JPH0434949Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0434949Y2
JPH0434949Y2 JP1986159162U JP15916286U JPH0434949Y2 JP H0434949 Y2 JPH0434949 Y2 JP H0434949Y2 JP 1986159162 U JP1986159162 U JP 1986159162U JP 15916286 U JP15916286 U JP 15916286U JP H0434949 Y2 JPH0434949 Y2 JP H0434949Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
solvent
cleaning tank
tank
downstream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986159162U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6366187U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986159162U priority Critical patent/JPH0434949Y2/ja
Publication of JPS6366187U publication Critical patent/JPS6366187U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0434949Y2 publication Critical patent/JPH0434949Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はロツドレンズを仮接着したヤトイ用の
樹脂剤を洗浄する装置に関する。
(従来の技術) ロツドレンズを作製するには、先ず上下の板部
材間に切断前のロツドレンズである円柱状レンズ
を並設した積層体を組み立て、次いでこの積層体
をヤトイ用の樹脂剤(例えばレーキサイド(商品
名))を上下の板部材と円柱状レンズの〓間に含
浸させて仮装着し、次いで仮接着された積層体を
所定の長さに切断して円柱状レンズの両端面を研
磨し、次いで切断及び研磨された積層体を溶剤に
て前記樹脂剤を溶解して個々のロツドレンズに分
離して洗浄し、その後にロツドレンズの端面に蒸
着を行つていた。
そこで前記切断及び研磨された積層体を溶剤に
て個々のロツドレンズに分離して洗浄する洗浄装
置として、従来は第6図に示すものが使われてい
た。
この洗浄装置101はフラスコ102とフラス
コ102の下部を加熱するマントルヒータ112
とからなる。前記フラスコ102は上部103と
下部110とからなり、フラスコ102の下部1
10内にはエタノール等の樹脂剤を溶解する溶剤
10を備え、その溶剤10の上方に受け箱113
を支持する支持部111を有する。前記受け箱1
13内には被洗浄体である円柱状レンズの積層体
21を載置する。前記フラスコ下部110の溶剤
10はマントルヒータ112で所定温度に加熱さ
れ、気化する。
一方フラスコ102の上部103には排出管1
04を備え、その排出管104の外周に冷却部1
05を有し、冷却部105内には冷水109が入
口107から出口108に流れ、排出管104を
通る気化した溶剤10を冷却して液化するように
構成されている。この液化して不純物を取り除い
た溶剤はリツプ部106を伝わつて受け箱113
内に載置された積層体21上に滴下121し、該
積層体21内の樹脂剤を溶かすことにより個々の
ロツドレンズに分離して洗浄する。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら上記従来の記述によれば、液化し
た溶剤を滴下し続け、受け箱内に滞留した溶剤を
随時オバーフローさせ、このようにして受け箱内
の溶剤を清浄化しても、受け箱内の溶剤に溶解し
た樹脂剤が無くなる迄には多大の時間を要すると
ともに個々のロツドレンズの端面の洗浄が不充分
であるという不具合がある。更にまた、上記従来
の装置は実験室的なものであるため、手作業を要
するとともに自動化が困難であり、生産設備とし
ては不向きであるという問題がある。
本考案は以上の問題点を解決すべくなされたも
ので、その目的とする所は、上流側の洗浄槽から
下流側の洗浄槽内への溶剤の逆流を防止するとと
もに、該洗浄槽内に浸潤せしめられた被洗浄体の
液切れ効果を向上せしめ、被洗浄体の高い洗浄効
果を有するロツドレンズの洗浄装置を提供するに
