JPS5925886B2 - 硬質ロ−ルおよびその製造方法 - Google Patents

硬質ロ−ルおよびその製造方法

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JPS5925886B2
JPS5925886B2 JP3271981A JP3271981A JPS5925886B2 JP S5925886 B2 JPS5925886 B2 JP S5925886B2 JP 3271981 A JP3271981 A JP 3271981A JP 3271981 A JP3271981 A JP 3271981A JP S5925886 B2 JPS5925886 B2 JP S5925886B2
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fibers
resin
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佳宣 今村
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass
    • B29D99/0032Producing rolling bodies, e.g. rollers, wheels, pulleys or pinions
    • B29D99/0035Producing rolling bodies, e.g. rollers, wheels, pulleys or pinions rollers or cylinders having an axial length of several times the diameter, e.g. for embossing, pressing, or printing
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
    • D21F3/08Pressure rolls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/32Wheels, pinions, pulleys, castors or rollers, Rims
    • B29L2031/324Rollers or cylinders having an axial length of several times the diameter, e.g. embossing, pressing or printing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、例えば製紙、繊維、製鉄等の各種工業用に
使用される硬質ロール、特に大荷重、高速回転の条件下
で使用されるところの硬質ロールおよびその製造方法に
関する。
従来、この種のロールとしては、米国特許第3、588
、978号および同3、707、752号等があり、こ
れらは、ロール・コアのまわりにエポキシ樹脂を含浸し
たアクリル系等の不織布層が被覆せられたものである。
ところが、これらのロールでは、不織布にエポキシ樹脂
を含浸せしめているため、樹脂分がこの不織布分より相
対的に多く、従つて、この不織布層の圧縮強度が小さく
なり、大荷重、高速回転の使用条件下において、ロール
の耐久性の点で未だ不十分なものであつた。この発明は
、上記従来技術の問題点を解消し、耐久性の向上したロ
ールを提供することを目的とする。この発明のロールの
主たる構成上の特徴は、外周面が粗面化された金属製の
ロール・コアの外周に、硬化性樹脂またはこれと微細な
無機粉末との混合物を含浸した繊維補強層を形成し、更
にこの補強層の外周に硬化性樹脂と微細な無機粉末との
混合物を含浸した不織布層を形成し、前記補強層がロー
ル・コアの外周および不織布層と一体的に結合されてな
ることにある。
この発明の他の目的は、前記のような硬質ロールを製造
するための方法を提供することにある。
この発明に係るロールの製造方法は、外周面が粗面化さ
れた金属製のロール・コアを回転させつつ、その外周面
に硬化性樹脂またはこれと微細な無機粉末との混合物を
含浸したローピング等の繊維を張力を付与しながら堅く
密に捲回して繊維補強層を形成し、前記樹脂が硬化しな
