JPS59226508A - 増幅装置 - Google Patents

増幅装置

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JPS59226508A
JPS59226508A JP58102173A JP10217383A JPS59226508A JP S59226508 A JPS59226508 A JP S59226508A JP 58102173 A JP58102173 A JP 58102173A JP 10217383 A JP10217383 A JP 10217383A JP S59226508 A JPS59226508 A JP S59226508A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、増幅装置、特にアナログ信号用集積回路(リ
ニアIC)を用いて、高忠実度で大出力の信号が容易に
得られるような増幅装置、例えばオーディオ機器用の増
幅装置に適する増幅装置を容易に提供するものである。
(従来例と問題点) オーディオ機柵においては、大出力の信号が高い忠実度
で得られるような増幅装置が必要とされることが多く、
従来から各種形式の増幅装置が提供されていることは周
知のとおりである。
第1図は、個別部品を用いて構成されている増幅装置と
して、現在量も一般的に用いられている増幅装置の基本
構成を示すブロック図であって。
この第1図において、1は入力端子、Ql−Q9はトラ
ンジスタ、CCは定電流源回路、1〜4は抵抗、E 1
〜E 3. +Vcc、 −Vccは電源、Aoは増幅
器(通常、増幅器Aoとしては利得1の電力増幅器が用
いられている)、5は出力端子であり、第1図示の増幅
装置はトランジスタQl、Q2と定電流源回路CCと抵
抗2,3などによって構成される差動増幅回路と、トラ
ンジスタQ7〜Q9のカレントミラー回路と抵抗4とト
ランジスタQ3〜Q6などによって構成された差動増幅
回路と、利得が1の増幅器Aとによって構成されている
第1図示の増幅装置において、トランジスタQ3゜Q4
の回路、及びトランジスQ5.Q6の回・路、ならびに
トランジスタQ8.Q9の回路などは、それぞれカスコ
ード増幅回路として構成されていて、大振幅時における
信号の直線性の悪化を防止している。
前記した第1図示の従来例の増幅装置は、部品点数が多
く、製作に時間が掛かり、コスト高になるという欠点が
ある他、抵抗4に発生する電圧や、電源E1〜E3など
の電圧などの存在が電源電圧の有効利用率を低下させる
ために、増幅装置から大出力を得ようとするときに不利
益が生じるなどの問題点があり、それの改善が望まれて
いた。
また、第2図は、従来の増幅装置の他の構成例のものの
ブロック図であって、この第2図において、1は入力端
子、Ai、Aoは増幅器であって、入力端子1に与えら
れた入力信号は増幅器Atで増幅されてから、ベース接
地型式の増幅回路を構成しているトランジスタQIOの
エミッタに抵抗、R1を介して供給される。
周知のように、ベース接地型式の増幅回路の為力インピ
ーダンスは極めて低いから、増幅器Atの出力信号の電
圧をvOとすると、トランジスタQIOのエミッタに抵
抗R1を介して供給される信号電流1の大きさは、1=
Vo/R1で表わされるものとなるが、ベース接地増幅
回路を構成しているトランジスタQIOのコレクタから
の出力信号電流もlとなる。
そして、ベース接地増幅°回路を構成しているトランジ
スタQIOの出力信号電流iは、カレントミラー回路を
構成しているトランジスタQll−Q13を介して増幅
器Aoの入力側回路に与えられる。
−ところで、増幅器Aoの入力側回路には、定電流源回
路CCIが設けられているから、増幅sAOの入力側↓
;は前記したカレントミラー回路を介して現われた出力
信号lと対応して大きな電圧変化を示す信号が生じる。
なお、第2図中においてR2、R3は補正抵抗、E 4
. E 5は電源であって、カレントミラー回路中のト
ランジスタQ 12. Q 13はカスコード増幅回路
を構成している。
前記した第2図示の増幅装置は、増幅器Atの出力信号
によってベース接地増幅回路を構成しているトランジス
タQIOのエミッタに抵抗R1を介して供給される信号
電流iが、カレントミラー回路を介して高インピータン
ス回路に与えられることにより、そこで大きな電圧変化
に変換されるから、例えば、増幅器Aiとして大きな出
力信号電圧の発生できないリニアICを用いても、増幅
器AOの入力側には大きな信号電圧を得ることができ、
したがって、第2図示の構成態様を有する増幅装置は、