ある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案は、ヤトイ用の
樹脂剤を溶解する溶剤を満たした洗浄槽を密閉ボ
ツクス内に洗浄方向の上流から下流に向かつて並
設し、前記洗浄槽の上方に冷却間を配設して溶剤
の蒸気を冷却、液化して洗浄槽内に戻るようにす
ると共に前記各洗浄槽内には常時煮沸状態に加熱
された溶剤を満たし、且つ最下流の洗浄槽よりも
下流側に冷却槽を並設して、この冷却槽内に常温
の溶剤を満たし、前記樹脂剤で仮接着された被洗
浄体を支持して上流側の洗浄槽から下流側の洗浄
槽の溶剤内に順次浸潤させるとともに被洗浄体を
揺動する揺動アームを設け、前記槽間の境界壁を
下流側に位置する境界壁ほど高くなるように形成
してロツドレンズの洗浄装置を構成した。
(作用) 溶剤を満たした洗浄槽を洗浄方向の上流から下
流に向かつて並設し、該槽間の境界壁を下流側に
位置する境界壁ほど高くなるように形成したた
め、上流側の洗浄槽内の汚れた溶剤が下流側の清
浄な液の洗浄槽内に流れ込むことがなく、且つ揺
動アームにより被洗浄体を溶剤内に浸潤させると
ともに揺動したため高い洗浄効果を得ることか出
来る。
(実施例) 以下に本考案の好適実施例を添付図面に基づい
て説明する。
第1図は本考案に係る装置の正面図、第2図は
同右側側面図を示す。
図中1は密閉ボツクスで、該密閉ボツクス1内
下部には洗浄方向の上流側である図中右側から順
に第1、第2及び第3洗浄槽5,6,7を並設す
る。このように本実施例では洗浄槽を3個並設し
たが、必要に応じて増加しても良い。また第3洗
浄槽7下流には冷却槽11を、該冷却槽11の下
流には第1及び第2の乾燥槽13,16を並設す
る。
前記洗浄槽5,6,7は、第1洗浄槽5と第2
洗浄槽6との境界壁8aより第2洗浄槽2を良6
と第3洗浄槽7との境界壁8bの方を高く形成
し、更に第3洗浄槽7と冷却槽11との境界壁8
cを境界壁8bより高く形成する。更に該境界壁
8a,8b,8cの上面を夫々上流から下流に向
かつて高くなるように傾斜した傾斜面9に形成す
る。前記各洗浄槽5,6,7内には樹脂剤を溶解
するエタノール等の溶剤10が夫々満たされ、そ
の溶剤10は常時煮沸状態に加熱されている。ま
た冷却槽11内には被洗浄体を冷却する常温のエ
タノール等の溶剤12が満たされ、更に第1乾燥
槽13内には乾燥性の悪いエタノール等の溶剤1
2を良く吸収するフレオン等の液剤2を良14を
備える。また第1乾燥槽13の下流の第2乾燥槽
16内には最終乾燥を行うクリーンエアが送風さ
れる。
尚前記洗浄槽5,6,7の上方には冷却管2が
配設され、溶剤10の蒸気を冷却して液化し、第
1洗浄槽5又は第3洗浄槽7内に戻るように構成
されている。また図中3は補給口、4は液面計
で、該液面計4により冷却槽11内の液面を密閉
ボツクス1の外から視認出来るようにするととも
に、補給口3から溶剤を冷却槽11内に補給出来
るように構成する。
前記洗浄槽5,6,7の上方には被洗浄体を支
持する揺動アーム17が配設され、該揺動アーム
17は平行リンクから構成され、その下端に被洗
浄体を支持する受け台18を有するとともに、上
端は被洗浄体を揺動する揺動機構19に連結され
る。更に前記揺動アーム17は、該揺動アーム1
7を上流から下流に移動して各洗浄槽5,6,7
内に上下動する搬送機構20に連結される。この
ように受け台18は自動搬送昇降される。
前記被洗浄体として本実施例ではロツドレンズ
の積層体の場合について述べる。第5図に示すよ
うに積層体21は、上下の板部材22,22間の
両側にスペーサー23,23を配置し、そのスペ
ーサー23,23間にロツドレンズ素材である円
柱状レンズ24…を並設し、上下の板部材22,
22、スペーサー23,23及び円柱状レンズ2
4…間の〓間にレーキサイド等の樹脂剤26を充
填して仮接着し、次いで所定長さに切断して円柱
状レンズ24…の切断された端面を研磨したもの
である。
この積層体21を受け箱上に載置し、この受け
箱を洗浄装置の揺動アーム17の受け台18上に
載置して積層体21を洗浄する。
前記受け箱27は第3図及び第4図に示すよう
に、パイプフレーム28と、パイプフレーム28
の側面及び底面を塞ぎ落下するロツドレンズ単体
をキズ付けずに受けとめるテフロン等の網体29
と、積層体21を多数個載置支持するバー部材3
0とからなる。
前記バー部材30上に積層体21をそのレンズ
端面を上下にして載置し、第5図に示すように樹
脂剤26を溶解した後に板部材22,22とスペ
ーサー23,23がバー部材30上に残り、分離
されたロツドレンズ24′が底面の網体29上に
落下するようにバー部材30の間隔lを設定す
る。
以上の如く構成した洗浄装置の差動を次に説明
する。先ず積層体21が載置された受け箱27を
