JPS592650A - 原料肉塊の注液方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明ハ、ハム、ソーセージ、ベーコンソノ他食肉加工
製品の原料肉塊に調味液、保存液等を混合した所謂ピッ
クル液を注入する原料肉塊の注液方法及びその装置に関
するものである。

従来、この種の注液方法には原料肉塊に多数の注射針を
突き刺し、該注射針を通じて供給されるピックル液を原
料肉塊に注入する方法が知られてい−る。しかしこのよ
うな注液方法によると、ピツクル液が注射針の突き刺さ
った箇所に局部的に集中して注入される傾向があり、ま
たこのような局部的な注液を避は肉塊全体に分散させる
ためにピックル液の注入圧力を犬きくすると肉質が損傷
するおそれがあって１品質の一定した原料肉塊を得るこ
とは甚だ困難であった。更に、注射針を通じてピックル
液を注入する際、ピックル液と一緒に空気が原料肉塊に
注入されて肉塊内に気泡ができ、この気泡にバクテリア
が発生して肉塊を腐敗させる大きな原因となっていた。

本発明の目的は、上記従来の注液方法の問題点を解決し
、ピックル液を原料肉塊全体に均等に分散して注入する
ことができると共に、肉塊中の気泡も除去できる原料肉
塊の注液方法及びその装置を提供することにある。

本発明の他の目的は、低圧力で注液でき肉質を損傷させ
ない注液方法及びその装置を提供することにある。

上記目的を達成するだめに、本発明方法は、原料肉塊を
真空容器に収容し、該肉塊に注射針を突き刺し、該注射
針を通じて供給されるピックル液を前記肉塊に注入する
ことを特徴とする。

また、上記方法を実施する本発明の注液装置は、原料肉
塊を真窒状順に収容する開閉自在の真空容器と、該真空
容器内に昇降可能に配設された注射針と、該注射針にピ
ックル液を加圧供給する給液手段とを備え、前記注射針
がその下降時に前記真空容器内に収容されている原料肉
塊に突き刺さりピックル液を原料肉塊に注入するように
構成されていることを特徴とする。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。１は
真空容器であって、原料肉塊Ｍを投入するパケット２と
、該パケット２の上部開口を密閉する蓋体３とからなり
、蓋体３のＦ端周縁に連設した鍔部４にパツキン５が嵌
着されていて、第２図に示すように、鍔部４及びパツキ
ン６をパケット２の上部開口周縁に連設した鍔部６に押
接させることにより真空容器１が形成される。７は蓋体
３に設けた真空ポンプ（図示せず）への接続口である。

パケット２は間欠的に駆動する無端コンベヤ８に適当間
隔をおいて多数載架烙れ、順次ａ−ａ＃５＋で示す注液
位置に移送されたと７き一時停止するようになっている
。

蓋体３は架台９に固装した一組のシリンダ装置１０のピ
ストンロッドに吊９Ｆげ状態に連結され。

給液位置（ａ−ａ）において上下動可能に配設され七い
る。蓋体３の上部中央には筒状のシリンダ取付台１１が
固着突設されている。該取付台１１は架台９を貫通して
上方へ突出しかつメタル１２を介して架台９に上下摺動
自在に支承されている。

１３は注射針、１４は注射針１３を装着する給液タンク
であって、その中央上部に供給管１６が固着突設、され
ている。１６は供給管１６の上側部に設けたピックル液
の注入口である。供給管１６は取付台１１の下部に形成
したボス部１７を貫通して軸方向に延び、かつ上端は取
付台１１の上部に設置したシリンダ装置１８のピストン
ロッド１９に連結されており、シリンダ装置１８によっ
て給液タンク１４及び注射針１３が真空容器１内で上下
動し得るよう構成されている。し１中、２（ｌよ供給管
１６とボス部１７との摺接面をシールするパツキンを示
す。

注射針１３は給液タンク４の底部に垂ドして多数取り付
けられ、給液タンク４の下降時に注射針１３が原料肉塊
Ｍに突き刺さり、給液タンク１４に供給されるピックル
液を注射針１３の先洩部に設けられた開口（図示せず〕
から噴射させて原料肉塊Ｍに注入するようになつＣいる
。なお、本発明者が特願昭５４−０３０／り５号及び特
願昭５７−０１０１ｔ’？７号において提案したように
、各注射針１３の下部に前記開口を開閉する可動弁体２
１を摺動可能に嵌装し、原料肉塊Ｍに突き刺きれた注射
針１３だけから、しかも原料肉塊ＭＫ刺通している間の
みピックル液が注射針１３の先端開口から噴射される構
造とすることが好ましい。