大出力の増幅装置を少ない部品点数の回路構成によって
、容易に提供できるという利点があり経済的に優れた回
路といえる。
しかしながら、第2図示の増幅装置には、カレントミラ
ー回路の構成に使用されているトランジスタQll、Q
12の相互コンダクタンスの変化によって直線性の悪化
が生じたり、また、補正抵抗■く2、R3に生じる信号
電圧が、寄生容量などを通して高域特性の悪化を生じさ
せたり、さらに、トランジスタQ13や電源E5の存在
によって、マイナス側の電源利用率が悪化する、などの
問題点があり、それの改善が望まれた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、ベースまたはゲート(第1電極)と。
エミッタまたはソース(第2電極)と、コレクタまたは
ドレイン(第3電極)との3電極を少なくとも備えてい
る第1の能動素子における第3電極と、ベースまたはゲ
ート(第1ffiりと、エミッタまたはソース(第2電
極)と、コレクタまたはドレイン(第3電極)との3電
極を少なくとも備えているとともに、前記した第1の能
動素子とは異なる導電型を有する第2の能動素子におけ
る第2g&極とを接続した接続点と基準電位点との間に
定電流回路あるいは抵抗を接続し、また、第2電極がイ
ンピーダンスを介して基準電位点に接続されることによ
り第2電極接地型式の増幅回路を構成する如くになされ
ている前記第1の能動素子の第1電極に対して、前段の
増幅器の出力信号を供給し、さらに、前記した第2の能
動素子の回路が第1電極接地接続型式の増幅回路を構成
するようにし、さらにまた、前記した第2の能動素子の
第3電極側の回路より出力信号が得られるようにしてな
る増幅装置を提供するものである。
(実施例) 以下、添付図面を参照しながら、本発明の増幅装置の具
体的な内容を詳細に説明する。第3図は本発明の増幅装
置の枯成原理及び動作原理を説明するためのブロック図
であり、また、第4図は本発明の増幅装置の一実施例の
ブロック回路図、第5図は動作説明用の曲線図、第6図
及び第7図は本発明の増幅装置の他の実施例のブロック
回路図である。
第3図においてAtは増幅器であって、入力端子1に供
給された入力信号は、増幅器Aiで増幅された後に、第
1の半導体能動素子Qaの第1電極に与えられる。
図示の例において、前記した第1の半導体能動素子Qa
と、後述されている第2の半導体能動素子Qbとしては
、互に導電型を異にしているトランジスタが用いられて
いるが、本明細書中では第1、第2の半導体能動素子と
して用いられている各トランジスタQa、Qbにおける
各電極について、ベースを第1電極、エミッタを第2電
極、コレクタを第3電極のように呼称されることもある
なお、第1.第2の半導体能動素子Qa、Qbとして、
互に導電型を異にしている電界効果トランジスタ(F 
E T)を使用して本発明の増幅装置が構成されるよう
な場合には、第1.第2の半導体能動素子Qa、Qbに
ついて、それらの第1の電極がゲートに、第2の電極が
ソースに、第3の電極がドレインにそれぞれ対応するも
のであることはいうまでもない。
さて、トランジスタQaのエミッタはインピーダンスZ
1を介して接地されていて、トランジスタQaの回路は
エミッタ接地型増幅回路を構成しており、また、トラン
ジスタQaのコレクタは。
第2の半導体能動素子Qbとして用いられているトラン
ジスタQbのエミッタに接続されるとともに、定電流回
路またはインピーダンスZ2を介して基準電位点(図示
の例では接地点)に接続されている。また、前記したト
ランジスタQbのベースは接地されているので、トラン
ジスタQbの回路はベース接地型増幅回路を構成してい
る。
第3図示の増幅装置においてトランジスタQaの回路は
、電流帰還抵抗として動作するインピーダンスZ1を介
してエミッタが接地されていて、エミッタ接地型増幅回
路を構成しているから、トランジスタQa訟−ス・エミ
ッタ間電圧は略々一定となり、したがって、増幅器Ai
からの出力電圧VoがトランジスタQaのベースに供給
されたときに、トランジスタQaのエミッタに接続され
ているインピーダンスz1にはi = Vo/ Z 1
の電流iが流れるが、トランジスタQaの電流増幅率α
は1に近いので、前記の電流iはトランジスタQaのコ
レクタ側より出力されて、トランジスタQbのエミッタ
には電流値iの電流が供給される。
そして、前記のように電流値iの電流がエミッタに供給
されたトランジスタQbの回路は、ベース接地型増幅回
路を構成しているから、トランジスタQbのコレクタ側
の回路に流れる電流も電流値がiとなるのである。
このように、第3図に示されている回路配置では、既述