い状態で又は硬化した後で、該繊維補強層の外周面に硬
化性樹脂に微細な無機粉末が混合せられた混合物を含浸
した不織布を張力を付与しながら堅く密に捲回して不織
布層を形成することを特徴とするものである。以下マこ
の発明を図面に示す実施例について更に詳述する。
第1図および第2図において、ロール・コア1は、鉄、
銅、ステンレス、アルミニウム等の金属よりなるもので
、その外周面は多数の溝がスパイラル状に形成されてい
る。
このロールの外周面は、上記の形状のほか、粗面化され
ておればいかなる形状でもよい。このロール・コア1の
外周に硬化性樹脂と微細な無機粉末との混合物を含浸し
た繊維補強層2が形成される。
この繊維補強層2は、硬化性樹脂と無機粉末との混合物
を含浸した無機繊維製ローピングを捲層したローピング
層2aと同一の混合物を含浸した無機繊維製クロステー
プを捲層したクロステープ層2bと、同一の混合物を含
浸した無機繊維製ローピングを捲層したローピング層2
cとより構成されている。この繊維補強層2は、特にロ
ール・コア1の外周面からの剥離および耐圧縮性、耐破
壊性等の強度増大によるロール自体の耐久性の向上に寄
与するものである。
このため、その繊維の形状は糸、ローピング、クロステ
ープ等が使用されるが、これらのうち、ローピングとク
ロステープの併用又はクロステープのみの使用が前記し
た剥離および強度向上の点より好適である。不織布テー
プは、含浸する硬化性樹脂分が相対的に多くなり、使用
すべきでない。繊維の材質としては、有機繊維および無
機繊維のどちらでも使用可能であるが、前記した剥離お
よび強度増大より鑑みて、硬くて弾性回復率が高く、樹
脂との接着性もよくしかも締圧力のよい無機繊維、例え
ばガラス繊維、カーボン繊維、アスベスト繊維等の使用
が好適である。他方有機繊維としては、ポリアミド繊維
、ポリエステル繊維、フエノール系繊維、アクリル繊維
、麻などを使用することができる。この繊維補強層2の
厚さは、2〜5mmの範囲内で選定される。
この場合、2mm未満では、特に強度の点で効果が期特
出来ず、5mmをこえると、さほど効果が上らずしかも
コスト高となる。3は、前記補強層2と同一の混合物を
含浸した不織布テープ層で、その厚さは通常5〜30m
T1程度に構成される。
この不織布は、特に無機粉末を全体的に均一に含浸保持
するのに優れた機能を果すもので、その材質は、アクリ
ル系、ポリエステル、フエノール等の有機繊維製不織布
、ガラス繊維、金属繊維、アスベスト繊維等の無機繊維
製不織布のいずれでもよく、その形状は、テープ状のも
のを使用するのがよい。この不織布は、所定の張力に耐
えて補強層2上への巻き付きを可能とするだけの強度を
有し、硬化性樹脂と無機粉末との混合物がすみやかで均
一に含浸される必要上、テープ厚さは0.3〜2。07
7!m1目付は30〜2509/Trl程度のものを使
用するのが好ましい。
不織布は、ステイツチ法によるもの、ニードルパンチ法
によるもの、スパンボンドによるもの、湿式法によるも
の、乾式法によるもの等いずれも使用可能である。
これらのうち、ロール表面の均一性保持の点より鑑みて
、スパンボンド不織布を使用するのが好ましい。無機粉
末は、繊維補強層2および不織布層3の両層に混入され
るのが特に強度上好ましいが、繊維補強層2には混入し
なくてもよい。
この無機粉末としては、例えば石英、ガラスビーズ、水
和アルミナ、クレイ粉末、シリカ粉末、炭酸カルシウム
等を使用するのが好ましい。これらの平均粒径は、5〜
200μ、好ましくは10〜100μの範囲のものを用
いるのが良い。この粒径が、5μより小さすぎると入手
が困難となつて割高となり、他方200μをこえると、
不織布中に均一に分散させることが困難であるのみなら
ず、補強層2および不織布層3の硬度が不均一になり易
く好ましくない。硬化性樹脂は、例えばエポキシ樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、そ
の他の液状の熱硬化性または常温硬化性樹脂を使用する
のが好ましい。
硬化性樹脂と無機粉末との混合割合は、重量比で1:0
.5〜1:2.0とするのが好ましい。
より好ましくは1:1を基準とした若干の許容誤差範囲
内の程度とすべきである。無機粉末の混入量が少なすぎ
