JPS5923705Y2 - 反転通知片付き窓あき封書用フォ−ム - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は窓あき封書用フオームに関するものであり、
さらに詳しく述べるならば封書内に封入された通知片が
開封時に反転し、通知片表面の情報と封書内の情報とが
一覧可能な平面展開状態として得られるところの反転通
知片付き窓あき封書用フオームに関するもので゛ある。

従来、通知片が封入された封書は、その開封において、
封筒を構成する封書部分と通知片とが分離するか、また
はそれらが積層状に綴じ合わされブック状となり最大２
頁相当の見開きしか得られないため、主要な情報が一覧
できるよう配列することができず、また、隣接情報を見
ながら情報を追加記入することも、また、確認すること
も困難であって、さらに窓あき封書用フオームを用いた
場合、折りたたみが容易で封書の作成が簡便であったが
、窓あき部分の面積が狭くなり一覧できる情報量が少く
なり、多量の情報を一覧しながら用いることができない
という欠点を有していた。

そこで、この考案においては上述の欠点に鑑み２つ折り
窓あき封書用フオームにおいて、あらかじめ情報記入部
の不足を補う通知片を積層状に綴じ合わせておき、平面
状態にて一面側から宛名、通知情報を記載でき、２つ折
りにて簡便に封書とすることができ、しかも封書の開封
において主要な多量の情報が一覧でき、情報の伝達およ
びその情報に基づく処理がきわめて迅速に行えるところ
の反転通知片付き窓あき封書用フオームを提供するもの
であり、つぎにこの考案の実施例を示す図面に基づいて
説明する。

この考案の反転通知片付き窓あき封書用フオームは、第
１図に示す２つ折りの窓あき封書用フオーム１と第２図
に示す反転通知片２とが第３図の如く組み合わされてな
るもので窓あき封書用フオーム１は窓あき部３を有する
表片４と裏片５とが内折りミシン目６を境に連接してな
り、４周辺に開封用ミシン目７，７′が設けられ、この
ミシン目の外側の表面（封書とした際の内面）が封着部
８としてなると共に表面に通知情報、情報記入部９およ
び追加情報記入部９′が設けられており、反転通知片２
は上記裏片５と略同４大で、裏片５の構成部分と対応す
る如く開封用ミシン目７，７′、封着部８、情報記入部
９、追加情報記入部９′が設けられており、上記裏片５
上に重ね合わされ、綴じＣにて一体としてなり、上記表
片４の表面（封書とした際の内面）左側の開封用ミシン
目７の内側とこの部分と内折りミシン目６を中心として
対称の位置になる反転通知片２の右側の開封用ミシン目
７の内側表面（封書とした際の内面）とが反転接着部１
０．１０としてなると共に、内折りミシン目６を中心と
して窓あき部３と対称の位置になる反転通知片２の表面
に宛名部１１が設けられ、前記封書部８および反転接着
部１０には通常の状態では接着することなく熱、圧等の
接着条件を附与することにより接着する接着剤Ａが設け
られている。

１２は切り取りミシン目である。

また、上記において窓あき部３は穿孔されており、一点
鎖線で示す大きさの透明紙または半透明紙が貼着されて
いるが、窓あき部３の部分を穿孔することなく透過剤を
塗布してもよく、また穿孔した窓あき部３の周辺に前記
の接着剤Ａと同質の接着剤を塗布しておいてもよい。

なお、基片の端部側には切り取り指示線１３を境に連続
フオームとしての移送孔１４を有する移送孔部１５が設
けられており、隣接フオーム（図における一点鎖線部分
）とは通常切り取りミシン目により連接している。

また、裏片５の表面上には反転通知片２の表面からの記
入において複写記入されるよう複写構成となっている。

また、表片４の裏面には郵送に必要な表示がなされてい
る。

次に、上述の反転通知片付き窓あき封書用フオームの使
用に従って作用、効果を説明すると、平面状態にて情報
記入部９、宛名部１１に請求金額、払込金額、住所、氏
名など必要な情報を記入し、その後、第４図に示す如く
内折りミシン目６より折りたためば、宛名部１１の上に
窓あき部３が重なり、この状態にて接着剤Ａの接着条件
である熱、圧を附与すれば、重ね合わせ周辺の封着部８
が封着されると共に、反転接着部１０．１０同志も接着
し、郵送状態の封書１６となる。

なお、連続フオームの場合折りたたみにおいて内折りミ
シン目６に沿って連続的に折りたたむと共に、移送孔部
１５を切り取りながら接着条件である熱、圧を附与し、
単位毎に切り離せば連続的に郵送状態の封書１６となる
。

この封書１６の受取人は開封用ミシン目７，７′に沿っ
て切り離し基片を見開けば、反転通知片２が表片４と反
転接着部１０．１０において接着されているので、第５
図に示す如く自然に展開し、反転通知片２の表面と表片
４、裏片５の表面とが同一面となりそれらに記入されて
いる情報が一覧状態となる。

従って、この封書が払込通知書である場合には受取人は
必要情報を一続することが容易となり、また、この封書
において払込金の納付を行う場合も、その事務処理にお
いて主要情報が同一面に展開しているので一覧状態にて
情報を確認しながら追加情報記入部９′に領収日付など
を記入または押印することができ、また所望片を切り取
りミシン目１２から切り離し用いることができるので、
事務処理が迅速かつ確実に行える。

また、その他通知業務においても多量の情報を記入およ
び複写記入でき、これら多量の情報を全て同一面上にて
一覧できるので、正確かつ迅速な情報伝達が行える。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係る２つ折りの窓あき封書用フオー
ムの平面図、第２図は同反転通知片の平面図、第３図は
同反転通知片付き窓あき封書用フオームの断面図、第４
図、第５図は第３図の反転通知片付き窓あき封書用フオ
ームの使用状態説明図である。 １は窓あき封書用フオーム、２は反転通知片、３は窓あ
き部、４は表片、５は裏片、６は内折りミシン目、７は
開封用ミシン目、８は封着部、９は情報記入部、９′は
追加情報記入部、１０は反転接着部、１１は宛名部であ
る。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 折り合わせするところの表片と裏片とが折り部を境に連
   接してなり、基片の折り部を除く３周辺に沿って開封用
   ミシン目が設けられ、表片の所定位置に窓あき部が設け
   られ、この窓あき部を被覆しない表片または裏片の表面
   に反転通知片が位置し、前記開封用ミシン目に対応して
   開封用ミシン目が設けられ、前記表片と裏片および反転
   通知片表面の開封用ミシン目の外側が封着部としてなる
   と共に反転通知片に被覆されていない折り部に沿う表面
   の開封用ミシン目の内側とこの部分と折り部を中心とし
   て対称の位置になる反転通知片の部分とが反転接着部と
   してなり、前記封着部と反転接着部に通常の状態では接
   着することなく熱、圧等の接着条件付与において接着す
   る接着剤が塗布され、折り部を中心として窓あき部と対
   称の位置に宛名部が設けられ、窓あき部、宛名部を除く
   表片、裏片および反転通知片の表面所定力所に情報記入
   部が設けられてなる反転通知片付き窓あき封書用フオー
   ム。