JPS5925396B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPS5925396B2
JPS5925396B2 JP49004982A JP498274A JPS5925396B2 JP S5925396 B2 JPS5925396 B2 JP S5925396B2 JP 49004982 A JP49004982 A JP 49004982A JP 498274 A JP498274 A JP 498274A JP S5925396 B2 JPS5925396 B2 JP S5925396B2
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JP
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gap
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protective film
diffusion
depth
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JP49004982A
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寿一 嶋田
進 長谷川
一敏 斎藤
毅一 小松原
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、GaP、GaAs、GaAsP、GaAlA
s等の■−V族化合物半導体基板に該基板の導電型また
は導電率を制御し得る原子を導入する方法に関するもの
である。
すなわち、本発明は■−V族化合物半導体基板に、Zn
、Cd等のアクセプター不純物原子、S、Be等のドナ
ー不純物原子を導入する方法に関する。
これ等の代表的な例として、GaP基板にZnを導入す
る方法を用いて本発明を説明する。
本発明と比較されるべき従来技術として、拡散源として
Znp2を用い、n形GaP基板の表面から約10tt
mの深さまでP形に変える方法について述べる。この方
法は良く研磨、化学エッチングされたGaPとZnp2
のパウダー20mgを100工の石英アップル中に真空
封入し、750℃で16時間熱処理する。この様にする
と、n形GaP基板のドナー濃度が3×1017cm−
3程度である場合、基板表面より約10μmの深さまで
Znが拡散しP形に変換する。しかしこの方体は石英ア
ップル中に真空封入することが必要で、もちろん高価な
石英アップルは再使用出来ないし、量産性を考えると石
英アップルの真空封止には多くの工程と時間を要する。
特に大きな基板を用いる場合、必要な石英アップルの径
も大きなものが必要であわ量産性に欠ける。しかも拡散
法は基板表面の状態により影響を受けやすく、拡散源の
純度にも大きな影響を受け、均一な拡散濃度と深さを得
ることが容易でなかつた。その理由を簡単に説明する。
アップル中のZnp2はある程度分解して、ZnはGa
P中への拡散源として、PはGaPの分解をおさえる圧
力源として働く。
拡散源であるZnはGaPの表面から拡散するが、拡散
に有効なエネルギーは熱エネルギーであるからせいぜい
leV程度以下である。そのためGaP表面に不純物が
付着していたク酸化膜が出来ていたクすると、拡散のさ
またげとなク拡散深さが不均一となクやすい。もちろん
Znp2中に不純物があればGaP中に入る可能性があ
る。本発明は上述した方法の欠点を解消するためになさ
れたもので、後述するごとく、イオンビームの形でZn
等をSiO2等の保護膜上からGaP等に照射し、その
後熱処理を行なつて拡散によりZn等を所定の深さまで
導入する方法を提供することにある。
以下に詳述する方法によれば、試料であるGaP等を石
英アンプル中に真空封入することなく、Znp2等を用
いることなく、開管法ににてZn等をGaP等中に導入
でき、しかもZnイオンはKeV以上の大きなエネルギ
ーをもつているからGaP等の表面の影響を受けにくく
、その上Zn等はイオンの状態で質量分析法等の方法に
よつて選択分離されているから純度の点でも非常にすぐ
れている。上記の目的を達成するために、本発明では第
1図A,bに示すごとく研磨および化学エツチングされ
たGaP等の基板12にCVD法(Chamicalv
apOrdepOsitiOn)等によつてSiO2P
SG(PhOsphOrOussilicategla
ss)、Al2O3,Si3N4等の酸化膜や窒化膜ま
たはフオトレジストなどの保護膜11を100〜100
00λ程度つけ、その上から電場等で加速されたZn等
のイオン13を照射する。
Zn等は14の部分に導入される。Zn等のイオンの照
射量は所望のZn等の導人深さとその濃度によつて異な
る。また照射エネルギーは所望のZn等の量と、照射さ
れたZn等が拡散のための熱処理時に表面から外部に蒸
発離散しない深さを得るという2点から決まる。前者に
ついては少なくとも照射によつて導入されたZn等の濃
度が照射された保護膜の原子密度より大きくならないよ
う照射エネルギーを上げて適当な深さまでZn等を分布
させることが必要で、実用的にはZn等の密度を保護膜
の原子密度の10$またはそれ以下にすることが望まし
い。また後者の条件を満足するには実用的に深さは10
0λ以上あることが望ましく、10KV以上のエネルギ
ーが必要である。このエネルギーが低すぎると外部にZ
n等が離散し、GaP等中への拡散効率が低下すること
になる。イオン照射後700℃以上の適当な高温で熱処
理、またはイオン照射後さらに保護膜をつけて熱処理す
ると、第1図のcに示すごとくZn等は15の部分に拡
散によつて導入される。この様にGaP等の表面は保護
膜で覆われており、Zn等は熱処理時に外部に離散しな
いから、石英アンプルに封入する必要は無く、不活性ガ
ス等を流せば十分で、また不純物の混入も少なく、安定