した第2図示の従来例回路中で用いていたカレントミラ
ー回路を使用しなくても、カレントミラー回路を使用し
た場合と同様な電流を、1−ランジスタQbのコレクタ
回路中に生じさせることができるから、トランジスタQ
bのコレクタ回路に定電流回路が接続された場合には、
電流量の変化に伴なってトランジスタQbのコレクタ回
路中に大きな電圧変化を生じさせうろことは明らかであ
る。
第3図示の本発明の増幅装置と、第1.第2図示の従来
例装置とを比較すれば明らかなように、本発明の増幅装
置は第1図示の従来例装置に比べて構成が簡単なことは
勿論のこと、第2図示の従来例装置に比べても構成が簡
単であり、リニアICを増幅器Atに使用して大出力の
増幅装置を容易に構成することができ、また、本発明の
増幅装置ではカレントミラー回路を使用しておらず、か
つ、本発明の増幅装置では縦続接続されている2つのト
ランジスタQa、Qbの相互コンダクタンスの値が、ト
ランジスタに流れる電流の大きさの変化に伴なって変化
しても、その変化の態様がトランジスタQaとトランジ
スタQbとについて互に逆であって打消されるから、従
来例装置においてカレントミラー回路を使用しているこ
とによって生じていた諸問題点は本発明の増幅装置では
生じないのであり、さらに、本発明の増幅装置では、従
来例装置で問題になった電源電圧の利用率の低下の問題
も起こらないのである。
次に、第4図以降に示されている図面を参照して、本発
明の増幅装置の具体的な回路例について説明する。まず
、第4図示の本発明の増幅装置の一実施例回路において
、1は入力端子、5は出力端子、Ai、Aoは増幅器で
あって、前記した増幅器Aiは例えばリニアIC,Ao
は例えば利得が1の出力増幅器であり、また、第4図に
おいてQa、Qb、Qc  はトランジスタ、Ra、R
b。
6〜9は抵抗、10.11はダイオード、 12.13
はツェナダイオード、+Vcc、−Vccは正負の電源
である。
第4図示の増幅装置において、抵抗6とツェナダイオー
ド12とによる回路、及び、抵抗7とツェナダイオード
13とによる回路などは、増幅器Atが例えばリニアI
Cのように、比較的に低い動作用電圧で動作するものと
して構成されているものであった場合に、前記した増幅
器Aiの動作用電圧よりも高い電圧値の電源+Vcc、
−Vccがら増幅器Aiの動作用電圧を作り出すのに使
用される電源回路である。
第4図示の増幅装置において、入力端子11こ与えられ
た信号は増幅器Aiで増幅されて、トランジスタQaの
ベースに与えられる。前記のトランジスタQaのエミッ
タは電流帰還抵抗として動作する抵抗Raを介して+V
ccに接続されていて、トランジスタQaの回路はエミ
ッタ接地型増幅回路を構成しているから、トランジスタ
Qaのベース・エミッタ間電圧は略々一定となる。
それで、前記したトランジスタQaのベースに与えられ
た増幅器Aiからの出力信号の電圧がV。
のときに、トランジスタQaのエミッタに接続されてい
る抵抗Raには、1=Vo/Ra  で表わされる電流
が流れ、また、トランジスタQaの電流増幅率αは略々
1であるから、トランジスタQaのコレクタからトラン
ジスタQbのエミッタに流れ込む電流はiとなる。
第4図示の増幅装置において、→−Vcc電源と−Vc
c電源との間に設けられているトランジスタQct抵抗
8.ダイオード10とからなる回路と、トランジスタQ
b、抵抗Rb、ダイオード11とからなる回路とは、抵
抗9をも含めて、それぞれ個別の定電流回路を構成して
いる。
ところで、トランジスタQbど抵抗Rhとダイオード1
1(ダイオード10及び抵抗9の回路も含めて)とから
なる定電流回路において、トランジスタQbのベースに
は、+Vccm源と−Vcc電源との間に接続されてい
るダイオード1oと抵抗9とダイオード11との直列接
続回路中の抵抗9とダイオード11との接続点から常に
一定の電圧が与えられている。
それで、トランジスタQbの回路は実質的にベース接地
型増幅回路としての動作を行ない、それの入力インピー
ダンスは極めて小さいものとなるから、トランジスタQ
bのエミッタに供給された前記した電流lは、エミッタ
と電源−Vccとの間に接続された抵抗Rhの影響を余
り受けずに。
トランジスタQbのコレクタ側に出力される。
トランジスタQbのコレクタと+Vcc電源との間に接
続されているトランジスタQcと抵抗8とダイオード1
0とからなる回路は定電流回路であるから、前記のよう
にトランジスタQbのコレクタ側に出力された電流iの
変化は、トランジスタQbのコレクタ側で大きな電圧変
化に変換されるのであり、この大きな電圧変化を有する
