JPS59228854A - 薬液収納兼即効注出器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は圧Ｍ’Ａ体の圧力によって薬液を注出する方法
及び桑液収納爺即効注出器に関する。

従来、患者に薬液を注射する際９票液を収納しである容
器がガラス製のアンプルの場合には９票液を注射器に移
すまでには、アンプルの頭部をカッターで切開する作業
と、注射器の筒体に接続した注射針の先端を切開したア
ンプルの開口を通してアンプル内の薬液に入れる作業と
、その′隆に筒体に進退自槽秘合させであるピストンを
後退させて薬液を筒体内に吸入する作業の少くとも６段
階の作業ｆ：要するため手数が煩雑で時間を要した。

また、処置者がアンプルを切開した際に、その切シロや
破片で指先を怪我したシ、怪我をするおそれや熟線して
いない場合には上手に切開出来ないという精神的不安を
伴い、またアンプルを切開した際の破片が薬液に混入し
たシアカッターで切った際の微細なガラスの切シ屑粉末
が切シロに唯１し、この粉末がアンプル内の薬液に落下
混入したま＼注射器に吸入されてるおそれがあり、この
ま＼患者に注射した場合には血管や体内に浸入して悪い
影響を与えたシ、処置者の指先の皮膚内に判る等の危険
があった。史に指先を侮つけた場合にはその傷口が原因
で処置者が囮菌によυ自然感梨を受けたり患者から処置
者に対し或いは処置者から患者に対してのＭＪ菌感染の
危険があった。

また、容器の開口を気密なゴム製の蓋で密封した票液瓶
の場合にはアンプルの場合の如き諸々の問題はなくなる
が、注射針を蓋に貫通させて筒体に吸入する２段階の作
業は不可欠で、また薬液の種類によっては気密なゴム製
の蓋の肉厚が厚いため注射針を折損することなく貫通さ
せる作業に熱線を要するという問題があった。

更に、アンプル上族の何れの場合も薬液の残量が少くな
った場合にはこれらの容器を傾斜させて注射器に吸入さ
せなければならず、また、残量が僅かになった薬液の吸
入終了間近には注射器に空気が混入することが以々あり
、この場合には注射器を逆立ててピストンを上方に押し
上げ空気を排出させなければならず、この作業も含める
と薬液を注射器に吸入して注射可能な状態にするまでに
は４乃至６段階の作業を要するため。

処置に緊急を要する場合や多数の患者に注射する場合は
時間と手数を要し、敏速性を欠くという欠点があった。

また、患者に多量の薬液を注射する際は、処置者が筒体
を一方の手で持ち、他方の手の指でピストンを押圧しな
ければならぬため９両手がふさがる上に、注入は徐々に
時間をかけて行わなければならぬため指先に疲労を感す
るという問題があシ、０に多数の患者に注射する場合に
は疲労の度合が大きくなるという問題があった。

また、アンプル内の薬液を患者に直接注射する場合以外
に９点滴容器に栄養剤、止血剤、降圧剤等を混合注入す
る場合も、上記の各種の薬剤を夫々のアンプルや収納容
器から一本の注射器に夫々適量づつ吸入しつつ混合する
作業と、既人後にこの注射器から注射針を介して点滴容
器に注入する作業とが必要とされ、この際１県剤の吸入
時には吸入処理時間を短縮するため太い針を用い、注入
時には点滴容器の蓋に必要以上の針孔跡をのこさぬため
（針孔跡からの空気侵入７こよる酸化を防ぐため）細い
針を付は替えるという剣の交換作業を必要とし前記と同
様に作業の煩雑さと迅速性に欠けるという欠点があり、
また６糎の薬剤を吸入した注射器は１票剤を混合させた
関係上、別の点滴容器に別の各種の薬剤を吸入させて再
度使用することは出来々いため、使用の都度注射器を廃
棄するという不経済をさけられなかった。

