JPS5925575B2 - 釣竿の製造方法 - Google Patents
釣竿の製造方法Info
- Publication number
- JPS5925575B2 JPS5925575B2 JP5887380A JP5887380A JPS5925575B2 JP S5925575 B2 JPS5925575 B2 JP S5925575B2 JP 5887380 A JP5887380 A JP 5887380A JP 5887380 A JP5887380 A JP 5887380A JP S5925575 B2 JPS5925575 B2 JP S5925575B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fishing rod
- cloth
- sheets
- sheet
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は釣竿の製造方法、詳しくはカーボン繊維など
から成る引揃シートを主材として形成する釣竿の製造方
法に関する。
から成る引揃シートを主材として形成する釣竿の製造方
法に関する。
釣竿の張り強度を高めることを目的として、カーボン繊
維などを長手方向に引揃えて成る引揃シートを用いて釣
竿を形成することが一般的に知られている。
維などを長手方向に引揃えて成る引揃シートを用いて釣
竿を形成することが一般的に知られている。
所でこの種釣竿を製造する場合、前記引揃シートに合成
樹脂を含浸させて、該シートをマンドレル上に、その繊
維をマンドレルの軸心方向に配列させて巻装し、この後
前記シートを加圧焼成して製造するのである。
樹脂を含浸させて、該シートをマンドレル上に、その繊
維をマンドレルの軸心方向に配列させて巻装し、この後
前記シートを加圧焼成して製造するのである。
この場合、製造すべき釣竿の管厚と同程度の厚みを有す
る引揃シートを用い、該シートをマンドレル上に1フラ
イだけ巻装して釣竿を製造するようにすれば、釣竿を簡
単かつ省力的に製造できるのであるが、前記シートは合
成樹脂の保持力が悪いために、製造した釣竿にクラック
が入り易いのであり、特にO、3n以上の厚みをもつ引
揃シートを用いる場合に前記傾向が強く、例れ該シート
の外表面にガラスクロスなどを貼着しても、前記クラッ
クの発生を阻止することはできないのである。本発明は
以上の如き従来の問題点に鑑み発明したものであり、ク
ラックが入つたりすることなく強度に極めて優れた釣竿
を効率的に製造することを目的とする。
る引揃シートを用い、該シートをマンドレル上に1フラ
イだけ巻装して釣竿を製造するようにすれば、釣竿を簡
単かつ省力的に製造できるのであるが、前記シートは合
成樹脂の保持力が悪いために、製造した釣竿にクラック
が入り易いのであり、特にO、3n以上の厚みをもつ引
揃シートを用いる場合に前記傾向が強く、例れ該シート
の外表面にガラスクロスなどを貼着しても、前記クラッ
クの発生を阻止することはできないのである。本発明は
以上の如き従来の問題点に鑑み発明したものであり、ク
ラックが入つたりすることなく強度に極めて優れた釣竿
を効率的に製造することを目的とする。
さらに詳しくは、カーボン繊維などの引揃シートの幅を
、製造すべき釣竿のテーパ状管体外周長さ程度として、
前記引揃シートを2枚以上形成すると共に、前記引揃シ
ートの幅と同程度の幅を有する強化繊維から成るクロス
を形成して、このクロス及び、前記引揃シートに、合成
樹脂をそれぞれ各別に含浸させた後、前記クロスを、前
記引揃シートの中間に介在させてマンドレル上に1フラ
イ巻装して加圧焼成し、管体に成形するごとくしたこと
を特徴とするものである。
、製造すべき釣竿のテーパ状管体外周長さ程度として、
前記引揃シートを2枚以上形成すると共に、前記引揃シ
ートの幅と同程度の幅を有する強化繊維から成るクロス
を形成して、このクロス及び、前記引揃シートに、合成
樹脂をそれぞれ各別に含浸させた後、前記クロスを、前
記引揃シートの中間に介在させてマンドレル上に1フラ
イ巻装して加圧焼成し、管体に成形するごとくしたこと
を特徴とするものである。
以下本発明を図面の実施例に基いて説明する。
先ずカーボン繊維などを長手方向に引揃えて成る2枚の
引揃シート1a、lbを形成し、該シート1a、Ibの
幅を製造すべき釣竿の外周長さ程度となす。また前記各
シート1a、Ibと同程度の幅をもつガラスなどの強化