次に作動を説明する。

第１図は真空容器１の蓋体３が上昇位置にある状態を示
している。この状態で無端コンベヤ８が間欠的に駆動し
、原料肉塊Ｍを投入したバケット２を順次性液位ｆ１．
．ａ−ａへ移送させ、注液位置ａ−ａで一時的に停止さ
せる。パケット２が注液位置で停止すると、まずシリン
ダ装置１０．１０が作動して蓋体３を押し下げ、その鍔
部４をバケツ゛ト２の鍔部６に押接すると共に、パツキ
ン６のシール作用によって密閉した真空容器１が形成さ
れる。このとき注射針１３及び給液タンク１４も蓋体３
と一緒に下降するが、注射針１３はまだ原料肉塊Ｍに突
き刺さらない。

続いて真空容器１内の空気が真空ポンプ（図示せず）に
より接続ロアを通じて吸引され、真空容器１内を真空状
態にする。この状態でシリンダ装置１８が作動して給液
タンク１４及び注射針１３を押し下げると、各注射針１
３が原料肉塊Ｍに突き刺ざり、前述のようにその先端開
口からピック／Ｌ／液が噴射して原料肉塊Ｍに注入され
るが、原料肉塊Ｍは真空状態の中にあるので、注入され
たピックル液は原料肉塊Ｍ内を四方人力に吸引されて分
散し、肉塊Ｍ全体にわたってきわめて迅速かつ均等に浸
透する。同時に注射針１３を通じて混入する空気その他
の気体も吸引除去される。なお。

上記の注液時間が長引くと、原料肉塊Ｍに注入したピッ
クル液が外部まで吸い出され空気と一緒に吸引排出され
るおそれがあるので、原料肉棟瓦の種類、大きさによっ
ては注液作業の途中又は光子直前において真壁容器１内
の圧力を大気圧まで戻すことが望ましい。

以上説明したように、本発明方法は、原料肉塊を真空容
器に収容した状態で該原料肉塊にピックル液を注射針を
通じて注入するようにしたから、ピックル液が肉塊全体
に均等に分散して浸透すると共に、肉塊に混在する気泡
も除去することができ、またピックル液の供給圧力を低
くしても十分注入可能となるので、肉質の損傷がない。

したがって本発明によれば１品質の一定した原料肉が容
易に得られる。

また１本発明装置によれば、上記注液方法を容易に自動
化できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法を実施する注液装置の要部縦断正面
図、第２図は同作動状態を示す要部縦断正面図、第８図
は同注液状態を示す部分断面図である０

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、原料肉塊を真空容器に収容し、該肉塊に注射針を突
   き刺し、該注射針を通じて供給されるピックル液を前記
   肉塊に注入することを特徴とする原料肉塊の注液方法。 ２、注液が完了する直前に前記真空容器内の圧力を大気
   圧に戻すことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   原料肉塊の注液方法。 ６、原料肉塊を真空状態に収容する開閉自在の真空容器
   と、該真空容器内に昇降可能に配設された注射針と、該
   注射針にピックル液を加圧供給する給液手段とｆｓえ、
   前記注射針がその下降時に前記真空容器内に収容されて
   いる原料肉塊に突き刺さシビツクル液を原料肉塊に注入
   するように構成烙れている原料肉塊の注液装置。 ４、前記真空容器が原料肉塊を受容するパケットと該パ
   ケットを密閉する蓋体とからなり、該蓋体に前記注射針
   が昇降可能に取シ付けられ、かつ前記蓋体に真空ポンプ
   への接続口が設けられている特許請求の範囲第８項記載
   の原料肉塊の注液装置。 ５、前記パケットが間欠的に駆動する無端コンベヤに適
   当間隔をおいて載架され、順次注液位置へ移送されるよ
   うに構成されておシ、かつ前記蓋体が注液位置で上下動
   可能に配設され、その下降時に前記パケットに密接して
   真空容器を構成するようになっている特許請求の範囲第
   ４項記載の原料肉塊の注液装置。