揺動アーム17の受け台18上に載置する。この
受け箱27は搬送機構20の作動により揺動アー
ム17が移動して第1洗浄槽5上まで搬送され
る。次に揺動アーム17を降下して積層体21を
溶剤10内に浸潤させ、揺動機構19を駆動して
積層体21を所定時間溶剤10内で揺動して個々
のロツドレンズ24′に分離するとともに洗浄す
る。このとき溶出した樹脂剤26は第1洗浄槽5
内の溶剤10に溶けて含有される。次に揺動アー
ム17を上動して第1洗浄槽5上で所定角度、例
えば20°程度受け台18を傾けて積層体21及び
受け箱27に付着した汚れた溶剤10の液切れを
行う。このとき液切れした溶剤10は第1洗浄槽
5内に落下する。
次いで揺動アーム17を第2洗浄槽6上に搬送
する。このとき境界壁8aの上面は下流側の高い
傾斜面9に形成されているため、搬送時の液切れ
による汚れた溶剤の滴下は傾斜面9に沿つて第1
洗浄槽5内に戻り、第2洗浄槽6には逆流しない
ように構成されている。第2洗浄槽6上に搬送さ
れた積層体21は、第1洗浄槽5の場合と同様に
洗浄され、次いで第3洗浄槽7内へ搬送されて同
様に洗浄される。ここで第2洗浄槽6での溶解後
の槽内樹脂含有量は、積層体21からの樹脂剤2
6溶出量と積層体21及び受け箱27等に付着し
て第1洗浄槽5から持ち込まれた樹脂量に影響さ
れ、第2洗浄槽6内の溶剤10の第1洗浄槽5内
の溶剤10に対する希釈度は約1/100程度になる
ように設定してある。また第3洗浄槽7での溶解
後の溶剤10の希釈度も第2洗浄槽6内の溶剤1
0に対し1/100程度になるように設定してある。
次いで積層体21は冷却槽11内に搬入され、
この冷却槽11内の常温且つ新液の溶剤12内で
冷却される。更に第1乾燥槽5内に搬入され、液
剤14内で積層体21に付着した溶剤12は吸収
される。
次いで積層体21は第2乾燥槽16内に搬入さ
れ、その積層体21の乾燥時にロツドレンズ同志
が付着しない様に且つ乾燥を促進するようにミク
ロンオーダーのフイルターを通したクリーンエア
を吹きかけ乾燥する。次いで積層体21と受け箱
27を出口位置まで搬送して洗浄を完了する。
以上の如く本装置によれば、受け箱27及び積
層体21が各洗浄槽5,6,7の中に浸潤した時
に、上流側の境界壁8aから下流側の境界壁8c
に順次溶剤の液面が高くなる様に段差を付けたた
め、下流側の洗浄層に汚れた溶剤が流れこむこと
がない。即ち各槽内の樹脂含有量は第1洗浄槽>
第2洗浄槽>第3洗浄槽>冷却槽の順で少なくな
るように構成した。
更に各洗浄槽5,6,7上で洗浄後に受け箱2
7を傾けて液切れを行うとともに境界壁8a,8
b,8c上面を傾斜面9としたため、搬送時の下
流側の洗浄槽に対する溶剤の持込み量を極めて少
なくすることが出来た。
(考案の効果) 以上から明らかな如く本考案によれば、溶剤を
満たした洗浄槽内に被洗浄体を浸潤されるととも
に前記溶剤内で被洗浄体を揺動させるため、極め
て短時間で洗浄することが出来、また洗浄槽を並
設して上流側の溶剤が下流側の槽内に逆流しない
ように構成したため、高度の洗浄効果が得られ、
更に揺動アームに昇降及び搬送する機構を連結す
ることにより容易に自動化することが出来る。
また、溶剤蒸気は液化して洗浄槽に戻るので、
防爆性が高く、作業者に対しても安全性が高い。
更に、蒸気は不純物を含まない清浄な液で洗浄槽
に戻るので、新液補充の削減になると同時に、不
純物を含む市販の溶剤よりもむしろ清浄な状態と
なつて洗浄槽に補充されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る洗浄装置の正面図、第2
図は同右側面図、第3図は受け箱の平面図、第4
図は同一部断面正面図、第5図はロツドレンズ積
層体の正面図、第6図は従来の洗浄装置の断面図
である。 1……密閉ボツクス、5,6,7……洗浄槽、
10,12……溶剤、17……揺動アーム、24
……円柱状レンズ、26……樹脂剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ロツドレンズを仮接着したヤトイ用の樹脂剤
    を洗浄する装置において、密閉ボツクス内に前
    記樹脂剤を溶解する溶剤を満たした洗浄槽を洗
    浄方向の上流から下流に向かつて並設し、前記
    洗浄槽の上方に冷却管を配設して溶剤の蒸気を
    冷却、液化して洗浄槽内に戻るようにすると共
    に前記各洗浄槽内には常時煮沸状態に加熱され
    た溶剤を満たし、且つ最下流の洗浄槽よりも下
    流側に冷却槽を並設して、この冷却槽内に常温
    の溶剤を満たし、前記洗浄槽間の境界壁を下流
    側に位置する境界壁ほど高くなるように形成
    し、被洗浄体を支持して上流側の洗浄槽から下
