JPS5925894Y2 - 空気噴射式織機の緯入れ装置 - Google Patents
空気噴射式織機の緯入れ装置Info
- Publication number
- JPS5925894Y2 JPS5925894Y2 JP10447180U JP10447180U JPS5925894Y2 JP S5925894 Y2 JPS5925894 Y2 JP S5925894Y2 JP 10447180 U JP10447180 U JP 10447180U JP 10447180 U JP10447180 U JP 10447180U JP S5925894 Y2 JPS5925894 Y2 JP S5925894Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weft
- air
- guide
- small holes
- nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は空気噴射式織機の緯入れ装置の改良に関する。
従来、空気噴射式織機において、例えば特開昭54−1
60850号公報に示されるように、クローズド状の案
内孔を有する案内子を緯入れ方向に所定の間隙をもたせ
て並設し、単一のノズル孔を有する補助ノズルから案内
孔の軸線に対し斜めに空気を噴出して緯入れ方向に高速
の気流を生成することにより、この気流に乗せて緯糸を
緯入れするようにしたものが知られている。
60850号公報に示されるように、クローズド状の案
内孔を有する案内子を緯入れ方向に所定の間隙をもたせ
て並設し、単一のノズル孔を有する補助ノズルから案内
孔の軸線に対し斜めに空気を噴出して緯入れ方向に高速
の気流を生成することにより、この気流に乗せて緯糸を
緯入れするようにしたものが知られている。
しかしながら、このような装置であると、緯糸搬送に十
分な流量を得るために補助ノズルのノズル口をある程度
大きくする必要があるから、そのノズル口からの噴出空
気は乱流状態(レイノルズ数が大)になる。
分な流量を得るために補助ノズルのノズル口をある程度
大きくする必要があるから、そのノズル口からの噴出空
気は乱流状態(レイノルズ数が大)になる。
従って、飛走してきた緯糸がこの気流に乗ると乱流に巻
込まれ、特に緯糸の先端部の通過後、中間部がこの気流
に吹送られるとこの部分がV字状になり、このようにな
ると緯糸が特に強撚糸の場合自己の撚回力よりもつれて
織疵となる不具合があった。
込まれ、特に緯糸の先端部の通過後、中間部がこの気流
に吹送られるとこの部分がV字状になり、このようにな
ると緯糸が特に強撚糸の場合自己の撚回力よりもつれて
織疵となる不具合があった。
本考案は上述の不具合を防止することを目的とし、ため
に補助ノズルからの噴出流が層流となるようにしたもの
で、具体的にはノズルを同一方向に開口する小孔の集合
体としてこれら小孔内を通過する空気が層流になるよう
にレイノルズ数が例えば2000以下になるように小孔
の径を定めたものであり、また案内子の案内孔を平行な
相対する面を有するものとし、小孔群を前記平行な相対
する面に沿わせてたて長状に集合して形成するようにし
たものである。
に補助ノズルからの噴出流が層流となるようにしたもの
で、具体的にはノズルを同一方向に開口する小孔の集合
体としてこれら小孔内を通過する空気が層流になるよう
にレイノルズ数が例えば2000以下になるように小孔
の径を定めたものであり、また案内子の案内孔を平行な
相対する面を有するものとし、小孔群を前記平行な相対
する面に沿わせてたて長状に集合して形成するようにし
たものである。
これによれば、小孔から空気を層流の状態で噴出するよ
うに小孔の径を定めであるから、小孔からの層流の気流
が前記平行な相対する面の一方に斜めに当たってはね返
り、またこれと平行な相対する面に当たって、乱れなく
層流ではね返るので、案内孔内には層流が生じているこ
とになる。
うに小孔の径を定めであるから、小孔からの層流の気流
が前記平行な相対する面の一方に斜めに当たってはね返
り、またこれと平行な相対する面に当たって、乱れなく
層流ではね返るので、案内孔内には層流が生じているこ
とになる。
したがって、緯糸はこの層流に乗って搬送され、乱れな
く案内した状態で飛走する。
く案内した状態で飛走する。
以下に本考案を第1図〜第3図に示す一実施例に従って
説明する。
説明する。
図において、1は筬、2は案内装置である。
この案内装置2は、案内子3を緯入れ方向に所定の間隙
をもたせて並設し、それらの基部を案内子ホルダ4に固
着してなる。
をもたせて並設し、それらの基部を案内子ホルダ4に固
着してなる。
そして、この案内子ホルダ4を筬1の下枠と共にリード
ホルダ5の溝部に挿入して固定しである。
ホルダ5の溝部に挿入して固定しである。
各案内子3にはクローズド状の案内孔6と緯糸脱出用間
隙7とが備えられ、案内孔6の列により緯糸搬送用空気
の案内通路を形成している。
隙7とが備えられ、案内孔6の列により緯糸搬送用空気
の案内通路を形成している。
ここで、適宜の案内子3間(案内孔6とほとんど重なら
ない部分)に補助ノズル8を配設しである。
ない部分)に補助ノズル8を配設しである。
この補助ノズル8は案内子ホルダ4の端面間に取付けら
れたブロック9上に立設してあり、その本体の断面は楕
円状に形成して楕円の短軸を案内孔6の軸線に平行に配
する。
れたブロック9上に立設してあり、その本体の断面は楕
円状に形成して楕円の短軸を案内孔6の軸線に平行に配
する。
そして、この補助ノズル8のノズル孔は案内孔6の軸線
に対し斜め方向を指向させて約0.15φ程度の小孔1
0を多数(例えば70個)開設しである。
に対し斜め方向を指向させて約0.15φ程度の小孔1
