JPS5925458Y2 - オイルフイルタ - Google Patents

オイルフイルタ

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Publication number
JPS5925458Y2
JPS5925458Y2 JP2617981U JP2617981U JPS5925458Y2 JP S5925458 Y2 JPS5925458 Y2 JP S5925458Y2 JP 2617981 U JP2617981 U JP 2617981U JP 2617981 U JP2617981 U JP 2617981U JP S5925458 Y2 JPS5925458 Y2 JP S5925458Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
casing
filter
mouthpiece
cap
Prior art date
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Expired
Application number
JP2617981U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57140815U (ja
Inventor
博之 上森
Original Assignee
東京濾器株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 東京濾器株式会社 filed Critical 東京濾器株式会社
Priority to JP2617981U priority Critical patent/JPS5925458Y2/ja
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  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車のエンジンルーム内に設けられて例え
ばパワーステアリング等の油圧駆動系配管経路中に介挿
されるオイルフィルタにおいて、特にその空気抜き機構
に関する。
例えばパワーステアリングに用いられる油圧駆動系配管
経路内にはオイルフィルタが設けられていて油中のゴミ
金属粉等を除去するようになっている。
またこのような管径路はエンジンルーム内に設けられて
いるためこのエンジンルームの温度上昇や油温上昇に伴
い、フィルタ内の空気が膨張するため、この種のフィル
タには例えばそのケーシングトップに冠されるキャップ
を完全密封構造とするのでなく、例えば小孔等を設ける
ことによってフィルタ内の空気を外部に排気するように
している。
しかしながら、このようにフィルタ内外を連通せしめる
ようにした場合には、逆にルーム内の温度低下等により
フィルタ内部に外気が侵入し、またこの外気に伴う水分
がフィルタを通って油中に入り込み、固化等の原因とな
る不都合が生じていた。
そこでこの考案はフィルタ内の空気のみを外気に放出せ
しめるようにしたもので゛ある。
以下にこの考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図はこの考案に係るオイルフィルタの要部を示すも
ので、このオイルフィルタはフィルタケーシング1と、
このケーシング1の上部に立設され上端が開口した口金
部2と、この口金部2の内底部に嵌合された中筒3と、
この中筒3の内筒部に装填された金網状のフィルタエレ
メント4を有する。
また上記口金部2の外周にはキャップ5がリング状バッ
キング6を介して気密に螺合されている。
そして上記キャップ5の頂部5aはアンブレラチェック
バルブ7の弁座面をなしていて、その中心に嵌合孔8を
形成するとともに、その周縁に排気孔9を形成したもの
で、上記嵌合孔8には上記アンブレラチェックバルブ7
の弁軸7aが嵌着されている。
上記アンブレラチェックバルブ7はシリコン樹脂等の耐
熱及び耐油性に富む粘、弾性材からなり、その弁軸7a
の上端には傘状に湾曲して開く弁体7bが一体に形成さ
れ、かつこの弁体7bは上記排気孔9を覆うべくその径
が設定されているとともに、弁軸7aの下部には大径部
7Cが形成されており、上記嵌合孔8に弁軸7aを嵌合
すると、上記大径部7Cが弾性歪曲されながら嵌合され
、かつ挿入状態では上記大径部7Cが弾発的に元径に復
帰されることにより、アンブレラチェックバルブ7の抜
は止め及び固定がなされるようになっている。
口金部2の一部にはその壁内を縦方向に貫通し、中筒3
の外側からフィルタケーシング1内に連通するオイル帰
環路10が形成され、このオイル帰還路10の上端はキ
ャップ5の頂部から下方へ離れた口金部2の上方位置に
おいて口金部2の内方へ開口している。
油圧駆動系配管からのオイル11は中筒3に導入され、
フィルタエレメント4によって濾過されて口金部2に入
る。
口金部2内にはその上方レベルまでオイルは常時溜って
おり、このオイルは口金部2の上方位置からオイル帰還
路10に入り、中筒3の外側からケーシング1内に循環
される。
