JPS5923244B2 - 成形用シ−トから容器を製造する方法 - Google Patents
成形用シ−トから容器を製造する方法Info
- Publication number
- JPS5923244B2 JPS5923244B2 JP10343478A JP10343478A JPS5923244B2 JP S5923244 B2 JPS5923244 B2 JP S5923244B2 JP 10343478 A JP10343478 A JP 10343478A JP 10343478 A JP10343478 A JP 10343478A JP S5923244 B2 JPS5923244 B2 JP S5923244B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- sheet
- vacuum forming
- film
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は積層シートを材料とする真空成形法の改良に関
するものである。
するものである。
一般に真空成形法においては熱可塑性シートを熱軟化さ
せて成形するので、熱硬化性接着剤を使用した積層シー
トを材料とする場合、接着剤層が成形時の変形のために
粉砕されて成形品表面に皺あるいは亀裂を生じたり、あ
るいは内部歪が残つて経時変形を起したりする欠点があ
つた。
せて成形するので、熱硬化性接着剤を使用した積層シー
トを材料とする場合、接着剤層が成形時の変形のために
粉砕されて成形品表面に皺あるいは亀裂を生じたり、あ
るいは内部歪が残つて経時変形を起したりする欠点があ
つた。
本発明はシートの積層時における加熱を溶剤または水の
蒸発と必要最小限の接着にとどめ、成形時の熱にユリ接
着剤を硬化させることにより、上記の問題点を解決する
とともに、積層工程を簡易化することを目的とするもの
であ■)。実施例図に工つて説明すると、1は2軸延伸
ポリスチレンフィルム(25〜50μ厚)で、片面にべ
た印刷2が施されている。
蒸発と必要最小限の接着にとどめ、成形時の熱にユリ接
着剤を硬化させることにより、上記の問題点を解決する
とともに、積層工程を簡易化することを目的とするもの
であ■)。実施例図に工つて説明すると、1は2軸延伸
ポリスチレンフィルム(25〜50μ厚)で、片面にべ
た印刷2が施されている。
この印刷面にスプレー3で加熱硬化型樹脂接着剤4が塗
布される。塗布方法は他の方法たとえばロールコート方
式でもよい。接着剤としては溶剤系接着剤でもよいが、
本実施例ではデンカEVAテックスH201という商品
名で市販されている水性エマルジョンを用い、使用直前
に硬化剤を添加する。接着剤4を印刷面に塗布されたフ
ィルム1は、乾燥機5を経てニップロール6に導かれる
。乾燥機5では接着剤4の溶剤または水を蒸発させるだ
けで工いので、比較的低温かつ短時間でよく、本実施例
では約50〜60℃に加熱された長さ約3mのトンネル
内をラインスピード約80〜130m/分で通過させ■
)。乾燥機5から出て来たフィルム1は、ニップロール
6により耐衝撃性ポリスチレンシート(300〜400
μ厚)Tに貼合される。ニップロール6は加熱する必要
がなく、低温で圧着することにより接着剤の硬化を初期
硬化の状態で停止させるのである。こうしてロールに巻
取られた積層シート8は真空成形にのみ使用されるもの
で、他の用途に使用するには接着強度が不充分なもので
ある。次に真空成形機9で成形する方法は従来方法と全
く同様であり、積層シートをヒータ12で約120〜1
80℃で約3〜10秒間加熱し、成形後冷却してとり出
される。このようにして得られた成形品は、熱硬化性樹
脂接着剤を使用しているので強度、耐熱性等にすぐれて
いることは言うまでもなく、成形時に硬化するものであ
るから内部歪が残つたり皺や亀裂を生じたりするおそれ
がないという利点があり、また積層工程にあつては乾燥
お工び初期接着のみで工いのでラインスピードを従来の
2倍以上に上げることができ、ニップロールを加熱する
必要もないので製造コストを低減でき、しかも成形工程
においても従来方法に何ら余分な工程を追加する必要が
ないという利点がある。
布される。塗布方法は他の方法たとえばロールコート方
式でもよい。接着剤としては溶剤系接着剤でもよいが、
本実施例ではデンカEVAテックスH201という商品
名で市販されている水性エマルジョンを用い、使用直前
に硬化剤を添加する。接着剤4を印刷面に塗布されたフ
ィルム1は、乾燥機5を経てニップロール6に導かれる
。乾燥機5では接着剤4の溶剤または水を蒸発させるだ
けで工いので、比較的低温かつ短時間でよく、本実施例
では約50〜60℃に加熱された長さ約3mのトンネル
内をラインスピード約80〜130m/分で通過させ■
)。乾燥機5から出て来たフィルム1は、ニップロール
6により耐衝撃性ポリスチレンシート(300〜400
μ厚)Tに貼合される。ニップロール6は加熱する必要
がなく、低温で圧着することにより接着剤の硬化を初期
硬化の状態で停止させるのである。こうしてロールに巻
取られた積層シート8は真空成形にのみ使用されるもの
で、他の用途に使用するには接着強度が不充分なもので
ある。次に真空成形機9で成形する方法は従来方法と全
く同様であり、積層シートをヒータ12で約120〜1
80℃で約3〜10秒間加熱し、成形後冷却してとり出
される。このようにして得られた成形品は、熱硬化性樹
脂接着剤を使用しているので強度、耐熱性等にすぐれて
いることは言うまでもなく、成形時に硬化するものであ
るから内部歪が残つたり皺や亀裂を生じたりするおそれ
がないという利点があり、また積層工程にあつては乾燥
お工び初期接着のみで工いのでラインスピードを従来の
2倍以上に上げることができ、ニップロールを加熱する
