JPS625348Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、３紙片からなる三ツ折り封書用フ
オームの宛名片を除く１紙片が会員証、保証書な
どの記入片としてなり、必要な情報を記入した後
折りたたみ封書を作成する際、記入片の記入部が
ラミネートされると共にラミネート材により封書
の封着が行なわれ、表面が隠ぺい保護されしかも
郵送可能な会員証、保証書等の入つた封書が容易
に得られるところの被ラミネート記入片を有する
封書に関するものである。

従来、会員証等を郵送する際記入事項が改ざん
されないよう、また汚損しないよう記入表面をラ
ミネートフイルムなどにより隠ぺい保護した会員
証を郵送していたが、この会員証等の郵送におい
て、会員証等の作成および郵送における封筒への
宛名書き、それに封筒の宛名と会員証等との照
合、封入、封緘等多大な手間を要し不都合な点が
多かつた。

そこで、この考案においては従来の欠点を考慮
し、三ツ折り封書用フオームに必要事項を記入し
封書とする際、郵送可能な会員証が封書作成と同
時に得られるところの被ラミネート記入片を有す
る封書用フオームを創作したもので、次に、この
考案を図に示す実施例に基づいて説明する。

第１図、第２図に示す如く、この考案に係る被
ラミネート記入片を有する封書用フオーム１は、
紙片Ａと紙片Ｂとが外折り線２を境とし、紙片Ｂ
と紙片Ｃとが内折り線３を境として連接し、紙片
Ａの外折り線と反対側の辺を除く３周辺および紙
片Ｂと紙片Ｃを合わせた領域の４周辺に開封用ミ
シン目４を有し、また紙片Ｂの内折り線３側に切
取りミシス目５を有し、紙片Ａと紙片Ｃの両端部
にフオーム移送孔６が設けられてなる三ツ折り封
書用フオームＦと紙片Ｃの略同寸大で紙片Ｃと対
応する位置に開封用ミシン目４′、移送孔６′が設
けられ、また、切取りミシン目５に対応して切取
りミシン目５′が設けられ、熱、圧の接着条件に
より接着する接着剤７を表面側に有する透明のラ
ミネートフイルムＬとが重ね合わされてなるもの
である。

上記において、紙片Ａはその表面に宛名部８が
設けられ、紙片Ｂは被ラミネート用の記入片ｂと
してその表面に隠ぺい保護される宛名および情報
等の記入部９が設けられ、紙片Ｃの表面には通知
事項１０が印刷されてなり、紙片Ａと紙片Ｂを合
わせた領域の裏面４周辺に沿つて、上記ラミネー
トフイルム表面の接着剤７と同条件で接着すると
ころの接着剤７０が設けられてなる。

また、三ツ折り封書用フオームＦとラミネート
フイルムＬとの重ね合わせにおいてはラミネート
フイルムＬの裏面が紙片Ｃの開封用ミシン目４外
側において通常の接着剤７５により綴合わされて
なる。

次に、上述における被ラミネート記入片を有す
る封書用フオーム１の使用に従つてその作用、効
果を説明すると、第１図の平面状態において電子
計算装置の出力装置であるプリンターにより、紙
片Ａの宛名部８および紙片Ｂの記入部９に宛名お
よび通知情報など宛名人への個有の情報をプリン
トアウトし、次いで第３図に示す如く外折り線
２、内折り線３に沿つて折りたたみ、移送孔５の
部分を切取りながら、接着剤７および接着剤７０
の接着条件である熱、圧を付与すれば、紙片Ａと
紙片Ｂの裏面の接着剤７０が接着し、またこれと
同時に紙片Ｂ表面と紙片Ｃ上のラミネートフイル
ムＬの接着剤７とが接着し、折りたたみ３紙片の
周辺部が封着された郵送状態の封書１１となり、
この封書１１の受取り人は開封用ミシン目４，
４′に沿つて切り離せば、第４図に示す如く、記
入部９がラミネート加工された記入片ｂが見開き
状態に展開できる開封封書として得られ、紙片Ｃ
の通知事項１０を見開き状態において読むと共に
必要に応じラミネート加工された記入片ｂを切取
りミシン目５，５′より切離し用いるものであ
る。

以上述べた如く、この考案に係る被ラミネート
記入片を有する封書用フオームは、必要事項を記
入し封書とすると同時に、郵送可能でしかもラミ
ネート加工された記入片が得られるので、改ざん
防止、汚損防止を必要とする会員証、保証書、領
収書、預り証などの使用に特別便利でありその効
果が顕著である。

なお、前記において接着剤７５の替りにその箇
所に接着剤７０を塗布しておいてもよく、またラ
ミネートフイルムＬは基材がポリエステルで表面
がポリエチレンからなる一般のラミネート用フイ
ルムを用いてもよく、また記入片ｂを切り取らず
見開いて提示する場合には切取りミシン目５，
５′は設けなくともよく、また紙片Ｃを記入片ｂ
として紙片Ｂの表面にラミネートフイルムＬを設
けて構成してもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係るラミネート記入片を有
する封書用フオームの平面図、第２図は第１図に
おけるＸ−Ｘ線断面図、第３図、第４図はこの考
案に係る被ラミネート記入片を有する封書用フオ
ームの使用状態説明図。 Ａ，Ｂ，Ｃは紙片、ｂは記入片、Ｆは三ツ折り
封書用フオーム、Ｌはラミネートフイルム、１は
この考案に係る被ラミネート記入片を有する封書
用フオーム、２は外折り線、３は内折り線、４は
開封用ミシン目、７，７０は接着剤、９は記入
部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 紙片Ａと紙片Ｂとが外折り線を境とし、紙片Ｂ
   と紙片Ｃとが内折り線を境として連接してなり、
   少なくとも紙片Ａと紙片Ｂの外折り線側の端部側
   と、紙片Ｃの内折り線と反対側の端部側および各
   紙片の上端、下端側に開封用ミシン目を有する三
   ツ折り封書用フオームにおいて、紙片Ａ表面には
   宛名部を有し、紙片Ｂまたは紙片Ｃは被ラミネー
   ト記入片としてその表面に宛名および情報等の記
   入部を有し、紙片Ｃまたは紙片Ｂの表面上には前
   記、被ラミネート記入片と略同寸大で表面側に
   熱、圧の接着条件により接着する接着剤を有する
   ラミネートフイルムが重ね合わされてなると共
   に、ラミネートフイルム裏面が開封用ミシン目外
   側において接着されてなり、紙片Ａと紙片Ｂを合
   わせた領域の裏面４周辺に沿つてラミネートフイ
   ルム表面の接着剤と同条件で接着するところの接
   着剤が設けられてなる被ラミネート記入片を有す
   る封書用フオーム。