従って、口金部2内のオイル11の上面とキャップ5の
下面との間には空気室12が形成されており、この空気
室12の内部圧力が大気圧と等しいか、あるいはこれよ
りも低い場合には第1図に示すように、アンブレラチェ
ックバルブ7の弁体7bは排気孔9の周縁に覆いかぶさ
った状態で、その粘、弾性密封により外気ば遮断された
状態にある。
次いで自動車のエンジンルーム内の温度上昇や配管経路
内の油の昇温等によって空気室12内の圧力が大気圧よ
り大となると、第2図に示すように、その圧力は排気孔
9を介してアンブレラチェックバルブ7の弁体7bの周
縁部を上方に弾性変形させ、内部空気圧はこの周縁部か
ら外気に放散される。
また、これにより空気室12内が外気圧と同一となった
時点で再び第1図の如く弁体7bを閉じるのである。
なお上記アンブレラチェックバルブは通常の逆止弁、例
えばバネ及びボールを組合せたボールチェックバルブ等
に比してその作動圧力差は50〜200mmHgと極め
て低いため微小圧力差で逆止作用するとともにその弁体
7bが弁座面と接した場合にはその粘り、弾性により極
めて高いシール性を得られるなどの特徴を有し、従って
オイルフィルタ内は断続的でなく持続的に大気圧に維持
されるのである。
以上説明したようにこの考案に係るオイルフィルタにあ
っては上述のように構成されているため、常時その内部
は大気圧に維持され、しかも大気中の水分の油圧駆動系
配管経路への侵入を阻止でき、これらによる不都合点を
ことごとく解消できる。
またこの考案にあっては、上記の如く極めて簡単な構成
であるから安価に製作できるなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るオイルフィルタの要部を示す断
面図、第2図は同オイルフィルタにおけるアンブレラチ
ェックバルブの動作状態を示す要部断面図である。 1・・・・・・ケーシング、3・・・・・・中筒、4・
・・・・・フィルタエレメント、5・・・・・・キャッ
プ、7・・・・・・アンブレラチェックバルブ、7b・
・・・・・弁体、9・・・・・・排気孔、10・・・・
・・オイル帰還路、11・・・・・・オイル、12・・
・・・・空気室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車の油圧駆動系配管経路途中に介挿されるオイルフ
    ィルタにおいて、該オイルフィルタは上方が開口した口
    金部を有するケーシングと、該ケーシング内において該
    口金部下方と連通ずる中筒内に装着されたフィルタエレ
    メントと、該口金部に螺着されて該ケーシングを密封す
    るキャップとからなり、油圧駆動用オ′イルは該中筒を
    通って該フィルタエレメントから該口金部内に入ってこ
    こに溜り、該キャップの頂部から下方に離れた位置にお
    いて開口する帰還路中に入って該ケーシング内へと循環
    するオイルフィルタにおいて、該キャップの頂部に排気
    孔を穿設した弁座面を形成するとともに、該弁座面に該
    排気孔を覆うアンブレラチェックバルブの弁体を開閉自
    在に装着し、該口金部内において該オイルの上面と該キ
    ャップの頂部との間の空気室の圧力が大気圧よりも大に
    なった時にのみ該弁体を開状態としてなることを特徴と
    するオイルフィルタ。
JP2617981U 1981-02-27 1981-02-27 オイルフイルタ Expired JPS5925458Y2 (ja)

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JP2617981U JPS5925458Y2 (ja) 1981-02-27 1981-02-27 オイルフイルタ

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JP2617981U JPS5925458Y2 (ja) 1981-02-27 1981-02-27 オイルフイルタ

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Publication Number Publication Date
JPS57140815U JPS57140815U (ja) 1982-09-03
JPS5925458Y2 true JPS5925458Y2 (ja) 1984-07-26

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ID=29823885

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JP7085821B2 (ja) * 2017-11-17 2022-06-17 ヤマシンフィルタ株式会社 フィルタ装置

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JPS57140815U (ja) 1982-09-03

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