入力信号が供給される増幅器Aoからは、出力端子5に
対して大出力の信号が送出されるのである。
第5図は、本発明の増幅装置で最大の出力振幅を得るの
に必要とされるトランジスタQa、Qbの無信号時の動
作点の設定の仕方を説明する図表であって、この第5図
において横軸は入力電流、縦軸は出力電流であって、横
軸及び縦軸に示されている1は、最大の入力電流及び出
力電流を示しており、無信号時におけるトランジスタQ
a、Qbの入力電流及び出力電流が、最大の入力電流及
び出力電流の1/2となるように無信号時の動作点を設
定することにより、本発明の増幅装置からは最大の出力
振幅の出力が取出せるのである。
本発明の増幅装置の利得特性Av(s)は、増幅器Ai
の利得をA(s)とし、増幅器Aoの入力インピーダン
スをZiとすると、次の(1)式のように示される。
Av(s)=A(s)     □−−(1)a 本発明の増幅装置における入力端子1と出力端子5との
間の電圧利得を示す前記の(1)式を見ると、本発明の
増幅装置を所望の電圧利得を有するものとして構成する
のには、増幅器Atの利得A(s)、増幅器Aoの入力
インピーダンスZi、トランジスタQaのエミッタに接
続されている抵抗Ra(一般的にはインピーダンス)な
どを、それぞれ所要のように調節すればよいことが判か
るが、前記の調節によって所望の電圧利得を有する増幅
装置が得られたとした場合でも、それが直ちに良好な出
力振幅特性を有する増幅装置になっているとは限らない
すなわち、今、増幅装置の電圧利得が所望の値となるよ
うに、例えば、前記した(1)式に示されている抵抗R
aの抵抗値が設定された場合を考えると、前記の場合に
抵抗Raの設定によって、増幅装置の電圧利得が所望の
ように設定されたとしても、その状態において無信号時
における入力電流と出力電流との電流値とが、第5図に
示されているような1/2の状態に設定されているとは
限らないのである。
第6図は前記のような問題点に対する解決手段を例示し
た回路図であって、第6図の(a)と第6図の(b)と
には要部だけが示されており、第6図の(a)に示され
ている回路においては、トランジスタQaのエミッタに
一端が接続されている抵抗の他端がツェナダイオードZ
DとダイオードD1との接続点に接続されており、また
、第6図の(b)に示されている回路においては、トラ
ンジスタQaのエミッタと抵抗Raとの間にツェナダイ
オードZDが接続されている。
前記した第6図の(a)、(b)の何れの回路において
も、抵抗Raに流れる電流iの値を、ツェナダイオード
ZDとして適当なツェナ電圧を有するツェナダイオード
を用いて可変調節することができるので、所望の電圧利
得の増幅装置が構成できるような抵抗値の抵抗Raを用
いても、その抵抗Raに第5図中の172で示されるよ
うな電流値の電流が流れるようにすることが容易であり
、したがって、例えば第6図に示されているような手段
を用いることによって、所望の電圧利得を有するととも
に、最大の出方振幅が得られるような本発明の増幅装置
を容易に提供することができる。
以上の説明からも明らかなように、前記した第4図示の
本発明の実施例装置についてみても、それの構成が簡単
なことは勿論のこと、第2図示の従来例装置に比べても
構成が簡単であり、リニ、アICを増幅器Aiに使用し
て大出力の増幅装置を容易に構成することができ、また
、装置中にカレントミラー回路を使用しておらず、がっ
、縦続接続されている2つのトランジスタQa、Qbに
は同一の電流値の電流が流れているがら、相補特性を有
する2つのトランジスタQa、Qbの相互コンダクタン
スの値が、トランジスタに流れる電流の大きさの変化に
伴なって変化しても、その変化の態様はトランジスタQ
aとトランジスタQbとについて逆であるために互に打
消され、したがって、従来例装置においてカレントミラ
ー回路を使用していることによって生じていた藷問題点
は生じることがないし、さらに、従来例装置で問題にな
った電源電圧の利用率の低下の問題も起こらず、さらに
また、トランジスタQbの回路はベース接地型増幅回路
であるために、コレクタ・ベース間の帰還インピーダン
スの影響を受は難く、リニアリティに優れている増幅装
置を構成しているのである。
本発明の増幅装置がリニアリティに優れているという点
について、数式を参照して補足的に説明すると次のとお
のである。第4図示の回路配置において、トランジスタ
Qaの相互コンダクタンスをg m (Qa)とすると
、トランジスタQaと抵抗Raとの回路の電圧−電流変
換係数Gmは、前記の(2)式のように示される。
また、トランジスタQbの回路の入出力持性にはトラン
