JPS5924141Y2 - シ−リングロ−ゼツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシーリングローゼットの構造の改良に関するも
のであって、ボディ１に透設された一対の嵌合孔２，２
に各々刃受金具３，３を近接して配置せしめ、この一対
の刃受金具３．３を結ぶ線方向とほぼ直交する方向に各
々一対ずつの第１乃至第３端子板４ ａ 、４ ａ 、
４ ｂ 、４ ｂ 、４ Ｃ，４Ｃ１一対ずつノ第１乃
至第３鎖錠ばね５ａ、５ａ、５ｂ、５ｂ、５Ｃ，５Ｃ及
び各一対の鎖錠ばね５ａ、５ａ、５ｂ、５ｂ、５ｃ、５
ｃをそれぞれ同時に駆動する第１乃至第３解除釦６ａ、
６ｂ、６Ｃにて構成された電源、送り及びスイッチ回路
用端子ブロック７ａ、７ｂ、７Ｃをほぼ一直線状に並設
し、各解除釦６ａ、６ｂ、６Ｃは前記−直線状の並設方
向に沿って移動可能とし、かつ各端子板４ ａ 、４
ａ 、４ ｂ 、４ ｂ 、４ Ｃ，４Ｃヘノ電線導入
用の電線孔１０ ａ 、１０ ａ 、１０ ｂ 、１０
ｂ 、１０ｃ、ｌＱｃと同じ面に開口せる窓孔１１
ａ 、１１ ｂ 、１１Ｃに面する側にテーパ面を設け
て成るシーリングローゼットに係り、その目的とすると
ころは天井用照明器具の多様化に伴ない、電源回路の他
にスイッチ回路、送り回路をも簡略に連結、解除処理す
ることができると共に、コンパクトにまとめることので
きるシーリングローゼットを提供するにある。

従来、巻締め端子式でスイッチ回路、送り回路がとれる
引掛シーリングがあるが、ねじ端子式のため、結線及び
施工に時間が多くかかった。

また電源、送り及びスイッチ回路が一直線状に並設され
ていないために、サイズが大型化する欠点があった。

本考案はかかる従来の欠点を解消せんとするもので、以
下添付図により詳述する。

第１図乃至第３図は本考案の一例を示すもので、本体は
第２図のように充電部を挿着するボディ１と充電部を保
護するカバー８とで構成されている。

ボディ１には引掛キャップを嵌合させるための一対の嵌
合孔２．２を設は刃受金具３，３を配置させである。

またこの一対の嵌合孔２，２を結ぶ線と直角に交わる中
心線上に第２図の如く一対ずつの第１乃至第３端子板４
ａ 、４ ａ 、４ ｂ 、４ ｂ、、４ Ｃ，４Ｃ
と一対ずツノ第１乃至第３鎖錠ばね５ ａ、５ ａ、５
ｂ、５ ｂ、５ Ｃ，５Ｃ及び第１乃至第３解除釦６
ａ、６ｂ、６Ｃとで形成される電源、送り及びスイッチ
回路用端子ブロック７ａ、７ｂ、７Ｃが各々はぼ一直線
状にて所定の位置に配設されている。

また９は本体を造営材に取付けるための取付孔であって
、上記端子ブロツク７ａ、７ｂ、７Ｃが位置する中心線
に近接して設けられている。

またボディ１に被着されたカバー８には各々第１乃至第
３端子板４ ａ 、４ ａ 、４ ｂ 。

４ ｂ 、４ Ｃ，４Ｃに接続する電線を導入するため
の一対ずつの第１乃至第３電線孔１０ ａ 、１０ ａ
、１０ｂ 、１０ ｂ 、１０ Ｃ，１０Ｃと、第１
乃至第３解除釦６ａ 、６ ｂ 、６ Ｃを操作する第
１乃至第３窓孔１１ａ。

１１ ｂ、１１ Ｃとが施されている。

１２はねじ１３で・カバー８をボディ１に取付けるねし
穴である。

本考案にあって電源線は第１電線孔１０ ａに差込んで
連結されるもので、電源線を第１鎖錠ばね５ａと第１端
子板４ａとの間に圧入することにより、電源線は第１鎖
錠ばね５ａの弾発力で第１端子板４ａに接続される。

第２端子板４ｂは第１端子板４ａと接続されていて、送
り電線を接続するときは第２電線孔１０ ｂに上記と同
様にして差込み第２鎖錠ばね５ｂと第２端子板４ｂとの
間に送り電線を挟圧保持せしめ、送り電線を電源線と連
結できる。

