JPS5926291B2 - ジャ−炊飯器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は炊飯および長時間の保温を行なうジャー炊飯器
の表示部の構成に関するものである。

従来、電気部品を表示部に備えたジャー炊飯器において
、炊飯ヒータおよび保温ヒータからの伝導、輻射、対流
による熱伝導に対し、電子部品の耐熱性が要求されると
ともに、電子部品が断熱材に接しているため、断熱材が
入り込み吸湿などによる絶縁性が低下するという問題が
あった。

本発明は上記従来のジャー炊飯器の欠点を解消するもの
で、以下に本発明の実施例について、添付図面を参照し
て説明する。

図において、１は筒状で二重断熱構造の本体であり、上
面開口には開閉自在な蓋２が設けられている。

３は本体１の内底部に固定された炊飯ヒータである。

４は炊飯ヒータ３に着脱自在に載置された内鍋である。

５は炊飯ヒータ３を貫通し、内鍋４に接触して熱感知す
る炊飯用サーモスイッチである。

６．７は本体内側に設けられた保温ヒータ、保温用温度
制御素子である。

８は蓋２の下面に設けられた放熱板であり、放熱板の上
面には線状のコードヒータよりなる蓋ヒータ９が設けら
れている。

１０は放熱板８の下面に着脱自在に取付けられた内蓋で
ある。

１１は本体側面に固定された表示板であり、この表示板
１１の裏面に、電子部品１２が固定された基板１３が併
設されている。

１４は電子部品１２を覆うとともに、電子部品１２から
本体側電気部へ接続するリード線１５の付根部分がはめ
込まれる凹部１６が形成された樹脂製のカバーであり、
このカバー１４および基板１３を同時にビス１７で表示
板１１に螺着しである。

また、この螺着により、カバー１４はリード線１５を保
持するように基板１３に重合している。

なお、基板１３とカバー１４はビス１７により螺着され
る以前は、あらかじめ、カバー１４に爪部１４ａを、基
板１３に凹部１３ａを設け、カバー１４の弾性を利用し
て、爪部１４ａを凹部１３ａに係合しておくと、ユニッ
ト化され、螺着が容易となる。

上記構成において、カバー１４は電子部品１２を完全に
外部と遮断し、炊飯ヒータ３、保温ヒータ６からの熱を
遮蔽し、保護するとともに、断熱材とも遮蔽し、防塵効
果も有する。

また、カバー１４の凹部１６によりリード線１５の配線
方向を一定にするとともに、リード線１５に引張力が加
えられても凹部１６により押さえられているので半田付
部に力が加わらず、断線の危険がない。

以上の説明から明らかなように、本発明によれはカバー
により電子部品を熱および塵から保護するとともに、カ
バーと基板を重合してユニット化することにより、組立
作業性が向上する。

また凹部がリード線を正大保持するので、リード線の断
線あるいはハンダ外れを防止することができるなど、そ
の工業的価値は犬なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すジャー炊飯器の断面図
、第２図は同要部の一部欠截側面図、第３図は同要部分
解斜視図、第４図は同要部組立斜視図である。 １・・・・・・本体、３・・・・・・炊飯ヒータ、６・
・・・・・保温ヒータ、１１・・・・・・表示板、１２
・・・・・・電子部品、１３・・・・・・基板、１４・
・・・・・カバー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 筒状で断熱材を介在させた二重構造の本体と、本体
   内底部に設けた炊飯ヒータと、前記本体内側に設けた保
   温ヒータを備えてなるジャー炊飯器において、本体側面
   に表示板を設け、この表示板の裏面に、電子部品が固定
   された基板を併設し、この基板の裏面に、電子部品を覆
   い、かつ電子部品から本体側電気部へ接続するリード線
   を正大保持する凹部を有した樹脂カバーを重合させて設
   け、前記基板と樹脂カバーをユニット化するとともに、
   このユニット化した基板およびカバーを同時に前記表示
   板に螺着したジャー炊飯器。