また、抗生物質薬剤は液状で保管しておくと変質し易い
ため通常粉末状にして密封容器に収納しておき。

使用時には別のアンプルや容器に収納した溶剤液の容器
を切開してその開口か或いは収納器の蓋に注射器の注射
針を押入或いは貫通させて溶剤液を注射器に吸入する手
数と、抗生物質密封容器の藍に溶剤液を吸入した注射器
の針を貫通させる手数と、溶剤液を抗生物質密封容器に
注入混合して粉末を溶かして液状にする手数とこの液状
にした抗生物質を再び注射器に吸入する手数との４段階
の作業を必要として居り、非常に手数が煩雑で時間を要
し、緊急時に対応出来ないという問題があった。

本発明は従来の諸々の欠点を除去するため、単一の容器
内を摺動弁で区画し、−室に薬液を収納し、他室に気体
を圧線封入し、使用の際は圧縮気体の膨張圧力によって
薬液を注出可能に形成し、患者に注射する際や点滴容器
に対する各種薬剤の注入時や抗生物質収納器への溶剤液
の注入時等に於ける手数の簡略化、安全性、清洲性、取
扱の容易性、緊急時に対する迅速性。

多数の患者に対する即応性、処置者の指の疲労の除去を
計ることを目的とした発明である。

本発明の実施の一例を図面について説明すると、（１１
は耐圧性及び耐蝕性を有するガラス製又は合成樹脂製の
円筒状の容器、（２）は耐圧性と共に薬液に対する耐蝕
性を有する素材によって縦断面をコ字形に形成した摺動
弁で、開口空間部（２ｃ）を前室（３）側に向けて容器
（１）の内面（１ａ）に前後の膨出縁（２ａ％２ｂ）を
気密に接して容器（月内に摺動自在に嵌合しである。前
記摺動弁（２）の外周壁の前後周縁には膨出縁（２ａ）
（２ｂ）を摺動弁（２）と一体に突設し、中央周囲には
少許の四部（２ｄ）を形成し、膨出縁（２ａ）（２ｂ）
を形成した部分に於ける摺動弁（２）の外径（Ｒ）は容
器（１）の内径（ｒ）より少許大径となるように形成し
て膨出縁（２ａ）（２ｂ）が容器（１）の内面（１ａ）
に気密に接するように形成する（第２図）。そして摺動
弁（２）にょシ区画された容器（１）の前室（３）には
薬液（４）を収納し、先端門口（１ｂ）には前枠（７）
を気密に嵌着する。該前枠（７）は耐圧性と同時に前室
（３）に収納した薬液に対する耐蝕性と気密性を有する
と同時に注射針（５）を貫通可能な柔軟性もがね備えた
素材で形成する。また容器（１）の後端開口（１ｃ）は
耐圧性と耐蝕性を有する後枠（８）によって気密にｆｆ
１芳封止したのち、後枠（８）に例えば注射針を通して
気体を圧入するが、該気体は前景（３）に収納する薬液
（４）に対して化学的変化を生じさせた９票液（４）か
ら化学的変化を受けることのないものを圧入する。

尚、前記実施例では容器＋１１の後室（６）の後端開口
（１ｃ）に後枠（８）を嵌着したのち気体を封入する構
成を示したが、第４図の如く容器（１）を製作する際に
後端を予め封止しておき、容器（］）の先部より摺動弁
（２）を嵌合したのち先部を彎曲加工し、前枠（７）を
嵌着し、前枠（７）と摺動弁（２）との間を真空にし９
次に薬液（４）を前枠（７）より前室（３）に圧入しつ
つ摺動弁（２）を後方に摺動させることによって後室（
６）の容積が縮少されることを利用し、後室（６）内の
空気を圧縮することによって圧力を保有させることも出
来る。

また９本発明の注出器を使用する際に用いる注射針（５
）は９図示したもののほか、薬液の注入回数を分割可能
にするため針の途中に使用の都度針の通路を開閉出来る
耐圧性の開閉弁機構を設けたものを用いることもある。