また一対の第３端子板４ ｃ 、４ ｃのうち一方は一
対の刃受金具３，３のうちの一方と連結され、他方の他
方の第３端子板４ａは上記一対の第１端子板４ａの一方
と連結されており、他方の第１端子板４ａは他方の刃受
金具３と連結されていて、スイッチ回路を形成するとき
は一対の第３電線孔１０ Ｃ，１０Ｃにスイッチ回路の
電線を上記の場合と同様にして各々第３鎖錠ばね５Ｃと
第３端子板４Ｃとの間に挟着保持せしめればよい。

スイッチ回路を設けないときは第３端子板４ ｃ 、４
ｃ間を短絡すればよい。

更に電線を外すときは第１乃至第３窓孔１１ ａ、１１
ｂ、１１ Ｃにドライバなどの棒状治具を押込み、第
１乃至第３解除釦６ａ、６ｂ、６Ｃを第２図の矢印Ａ方
向に移動させることにより第１乃至第３鎖錠ばね５ａ、
５ｂ、５Ｃを圧縮させて電線を抜けばよい。

このように形成されたシーリングローゼットは例えば竿
縁などの天井造営材に取付施工され、灯具と連結された
引掛キャップ（図示せず）の引掛栓刃を刃受金具に連結
して灯具を吊下げることができる。

本考案にあっては上述のように電源、送り及びスイッチ
回路用端子ブロックを各々端子板、鎖錠ばね及び解除釦
にて形成しているから、いずれの端子ブロックに電線を
接続する場合でも従来のようにねし緩めやねじ締め等の
めんどうな操作をすることなく、簡単に速結することが
できると共にわしが緩んで線が外れるようなこともなく
、確実に連結でき、かつ電線を外すときも解除釦を押し
て電線を抜くだけで簡単に外すことができる利点がある
。

しかも、この際１つの解除釦を操作することによって一
対の電線を同時に抜くことができて、作業性が良好であ
るという利点がある。

また、上記三種の端子ブロックは一対の刃受金具を結ぶ
線とほぼ直交する中心線上にてほぼ一直線状に並べであ
るから、全体をコンパクトに構成することができる利点
がある。

さらに本考案にあっては、解除釦の移動方向を前記各端
子ブロックの一直線状の並設方向と同一方向とし、かつ
各端子板への電線導入用の電線孔と同じ面に開口せる窓
孔に面する側にテーパ面を設けたものであるから、電線
導入方向と同一方向からドライバのような治具を窓孔内
に挿入することにより解除釦を駆動することができ、結
線時と解除時との操作方向が同一となり、操作が容易に
なるものである。

また各端子ブロックは互いに独立して形成されているの
で電線の結線、解除時に互いに他に触れるなどの影響を
与えることなく安全に施工できる利点もある。

また竿縁等にボディを取付けるに当っても竿縁等の貫通
孔より垂下した電線を一直線状に並んだ電線孔より差込
んで結線し簡単に本体の取付けを行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例のカバーを外した状態の平面
図、第２図は同上のカバー装着状態の一部切欠正面図、
第３図は同上のカバー装着状態の平面図である。 図中 １はボディ、２は嵌合孔、３は刃受金具、４ａ乃
至４Ｃは第１乃至第３端子板、５ａ乃至５Ｃは第１乃至
第３鎖錠ばね、６ａ乃至６Ｃは第１乃至第３解除釦、７
ａは電源回路用端子ブロック、７ｂは送り回路用端子ブ
ロック、７Ｃはスイッチ回路用端子ブロックを示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ボディに透設された一対の嵌合孔に各々刃受金具を近接
   して配置せしめ、この一対の刃受金具を結ぶ線方向とほ
   ぼ直交する方向に各々一対ずつの第１乃至第３端子板、
   一対ずつの第１乃至第３鎖錠ばね及び各一対の鎖錠ばね
   をそれぞれ同時に駆動する第１乃至第３解除釦にて構成
   された電源、送り及びスイッチ回路用端子ブロックをほ
   ぼ一直線状に並設し、各解除釦は前記−直線状の並設方
   向に沿って移動可能とし、かつ各端子板への電線導入用
   の電線孔と同じ面に開口せる窓孔に面する側にテーパ面
   を設けて成るシーリングローゼット。