JPS592568B2 - 板体の打ち抜き型 - Google Patents

板体の打ち抜き型

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Publication number
JPS592568B2
JPS592568B2 JP16125680A JP16125680A JPS592568B2 JP S592568 B2 JPS592568 B2 JP S592568B2 JP 16125680 A JP16125680 A JP 16125680A JP 16125680 A JP16125680 A JP 16125680A JP S592568 B2 JPS592568 B2 JP S592568B2
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JP
Japan
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plate
die
lower die
punch
holder
Prior art date
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Expired
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JP16125680A
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English (en)
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JPS5785623A (en
Inventor
賢一 藤沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANEI KINZOKU KOGYO KK
Original Assignee
SANEI KINZOKU KOGYO KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は板体の打ち抜き型に関する。
近年、電子、電気製品の発達は目覚しく、日々増々複雑
化、精密化してきている。
それに伴つてそのような製品に使用される板体、例えば
アルミやその他の金属からなる板体の加工精度の向上が
望まれているが、板体の加工、特に打ち抜きや切断にお
いてはそのような要望に十分応えられないのが現状であ
る。即ち、第1図に示すように、従来の板体の打ち抜き
等ではいくら鋭利な刃物によつても板体1の裏面1aに
返りや髭状の突起物2が必らず発生し、これらは色々な
面で非常に有害で、例えば電気製品ではショートの原因
となつたり、或いは組み立て作業時に手を切るといつた
事故が発生するなど製品の品質低下、組み立て作業の迅
速化や安全性の障害となつていた。また、返り等を除去
する為に2次処理、例えばブラシ掛けやホーニング、薬
品による溶解、或いは面押しによる潰し加工等が必要で
、このことは主である打ち抜き加工等よりも遥かに大き
なエネルギーや時間のロスとなつていた。一方、そのよ
うな2次処理を打ち抜き加工等の工程に組み込むなどし
たものもあるが、多工程だと工程が移つたとき板体の位
置決めが困難となつて、返り等の除去が不均一になるお
それがあり、結局厳しい条件下で使用される製品には不
適当であつた。本発明は、上記の如き諸欠点に鑑み、僅
かな工程で返りや髭状の突起を発生させずに板体の打ち
抜き等を行なうことができる板体の打ち抜き型を提供す
ることを目的とする。
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明の縦断面図で、図中3はプレス機の加圧
部、4はプレス機の支持台で、該加圧部3下面には上型
5が、基台4上面には下型6が各々のホルダー1、8を
介して取り付けられている。上型5は、上型ダイプレー
ト9、該上型ダイプレート9に摺動自在に貫挿されてい
る上型パンチ10・・・、該上型パンチ10・・・を下
方に押圧する上型弾発体11、該上型弾発体11と前記
上型パンチ10・・・の上端との間に設けられ上型弾発
体11の圧力を上型パンチ10・・・に伝える圧カパツ
ド12、及びそれら上型弾発体11と圧カパツド12の
周囲に設けられた上型スペーサー13から成り、前記上
型ダイプレート9は該上型スペーサー13を介して前記
ホルダー7に取り付けられている。他方下型8は、下型
ダイプレート14、該下型ダイプレート14に貫挿され
ている下型パンチ15・・・、下型ダイプレート14下
面周部と前記ホルダー8との間に設けられた下型弾発体
16、該下型弾発体16を囲むよう前記下型ダイプレー
ト14下面に設けられた下型スペーサー17及び下型ホ
ルダー8から成り、前記下型パンチ15・・・下端はホ
ルダー8上面に当接しており、下型ダイプレート14の
方は下型弾発体16によりホルダー8上面より浮いてい
る。そしてそれら上型5と下型6とが互いに左右にずれ
ないよう且つスムーズな上下動が行なえるようガイドピ
ン18が上型5から下型6に渡つて貫設されている。次
