JPS5828869Y2 - 現金封入封筒用帳票 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案の現金封入封筒用帳票は複写によることなく、封
筒中紙、封筒下紙に印字することができ、印字液封筒用
帳票を略Ｚ字状に折りたたみ接着し一辺側に開口部を有
する現金を封入する封筒のための封筒用帳票であり、封
筒開封後も封筒の一部を袋として利用できるよう構成し
たことを特徴とする現金封入封筒用帳票に関するもので
ある。

従来、現金を封入する連続封筒用帳票は広く知られてい
たが、これら封筒内部への印字は加圧複写により印字さ
れるものである。

このため印字が不鮮明であったり、また複写のため印字
内容が異なる場合においては非常に不便なものであった
。

このため封筒を構成する封筒上紙、封筒中紙、封筒下紙
を一連に連接して設け、印字後各紙片を２字状に折りた
たみ封筒を構成することも行われていた。

しかしながらこのＺ字状折りたたみ封筒は、封筒を開封
し封入物を取り出す際に各紙片が全て見開き状態となる
ため、単なる通知書として、また２〜３枚のパンフレッ
トを封入して用いるには便利であったが、開封後封入物
を紛失することなく保管する必要のある封筒として用い
るには全て見開き状態となるのではなはだ不都合なもの
であることが判明した。

そこでこの発明においては、従来のＺ字状折りたたみ封
筒の欠点を除去し、改善し開封後も再収納部を有し、し
かもこの収納部と一体として保存できる見開きの明細部
を有し、さらに再収納部表面に最初の封筒の受取人氏名
を有し、現金封入封筒として明細記入、封筒作成、開封
、および保存等の使用にすこぶる便利な構成とした現金
封入封筒用帳票を提供するものである。

次に本考案をその一実施例を示す図面に基づき説明する
。

本考案の現金封入封筒用帳票１は、第１図に示す如く封
筒上紙２と封筒中紙３と封緘片４を有する封筒下紙５が
折り用ミシン目６，６を境に用紙流れ方向と直角に連接
し、封筒上紙２、封筒中紙３、封筒下紙５の上端、下端
側に沿ってまた封筒上紙２の折り用ミシン目６と反対側
の辺、および封筒中紙３と封筒下紙５の境に設けた折り
用ミシン目６の両側にそれぞれ開封用ミシン目７，７を
設け、封筒中紙３と封筒下紙５の表面側で開封用ミシン
目７．７の外側、および封筒上紙２、封筒中紙３の裏面
側で上端側を除く辺の開封用ミシン目７，７の内側、ま
た上端側の開封用ミシン目７の外側にそれぞれ通常では
接着することがなく、熱、圧、水等の接着条件を付与す
ることにより容易に接着することのできる接着剤８を塗
布すると共に、封緘片４の部分に両面接着テープ９を設
けてなるものである。

本考案の現金封入封筒用帳票１の使用に際しては、コン
ピュータの印字機、タイプライタ等により封筒上紙２表
面に封筒受取人の氏名を、封筒中紙３、封筒下紙５の表
面に支払い明細、封入内容等の必要事項を印字記入した
のち、折り用ミシン目６゜６よりそれぞれ封筒上紙２の
表面印字面側が表出するよう第２図イに示すように２字
状に折りたたみ、接着剤８の接着条件である熱、圧ある
いは水を付与して接着し、次いで封緘片４側がら現金を
封入し、封緘片４の両面接着テープ９の剥離紙を剥がし
接着剤を露出し、封筒上紙２側に折り曲げ接着し、密封
封筒を作成するものである。

次いでこの現金が封入された封筒を受けとった封筒の受
は取り人は、封筒三周辺の開封用ミシン目７，７がら封
筒を開封すれば第３図に示す如く袋部１０を有する構成
となるものであり、封筒中紙３、封筒下紙５に記載され
た内容を読み封筒内に封入されている現金の確認、およ
び明細表とマツチングを行なった後、取り出した現金を
必要に応じ封筒上紙２と封筒中紙３により袋状に構成さ
れている袋部１０に再度挿入し保管して用いるものであ
る。

以上述べた如く本考案の現金封入封筒用帳票は、封筒を
構成するところの封筒上紙と封筒中紙の合体状態裏面側
において、四周辺に設けた開封用ミシン目の三周辺の内
側に接着剤を設けであるので、封筒作成後開封用ミシン
目より封筒を開封すれば封筒中紙と封筒下紙の表面の印
字が施されている部分は見開き状になり、封入内容との
マツチングが行い易く、シかも封筒受取人氏名が印字さ
れた封筒上紙と封筒中紙により一辺が開口された袋部が
構成されるので開封後の現金の保管をこの袋部によって
行うことができ、給料等の持ち運びには散逸、および紛
失の恐れもなく、開封後の一時預りにおいても保管しや
すく、また封筒中紙と封筒下紙との境の折り用ミシン目
に沿って接着剤を施しであるので、折り用ミシン目より
封筒が破れ現金が食出す等の事故もない等、特に硬貨を
封入する必要のある給料封筒等に用いればその効果は大
である。

【図面の簡単な説明】

第１図イは、本考案の現金封入封筒用帳票。 第１図口は、第１図イの裏面平面図。 第２図イは、本考案の現金封入封筒用帳票の折りたたみ
状態を示す断面図。 第２図口は、第２図イを完全に折りたたみ接着した状態
でのＸ−Ｘ線断面図。 第３図は、本考案の現金封入封筒用帳票より作成した封
筒の開封状態を示す図。 １・・・・・・本考案の現金封入封筒用帳票、２・・・
・・・封筒上紙、３・・・・・・封筒中紙、４・・・・
・・封緘片、５・・・・・・封筒下紙、６・・・・・・
折り用ミシン目、７・・・・・・開封用ミシン目、８・
・・・・・接着剤、９・・・・・・両面接着テープ、１
０・・・・・・袋部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 封筒上紙と封筒中紙と封緘片を有する封筒下紙が折り用
   ミシン目を境に用紙流れ方向と直角に連接してなる封筒
   用帳票において、各紙片の上端、下端、および封筒上紙
   の折り用ミシン目と反対側の辺、および封筒中紙と封筒
   下紙の境の折り用ミシン目の両側に沿ってそれぞれ開封
   用ミシン目を設けてなり、封筒中紙と封筒下紙の表面の
   開封用ミシン目の外側、および封筒上紙と封筒中紙の裏
   面の上端側を除く辺の開封用ミシン目の内側にそれぞれ
   通常では接着することのない接着剤を施してなる現金封
   入封筒用帳票。