JPS5924053A

JPS5924053A - 鉄筋コンクリ−ト構造体

Info

Publication number: JPS5924053A
Application number: JP13332282A
Authority: JP
Inventors: 小原　宗一郎
Original assignee: FUJI KIGIYOU KK
Current assignee: FUJI KIGIYOU KK
Priority date: 1982-07-30
Filing date: 1982-07-30
Publication date: 1984-02-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は鉄筋コンクリート構造体、特に鉄筋コンクリー
ト床版、壁体等およびその製造方法に関するものである
。

従来、この種の床板、壁体等は（イ）尺枠工事を伴う現
場打設による方法または（ロ）プレキャストコンクリー
トを用いて組立てる方法が主流として存在している。

しかし、前者（イ）にあっては主として現場で鉄筋を編
成する一方、現場での仮枠工事が必須であり、仮枠工事
後にコンクリートを打設する為に工期が長（、且つ仮枠
の敷設、支保工工事、打設コンクリート養生後の仮枠除
去、清掃等がコンクリート側体工事の工期のみならず工
事費の大きな部分を占めており、作業性並びに経済的見
地から判断しても欠点があり改善されねばならない現実
の問題となっていた。

有しているものの、プレキャストコンクリートの運搬及
び運搬費の問題または現場の組立作業に於ける重量物作
業の為の機械等（例えばクレーン等）が必要であり且つ
結構その費用もばかにならないと云う欠点があった。

本発明の目的は上述の如き従来の欠点を解消した実用上
有益な鉄筋コンクリ−１・構造体およびその製造方法を
提供することにある。

以下、本発明の実施例を、図面な参照して詳細に説明す
る。

第１図を参照すると、本発明に係る鉄筋コンクリート構
造体が示してあり、この構造体は図示の実施例ではコン
クリートの床版や壁体として示しである。この床版はコ
ンクリート１とこのコンクリートの中に埋設された複数
の骨組体２とコンクリートの外面に設けられた面材３と
を備えている。

骨組体２はコンクリートの補強位置に配置されている。

この骨組体は複数の鉄筋から成りその詳細な構造が第２
図に示しである。図示の実施例ではこの骨組体は３つの
平行に延びる弦月４と、２つの弦材を連結する充腹材５
とから成る略６角形の形状を有している。充腹材５は図
示のように波形の形状を有している。注目すべきは本発
明ではか〜る骨組体が床版、壁体等の形成前に予め、鉄
筋を所望す形状に編成または宕易に編成できるようにし
ておくことである。このようにすると、運搬にも便利で
あり、例えば現場で鉄筋を組む場合、作業が簡単で熟練
を要しなく叶つ工事期間が早やくなるからである。

尚、骨組体とは別に必要に応じて、第１図に示す如く、
補助用の補助筋６または補助筋７等を設けてもよい。

本発明での面材はシート材またはボード類（含む断熱材
）と下地材とから成り、ス破−サーを介し骨組体、補強
筋立骨等でしつかり結束することにより、本発明のコン
クリート構造体の外壁または内壁の１部となると同時に
、コンクリート打設時のコンクリートの受は面としての
役割をはたすことを特徴としているが、図示例の面材６
は断熱材（例えばスタイロフォーム）８とこの断熱材の
外側に配置された下地材９とから成っている。この下地
材９は該コンクリ−ト構造体が天井や壁として用いられ
たとき、コンクリートやモルタル等の仕上工事の下地と
なる一方、時には装飾の役目をもさせることがてきる。

さらに、下地材９を立付１１等で補強することにより面
材６はコンクリート打設時の圧力等に耐えさせる一方、
コンクリートやモルタル等の仕上工事をやりやすく目一
つき裂等の防止の役割をもさせ得る。

尚、必要に応じて断熱材８に電気配線、ガス配管あるい
は給排水配管等１０を設けることができる。

さらに、本発明に於て、注目すべきことは第１図に示す
ように、骨組体２、面材６、補強筋６゜７および立管１
１を連結するフック付スＲ−サ−１２が設けであること
である。このフック付スＲ−サーは例として第ろ図に示
す如き形状を有し、一端が骨組体２に結束され、他端が
断熱材８を貫通して下地材９及び立管１１に結束されて
いる。

このようなフック付ス投−サーを設けると面材の剥離を
防ぐと同時に、面材はコンクリート打設時の圧力等の受
は面として働きおよびコンクリート構造体の壁下地を構
成することができる。このようにすると、仮枠工事をし
ないでよい。壁体なと両面壁あるいは外周壁のコンクリ
ート構造体の場合は骨組体またはスＲ−サーの形状ある
いは配列方法を例えば第１図破線で示すように工夫する
ことにより、同様の考え方で、本発明のコンクリート構
造体の製造または建造ができる。