ジスタQbの相互コンダクタンスをgIIl(Qb)と
すれば1次の(3)式で表わされる。
Rh−g膳(Qb) K=         ・・・・・曲(3)Rb−g+
e(Qb)+1 それで、総合の入出力特性GmKは、次の(4)式で示
されるものとなる。
トランジスタQa、Qbには同一の動作電流が流れ、か
つ、それは両トランジスタにおいて互に逆向きに変化す
るので、前記の(4)式における2つのトランジスタQ
a、Qbの相互コンダクタンスgm(Qa)、 gm(
Qb)は、電流の変化によって互に打消すように変化す
るから、(4)式で示される総合の入出力特性は優れた
リニアリティを有しているのである。
第7図は、本発明の増幅装置の他の実施例回路図であっ
て、この第7図示の増幅装置では、増幅器Aiと増幅器
Aoとの間の回路部分をプッシュプル接続回路にして、
スルーレート(単位時間当りの電圧変化率)の向上と、
偶数次高調波歪の減少などが達成できるようにしたもの
である。なお、第7図においてQa’、Qb’ はトラ
ンジスタ、Ra、Ra’、Rb、Rb’は抵抗であり、
前記のトランジスタQa’ はトランジスタQaに対し
て相補対称性を有するトランジスタであり、また、トラ
ンジスタQb’ はトランジスタQbに対して相補対称
性を有するトランジスタである。トランジスタQat 
Qbについても互に相補対称性を有するトランジスタが
用いられてもよい。
互に相補対称性を有するトランジスタが用いられてもよ
い。
(効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように1本発
明の増幅装置は従来例装置に比べて構成が簡単であり、
リニアICを増幅器Aiに使用して大出力の増幅装置を
容易に構成することができ、また、本発明の増幅装置で
はカレントミラー回路を使用しておらず、かつ、本発明
の増幅装置では縦続接続されている2つのトランジスタ
Qa、Qbの相互コンダクタンスの値が、トランジスタ
に流れる電流の大きさの変化に伴なって変化しても。
その変化の態様がトランジスタQaとトランジスタQb
とについて互に逆で打消されるから、従来例装置におい
てカレントミラー回路を使用していることによって生じ
ていた諸問題点は本発明の増幅装置では生じないのであ
り、さらに、本発明の増幅装置では、従来例装置で問題
になった電源電圧の利用率の低下の問題も起こらず、直
線性に優れた大出力の増幅装置を容易に提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ従来装置のブロック回路図
、第3図は本発明の増幅装置の構成原理及び動作原理を
説明するためのブロック図であり、また、第4図は本発
明の増幅装置の一実施例のブロック回路図、第5図は動
作説明用の曲線図、第6図及び第7図は本発明の増幅装
置の他の実施例のブロック回路図である。 At、Ao・・・増幅器、l・・・入力端子1、Zl・
・・インピーダンス、Qa、Qb・・・第1.第2の半
導体能動素子、Ra 、 Rh 、 Ra ’ 、 R
h ’ 、 2〜4 。 6〜9.R1−R3・・・抵抗、10,11.DI・・
・ダイオード、12,13.ZD・・・ツェナダイオー
ド、特許出願人 日本ビクター株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ベースまたはゲート(第1電極)と、エミッタまたはソ
    ース(第2電極)と、コレクタまたはドレイン(第3電
    極)との3電極を少なくとも備え°ている第1の能動素
    子における第3電極と、ベースまたはゲート(第1電極
    )と、エミッタまたはソース(第2電極)と、コレクタ
    またはドレイン(第3電極)との3電極を少なくとも備
    えているとともに、前記した第1の能動素子とは異なる
    導電型を有する第2の能動素子における第2電極とを接
    続した接続点と基準電位点との間に定電流回路あるいは
    抵抗を接続し、また、第2電極がインピーダンスを介し
    て基準電位点に接続されることにより第2電極接地型式
    の増幅回路を構成する如くになされている前記第1の能
    動素子の第1電極7に対して、前段の増幅器の出力信号
    を供給し、さらに、前記した第2の能動素子の回路が第
    1電極接地接続型式の増幅回路を構成するようにし、さ
    らにまた、前記した第2の能動素子の第3電極側の回路
    より出力信号が得られるようにしてなる増幅装置
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