    流側の洗浄槽の溶剤内に順次浸潤させるととも
    に被洗浄体を揺動する揺動アームを設けたロツ
    ドレンズの洗浄装置。 (2) 前記境界壁の上面を上流から下流に向かつて
    高くなるように傾斜して形成したことを特徴と
    する前記実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    ロツドレンズの洗浄装置。
JP1986159162U 1986-10-17 1986-10-17 Expired JPH0434949Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986159162U JPH0434949Y2 (ja) 1986-10-17 1986-10-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986159162U JPH0434949Y2 (ja) 1986-10-17 1986-10-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6366187U JPS6366187U (ja) 1988-05-02
JPH0434949Y2 true JPH0434949Y2 (ja) 1992-08-19

Family

ID=31083336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986159162U Expired JPH0434949Y2 (ja) 1986-10-17 1986-10-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0434949Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61138580A (ja) * 1984-12-11 1986-06-26 株式会社 平林 自動洗浄機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61138580A (ja) * 1984-12-11 1986-06-26 株式会社 平林 自動洗浄機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6366187U (ja) 1988-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4039350A (en) Industrial cleaning system
US4370992A (en) Washing apparatus for small parts
US5189881A (en) Refrigerant recovery apparatus and method
JPH0434949Y2 (ja)
US4143618A (en) Electroless nickel plating apparatus
US3174490A (en) Filter washing machine
CN107597810B (zh) 一种废漆渣减量干化工艺方法及其设备
US2699793A (en) Centrifugal cleaner for air filters
CN210125618U (zh) 一种医疗用试管浸泡清洗设备
JP2005537055A (ja) 平坦な清掃用モップで床を清掃する方法及び装置
JP2001013677A (ja) ペリクル収納容器の洗浄方法
JP2015085222A (ja) 物品の洗浄方法および洗浄システム
JP3158331B2 (ja) 流体の充填装置
US4198153A (en) Processor for printing plates
US2708558A (en) Tiltable container holder and stand
CN210569632U (zh) 一种新型化学计量仪器摆放架
CN210098883U (zh) 一种用于精铸蜡坯表面淋砂装置
US2993493A (en) Apparatus for cleaning rigid objects
JPH04194623A (ja) 染液の自動調製方法及びその装置
JPS59368A (ja) 糖衣被覆装置、フイルム被覆装置等の洗浄装置
US890568A (en) Fabric-cleaning apparatus.
JPH02156531A (ja) リフトドライ装置
JP3010460B2 (ja) 洗浄装置
CN220804638U (zh) 一种用于茶叶加工的茶叶清洗设备
CN219442720U (zh) 一种眼镜架清洗机