ると、繊維補強層2および不織布層3に所期する強度を
有せしめることができないし、逆にこれが多すぎると、
硬化性樹脂との混合物の粘度が増大し、繊維又は不織布
への含浸操作の作業性が悪くなる。第3図は、他の実施
例を示したもので、これはロール・コア11の外周に硬
化性樹脂を含浸した無機繊維ローピングを捲層したロー
ピング層12aと更にこのローピング層12aの外周面
に硬化性樹脂を含浸した無機繊維クロステープを捲層し
たクロス層12bとからなる繊維補強層12を形成し、
更にこの繊維補強層12の外周に硬化性樹脂と無機粉末
との混合物を含浸した不織布テープ層13が形成された
ものである。
第4図は、更に他の実施例を示したもので、これはロー
ル・コア21の外周面に硬化性樹脂と無機粉末との混合
物を含浸した有機繊維クロステープを捲層して繊維補強
層22を形成し、更に該補強層22の外周面に上記と同
一の混合分を含浸して捲層した不織布テープ層23が形
成されたものである。
第5図は、更に他の実施例を示すもので、これはロール
・コア31の外周面に硬化性樹脂と無機粉末との混合物
を含浸した有機繊維製ローピングを捲層して繊維補強層
32を形成し、更にこの補強層の外周面に上記と同一の
混合物を含浸して捲層したテープ状の不織布層33が形
成されたものである。
第6図は、更に他の実施例を示すもので、これは、ロー
ル・コア41の外周面に硬化性樹脂を含浸した無機繊維
製クロステープ42aを捲層し、更に該クロステープの
外周面に上記と同一の硬化性樹脂を含浸した無機繊維製
ローピング42bを捲層して繊維補強層42を形成し、
更にこの繊維補強層42の外周面に前記と同一の硬化性
樹脂と無機粉末との混合物を含浸して捲層した不織布テ
ープ層43が形成されたものである。
第7図および第8図は、第1図のロールの製造方法を示
したものである。
金属製ロール・コア1は、繊維補強層2および不織布3
の形成において、第7図矢印で示す方向に回転せられる
繊維補強層2および不織布層3は、その形成に使用され
る各種繊維材料を硬化性樹脂槽4中に通して樹脂液また
はこれと微細な無機粉末との混合物7を含浸せしめた後
、前記した構成にもとづきロール・コア1に順次捲回す
るこにより形成される。第7図は、ガイドローラ5によ
り案内された無機繊維製ローピング2aが、硬化性樹脂
槽4内の浸漬用ローラ6により樹脂液又は混合物7中へ
導かれ、ここで樹脂液または混合物を含浸された後、1
対の絞りロール8,9を通過することによりその樹脂液
または混合物の含浸量が調整され、ガイドロール10を
経てロール・コア1の外周にらせん状に捲回されて繊維
補強層2の1部が形成される状態を示すものである。繊
維補強層2を構成する無機繊維クロス製テープ2bおよ
び無機繊維製ローピング2c並びに不織布テープ層3も
同様に操作される。クロステープおよび不織布テープの
巻回は、第8図に示すように、ロール・コアの軸線に対
し実質的に垂直になるように該コアの外周に沿つて、し
かも各隣接するテープを一側縁縁側を重ね合せつつ捲回
される。またローピングは、ヘリカルフアツシヨンで各
ローピングが相接するように捲回される。上記各繊維材
料のロール・コア1への捲回において、各繊維材料には
所定の張力が付与される。
この捲回張力は、繊維材料に所要の樹脂又は混合物の含
有率を保持せしめながら、可及的に大なる締圧力が得ら
れる範囲で選定される。例示すれば幅60umのテープ
を使用する場合、捲回張力は5〜15k9の範囲に設定
される。繊維補強層2および不織布層3の硬化性樹脂は
、好ましくは同一の樹脂が選定される。
不織布層3は、繊維補強層2の樹脂分が未硬化の状態で
捲回されるのが、これら両層の結合一体化の点より好ま
しいが、硬化後捲回してもよい。この発明による合成樹
脂ロールは、上記したような構成で、不織布層に硬化性
樹脂に微細な無機粉末を混合した混合物を含浸せしめ、
かつロール・コアと前記不織布層との間に繊維補強層を
形成しているので、耐圧縮性、耐破壊性等の強度が著し
く増大してロール自体の耐久性が従来品に比較して著し
く向上する。
特に繊維補強層は、ロールの耐久性およびロール・コア
外周からの剥離阻止に寄与するものである。この発明の
上記したすぐれた作用効果は、以下に説明する具体的な