必要もないので製造コストを低減でき、しかも成形工程
においても従来方法に何ら余分な工程を追加する必要が
ないという利点がある。
また本発明の方法に工れば、積層する2枚のフイルムま
たはシートのうち、薄肉のフイルムに接着剤を塗布する
ので、乾燥圧着後すみやかに温度が下がるので硬化を停
止させる上で好都合であり、また印刷面に接着剤を塗布
することにより、ポリスチレンフイルム表面の接触面積
を増すための表面処理(アンカーコートなど)を省略し
、また水系接着剤を用いることにエリ溶剤による印刷イ
ンクのぼけを防止したものである。
たはシートのうち、薄肉のフイルムに接着剤を塗布する
ので、乾燥圧着後すみやかに温度が下がるので硬化を停
止させる上で好都合であり、また印刷面に接着剤を塗布
することにより、ポリスチレンフイルム表面の接触面積
を増すための表面処理(アンカーコートなど)を省略し
、また水系接着剤を用いることにエリ溶剤による印刷イ
ンクのぼけを防止したものである。
上述の方法により、従来困難とされていた2軸延伸ポリ
スチレンと耐衝撃性ポリスチレンとのドライラミネート
を可能にし、印刷されたポリスチレン容器を安価に製造
し得るのである。
スチレンと耐衝撃性ポリスチレンとのドライラミネート
を可能にし、印刷されたポリスチレン容器を安価に製造
し得るのである。
尚、真空成形法には第2図に示し友ように金型10に設
けた細孔11に↓り減圧吸引する方法以外に、吸引と同
時に反対側から加圧空気を送り込むもの、あるいは加圧
空気のみを用いシートと金型間の空気を細孔エリ逃がす
もの等があるが、本発明方法に用いる真空成形法にはこ
の工うな加圧押込型をも含むことは言うまでもない。
けた細孔11に↓り減圧吸引する方法以外に、吸引と同
時に反対側から加圧空気を送り込むもの、あるいは加圧
空気のみを用いシートと金型間の空気を細孔エリ逃がす
もの等があるが、本発明方法に用いる真空成形法にはこ
の工うな加圧押込型をも含むことは言うまでもない。
図は本発明方法の一実施例を示すもので、第1図は積層
工程の側面略図、第2図は成形工程の側面略図、第3図
は製品の一部断面図である。 1・・・・・・2軸延伸ポリスチレンフイルム、2・・
・・・・印刷インク層、3・・・・・・スプレー 4・
・・・・・加熱硬化型樹脂接着剤層、5・・・・・・乾
燥機、6・・・・・・ニツプロール、7・・・・・・耐
衝撃性ポリスチレンシート、8・・・・・・積層シート
、9・・・・・・真空成形機。
工程の側面略図、第2図は成形工程の側面略図、第3図
は製品の一部断面図である。 1・・・・・・2軸延伸ポリスチレンフイルム、2・・
・・・・印刷インク層、3・・・・・・スプレー 4・
・・・・・加熱硬化型樹脂接着剤層、5・・・・・・乾
燥機、6・・・・・・ニツプロール、7・・・・・・耐
衝撃性ポリスチレンシート、8・・・・・・積層シート
、9・・・・・・真空成形機。
Claims (1)
- 1 べた印刷された薄肉の2軸延伸ポリスチレンフィル
ムの印刷面に加熱硬化型樹脂接着剤を塗布して短時間加
熱乾燥することにより上記接着剤を初期硬化せしめると
共に溶剤または水分を除去し、直ちにロールにより上記
接着剤を塗布したフィルムよりも厚みの厚い耐衝撃性ポ
リスチレンシートに圧着積層し、真空成形時に再加熱し
て上記接着剤をさらに硬化することを特徴とする成形用
シートから容器を製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10343478A JPS5923244B2 (ja) | 1978-08-24 | 1978-08-24 | 成形用シ−トから容器を製造する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10343478A JPS5923244B2 (ja) | 1978-08-24 | 1978-08-24 | 成形用シ−トから容器を製造する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5528885A JPS5528885A (en) | 1980-02-29 |
JPS5923244B2 true JPS5923244B2 (ja) | 1984-05-31 |
Family
ID=14353923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10343478A Expired JPS5923244B2 (ja) | 1978-08-24 | 1978-08-24 | 成形用シ−トから容器を製造する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5923244B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6277920A (ja) * | 1985-09-09 | 1987-04-10 | Umeda Shinku Hoso Kk | 包装用品の成型方法 |
JP2003191320A (ja) * | 2001-12-25 | 2003-07-08 | Sumitomo Chem Co Ltd | 易剥離性成型体 |
CN105346072B (zh) * | 2015-11-18 | 2017-12-08 | 苏州凯尔博精密机械有限公司 | 一种真空吸附成型机 |
-
1978
- 1978-08-24 JP JP10343478A patent/JPS5923244B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5528885A (en) | 1980-02-29 |
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