0を多数(例えば70個)開設しである。
そして、案内孔6を平行な相対する面を有するたて長と
し、小孔10の配列もたて方向に長くしである。
し、小孔10の配列もたて方向に長くしである。
尚、小孔10の数は搬送に必要な流量に応じて設定する
。
。
次に作用を説明する。
緯入れ時期になると、主ノズル(図示せず)と案内孔6
とが相対して、主ノズルから空気が噴射され、これによ
って緯糸は案内孔6内に搬送される。
とが相対して、主ノズルから空気が噴射され、これによ
って緯糸は案内孔6内に搬送される。
そして、緯糸の先端部が補助ノズル8付近に到達する直
前に、補助ノズル8のノズルロ従って多数の小孔10か
ら空気が案内孔6の軸線に対し斜めに噴出され、この噴
出空気は案内孔6によって案内されて先方へ流れ、この
気流に乗って緯糸が緯入れされる。
前に、補助ノズル8のノズルロ従って多数の小孔10か
ら空気が案内孔6の軸線に対し斜めに噴出され、この噴
出空気は案内孔6によって案内されて先方へ流れ、この
気流に乗って緯糸が緯入れされる。
ここで、補助ノズル8の小孔10からの気流について考
えてみると、レイノルズ数Reはメ氾(ρは空気密度、
■は小孔10内の速度、Dは小孔10の径、μは粘性係
数)で表わすことができ例えば気流の流速Uを200
m/secとして計算すると1990になる。
えてみると、レイノルズ数Reはメ氾(ρは空気密度、
■は小孔10内の速度、Dは小孔10の径、μは粘性係
数)で表わすことができ例えば気流の流速Uを200
m/secとして計算すると1990になる。
レイノルズ数2000以下では層流となることが知られ
ているので、補助ノズル8の小孔10内は層流となり、
ここから噴出する気流も層流となる。
ているので、補助ノズル8の小孔10内は層流となり、
ここから噴出する気流も層流となる。
従って飛走してきた緯糸が補助ノズル8からの気流に乗
っても該気流が層流であるから、緯糸が大きく乱れるこ
とはなく、従ってもつれも上巳ない。
っても該気流が層流であるから、緯糸が大きく乱れるこ
とはなく、従ってもつれも上巳ない。
また主ノズル及び補助ノズルからの噴出空気は案内孔に
より案内されるので拡散が少なく、したがってノズル口
出口での流速が200 m/sec位でも十分搬送力が
ある。
より案内されるので拡散が少なく、したがってノズル口
出口での流速が200 m/sec位でも十分搬送力が
ある。
尚、小孔10は放電加工やドリルによって形成すればよ
い。
い。
以上のように本考案によれば、補助ノズルからの噴出流
を層流にしたので緯糸が極端に折れ曲がることがなく、
従ってもつれも生じないという効果が得られる。
を層流にしたので緯糸が極端に折れ曲がることがなく、
従ってもつれも生じないという効果が得られる。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は第1
図のII −II断面図、第3図は第2図のIII矢視
図である。 3・・・・・・案内子、6・・・・・・案内孔、8・・
・・・・補助ノズル、10・・・・・・小孔。
図のII −II断面図、第3図は第2図のIII矢視
図である。 3・・・・・・案内子、6・・・・・・案内孔、8・・
・・・・補助ノズル、10・・・・・・小孔。
Claims (1)
- クローズド状の案内孔と緯糸脱出用間隙とを有する案内
子を緯入れ方向に所定の間隙をもたせて並設し、これら
の案内孔に向けて補助ノズルから空気を噴出して緯糸を
搬送し緯入れするようにした空気噴射式織機において、
前記案内孔を平行な相対する面を有するものとし、前記
補助ノズルのノズル口を、同一方向に向けて開口した小
孔を複数個、前記平行な相対する面に沿わせてたて長状
に集合して形威し、これらの小孔から空気を層流の状態
で噴出するように小孔の径を定めたことを特徴とする空
気噴射式織機の緯入れ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10447180U JPS5925894Y2 (ja) | 1980-07-25 | 1980-07-25 | 空気噴射式織機の緯入れ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10447180U JPS5925894Y2 (ja) | 1980-07-25 | 1980-07-25 | 空気噴射式織機の緯入れ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5734591U JPS5734591U (ja) | 1982-02-23 |
JPS5925894Y2 true JPS5925894Y2 (ja) | 1984-07-28 |
Family
ID=29465853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10447180U Expired JPS5925894Y2 (ja) | 1980-07-25 | 1980-07-25 | 空気噴射式織機の緯入れ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5925894Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-07-25 JP JP10447180U patent/JPS5925894Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5734591U (ja) | 1982-02-23 |
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