口中、　（２ｃ）は摺動弁（２）に設けた開口空間部で
、注射時にｍ動弁（２）が摺動中に後室（６）の圧縮気
体（Ｇ）が万一前室（３）に僅かでも浸入した場合に薬
液がなくなる注射の終了時に、気体が開口空間部（２ｃ
）に溜まり患者に注入されることのないようにするため
の穿間である。

本発明は上述のように構成したので、注射する際には容
器ｉｌ＋を一方の手で持ち他方の手で注射針（５）の後
端（５ｂ）を前枠（７）の途中まで刺したのち、先端（
５ａ）を例えば患者の血管に刺し、然る後に再び他方の
手の２指によって注射針（５）の途中を挾持して後端（
５ｂ）を前室（３）内に貫通させると、前室（３）内の
薬液（４）は注射針（５）の内部を通り血管に注入可能
となるため、後室（６）の圧縮気体の膨張力により摺動
弁（２）が容器（１）の内面（１ａ）との気密性を保ち
つつ前室（３）側に押圧されて摺動し、圧縮気体が常温
での密度に達し摺動弁（２）の摺動が停止する丑で薬液
（４）が注射針（５）を介して血管に注入される０依っ
て本発明によれば、注射針の後端を前枠に貫通させると
、容器内の薬液は、圧縮気体の膨張力により摺動弁が前
室側に摺動するために外部に自動的に注出されるので、
容器の前室に針を貫通させる作業のみで直ちに注射器と
して使用出来、容器自体が薬液の収納をかねて居り、ア
ンプルの切開作業、注射針のアンプル内への挿入作業、
薬液をアンプルから注射器に吸入する作業は一切必要が
なく手数の削減９時間の短網３が計られる。またアンプ
ルを切る際の指先の怪我の発生。

その発生のおそれや上手な開口の可否等の不安は解消さ
れ精神的に安定して注射処置が出来、処置者の指先の切
傷の発生が全熱であるから処置者に於ける細菌の自然感
染や処置者から患者或いは患者から処置者に対するｆｆ
（１１菌等の感染のおそれが全く無＜、ｔたアンプル切
開時の破片や微細な切り屑粉末の薬液への混入並びに薬
液と共に患者の体内への混入の危険も全熱となる０咬だ
薬液瓶の蓋に注射針を挿通する熟練の必要性は解消され
る。

また１票液は容器の前室に収納されたま＼の・状態で使
用するので、造血剤の如き空気に触れることによって酸
化し効力の半減するような薬剤であってもか＼る効力減
退のおそれはなく、製造時の桑効をそのま＼発註出来る
。更に注射針の太いものとδ用いものと使い分けること
により患者の病状や老人か若者かの違いによって薬液の
注入速度や注入量を変えて適応させることが出来る。

また薬液が全部注出されるように気体の圧縮度を予め訂
定して前室と後室の容器をきめて薬液を収納すると共に
圧縮気体を封入しておけば、使用後に薬液が残ることな
く、在来の如くアンプルや薬液瓶を傾けて注射器に吸入
させたシ、吸入終了間際に注射器に混入する空気を排出
する手数や煩雑さもなく、薬液を経済的に有効に使用出
来、また片手で容器を持って操作出来。

指先でピストンを押す必要がないので多量の薬液を注射
する場合に起きた指の疲労を生ずることもない。更に、
注射針を容器に貫通させれば薬液が注出されるので片手
縁作と相俟って緊急な場合にも即効的に対応出来る。そ
して、注射針の内部の薬液の通る通路に外部から扮作出
来且つ薬液の注出圧力に耐え得る開閉弁機前を設けたも
のを使用すれば、薬液が一度に全部注入されることなく
開閉弁損Ｍりの開閉によってその都度必要量を自動的に
注入出来るので、多数の患者に対して注射する場合にも
能率的に省力化を計ることが出来。

