔、９・・・・・・木ネジ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 末端に固定座を有するアームと、このアームの先端に設
   けた受座と、この受座の上面に断面丸型の手摺りが接す
   るよう設けた弧状の凹入部と、断面角型の手摺りが接す
   るフラットな上面を有し、かつ下面に上記凹入部に嵌め
   込む弧状突部を有する補助受座と、受座と補助受座とに
   一致するよう設けたネジの挿通孔とから成る手摺りの取
   付金具。