JPS5924291Y2

JPS5924291Y2 - 食品調理装置

Info

Publication number: JPS5924291Y2
Application number: JP16890379U
Authority: JP
Inventors: 辰治宮崎
Original assignee: 東芝テック株式会社
Priority date: 1979-12-06
Filing date: 1979-12-06
Publication date: 1984-07-18
Also published as: JPS5685642U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は食品材料導入管内にもカッター等の作動部材
を設けた食品調理装置に関する。

第１図は従来の食品調理装置を示すもので、これはモー
タ１を内蔵した本体２に食品材料加工容器３を装着し、
この食品材料加工容器３内に収納された作動部材、例え
ば水平カッター４を上記モータ１で回転駆動するととも
に、蓋体５に設けられた食品導入管６より食品材料を容
器３内へ導入し、その食品材料を前記カッター４にて切
削加工する構成になっている。

ところが、従来のこの種の装置にあっては、通常、単純
な加工しかできず、複雑な加工を行なうためには、かな
り複雑な形状の作動部材を使用するか、加工操作を複数
回繰返して行なわなければならない問題があった。

また、食品材料の送り速度を一定にしないと加工された
食品材料が不均一になる問題があった。

この考案は上述したような事情を考慮してなされたもの
で、単純な形状の作動部材を使用して、しかも一度の操
作によって複雑な加工又は均一な加工を行なうことがで
きる食品調理装置を提供することを目的とする。

すなわち、この考案は第１図のような、モータ１を内蔵
した本体２と、この本体２に装着され上記モータ１によ
って回転駆動される作動部材（水平カッター）４を収納
した食品材料加工容器３と、この容器３の上方開口部を
覆う蓋体５と、この蓋体５に設けられ上記容器３内に食
品材料を導入する食品材料導入管６とを備えた食品調理
装置において、第２図乃至第４図に一実施例として示す
ように上記材料導入管６内に設けられた第２の作動部材
１３と、前記蓋体５に取付けられ前記第１の作動部材す
なわち水平カッター４の回転軸４ａに着脱自在に連結し
て同回転軸４ａの回転力を上記第２の作動部材１３へ伝
達する動力伝達機構１４とを具備したことを特徴とする
ものである。

なお、上記第２の操作部材１３は、例えば前記食品材料
導入管６における材料導入方向に対し直交する回転軸１
５と、この回転軸１５に取着された垂直カッター１６と
からなるもので、上記カッター１６は回転軸１５に３枚
の円板状カッター１６ａ、１６ｂ、１６Ｃを
並列に取着して構成されている。

また、前記動力伝達機構１４は主動かさ歯車１７とこの
主動かさ歯車１７に噛合する従動かさ歯車１８とから構
成されている。

上記主動かさ歯車１７は取付フレーム１９に回転自在に
取付けられており、歯車軸１７ａの下端部は蓋体５の
下面より下方に露出し、その先端が方形に加工され前記
水平カッター４の回転軸４ａの上端部に設けられた方形
穴４ｂに着脱自在に嵌め込まれるようになっている。

一方、前記従動かさ歯車１８は前記垂直カッター１６の
回転軸１５の一端に取着され前記主動かさ歯車１７に対
して着脱自在に接続されるようになっている。

上記回転軸１５は食品材料導入管６に回転自在に取付け
られている。

そして、前記垂直カッター１６は前記食品材料導入管６
と共に前記蓋体５に対して着脱自在となっている。

なお、図中２０は食品材料導入管６を蓋体５に係止する
ための係止部材、２１は食品材料導入管６の内部を縦方
向に２分割する仕切壁である。

上記係止部材２０は第４図に示すように、軸２３の上端
に摘み２４を設け、蓋体５の内部に設けられた圧縮コイ
ルばね２２によって常時下方向へ付勢されており、この
摘み２４を回動操作して前記食品材料導入管６の外周に
設けた係止突起６ａを係止するようになっている。

このように構成された食品調理装置にあっては食品材料
を加工する際、食品材料導入管６内へ導入された食品材
料は、まず食品材料導入管６内の垂直カッター１６によ
って垂直方向に切断されたのち、食品材料加工容器３内
に導入され、水平カッター４によって水平方向に切断さ
れて千切り加工がなされる。

したがって、従来複雑な形状のカッターを用い、又は２
回の操作で行なっていた千切り加工を、本装置にあって
は単純な形状のカッターを２個所に設けることによって
一操作で簡単に行なうことができる。

また前記水平カッター４および型枠カッター１６の形状
を適宜選択すれば、更に種々の複雑な加工を行なうこと
ができ、しかも従来に比べてカッターの形状が単純化で
きるので、カッターの製作も容易になる。

なお、この考案は上記実施例に限定されるものではない
。

例えば、第５図に示すように第１の操作部材としてチョ
ップカッター３１を用い、第２の作動部材として水平方
向に回転する水平カッター３２を設けるようにしてもよ
い。

また、動力伝達機構３３としては主動平歯車３４とこの
主動平歯車３４に噛合する従動平歯車３５とから構成す
るようにしてもよい。

上記主動平歯車３４と歯車軸３４ａは蓋体５および歯
車カバー５ａに回転自在に取付けられており、また蓋体
５の下面より内部に露出する下端部の先端は方形に加工
されており、回転軸４ａの方形穴４ｂに着脱自在に連結
されている。