実施例によりさらに明らかとなろう。
実施例 1 この実施例の硬質ロールは、次の材料から形成される。
ローノレ●コア: 長さ3,865m7!11直径700mmでその表面に
ほぼ3m7!l間隔で多数のらせん溝が形成された鋳鉄
製円筒体。
ガラスローピング: 直径10μのガラスフイラメントで1Km当り2,40
09(2,400f1/KTrl)の重さを有するシラ
ン処理のなされたガラスローピング(RS24OPE−
535、日東紡績株式会社製)。
ガラスクロステープ: 幅60mmのガラスクロステープ(EOL−300N1
日東紡績株式会社製)。
不織布: スパンボンド法により製造された幅100mm1ウエブ
・・・ポリエステノレ繊維、目付2209/イの不織布
テープ(ボンデン、呉羽センイ株式会社製)。
硬化性樹脂:エポキシ樹脂(AralditeGY−2
52−100重量部と硬化剤HY974J23重量部と
の混合液一日本チバガイギ一株式会社製。
)。無機粉末: 平均粒径10μの石英粉末(クリスタライトAAl株式
会社龍森製。
)。前記のような各材料を使用し、次のようにしてロー
ルを製造する。
エポキシ樹脂液に石英粉末を重量比で1:1になるよう
に均一に混合した混合物を含浸した3束のガラスローピ
ングを、表面を脱脂し清浄にした回転しているロール・
コアの外周面に、ヘリカルフアツシヨンに、張力10k
g、ピツチ2.57ftm/1回転で密に各ローピング
が相接するように捲回し、厚さ1顛の第1ガラスローピ
ング層を形成する。
次にこのローピング層の外周面に上記混合物を含浸した
ガラスクロステープを張力10kg、ピツチ10龍で捲
回して厚さ2m711のガラスクロステープ層を形成す
る。次に、このガラスクロステープ層の外周面に上記混
合物を含浸した第1ガラスローピングと同一の第2ガラ
スローピング層を上記と同一張力および同一ピツチで同
様に捲回して厚さ1mmの第2ガラスローピングを形成
する。このようにして、厚さ4mmの繊維補強層が形成
される。次いで、この繊維補強層の混合物中の樹脂液が
硬化しないうちに前記繊維補強層に使用した混合物と同
一の混合物を含浸した不織布テープを張力10k9、ピ
ツチ10mmで捲回し、厚さ15闘の不織布層を形成し
、その表面を研摩して繊維補強層および不織布層全体の
厚さ14mmの硬質ロールを得た。この硬質ロールを、
抄紙用プレスロールとして、線圧200k9/Cm.2
OOr.p.m.の条件で200時間連続使用したが、
何ら異常は認められなかつた。
実施例 2 この実施例の硬質ロールは、次の材料から形成される。
ローノレ●コア: 長さ1,170mm1直径350顛でその表面にほぼ2
.5m7!l間隔で多数のらせん溝が形成された鋳鉄製
円筒体。
ガラスローピング: 実施例1と同一のガラスローピング。
ガラスクロステープ: 実施例1と同一のガラスクロステープ。
不織布: ステイツチ法により製造された幅80m7!!、ウエブ
・・・ポリエステル繊維、綴糸・・・ナイロン、目付1
209/M2の不織布テープ(ホンヤーンC−3512
T、日本不織布株式会社製。
)。硬化性樹脂: 実施例1と同一のエポキシ樹脂。
無機粉末: 平均粒径100μのガラスビーズ(GB4O2Tl東芝
バロテイーリ博会社製。
)。前記のような各材料を使用し、次のようにしてロー
ルを製造した。
エポキシ樹脂液を含浸したガラスローピングを、表面を
脱脂し清浄にした回転しているロール・コアの外周面に
ヘリカルフアツシヨンに張力8k9、ピツチ2,5m7
!l/1回転で密に各ローピングが相接するように捲回
し、厚さ1mmのガラスローピング層を形成する。
次に、このローピング層の外周面に上記樹脂液を含浸し
たガラスクロステープを張力8kg、ピツチ9mmで捲
回して厚さ2mmのガラスクロステープ層を形成する。
このようにして厚さ3mmの繊維補強層が形成される。
次いで、この繊維補強層の樹脂が硬化しないうちに、前
記エポキシ樹脂とガラスビーズとを混合した混合物を含
浸した不織布テープを張力81<g、ピツチ9mmで捲
回し、厚さ20mmの不織布層を形成し、その表面を研
摩して繊維補強層および不織布全体の厚さ18mmの硬
質ロールを得た。この硬質ロールを実施例1と同様の条
件で連続使用したが、何ら異常は認められなかつた。
実施例 3この実施例の硬質ロールは、次の材料から形