に各部について詳述すると、上型パンチ10・・・は、
打ち抜かれる板体Aの厚みの30〜40%程度上型パン
チ10・・・の下端が上型ダイプレート9の下面より突
出するような長さが望ましく、また下型パンチ15・・
・は、同様に板体Aの厚みの30〜40%程度下型パン
チ15・・・の上端が下型ダイプレート11の上面より
凹むような長さが望ましい。
そして上型パンチ10・・・と下型パンチ15・・・と
は、それぞれの中心線が互いに一致するよう設ける。上
型弾発体11と下型弾発体16は、それぞれの発生応力
が次式で表わされる板体A(7)痣打抜力〔総打抜力〕
=〔板打抜係数]X〔板厚〕X〔板打抜部周長〕 より大きいものがよく、そのうち下型弾発体16は、そ
の発生応力が上型弾発体11の発生応力の2倍のものが
よい。
例えば痣打抜力が1500Kfとした場合、上弾発体1
1の発生応力を1500Kf以上、下型弾発体16の発
生応力を3000Kf以上に設定することが望ましい。
これら弾発体11,16としては、ウレタンゴムを利用
したものやバネ、或いは空気圧、油圧、水圧等を利用し
たものが適する。尚、その中でも扱い易さ等の面からウ
レタンゴムを利用したものがよい。次に、本発明の工程
を説明すると、先づ、第3図aに示すように、板体Aを
下型ダイプレート14上に挿入し、プレス機の作動スイ
ツチを入れると上型5が下降を開始し、やがて同図bに
示す位置まで達すると、上型パンチ10・・・が板体A
の打ち抜き部分A1を板厚の30〜40%下型ダイプレ
ート14内に押し出し、さらに上型ダイプレート9の下
面が板体Aの上面に接するところまで上型5が下降する
と下型ダイプレート14は、上型ダイプレート9によつ
て押し下げられて一緒に下降し始める。
それと同時に下型ダイプレート14に貫入されている下
型パンチ15・・・の先端が下型ダイプレー口4上面に
突出し始め、下型ダイプレート14内に押し出された板
体Aの打ち抜き部分A1が逆に上方へ押し出されていく
。第3図cは、ブレス機が下限に達した状態、即ち下型
6の下型ダイプレート14の下面に設けられた下型スペ
ーサー17の下面がホルダー8の上面に接する位置まで
下型ダイプレート14が下降した状態を示したもので、
同図bで下方押し出し、同図cで上方押し出しを受けた
打ち抜き部分A1は、板体A本体から剪断されて上下型
5,6間で保持されている。さらにプレス機が作動して
上型5が上昇し始めると、下降していた下型ダイプレー
ト14が上型ダイプレート9に追従して上昇を開始し、
やがて同図bの状態まで戻ると、それまで圧縮され?い
た上型弾発体11の弾発力によつて上型パンチ10・・
・が再び打ち抜き部分A1を下型ダイプレート14内に
押し出し、同図dに示すように、打ち抜き部分A1は板
体A本体中に圧入された状態となる。次に、上記のよう
にして打ち抜かれていく板体Aの打ち抜き部分A1の形
状の変化を説明すると、第4図aは打ち抜く前の板体A
を示し、同図bは第3図bで示す状態における板体A及
び打ち抜き部分A1の形状を示す。
この図において、打ち打き部分A1の上面が板体Aの上
面より下がり、板体A上方にR1で示す丸みが付くと同
時にCl,C2で示すクラツクが発生している。この時
点で重要なことは、クラツクC1に対向するクラツクC
2をできるだけ小さくすることで、もしクラツクC2が
大きいと、第3図cにおける最下限時の打ち抜き部分A
1の上方押し出しの際に第4図cに示す丸みR2を生成
することができなくなる。そこで第2図で示すように、
下型ダイプレート14の上面にストツパーピン19を設
けてそのストツパーピン19の高さを調節することによ
り最適な押し出し量を設定し、クラツクC2の発生を最
少、具体的には前にも述べたように板厚の30〜40%
以内にすることが望ましい。尚、ストツパーピン19を
設ける位置は、上記に限らないこと勿論である。第4図
cでは打ち抜き部分A1が上方に押し出される時に、ク
ラツクC2が発生するまでの破断抵抗により板体A側に
丸みR2が生成した形状を示し、打ち抜き部分A1は板
体Aより殆んど完全に分離されている。同図dでは打ち
抜き部分A1を完全に分離すると同時に下方べ再押し出
しし、板体Aにて保持されている状態を示す。第4図で
示す丸みRl,R2,R3,R4の大きさは、上型ダイ
プレート9、下型ダイプレート14の各内径と、上型パ
ンチ10・・・、下型パンチ15・・・の外径との隙間
により決定され、その関係は比例関係にある。上記の如
くなした本発明板体の打ち抜き型は、以下のような効果
を奏する。
打ち抜きと同時に板体の総ての打ち抜き部分に板体の表
裏面共一定の丸みをつけることができるので、今まで必
要であつた返りや髭状突起を除去する二次処理が全く不
要となり、従つて、加工コストを大巾に下げることがで
きると共に、製品の精度をより一層高めることができ、
生産性が飛躍的に高くなる。
また、打ち抜きの際に出る打ち抜き屑にもその表裏面共
丸みがついているので、プレス加工の合理化、自動化の
重要な課題である打ち抜き屑の確実な搬送、除去に大き
な効果をあげることができる。さらに打ち抜き屑自体に
も全く返りや髭状突起が無いため、これを製品に活用す
