JPS5926408B2 - 熱交換器のためのリボン状フイン素材にスリットを切込むためのスリット切込み装置 - Google Patents

熱交換器のためのリボン状フイン素材にスリットを切込むためのスリット切込み装置

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JPS5926408B2
JPS5926408B2 JP56216185A JP21618581A JPS5926408B2 JP S5926408 B2 JPS5926408 B2 JP S5926408B2 JP 56216185 A JP56216185 A JP 56216185A JP 21618581 A JP21618581 A JP 21618581A JP S5926408 B2 JPS5926408 B2 JP S5926408B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、フィンスリット切込み装置に関し、特に、フ
ィンシート素材を、熱交換器のためのフィンの形に形成
するに先立ってフィンにスリットを形成することができ
るように、協同するスリット切込みホイールを整合状態
に維持するための装置に関する。
熱伝達率を高めるために熱交換管の周りに金属製フィン
をつる巻状に巻装するフィン巻装型熱交換器に使用され
るフィン形態は多数ある。
例えば平滑表面の管からフィン部材を突出させ、管内を
通る流体から管およびその外面に装着されているフィン
と熱交換関係をなして流れる空気または他のガスへの熱
伝達を高めるようになされている。
好ましいフィン形態の１つとして中央べた部分を有する
Ｕ字形フィンがある。
Ｕ字形フィンの場合、中央のべた部分は、管との間の熱
伝達を高めるために管の外面に衝接して巻着し、Ｕ字形
の２つの脚部は、スリットによって分割して外方に突出
させる。
これらの脚部は、多数の小さい針葉状部片を構成し、フ
ィンを管の周りに巻着したとき、熱交換表面を画定する
一連の突起を形成する。
このＵ字形フィンは、帯状のフィン素材の中央部をべた
のままに残し、中央べた部分からフィン素材の両側縁に
まで延びる多数の隔置したスリットが形成されるように
フィン素材のロールに切込みを入れることによって形成
される。
この平坦なフィン素材をＵ字形に転造し、中央へた部分
がＵ字のベースを形成し、スリットを有する両側部分が
Ｕ字の両側脚部を形成するようにする。
このＵ字形フィン素材を管の周りに巻着して熱交換器を
形成する。
１対の協同するスリッタホイールによりフィン素材にス
リツ、トを形成するが、各スリッタホイールは、一連の
突出歯を有しており、１対のホイールの歯が協同してフ
ィン素材にスリットを切込む。
このスリット切込みは、比較的高速度で行われ、両方の
スリッタホイールが十分な速度で回転する間スリッタ歯
を相互に整合した状態に維持しなければならない。
スリッタホイールの速度は、管に巻着されるフィンの巻
きつけ速度に関連して変えられるので、１対のスリック
ホイールを整合状態に維持するための積極的な手段を設
けることが必要である。
即ち、第１スリツタホイールを駆動するモーフの回転速
度が変えられたならば、その結果として第２スリツタホ
イールの速度も同様に変化するようにしなければならな
い。
第２スリツタホイールを整合状態に維持する積極的手段
が設けられていなければ、第２スリツタホイールは、第
１スリツタホイールの回転速度が変えられたとき、第１
スリツクホイールの速度を上回ったり、下回ったりする
ことになることがある。
スリッタの歯と歯の間の間隔が大きくなりすぎると、ス
リットが切込まれなくなるので、スリッタの歯を整合状
態に維持する必要がある。
反対に、スリッタの歯間間隔が小さくなりすぎると、ス
リッタホイールが損傷される場合がある。
本発明によれば、各スリックホイールの軸に切欠き入す
プーリを取付ける。
各プーリの切欠きに係合する突起を備えた両面ベルトを
該１対のプーリの間に架は渡し、それらのプーリを互い
に反対方向に回転させる。
この両面ベルトは、両プーリを整合状態に維持し、スリ
ッタの歯を適正位置に維持するとともに、両プーリ間の
僅かな隔通性を可能にしスリッタホイールへの損傷を防
止する働きをする。
添付図を参照して説明すると、第１図にはスリッタ機台
１０が示されている。