成される。
ローノレ●コア: 長さ1,370mm1直径310m7!lでその表面に
ほぼ3mm間隔で多数のらせん溝が形成された鉄製円筒
体。
ポリビニルアルコールクロステープ: 幅65m711のビニロンクロステープ(FV−65、
株式会社クラレ製。
)。不織布テープ: 実施例1と同一の不織布。
硬化性樹脂: 実施例1と同一のエポキシ樹脂。
無機粉末: 平均粒径50μの水和アルミナ(DTO8Ol日本チバ
ガイギ一株式会社製。
)。前記のような各材料を使用し、次のようにしてロー
ルを製造する。
エポキシ樹脂液に水和アルミナを重量比で1:1,5に
なるように均一に混合した混合物を含浸した上記ビニロ
ンクロステープを、表面を脱脂し清浄した回転している
ロール・コアの外周面に張力5kg、ピツチ8m711
で捲回して厚さ2mmの繊維補強層を形成する。
次に、この繊維補強層の混合物中の樹脂液が硬化しない
うちに上記と同一の混合物を含浸した不織布テープを張
力5kg、ピツチ8熊で捲回し、厚さ20mmの不織布
層を形成し、その表面を研摩して繊維補強層および不織
布層全体の厚さ17m11の硬質ロールを得た。この硬
質ロールを実施例1と同様の条件で連続使用したが、何
ら異常はみられなかつた。
実施例 4 この実施例の硬質ロールは、次の材料から形成される。
ローノレ・コア: 長さ4,055m111直径450mmでその表面にほ
ぼ3mT1間隔で多数のらせん溝が形成されたステンレ
ススチール製円筒体。
ポリビニルアルコールフイラメントヤーン:直径25μ
のビニロンフイラメントヤーン(Sharpl2O3−
2、株式会社クラレ製。
)。不織布: 実施例1と同一の不織布。
硬化性樹脂: 不飽和ポリエステル樹脂(ポリライト8027を100
重量部とポリオキサイドRMを2重量部との混合溶液、
大日本インキ化学工業株式会社製。
)。無機粉末:平均粒径70μのシリカ粉末(SILT
ON−R−2、水沢化学工業株式会社製。
)。前記のような各材料を使用し、次のようにしてロー
ルを製造する。
不飽和ポリエステル樹脂液にシリカ粉末を重量比で1:
0.8になるように均一に混合した混合物を含浸したフ
イラメントヤーンを、表面を脱脂し清浄にした回転して
いるロール・コアの外周面に、ヘリカルフアツシヨンに
、張力8k9、ピツチ2.5mm/1回転で密に各ロー
ピングが相接するように捲回し、厚さ2mmの繊維補強
層を形成する。
次にこのローピング層の外周面に上記混合物を含浸した
不織布テープを張力81<8!、ピツチ10mmで捲回
し、厚さ12mmの不織布層を形成し、その表面を研摩
して繊維補強層および不織布全体の厚さ9mmの硬質ロ
ールを得た。この硬質ロールを実施例1と同様の条件で
連続使用したが、何ら異常は認められなかつた。
実施例 5この実施例の硬質ロールは、次の材料から形
成される。
ローノレ・コア: 長さ1,900mI1直径550mmでその表面にほぼ
3顛間隔で多数のらせん溝が形成された鋳鉄製円筒体。
ガラスクロステープ: 実施例1と同一のガラスクロステープ、 ガラスローピング: 実施例1と同一のガラスローピング。
不織布テープ: 実施例1と同一の不織布テープ。
硬化性樹脂: 実施例1と同一のエポキシ樹脂。
無機粉末: 平均粒径150μのガラスビーズ(GB4O2Tl東芝
バロテイーリ博会社製。
)。前記のような各材料を使用し、次のようにしてロー
ルを製造する。
エポキシ樹脂液を含浸したガラスクロステープを、表面
を脱脂し清浄にした回転しているロール・コアの外周面
に、張力101<9、ピツチ10mmで捲回して厚さ2
mmのガラスクロステープ層を形成する。
次に、このガラスクロステープ層の外周面に上記樹脂液
を含浸したガラスローピングを、ヘリカルフアツシヨン
に、張力10kg、ピツチ2.5mm/1回転で密に各
ローピングが相接するように捲回し、厚さ111mのガ
ラスローピング層を形成する。このようにして、厚さ3
mT11の繊維補強層が形成される。次いで、この繊維
補強層の樹脂分が硬化しないうちに、上記エポキシ樹脂
液とガラスビーズとを重量比で1:0.8の割合になる
ように均一混合した混合物を含浸した不織布テープを張
力10k9、ピツチ10mmで捲回し、厚さ20mmの
不織布層を形成し、その表面を研摩して繊維補強層およ