繊維から成るクロス2を形成する。
引揃シート1a、lbを形成し、該シート1a、Ibの
幅を製造すべき釣竿の外周長さ程度となす。また前記各
シート1a、Ibと同程度の幅をもつガラスなどの強化
繊維から成るクロス2を形成する。
し力化て前記各シート1a、Ib及びクロス2に、それ
ぞれ各別にフェノール、ポリエステル又はエポキシなど
の合成樹脂を含浸させる。
ぞれ各別にフェノール、ポリエステル又はエポキシなど
の合成樹脂を含浸させる。
次に、第1図に示すごとく、前記各シート1a,1bを
中間に前記クロス2を介在させてサンドウイツチ状に重
ね合わせ、このクロス2により各シー口A,lbの合成
樹脂保持力を高め、換言すれば合成樹脂が偏在するのを
阻市して均一に存在させ、この状態で第2図に示すごと
くマンドレルM上に、各シート1a,1bの繊維をマン
ドレルMの軸心方向に配列させて巻装する。
中間に前記クロス2を介在させてサンドウイツチ状に重
ね合わせ、このクロス2により各シー口A,lbの合成
樹脂保持力を高め、換言すれば合成樹脂が偏在するのを
阻市して均一に存在させ、この状態で第2図に示すごと
くマンドレルM上に、各シート1a,1bの繊維をマン
ドレルMの軸心方向に配列させて巻装する。
前記各シート1a,1bは、それぞれ約0.15龍〜0
.3mm程度の厚みとなし、また前記クロス2は約0.
03mm程度となす。
.3mm程度の厚みとなし、また前記クロス2は約0.
03mm程度となす。
尚、前記各シート1a,41bは、製造すべき釣竿の管
厚に応じて任意枚数となすことができる。しかる,後、
前記最外層シート1bの外周にセロハンなどの薄肉テー
プ3を巻付けて加圧し、この状態で焼成炉において焼成
し、前記テープ3を取除いて第3図に示すごとき釣竿を
製造するのである。
厚に応じて任意枚数となすことができる。しかる,後、
前記最外層シート1bの外周にセロハンなどの薄肉テー
プ3を巻付けて加圧し、この状態で焼成炉において焼成
し、前記テープ3を取除いて第3図に示すごとき釣竿を
製造するのである。
しかして以上のごとく各シート1a,1bとクロス2と
を、該クロス2を中間に配置したサンドウイツチ構造と
して釣竿を製造することにより、前記クロス2により合
成樹脂を充分に、また均一に保持させられることになり
、従つて、以上の如く形成した釣竿には、クラツクが入
つたりすることがなくなり、機械的強度に優れた釣竿を
製造できるのである。
を、該クロス2を中間に配置したサンドウイツチ構造と
して釣竿を製造することにより、前記クロス2により合
成樹脂を充分に、また均一に保持させられることになり
、従つて、以上の如く形成した釣竿には、クラツクが入
つたりすることがなくなり、機械的強度に優れた釣竿を
製造できるのである。
以上説明したごとく本発明では、カーボン繊維などを長
手方向に引揃えて成る引揃シートを、製造すべき釣竿の
テーパ状管体外周長さ程度の幅に成すと共に、前記引揃
シートを2枚以上形成して、これら引揃シートをマンド
レル上に各々1フライ巻装して加圧焼成し、管体に形成
するごとくしたことにより、前記各引揃シートのカーボ
ン繊維を前記マンドレル上に巻装するときに、個々の前
記カーボン繊維が釣竿の長手方向に確実に引揃えられた
状態を維持しつつ巻装でき、釣竿に要求される強度、特
に釣竿の長手方向に対して直角方向に加わる外力に対す
る耐力及び復元力を十分に高めることができながら、釣
竿を簡単かつ省力的に製造できるのである。
手方向に引揃えて成る引揃シートを、製造すべき釣竿の
テーパ状管体外周長さ程度の幅に成すと共に、前記引揃
シートを2枚以上形成して、これら引揃シートをマンド
レル上に各々1フライ巻装して加圧焼成し、管体に形成
するごとくしたことにより、前記各引揃シートのカーボ
ン繊維を前記マンドレル上に巻装するときに、個々の前
記カーボン繊維が釣竿の長手方向に確実に引揃えられた
状態を維持しつつ巻装でき、釣竿に要求される強度、特
に釣竿の長手方向に対して直角方向に加わる外力に対す
る耐力及び復元力を十分に高めることができながら、釣
竿を簡単かつ省力的に製造できるのである。
しかも前述した効果を有しつつ、前記引揃シートの幅と
同程度の幅を有する強化繊維から成るクロスを前記引揃
シートの中間に介在させ、また前記各引揃シート及び前
記クロスは夫々各別に合成樹脂が含浸しており、これら
各引揃シート及びクロスを夫々1フライ巻装させて加圧