機台１０には駆動軸１４と被動軸１６が取付けられてお
り、軸１４に駆動プーリ２０が、軸１６に被動プーリ２
４が固定されている。
１駆動プーリ２０と被動プーリ２４とは両面ベルト４０
によって連結されている。
ベルト４０は、更に、調節自在の軸１８に取付けられた
調節自在のプーリ２２と、軸１９に取付けられた遊びプ
ーリ２６に係合しており、プーリ２４．２６，２６を内
側に有する閉ループを構成している。
１駆動プーリ２０は、両面ベルト４０の外側面に係合し
ている。
第１図に示された矢印は、１駆動プーリ２０および被動
プーリ２４の回転方向を示す。
各プーリは、ベルト４０の両面から突出している突起４
１を受容するための切欠きを有している。
調節自在プーリ２２は、調節用スラント２７を有するプ
ーリブラケット２５に取付けられている。
プーリブラケット２５をそのスロット２７にボルトを通
して機台１０に固定することによってベルト４０に適正
な緊張を与えることができる。
第４図を参照すると、スリッタ機台１０はベース５０と
キャップ５２を有している。
駆動軸１４は、モータ１２と、下側スリッタホイール３
０と、駆動プーリ２０に連結されている。
被動軸１６には上側スリッタホイール３２と被動プーリ
２４が取付けられている。
軸１４および１６は、機台１０に軸受５４によって支持
されている。
更に、プーリ２６は、プーリ２０．２４と同一の垂直平
面内にあり、両面ベルト４０はそれらのプーリの間をぬ
うようにして架は渡されており、それらのプーリを駆動
する。
軸１６と被動プーリ２４との角度位置関係を制御するた
めに位相変換器７０（第１および４図）が軸１６と被動
プーリ２４に取付けられている。
各プーリには、両面ベルト４０から突出した突起４１を
受容する切欠き２９が設けられている。
第２図は、スリットを切込まれたリボン状フィン素材６
０の一部分を示す。
リボン状フィン素材６０は、中央べた部分６５と、該中
央べた部分からフィン素材の外縁にまで延長した多数の
スリット６３を有している。
これらのスリットとスリットの間にフィン６２が画定さ
れる。
フィン６２は、フィン素材全体が断面でみてＵ字形に湾
曲されたときＵ字の両脚部を形成する。
第３図は、下側スリッタホイール３０の歯３４と、上側
スリッタホイール３２の歯３４の相互作用を示す拡大図
である。
各歯３４は、頂面５８と、後行縁５６と、垂直縁５５を
有している。
スリッタホイール３０．３２が回転すると、下側スリッ
タホイール３０の歯の頂面５８が上側スリッタホイール
３２の歯の頂面に接触しないように、そして、各歯の垂
直縁５５と５５の間に間隙穴が形成されるような態様で
上下ホイールの歯３４が整合する。
これらの歯は、フィン素材にスリットが切込まれるよう
に最少限の間隙穴を画定するように整合状態に維持され
る。
更に、歯３４は、その頂面５８が相互に係合することが
ないように（即ち歯が損傷されないように）整合状態に
維持しなければならない。
突起４１を備えた可撓性両面ベルト４０の使用は、スリ
ッタの歯間間隙が最少に維持されるようにそれぞれのプ
ーリを所定の相対位置に維持し、僅かな隔週性を付与し
、ベルト４０はその隔週性によりスリッタ歯の製造誤差
を補償する。
ベルトの使用と、そのベルトから突出している突起と、
それらの突起をプーリの切欠きに係合させることとが相
俟って、歯を整合状態に維持するのに必要な量のプーリ
および軸間の制御を可能にする。
第５図は、軸１６に装着することができる位相変換器７
０を示している。
（この位相変換器は、米国ケンタラキー洲のエマーツン
・エレクトリツ社からモデルＡＡＨシンクロ・アングル
調節バブとして市販されている。
）位相変換器７０は、被動プーリ２４に装着されたもの
として第５図に分解図で示されている。
位相変換器の主な構成部品は、プーリ連結器７６と、位
置調節器７４と、軸連結器７２である。
これらの部品は、被動プーリ２４の後面から通されプー
リ連結器７６に螺着されたボルト１０４によって組み合
わされる。
ボルト１０４は、被動プーリ２４とプーリ連結器７６を
互いに固定位置関係に保持する。
プーリ連結器７６に心合プラグ１００が突設されている
。
心合プラグ１００は、プーリ連結器７６および被動プー
リ２４を位置調節器７４および軸連結器７２に対して回
転させるための支点として使用される。
位置調節器７４は、それに穿設された調節スロット９２
を通しプーリ連結器７６の穴９４に螺合させたボルト９
