JPS5922932Y2 - 被はんだ付け板の洗浄装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、被はんだ付は板の洗浄装置に関するものであ
る。

従来の被はんだ付は板の洗浄装置は、装置本体に対する
被はんだ付は板の搬入、洗浄および搬出を連続的に能率
よくできず、また最低２人の作業者が搬入部と搬出部と
において必要であった。

本考案はこのような点に鑑みなされたもので、はんだ付
は処理された後の被はんだ付は板をひとりでも能率よく
洗浄できる洗浄装置を提供しようとするものである。

次に本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。

箱形の装置本体１の下部に、受体としてのｌ〜トレイを
搬入する搬入部３と、このトレイ２の」−面部に設けた
複数の凹溝４によって垂直に支持された複数の被はんだ
付は板５を洗浄する２種類の洗浄槽６，７と、上記トレ
イ２を搬出する搬出部８とを順次配列する。

上記波はんだ付は板５は、たとえばプリント配線基板で
あり、この被はんだ付は板５には多数の電子部品９など
のリード線がはんだ付けされている。

また上記一方の洗浄槽６は被はんだ付は根５を浸漬洗浄
するもので、槽内にはフレオン液１１が収容されており
、また」−記他方の洗浄槽７は被はんだ付は板５を蒸気
洗浄するもので、槽内には少量のフレオン液１２とこの
フレオン液１２を約４５°Ｃで沸とうさせるためのヒー
タ１２とが゛設けられている。

また上記両方の洗浄槽６，７の上端開口１４に上下端開
口状のカバー１５を被嵌し、このカバー１５の内側面に
蒸発したフレオン蒸気を凝縮するための冷却コイル管１
６を設ける。

また上記装置本体１の上部に上記搬入部３、洗浄槽６，
７および搬出部８において垂下する強制移送の無端帯と
して無端チェノ２１を設ける。

この無端チェノ２１は、装置本体１によって軸２２を介
し定位置に回動自在に支持した多数のスプロケットホイ
ル２３に巻掛けて支持するとともに、図示しない駆動モ
ータによって強制回転される駆動用スプロケットホイル
２４によって回行駆動する。

また上記無端チェノ２１に吊下部２５を介して上記１−
レイ２を支持する中空枠状の支持台２６を設ける。

また」二記搬入部３では、装置本体１に設けた搬入し１
３１の外側にトレイ２を摺動案内する一対のガイドレー
ル３２を設け、また搬入口３１の内側に軸支板３３によ
って回転軸が支持された複数のローラ３４からなる搬入
コンベヤ３５を設ける。

その複数のローラ３４およびその軸支板３３の外周部に
は、上記中空枠状の支持台２６を嵌入することができる
ように凹部３６を設けておく。

また上記搬出部８では、装置本体１に設けた搬出口４１
の内側から外側にわたって軸支板４２によって回転軸４
３が支持された強制回動の複数のローラ４４からなる搬
出コンベヤ４５を設ける。

この強制回動の搬出コンベヤ４５のうち装置本体１の内
側に位置する複数のローラ４４ ａおよびその軸支板４
２ ａの外周部には上記中空枠状の支持台２６を嵌入す
ることができるように凹部４６を設けておく。

上記ローラ４４ ａは図示しない駆動ベルトで回動する
。

また上記強制回動の搬出コンベヤ４５につづいて自由回
動の搬出用フリーローラコンベヤ４８を設ける。

そうして、上記無端チェノ２１を同行駆動し、空の支持
台２６が搬入部３で下降してその四部３６に嵌入し、複
数のローラ３４が支持台２６より上方へ突出したら、こ
のローラ３４上に作業者が複数の被はんだ付は根５を装
置した１〜レイ２をガイドレール３２から押込む。

つづいて無端チェノ２１の回行駆動により上記支持台２
６が上昇すると、この支持台２６は上記トレイ２を係止
してこのトレイ２を一体的に上昇し、さらに洗浄槽６，
７で一体的に下降し、トレイ２上の基波はんだ付は板５
を浸漬洗浄および蒸気洗浄する。

蒸気洗浄では、フレオン蒸気が初めは冷たい被はんだ付
は板５の表面に露をむすんでこの露により被はんだ付は
板５に耐着しているゴミを洗い落し、やがて被はんだ付
は板５か所定温度に加熱されたら被はんだ付は根５には
露がむすばれなくなり乾燥状態になる。

このようにして洗浄された被はんだ付は根５のトレイ２
を支持する支持台２６が搬出部８で下降してその凹部４
６に嵌入すると、強制回動のローラ４４ ａが上記支持
台２６の中空部を通ってトレイ２の底面に当接し、トレ
イ２を支持台２６から押−上げるので、トレイ２はロー
ラ４４ ａによって強制的に搬出される。

このようにしてトレイ２を搬出され空になった支持台２
６は無端チェノ２１により上昇され再び搬入部３に移送
される。

このように本考案によれば、搬入部、洗浄槽および搬出
部において垂下する強制移動の無端帯を設け、この無端
帯に被はんだ付は板の受体を支持する中空枠状の支持台
を設け、上記搬出部にこの搬出部で下降した支持台の中
空部を通って受体の底面に当接する強制回動の搬出コン
ベヤを設けたから、上記搬入部において下降した支持台
に複数の被はんだ付は板を装着した受体を搬入するのみ
で、この受体はつづけて自動的に洗浄槽および搬出部で
下降し、被はんだ付は板を洗浄するとともに、支持台の
中空部を通って受体の底面に当接した搬出コンベヤによ
り上記受体を自動的に搬出でき、ひとりでも能率よく処
理できる。

また搬入の自動化により無人化も可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の被はんだ付は板の洗浄装置の一実施例
を示す断面図、第２図はｌ・レイの斜視図、第３図は搬
出部の断面図、第４図は第３図のＩＶＩＶ線断面図であ
る。 １・・・装置本体、２・・・受体としてのトレイ、３・
・・搬入部、５・・・被はんだ付は板、６，７・・・洗
浄槽、８・・・搬出部、２１・・・無端帯としての無端
チェノ、２６・・・支持台、４５・・・搬出コンベヤ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 装置本体の下部に複数の被はんだ付は板を垂直に支持す
   る受体を搬入する搬入部と、被はんだ付は板を洗浄する
   洗浄槽と、上記受体を搬出する搬出部とを順次配列し、
   装置本体の上部に上記搬入部、洗浄槽および搬出部にお
   いて垂下する強制移送の無端帯を設け、この無端帯から
   上記受体を支持する中空枠状の支持台を吊下げ、上記搬
   出部にこの搬出部で下降した支持台の中空部を通って受
   体の底面に当接する強制回動の搬出コンベヤを設けたこ
   とを特徴とする洗浄装置。