焼成するものであるから、含浸合成樹脂が前記引揃シー
トに不均一に分布し易い欠点をもつ1フライ巻回による
製造方法にも拘わらず、前記クロスにより前記各引揃シ
ートの全体に、該シートが厚目のものであつても、含浸
合成樹脂を均一に保持させられるのであり、そのため製
造完了した釣竿において、局“部的に含浸合成樹脂量の
少ない個所が生じて、該個所にクラツクが入る事故が生
ずるのを確実に防止できるのであり、このことは又、釣
竿の強度の向上にも奇与するのである。
同程度の幅を有する強化繊維から成るクロスを前記引揃
シートの中間に介在させ、また前記各引揃シート及び前
記クロスは夫々各別に合成樹脂が含浸しており、これら
各引揃シート及びクロスを夫々1フライ巻装させて加圧
焼成するものであるから、含浸合成樹脂が前記引揃シー
トに不均一に分布し易い欠点をもつ1フライ巻回による
製造方法にも拘わらず、前記クロスにより前記各引揃シ
ートの全体に、該シートが厚目のものであつても、含浸
合成樹脂を均一に保持させられるのであり、そのため製
造完了した釣竿において、局“部的に含浸合成樹脂量の
少ない個所が生じて、該個所にクラツクが入る事故が生
ずるのを確実に防止できるのであり、このことは又、釣
竿の強度の向上にも奇与するのである。
第1図は本発明にかかる釣竿の製造方法に用いる引揃シ
ートとクロスとのサンドウイツチ構造素材、第2図は同
製造方法の一工程を示す断面図、第3図は製造される釣
竿の縦断面図である。 1a,1b・・・・・・引揃シート、2・・・・・・ク
ロス、M・・・・・・マンドレル。
ートとクロスとのサンドウイツチ構造素材、第2図は同
製造方法の一工程を示す断面図、第3図は製造される釣
竿の縦断面図である。 1a,1b・・・・・・引揃シート、2・・・・・・ク
ロス、M・・・・・・マンドレル。
Claims (1)
- 1 カーボン繊維などの引揃シートの幅を、製造すべき
釣竿のテーパ状管体外周長さ程度として、前記引揃シー
トを2枚以上形成すると共に、前記引揃シートの幅と同
程度の幅を有する強化繊維から成るクロスを形成して、
このクロス及び、前記引揃シートに、合成樹脂をそれぞ
れ各別に含浸させた後、前記クロスを、前記引揃シート
の中間に介在させてマンドレル上に1プライ巻装して加
圧焼成し、管体に形成するごとくしたことを特徴とする
釣竿の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5887380A JPS5925575B2 (ja) | 1980-05-02 | 1980-05-02 | 釣竿の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5887380A JPS5925575B2 (ja) | 1980-05-02 | 1980-05-02 | 釣竿の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56154942A JPS56154942A (en) | 1981-11-30 |
JPS5925575B2 true JPS5925575B2 (ja) | 1984-06-19 |
Family
ID=13096863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5887380A Expired JPS5925575B2 (ja) | 1980-05-02 | 1980-05-02 | 釣竿の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5925575B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS606145A (ja) * | 1983-06-22 | 1985-01-12 | 株式会社シマノ | 釣竿 |
JP4671466B2 (ja) * | 2000-05-10 | 2011-04-20 | 株式会社シマノ | 竿体 |
-
1980
- 1980-05-02 JP JP5887380A patent/JPS5925575B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56154942A (en) | 1981-11-30 |
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