０によってプーリ連結器７６に固定される。
心合用プラグ１００は、位置調節器７４の心合用スロッ
ト１０２内に嵌入する。
調節器７４に穿設されたねじ穴８９に止めねじ８８を挿
入する。
軸連結器７２は、それに穿設された穴８４を通して位置
調節器７４のねじ穴８６に螺入させたボルト８０によっ
て該調節器に固定される。
軸連結器７２には、被動軸１６から突出させたキーに係
合するためのキー溝８２が形成されている。
位相変換器は、位置調節器７４と軸連結器７２が互いに
錠止され、被動軸１６に取付けられるように組立てられ
る。
被動う°−リ２４とプーリ連結器７６は相互に固定され
、可撓ベルト４０に連結される。
ボルト９０を弛めれば、被動軸１６、位置調節器７４お
よび軸連結器７２を被動プーリ２４およびプーリ連結器
７６に対して回動させることができ、それによって上側
スリックホイールと下側スリッタホイールのスリッタ歯
を整合させることができる。
この整合は、止めねじ８８を調節し、スリッタホイール
をプーリに対して相対的に回動させることによって行う
ことができる。
スリッタホイールが適正に位置ぎめされたならば、ボル
ト９０を締めて軸１６を被動プーリ２４に対して固定す
る。
このように、この位相変換器は、スリッタ歯を整合させ
るために被動プーリと軸とを相対的に回動させるのを可
能にする。
モータ１２を付勢すると、駆動軸１４が回転せしめられ
、それによって可撓ベルト４０に係合している駆動プー
リ２０を駆動する。
ベルト４０は、位相変換器７０を介して被動軸１６に連
結されている被動プーリ２４を回転させ、上側スリッタ
ホイール３２を下側スリッタホイールとは反対の方向に
回転させる。
プーリの切欠きに係合する突起を備えた可撓ベルト４０
は、スリッタ歯を整合状態（こ維持し、しかも、系内に
生じる衝撃を吸収するある程度の隔週性を与える。
以上、本発明を好ましい実施例に関連して説明したが、
本発明の精神および範囲から逸脱することなく、いろい
ろな変更、変型が可能であることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
第１図はプーリおよびベルトを備えたスリッタ機台の端
面図、第２図は平坦なスリット入りリボンの形に形成さ
れたフィン素材の平面図、第３図はスリッタホイールの
歯の噛合態様を示す部分断面図、第４図はスリッタ機台
の側面図、第５図は位相変換器の分解図である。 図中、１２はモータ、１４は、駆動軸、１６は被動軸、
２０は１駆動プーリ、２２は調節プーリ、２４は被動プ
ーリ、２６は遊びプーリ、２９は切欠き、３０．３２は
スリッタホイール、３４は歯、４０はベルト、４１は突
起。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １ 熱交換器に使用するためのリボン状フィン素材６０
    にその側縁から横断方向内方へ延長する複数のスリット
    ６３をフィン素材の長手方向に間隔を置いて切込むため
    のスリット切込み装置において、 各々円周面に円周方向に密な間隔を置いて形成された複
    数の歯３４を有する第１スリツタホイール３０および第
    ２スリツタホイール３２をそれぞれ第１軸１４および第
    ２軸１６に取付け、第１スリツタホイールおよび第２ス
    リツタホイールの各々の歯３４は、それぞれのホイール
    の半径方向最外方部分に位置する頂面５８と、該頂面か
    ら半径方向内方へ延長し隣接する歯との間に空間の一部
    を画定する垂直縁５５を有しており、第１スリツタホイ
    ールの各歯の頂面を第２スリツタホイールの対応する歯
    と歯の空間内へ突入させ、第２スリツタホイールの各歯
    の頂面を第１スリツタホイールの対応する歯と歯の間の
    空間内へ突入させ、該両スリッタホイールの間を通され
    る前記フィン素材にスリットが切込まれるように該両ス
    リッタホイールの各歯の対応する垂直縁５５を互いに僅
    かにずらせて歯間間隙（５）を画定するようにして前記
    第１軸１４または第２軸１６を回転駆動するための駆動
    手段１２を設け、第１軸および第２軸にそれぞれ第１プ
    ーリ２０および第２プーリ２４を取付け、前記駆動手段
    に連結された一方の軸１４の回転１駆動力を他方の軸１
    ６およびそれに取付けられたスリッタホイール３２に伝