指先の疲労を生ずることなく処置出来るものでるる。

また１点滴容器内に各種の薬液を注入する場合も。

復数の注出器に夫々の薬液を収納したものを備えておけ
ば、在来の如き吸入時と注入時の針の交換は必要なくな
シ９点滴容器と夫々の注出器とを夫々の注出器に貫通さ
せた針を点滴容器の蓋に刺して同時に各種の薬液を点滴
容器内に注入出来るので在来に比べ混入作票や注入の時
間と手数は著しく短縮され、緊急時や多数の患者に対す
る即効性を発揮出来、薬剤がなくなるまで夫々の注出器
は使用出来るので無駄がない。また第５図の如く抗生物
質薬剤（Ｋ）を収納しておく抗生物質容器（イ）の両端
開口部に耐圧性耐蝕性を有し且つ気密にして注射針を貫
通出来る柔軟性を有する前任（ロ）と仮枠（ハ）を気密
に嵌着した栴成にしておけば９本発明の注出器の前任（
７）に貫通させた注射針（５）の先端（５ａ）を抗生物
質容器（イ）の後枠（ハ）に貫通させ抗生物質容器（イ
）内に連通させると共に抗生物質容器（イ）の前任（ロ
）に別個の注射針に）を貫通させることによって、注出
器の溶剤液（４）は圧縮気体の圧力によって注射針（５
）を通じ抗生物質容器（イ）に注入され、而も溶剤液（
４）は圧力によって勢いよく注出されるので注入と同時
に抗生物質薬剤（Ｋ）の粉末を溶かしつつ混合され、改
めて容器をふったり振動を加えて抗生物質薬剤と溶剤液
とを混合する作業は必要なく。

同時に抗生物質容器（イ）の前任（ロ）に貫通させた注
射針に）からは溶剤液によって溶かされた抗生物質を含
んだ薬液が注出される。即ち１本発明の注出器と抗生物
質容器とを注射針で連通させ抗生物質容器の先端に別の
注射針を貫通させるという２操作で抗生物質含有の薬液
を注出して、患者の体に注射したり点滴容器に注入出来
るので、従来に比べ手数を著しく削除出来、前記と同様
に緊急時や多数の患者の処置の際にも即効性を発揮出来
るものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示すもので、第１図は本発明の注
出器の縦断側面図で、注出器に嵌着する注射針を想＠綜
で示している。第２図は摺動弁の縦断側面図。 第３図は注出器に注射針を貫通させた状態の縦断側面図
、第４図は容器の後端を予め容器と一体に封止した他の
実施例の縦断側面図、第５図は本発明の注出器を抗生物
質収納容器と併せて使用する状態を示した断面図である
。 符号：

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）容器（１）内を、容器（１）の内面（１ａ）に周
   縁を気密に接して摺動自在に嵌合した摺動弁（２）によ
   って前室（３）と後室（６）に区画し、前室（３）に収
   納した茶液（４）を、後室（６）に封入した圧縮気体（
   Ｇ）の圧力によって注出することを１行徴とした圧縮気
   体の圧力によって薬液を注出する方法。
2. （２）容器（１）内に、容器（１）の内面（１ａ）に周
   縁を気密に接して摺動する摺動弁（２）を嵌合し、該摺
   動弁（２）によって区画した容器ｆｉｌ内の前室（３）
   に薬液（４）を収納し、容器（１）の先端開口（１ｂ）
   に注射針（５）が貫通可能な素材で形成した前栓（７）
   を気密に嵌着し、後室（６）に圧縮気体（Ｇ）を封入し
   て後端開口（１Ｃ）に後栓（８）を気密に嵌着し、°前
   記前栓（７）に先端（５ａ）及び後端（５−ｂ）を尖鋭
   にした注射ｆＪＩ’　ｔ５１の後端（５ｂ）を貫通させ
   て後室（６）の圧縮気体（（））の圧力によって薬液（
   ４）を注出することを特徴とした系液収納兼即効注出凸
   。