したZn等の導入が行なえる。そのため高価な石英アン
プルが不用で、真空封人等の工程が省略出来るから、工
業上の有用性は大きい。本発明においては、イオン照射
後、基板を保護膜で覆つた状態で700℃以上の温度で
熱処理することが特に重要である。
熱処理温度が700℃より低いと、Zn等の不純物原子
を基板中に拡散することはほとんど不可能である。熱処
理温度を700℃よシ低くして熱処理した場合、Zn等
の不純物原子を基板中に所望の深さまで拡散させようと
すると、厖大な時間を要することは否めない。例えば、
GaP基板上に設けられた保護膜中にZnをイオンは打
込みした後、900℃、16時間の熱処理によつて、Z
nがGaP基板中に拡散し、基板表面から8μmの深さ
までP型層に変換するのに対して、700℃よジ低い温
度までの16時間の熱処理では、ZnはGaP基板中に
拡散せず、基板中にP型層を得ることができなかつた。
本発明の特徴および効果は下記の実施例から一層明らか
となるであろう。実施例 1 GaPを用いた緑色発光ダイオードを製作する場合につ
いて詳しく述べる。
まず第2図aに示すごとく、30/Tm程度のn形エピ
キシヤル成長層をもつ基板22に、約1000AのPS
G(PhOshOrOussillcateglass
) 21をCVD法によつて付ける。
エピタキシヤル層にはn形にするためのイオウSが3×
1017crr1−3程度ドープされており、同時に緑
色発光中心となる窒素Nが5×1018cm−3入つて
いる。次に第2図bの様にZnイオン23を150KV
で1×1016cm−2照射すると、PSG中の深さ7
00A程度の領域24にZnが導入される。次に、フオ
トレジスト25により.Zn導入が必要な部分、即ちp
−n接合形成を行う部分のみ残してPSGをエツチング
によつて取りさる(第2図c)。続いてフオトレジスト
を取ジ、全面にPSG26を約2000λつけArガス
を流しながら900℃で16時間熱処理すると、Znが
GaP中に導入され、GaPの表面から8μmがP形層
27に変換する。次に電極を付けるに必要な部分のみP
SGに穴をあけ電極をつけてダイオードとすれば良い。
発光効率は従来の方法によるものと比較して、P−n接
合近傍のZn濃度が均一で、そのため不純物として含ま
れているOドナーとZnアクセプター間のペア(Pai
r)発光が少なく、この発光が赤色であることを考えれ
ば、緑色発光の効率が実効的に高くなるわけで、本方法
がすぐれていることがわかる。もちろん石英アンプルは
不要であり真空封止の工程も省略出来る。実施例 2 GaP表面近傍に格子状のZn導人領域を作る方法を第
3図に示す。
工程は実施例1と同じで、31がGaP基板、32はP
SG膜で厚みは500λである。
Znイオンを1x1014c−m−2、20Kで照射す
る。その後第3図に示す様にフオトレジスト法により1
800人間隔で800λ巾の格子状にエツチングする。
格子状のパターンは紫外線レーザーの干渉を用いて行え
ばよい。この方法の特長は、第3図の32のPSG膜が
500Aと薄いためフオトレジストによるパターンの切
れが良く、微細加工が容易に行なえる点で実用的に有効
である。
しかもZnはPSG中の150λ程度の深さに導入され
ているから、例えエツチングが不完全で、PSGが完全
に取れていなくともZnを含む領域が無くなつていれば
パターンは完全に切れたことと等価であるから安定した
製作方法であることがわかる。以上の実施例においては
、GaP基板にZnイオンを導入する方法を主に述べて
いるが、本発明の適用がこれにのみ限定されるものでは
ない。
すなわち、本発明には、GaPのみに限らず、GaAs
,GaAsP,GaAlAs等の一族化合物半導体も使
用し得る。又、導入不純物もZnに限らず、Cd等のア
クセプター不純物、S,Se等のドナー不純物も使用し
得る。もつとも、Znに比較して他の不純物原子はその
拡散係数が小さいため、本発明の適用にはZnが最も適
している。
【図面の簡単な説明】
第第1図は本発明の特長を説明するための主要工程にお
ける試料の断面を示す図、第2図はGaP緑色発光ダイ
オードを製作する場合の主要工程を示す図、第3図はG
aPの表面近傍に格子状の微細周期構造をもつたp−n
接合を製作する方法を示す図である。 11,21,26,32・・・・・・保護膜、12,2
2,31・・・・・・GaP基板、13,23・・・・
・・Znイオン、25・・・・・・フオトレジスト、2
7・・・・・・P型層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 III−V族化合物半導体の単結晶または多結晶基板
    上に第1の保護膜を設け、不純物原子を該第1の保護膜
    の表面部にイオン打込み法によつて導入し、このイオン
    打込み後該第1の保護膜を所定の形状に加工し、さらに
    第2の保護膜を前記基板上に設け、しかる後開管法にて
    700℃以上の温度で熱処理し前記基板中に前記不純物
    原子を導入する工程を有することを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
JP49004982A 1974-01-07 1974-01-07 半導体装置の製造方法 Expired JPS5925396B2 (ja)

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JPS50102260A JPS50102260A (ja) 1975-08-13
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JPS5721824A (en) * 1980-07-14 1982-02-04 Fujitsu Ltd Manufacture of semiconductor device

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