JPS592621Y2 - 販売機の商品収納装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は機体内に屈曲しながら上下方向に延在して大き
さの異なる複数種の転がる商品を収納した商品走行路を
形成し、この商品走行路の上部に開口した商品投入口部
に投入する商品の大きさに対応した商品案内装置を着脱
可能に設けて戒る販売機の商品収納装置に関する。

従来、この種の装置として実公昭５１−１０７８８号が
知られている。

そしてこの公報には、機体内に屈曲しながら上下方向に
延在して転がる商品を転勤可能に収納するよう複数の線
材にて商品走行路を形成した商品収納室を設け、該室下
部の商品送出機構にて商品を販売するよう構成した自動
販売機において、前記室の上部に開口した商品挿入口部
には該挿入口部の幅を制限すると共に商品の誘導路を形
成するよう所定長さ前記室内へ挿入した商品案内装置を
設け、該案内装置は左右側部に前記室の幅を制限して挿
入された商品を下方へ誘導する制限部及び該案内装置を
前記室の略中夫に位置せしめる移置決め部を形成して前
記挿入口部に着脱可能に支持して長さの異なる商品の収
納を可能とした商品収納装置が開示されている。

しかしながら上記装置では特に短い商品が案内装置の後
端から下方へ落下するときに商品の転勤姿勢が変わり易
く、収納室内に詰りを生じる虞れがあった。

即ち、最近のこの種の装置の商品収納室は大小複数種の
長さ及び径の異なる商品を収納可能とするために、板状
の走行部材にて収納すべき最大商品の長さ及び径の寸法
に対応する商品収納室を形成しているが、最大商品と最
小商品との寸法に大きな差があるために、最小商品が商
品収納室内で転勤不能な姿勢に回転し易いものである。

従って従来の案内装置では最小商品を収納する場合、該
最小商品は案内装置内を転動する際は該案内装置によっ
て収納室幅の中央に位置するように案内されるが、案内
装置内での商品は投入された直後であるため商品の転動
力は弱く慣性が生じない状態であるから、案内装置の後
端から大きく形成された下方の収納室へ落下するときに
姿勢が不安定となり、商品詰りを生じる虞れがあった。

本考案は上記の点から、小なる商品が商品走行路内で詰
まることなく円滑に商品収納販売が遠戚できるための極
めて簡単な装置を提供するものである。

次に本考案の実施例を図に基づき詳述する。

１は販売機本体、２は本体１の前面開口を閉じるよう設
けた扉、３は板状で湾曲した複数の走行部材４によって
屈曲しながら上下方向に延在して商品を収納するよう構
成された商品走行路で、左右側壁５，５′は収納される
略円柱状の商品６の長さよりも若干大なる商品収納幅を
保つよう並設し、相対向する走行部材４，４間は収納さ
れる略円柱状の商品６の直径Ａよりも若干大なる商品収
納幅１□を有するよう構成している。

７は商品走行路３の上部に開口した商品投入口で、この
投入ロアから投入された商品６は投入走行部材８で作ら
れた商品投入走行路８Ａの傾斜に沿って後方に降下して
商品走行路３の下部に設けた商品係止装置（図示せず）
に停止された状態で走行路３内に商品の多数が一列に収
納される。

９は前記投入走行部材８下端即ち商品投入走行路８Ａの
後端に対向して位置して戒る走行部材で、上５下端部の
中間を可動自在に軸支して上下端部が可動可能に威すと
共に湾曲した下端部は前記走行部材４の上端に載置する
よう威し該走行部材４と連続して商品送行路３の商品収
納幅１１を形成するよう構成している。

１０は商品投入ロアおよび投入走行部材８部において投
入ロアの幅を制限すると共に商品の投入走行路１１を形
成するよう所定長さ商品走行路３内へ挿入して前記走行
部材９を可動せしめる商品案内装置で、所定の収納商品
６よりも若干短く且つ細い商品６′を商品走行路３に円
滑に収納可能ならしめるためのものである。

商品案内装置１０は投入走行路１１の左右側部に商品６
′の側面を制限する制限壁１２．１２’及び案内装置１
０を商品走行路３の幅の略中央部に位置せしめる位置決
め辺１３を形成しており、制限壁１２．１２の後端部に
は投入走行部材８部装着時に前記走行部材９の軸支部１
４より上部を押圧して該走行部材９を可動せしめる押圧
部１５を形成している。

即ち案内装置１０を投入走行部材８部に装着すると押圧
部１５は走行部材９の上部を所定寸法押圧する。

従って該走行部材９は軸支部１４を中心にして第３図に
於て時計方向へ回動し、下端部が商品走行路３内方へ所
定寸法延出して所定の収納商品６よりも細い商品６′を
収納可能な該商品６′の直径Ｂよりも若干大なる商品収
納幅１２を形成するよう構成している。

１６，１７は投入走行部材８の前後端部に係止する係止
部で、案内装置１０を投入走行部材８に着脱自在に係止
している。

上記の如く商品走行路の上端で商品投入走行路の後端に
対向して位置して戊る走行部材を上下が可動戒るよう中
間を軸支して商品案内装置を商品投入走行路に装着した
ときに該商品案内装置によって前記走行部材を可動せし
め、この走行部材の下端が商品走行路内へ所定寸法延出
するよう威し、この走行部材の下部とこれに対向して位
置する走行部材との商品走行路の幅を小なる商品の商品
走行路と成るよう構成せしめたものである。

従って投入口から投入された小なる商品が投入走行路か
ら商品走行路内へ落下転動する際には走行部材によって
該商品に適応した商品走行路が形成されているので例え
該小なる商品の転動力が弱い状態にて商品案内装置の後
部から商品走行路内へ落下したとしても、商品案内装置
によって可動された走行部材の下部と投入走行路の後端
とによって商品姿勢の変動が規制され安定した落下転勤
が得られるとともに転動力が与えられる。

従って該落下時に安定した転勤が得られることにより以
後の商品転勤に慣性が生じ商品はスムースに商品走行路
下部へ転動することが出来る。

このため商品走行路の全長に亘って小なる商品のための
転勤を誘導する特別な装置を設ける必要がなく、極めて
安価にして円滑な商品収納が遠戚できるとともに、販売
機の収納する商品寸法の適用範囲を広くすることができ
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の販売機の側断面図、第２図は同様の投入
口部の正面図、第３図は本考案による案内装置を具備し
ない状態の要部側面図、第４図は本考案の商品案内装置
の斜視図、第５図は本考案による案内装置を具備した要
部側面図、第６図は同様の投入口部の正面図である。 ３・・・商品走行路、８Ａ・・・商品投入走行路、９・
・・走行部材、１０・・・商品案内装置。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 機体内に屈曲しながら上下方向に延在して大きさの異な
   る複数種の転がる商品を転勤可能に収納するよう複数の
   走行部材にて商品走行路を形成し、該商品走行路の上部
   に開口した商品投入口部に続く商品投入走行路に、投入
   する商品の大きさに対応した商品案内装置を着脱可能に
   設けて成る販売機において、前記商品走行路の上端で前
   記商品投入走行路の後端に対向して位置して成る走行部
   材を上下が可動酸るよう中間を軸支するとともに、装着
   時に該走行部材の上部を後方へ押圧して下部を商品走行
   路内方へ延出せしめ該走行部材の下部と該下部に対向す
   る商品投入走行路の後端との間隔を所定間隔と或す押圧
   部を前記商品案内装置の後端部に設けて成る販売機の商
   品収納装置。