JPS5927232Y2 - コ−ヒ−「こし」器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、携帯することのできるコーヒー温容に関する
ものである。

コーヒーは、粉砕されたコーヒー粒子に対して熱湯を注
ぐことにより抽出される香味を伴う湯を味うために、種
々の器具が提供されているが、倒れるガラス製、陶器製
であるため、取扱いに充分な注意を必要とする上、これ
を携帯するための工夫は全く施されていなかった。

そこで、本考案は、漏斗状の温容本体を両側壁が重り合
い偏平に折丘むことができるよう構成したことにより、
外出時に温容本体を折畳んで自由に携帯することができ
るコーヒー温容を提供することを目的とするものである
。

斗た、本考案の他の目的とするところは、温容本体にト
ける折畳自在とした両側壁の上縁にそれぞれ支持杆を介
して温容本体の下縁外側を嵌合支持する支持孔を中央部
に有する合板を連設したことにより、それらの合板の支
持孔を左右両側からそれぞれ温容本体の下縁外側に嵌合
支持させれば、折畳まれていた漏斗状の温容本体の両側
壁の上縁開口部を拡開すると共に、その温容本体を７板
の合板上に安定よく支持することのできるコーヒー温容
を提供するものである。

さらに、本考案の他の目的とするところは、温容本体の
両側壁を下縁を折畳線として重合すると共に、その両側
壁の上縁にそれぞれ支持杆と合板とを連設したことによ
り、全体が一連のものとして形成され、従って一枚の材
料板を打ち抜き、それを折畳むことにより極めて容易に
構成することができるコーヒー温容を提供するものであ
る。

即ち、本考案は、下縁に抽出孔を有す’４斗状の温容本
体をその下縁を折畳線として両側壁が重り合うように折
畳自在となし、その温容本体における両側壁の上縁には
それぞれ支持杆を介して温容本体の下縁外側を嵌合支持
する支持孔を中央部に有する合板を連設したことを特徴
とするコーヒー温容の構造を要旨とするものである。

次に、本考案を図示実施例に従って説明すれば、１は温
容本体であって、厚紙、ローラや樹脂を含浸或は被覆し
た紙、合成樹脂薄板、金属薄板などにより漏斗状に形成
されたものである。

この温容本体１は左右の側壁２，２によって構成され、
下縁３を折畳線として互いに重合し偏平に折畳むことが
できるように構成され、その両側部は接着剤、熱融着、
高周波融着など適宜な手段によって接着されてかり、必
要に応じて接着のための糊代４を設けることもある。

オた温容本体１の折畳を容易にするために温容本体１の
両側に折畳用襠を設けることもある。

５は抽出孔であって、温容本体１の下縁３に設けられる
ものであり、１個〜数個の開口として設けられる。

６は合板であって、温容本体１を支持するためのもので
あり、中央部に支持孔７を開口し、温容本体１の下縁外
側を嵌合支持する。

８は支持杆であって、台板６を濾器本体１における側壁
２の上縁に連結するためのものであり、台板６は左右の
側壁２，２のそれぞれに設けである。

本考案は救主のように構成したものであるから、第２図
に示すように一枚の材料板ａより、温容本体１を形成す
る左右の側壁２，２、その左右の側壁２，２の上縁に連
続して設けられる支持杆８゜８、台板６，６を一体に裁
断したのち、左右の側壁２，２にむける両側部を接着し
Ｊ側壁２，２、支持杆８，８、台板６．６との接合部を
折畳線とすることにより成形することができるのであっ
て、その製造が極めて容易であると共に、全体を偏平な
状態に折畳むことができるのである。

従って、本考案にむけるコーヒー温容は、これを折畳み
、粉砕したコーヒー粒子すおよび濾紙Ｃと併せて旅行、
各種集会場などに自由に携帯することができる。

そして、必要な時には、支持杆８，８を介して左右の台
板６，６に釦ける中央部に開口する支持孔７．７に温容
本体１の下縁外側を嵌挿させれば、支持杆８，８がそれ
ぞれ左右の側壁２，２の上縁を引っばって温容本体１の
上縁開口部を拡開すると共に、左右二枚の台板６，６が
互に重り合って温容本体１を一体に形成する。

そこで、重合している台板６，６をコーヒーカップｄの
上に載せ、温容本体１内に濾紙Ｃを敷き、その中に粉砕
したコーヒー粒子すを投入して熱湯を注げば、コーヒー
エキスを抽出した香味を伴った湯が抽出孔５よりドリッ
プされてコーヒーカップｄ内に溜オリ、入れよてのコー
ヒーを賞味することができるのである。

このように、本考案による時は、温容本体１を偏平に折
畳むと共に、台板６，６をも両側の支持杆８，８を介し
て折畳むことにより、全体的に偏平なものとなるので、
嵩張らず携帯に極めて便利である実益を有する。

オた、本考案による時には、温容本体１における折畳自
在とした両側壁２，２の上縁にそれぞれ支持杆８，８を
介して温容本体１の下縁外側を嵌合支持する支持孔γ、
７を有する台板６，６を連続して設けであるので、それ
らの台板６，６の支持孔７，７を左右両側からそれぞれ
温容本体１の下縁外側に嵌合支持させれば、折畳オれて
いる温容本体１の両側壁２，２は、その上縁が支持杆８
゜８に引かれて拡開すると共に、その温容本体１は重合
させた二枚の台板６，６上に安定よく支持することがで
きる実益を有する。

さらに、本考案による時には、温容本体１の両側壁２，
２を下縁３を折畳線として重合すると共に、その両側壁
２，２の上縁にそれぞれ支持杆８゜８と台板６，６とを
連設しであるので、これを展開すれば全体が一連のもの
として形成され、一枚の材料板からこれを打ち抜きなど
の手段によって容易に成形することができ、製造が容易
で安価に提供できる実益を有する。

捷た、本考案のコーヒー温容を小分けしたコーヒー収納
容器と組合せれば、自動販売器などによる使い捨てのコ
ーヒー温容として増扱うことのできる実益を有するもの
である。

な釦、本装置を紅茶、緑茶用の濾器としても使用するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示し、第１図は全体の縦断側面図
、第２図は展開図、第３図は全体の斜視図、第４図は折
畳状態の正面図である。 図中の符号を説明すれば、次の通りである。 １は温容本体、２は温容本体の側壁、３は温容本体の下
縁、４は側壁１代、５は抽出孔、６は台板、Ｉは支持孔
、８は支持杆。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 下縁に抽出孔を有する漏斗状の温容本体をその下縁を折
   畳線として両側壁が重り合うように折畳自在となし、そ
   の温容本体における両側壁の上縁にはそれぞれ支持杆を
   介して温容本体の下縁外側を嵌合支持する支持孔を中央
   部に有する合板を連設したことを特徴とするコーヒー温
   容。