ることもでき、省資源化に大いに役立つものである。ま
た、従来のものにおいて避けることのできないパンチや
ダイプレートの各切刃の摩耗が、本発明においてはパン
チとダイプレートとが接触しないため、非常に少なくな
る(10〜数10分の1)ので型寿命が従来のものに比
べ飛躍的に延び、このこともまた加工コストを下げ得る
一因となつている。さらに、今までのものが板厚1mn
程度までの板体しか加工できなかつたのに対し、極薄板
、約0.3wrmまでの板体の加工も可能にし、現在小
型軽量化を目指している電気、電子業界等に大きく貢献
することができる。またさらに、上型を下降、上昇させ
るだけの動作で下方押し出し、上方押し出し、下方押し
出しと3回押し出しすることができるので、剪断時にお
けるクラツク発生をできるだけ小さくすることができ確
実に板体及び打ち抜き部分に丸みを付けることができる
また、このように、単に上型の下降、上昇といつた最小
のプレス加工動作で3回押し出しを行ない板体を打ち抜
くことができるので、プレス機に複雑な機構、動作を要
求する必要は全くなく、よつて加工コストの低減が図れ
る。さらに、上型が下型から離れていくとき、打ち抜き
部分は上型パンチによつて再び下方押L出しされるため
、先の下方押し出し、上方押し出しによつて打ち抜き部
分が板体から完全に分離されていなくとも、打ち抜き部
分を板体から完全に分離させることができる。しかも、
この再度の下方押し出しによつて打ち抜き部分は板体内
に押し込まれた状態となるので、次に続く打ち抜き部分
の除去工程を、板体の上方から空気を噴射させる等の簡
単な作業で行なうことができる。また、打ち抜き部分が
板体の上面に散乱するようなことがないため打ち抜き部
分の除去が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の板体の打ち抜き状態を示す図、第2図
は、本発明の縦断面図、第3図a乃至同図dは、作動順
を示す図、第4図a乃至同図dは、打ち抜かれる板体の
打ち抜かれていく状態を示す図である。 5・・・・・・上型、6・・・・・・下型、8・・・・
・・下型ホルダー9・・・・・・上型ダイプレート、1
0・・・・・・上型パンチ、11・・・・・・上型弾発
体、14・・・・・・下型ダイプレート、15・・・・
・・下型パンチ、16・・・・・・下型弾発体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上型と下型とからなり、 上型は、 プレス機の加圧部に装着される上型ホルダーと、該上型
    ホルダーの下方に設けられる上型ダイプレートと、該上
    型ダイプレートに摺動自在に貫挿されると共に該上型ダ
    イプレートの下面から下端が適当量突出された上型パン
    チと、該上型パンチと前記上型ホルダーの間に介在され
    該上型パンチを圧下する上型弾発体とからなり、 下型は、 プレス機の支持台に装着される下型ホルダーと、該下型
    ホルダーの上方に設けられる下型ダイプレートと、該下
    型ダイプレートに前記上型パンチと対峙させて貫挿され
    ると共に前記下型ホルダーの上面に下端が当接された下
    型パンチと、前記下型ホルダーと前記下型ダンプレート
    との間に介在され、該下型パンチの上面が下型ダイプレ
    ートの上面から適当量陥没するよう下型ダイプレートを
    下型ホルダーから浮上させる下型弾発体とからなる板体
    の打ち抜き型。
JP16125680A 1980-11-14 1980-11-14 板体の打ち抜き型 Expired JPS592568B2 (ja)

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JP16125680A JPS592568B2 (ja) 1980-11-14 1980-11-14 板体の打ち抜き型

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JP16125680A JPS592568B2 (ja) 1980-11-14 1980-11-14 板体の打ち抜き型

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JPS5785623A JPS5785623A (en) 1982-05-28
JPS592568B2 true JPS592568B2 (ja) 1984-01-19

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JP2013150997A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Honda Motor Co Ltd 打ち抜き装置及び打ち抜き方法
WO2020090872A1 (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 竹内 忍 板材の加工を行う加工装置、及び加工方法

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