一方、前記平歯車３５の歯車軸３５ａも蓋体５および
歯車カバー５ａに回転自在に取付けられており、上端部
には水平カッター３２が着脱自在に取付けられるように
なっている。

この水平カッター３２は前記食品材料導入管６に回転自
在に取付けられており、食品材料導入管６を蓋体５に取
付けたとき、歯車軸３５ａと一体的に回転するように
なっている。

なお、上記水平カッター３２は細長い数本の刃を放射状
に突設してなるものであり、各方間から切断された食品
材料を下方へ落下させるようになっている。

このような構成であっても前述した実施例と同様に、単
純な形状の作動部材（カッター３１．３２）を使用して
一度の操作によって複雑な加工を行なうことができる。

次に、第６図乃至第８図に示す他の実施例について説明
する。

これは、第２の作動部材が食品材料導入管６内の食品材
料に側方より圧接してその材料の導入速度を規制する回
転ローラ４１にて構成されているもので、動力伝達機構
４２は第８図に示すように、下方へ向かって大径となる
主円錐ブーツ４３と、下方へ向かって小径となる逆円錐
プーリ４５とをベルト４４を介して連結し、上記逆円錐
プーリ４５に一体形成された主かさ歯車４６と前記回転
ローラ４１の軸に取着した従かさ歯車４７とを噛合させ
て構成されている。

上記主円錐プーリ４３の軸４３ａの下端は方形状をな
し、蓋体１２の下面側へ貫通して前記水平カッター４の
回転軸４ａ上端に設けられた方形穴４ｂに着脱自在に嵌
合させである。

なお、４８はベルト４４を昇降操作する操作杆で、これ
を昇降移動させることにより主円錐ブーＩＪ４３と逆円
錐プーリ４５との回転比を変化させ、回転ローラ４１の
回転速度を任意に変えられるようになっている。

一方、上記回転ローラ４１は食品材料導入管６と一体の
カバー５０に取付けられ、その一部を食品材料導入管６
の側壁に設けられた開口部４９より上記管６内へ導入さ
せている。

なお、５１は押圧ｂ−ラで、このローラ５１の軸端はカ
バー５０の内側面に設けられたガイド溝５２に沿って水
平移動可能となっており、常時圧縮コイルバネ５４によ
って回転ローラ４１方向へ付勢されている。

このように構成された食品調理装置にあっては、食品材
料導入管６内に投入された食品材料は押圧ローラ５１と
回転ローラ４１とで圧接挾持され、回転ローラ４１の回
転により所定の速度で加工容器３内へ導入される。

したがって、上記導入管６内に投入された食品材料は上
記容器３内の水平カッター４によって常時一定の間隔で
均一形状に切断加工され、所期の目的が達せられる。

以上説明したようにこの考案によれば、単純な形状の作
動部材を使用して、しかも一度の操作によって複雑な加
工又は均一な加工を行なうことができる食品調理装置を
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来装置を示す一部切欠した側面図、第２図乃
至第４図はこの考案の一実施例を示すもので、第２図は
要部平面図、第３図は要部側断面図、第４図は係止機構
を示す側断面図、第５図は他の実施例を示す側断面図、
第６図乃至第８図はさらに別の実施例を示すもので、第
６図は要部平面図、第７図は要部側断面図、第８図は動
力伝達機構を示す側面図である。１・・・・・・モータ、２・・・・・・本体、３・・・
・・・食品材料加工容器、４ａ・・・・・・回転軸、５
・・・・・・蓋体、６・・・・・・食品材料導入管、１
４，３３．４２・・・・・・動力伝達機構、４・・・・
・・水平カッター３１０００００．−ｆ−ヨップヵッ、−第１″作動部材
・１６・・・・・・垂直カッター３２・・・・・・水平カッター１３・・・・・・第２
の作動部材。４１・・・・・・回転ローラ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）モータを内蔵した本体と、この本体に装着され上
記モータによって回転駆動される第１の作動部材を収納
した食品材料加工容器と、この容器の上方開口部を覆う
蓋体と、この蓋体に設けられ上記容器内に食品材料を導
入する食品材料導入管と、この材料導入管に設けられた
第２の作動部材と、前記蓋体に取付けられ前記第１の作
動部材の回転軸に着脱自在に連結して同回転軸の回転力
を上記第２の作動部材へ伝達する動力伝達機構とを具備
したことを特徴とする食品調理装置。
（２）前記第２の作動部材は前記食品材料導入管におけ
る材料導入方向に対し直交する回転軸と、この回転軸に
取着されたカッターとからなることを特徴とする実用新
案登録請求の範囲第（１）項記載の食品調理装置。
（３）前記第２の作動部材は前記食品材料導入管内の食
品材料に側方より圧接してその材料の導入速度を規制す
る回転ローラにて構成されていることを特徴とする実用
新案登録請求の範囲第（１）項記載の食品調理装置。
（４）前記第２の作動部材と共に前記食品材料導入管を
前記蓋体に対し着脱自在としたことを特徴とする実用新
案登録請求の範囲第（１）項記載の食品調理装置。