本発明の構造体即ち床版や壁体を製造するには次のよう
な工程で行う。

先ず、コンクリート構造体を作る前に予め上述の如く骨
組材または骨組体を作っておく。次いでこの骨組材また
は骨組体を現場に運搬する。構造体の補強位置に複数の
骨組体を任意に配置し、面材６等と共に組立てる。次い
でコンクリートを打設する。

本発明によれば、骨組材または骨組体を構造体形成前に
予め作っておくので運搬がきわめて容易であり、又現場
において−々編成する必要がないので工期の大幅な短縮
が実現でき且つ工費がきわめて安いという実益がある。

又、その構造がきわめて堅固である利点がある。

尚、上記実施例は床版や壁体としたが、本発明はこれに
限定されるものでない。

本発明によれば、以下の如き利点がある。

（１）現場のゴンクリ〜ト駆木工事に於いて、仮枠工事
作業を行なうことなく、現場打鉄筋コンクリート床板、
壁体等の工事ができる。

（２）予め製作された骨組材料等を現場に搬入し、設計
指示通りに組み合せて仮枠工事なしで現場打設ができる
。

（３）本発明による構造で工事生産等のプレン・プ化も
できる。

さりに、主なる経済性を考察すると、（４）現場工事の省力化による工期の短縮および工事費
の節減ができる。

（５）　　コンクリート厘体工事と電気、ガス、給排水
設備工事等の工程の分離による工事の簡略化、コストダ
ウンが図れる。

（６）本発明の主な特徴である面材に於いて断熱材等の
使用により１．躯体の保温等に関して別途工事をせずに
性能の向上が図れる。

（７）面材にリプラス等の突起を施す設計を考えること
によりモルタル等のき裂の防上に効果が図れる。

（８）現場打の場合予め設計、加工された儒組材又は骨
組体を搬送するので、プレキャストコンクリート又はプ
レ・・ブ板等に比べ当然大量輸送ができる。

（９）予め設計、加工された骨組制、又は嵩・組体であ
る為、現場組立の際、作業員の熟練を必要としない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る鉄筋コンクリ−ト構造体の一部断
面図、第２図は骨組体の一部斜視図、第ろ図はスＲ−サ
の一部斜視図である。１・・・コンクリート　　　２中骨組体ろ・・面材　　
　　　　　４・・・弦材５・・・充腹材　　　　　　６
・・・補強筋７・・・補強筋　　　　　　８・・・断熱
利９・・下地月　　　　　１０・・設備用配線・配管１
１・・立付　　　　　１２・・フック付スＲ−サー特許
庁長官　若杉和夫　殿１．事件の表示昭和５７年特許願第１ろ３ろ２２　号２、発明の名称鉄筋コンクリート構造体６、補正をする者事件との関係　　特許出願人住所名称　株式会社　富士起業４、代理人６補正の内容（＋、）　　明１細書第７頁第１２行す６よび第８頁第
ろ１ｊ、同第７行の「、駆」を１「躯」にＭＴ正１−ろ
。（２）四組１書第７＠第１８行の「１日を「ｊ易」に削
正する。以　　　　上

Claims

【特許請求の範囲】ｍ　　コンクリートと該コンクリート内に埋設される鉄
筋とを有する鉄筋コンクリート構造体におい加工又は組
んで形成された骨組体から成り、前記コンクＩＪ　−ト
は鉄筋コンクリート構造体の形成時に仮枠工事等をしな
いで打設されることを特徴とする鉄筋コンクリート構造
体。（２）　　コンクリートと該コンクリート内に埋設され
る骨組体と前記コンクリートの外面に配置される面材と
前記骨組体と面材とを連結するス投−サーとを備え、前
記骨組体は形成されるべき構造体の形成前に予め鉄筋を
所望の形状に加工又は組まれて成り、前記コンクリート
は構造体の形成時に打設され、この面材と一体構造とな
ることを特徴とする鉄筋コンクリート構造体。（３）製造すべき鉄筋コンクリート構造体の形成前に鉄
筋を所望の形状に予め組んだ骨組体を形成しておき、前
記構造体の形成時に骨組体を構造体の補強位置に配置し
て仮枠工事等をしないでコンクリートを打設することを
特徴とする鉄筋コンクリート構造体の製造方法。