び不織布層全体の厚さ18mmの硬質ロールを得た。こ
の硬質ロールを実施例1と同様の条件で連続使用したが
、何ら異常はみられなかつた。
上記実施例1〜5につき、これと同一材料および実質的
に同一製造条件でそれぞれ製造した物性試験用の硬質ロ
ールを用いて 機械的強度を測定したところ、下記の表
に示すとおりであつた。
なお、表中の圧縮破壊強度は、外径30mm1内径20
m1!11長さ15mmの繊維補強層のみからなるリン
グ状物を作成し、これを軸方向へ圧縮して破壊時の圧力
を測定したものである。また、繰返し圧縮強度は、上記
リング状物に鉄製ロール・コアを挿入し、エポキシ樹脂
で接着して一体化した試料を用い、これを軸線を直角に
圧力740kg/CIIL、圧縮速度1m/Mmで10
〜15回繰返し圧縮し、圧縮後のニツプ部の繊維補強層
の表面状態を目視したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る硬質ロールの一実施例の一部破
断斜視図、第2図は第1図に示す硬質ロールの要部拡大
断面図、第3図はこの発明に係る硬質ロールの他の一実
施例を示す一部破断斜視図、第4図〜第6図は、それぞ
れ更に他の実施例を示す一部破断斜視図、第7図は繊維
補強層および不織布層の形成工程を示す簡略説明図、第
8図は、クロステープまたは不織布テープのロール・コ
アへの捲回工程を示す説明図である。 1,11,21,31,41・・・・・・ロール・コア
、2,12,22,32,42・・・・・・繊維補強層
、3,13,23,33,43・・・・・・不織布層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 表面が粗面化された金属製のロール・コアの外周に
    、硬化性樹脂またはこれと微細な無機粉末との混合物を
    含浸した繊維補強層を形成し、更にこの補強層の外周に
    硬化性樹脂と微細な無機粉末との混合物を含浸した不織
    布層を形成し、前記繊維補強層がロール・コアの外周お
    よび不織布層と一体的に結合されてなることを特徴とす
    る硬質ロール。 2 硬化性樹脂と無機粉末の混合物における両者の重量
    比が1:0.5〜1:2である請求の範囲第1項記載の
    硬質ロール。 3 繊維補強層が、無機または有機繊維のロービング層
    と無機または有機繊維のクロス層のそれぞれ単独または
    組合せで構成されている請求の範囲第1項記載の硬質ロ
    ール。 4 硬化性樹脂が、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル
    樹脂又はジアリルフタレート樹脂である請求の範囲第1
    項記載の硬質ロール。 5 無機粉末が、石英、ガラスビーズ、水和アルミナ、
    クレイ粉末、シリカ粉末および炭酸カルシウムの中から
    選ばれた1種又は2種以上の混合物からなる請求の範囲
    第1項記載の硬質ロール。 6 繊維補強層の繊維が、ポリアミド繊維、ポリエステ
    ル繊維、フェノール系繊維、アクリル系繊維、麻、ガラ
    ス繊維、カーボン繊維又はアスベスト繊維である請求の
    範囲第1項記載の硬質ロール。 7 不織布層の不織布が、アクリル系繊維、ポリエステ
    ル系繊維、フェノール系繊維、ガラス繊維、金属繊維ま
    たはアスベスト繊維である請求の範囲第1項記載の硬質
    ロール。 8 不織布が、目付において30〜250g/m^2の
    ものである請求の範囲第7項記載の硬質ロール。 9 外周面が粗面化された金属製のロール・コアを回転
    させつつ、その外周面に硬化性樹脂またはこれと微細な
    無機粉末との混合物を含浸したロービング又はクロステ
    ープ状の繊維を張力を付与しながら堅く密に捲回して繊
    維補強層を形成し、前記樹脂が硬化しない状態で又は硬
    化した後で、該繊維補強層の外周面に硬化性樹脂に微細
    な無機粉末が混合せられた混合物を含浸した不織布を張
    力を付与しながら堅く密に捲回して不織布層を形成する
    ことを特徴とする硬質ロールの製造方法。
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