    達するとともに、該両スリッタホイールを整合状態に維
    持するために第１プーリを第２プーリに連結する両面プ
    ーリベルト４０を設け、該ベルトは、一方のスリッタホ
    イールの歯の頂面が他方のスリッタホイールの歯の頂面
    に係合した場合にそれらの歯が損傷されるのを防止する
    ために僅かに伸長するだけの弾性を有し、しかも、フィ
    ン素材にスリットを切込むことを可能にするために両ス
    リッタホイールの歯の対応する垂直縁と垂直縁の間に所
    望の間隙囚を維持するのに十分な非弾性を有するものと
    したことを特徴とするスリット切込み装置。 ２ 前記第１プーリ２０および第２プーリ２４は、いず
    れも、ベルトを受容する切欠き２９を有しており、前記
    プーリベルトは、その両面から突出した突起を有してお
    り、ベルトの一方の面を第１プーリに、そしてベルトの
    他方の面を第２プーリに係合させ、ベルトの突起が両プ
    ーリの切欠きに係合して前記両スリッタホイールを整合
    状態に維持するようにした特許請求の範囲第１項記載の
    スリット切込み装置。 ３ 遊びプーリ２６と調節プーリ２２を設け、前記プー
    リベルトを第１プーリと、第２プーリと、遊びプーリと
    調節プーリとに連結して単一のループを形成し、第１プ
    ーリが第２プーリと反対の方向に回転されるようにした
    特許請求の範囲第１項記載のスリット切込み装置。 ４ 前記第１プーリを第１軸に、または第２プーリを第
    ２軸に固定するための位相変換器７０が設けられ、該位
    相変換器は、前記両スリッタホイールの間の適正な整合
    関係を設定するように第１または第２プーリをそれに対
    応する軸に対して調節位置に固定することを可能にする
    ようにした特許請求の範囲第１項記載のスリット切込み
    装置。 ５ 第１プーリ２０を備えた第１軸１４、第２プーリを
    備えた第２軸１６、前記遊びプーリ２６および調節プー
    リ２２は、いずれも、単一のスリッタ機台の一部として
    取付けられている特許請求の範囲第３項記載のスリット
    切込み装置。
JP56216185A 1980-12-29 1981-12-28 熱交換器のためのリボン状フイン素材にスリットを切込むためのスリット切込み装置 Expired JPS5926408B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US221094 1980-12-29
US06/221,094 US4402240A (en) 1980-12-29 1980-12-29 Heat exchanger ribbon slitting device and method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57138513A JPS57138513A (en) 1982-08-26
JPS5926408B2 true JPS5926408B2 (ja) 1984-06-27

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ID=22826326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56216185A Expired JPS5926408B2 (ja) 1980-12-29 1981-12-28 熱交換器のためのリボン状フイン素材にスリットを切込むためのスリット切込み装置

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JP (1) JPS5926408B2 (ja)
KR (1) KR880002617B1 (ja)
AR (1) AR226626A1 (ja)
AU (1) AU546805B2 (ja)
BR (1) BR8108394A (ja)
CA (1) CA1169352A (ja)
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IN (1) IN157672B (ja)
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