JPS5922642B2 - 化粧単板の製造方法 - Google Patents
化粧単板の製造方法Info
- Publication number
- JPS5922642B2 JPS5922642B2 JP11807176A JP11807176A JPS5922642B2 JP S5922642 B2 JPS5922642 B2 JP S5922642B2 JP 11807176 A JP11807176 A JP 11807176A JP 11807176 A JP11807176 A JP 11807176A JP S5922642 B2 JPS5922642 B2 JP S5922642B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- veneer
- wood
- decorative veneer
- decorative
- veneers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Manufacture Of Wood Veneers (AREA)
- Finished Plywoods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、化粧単板の製造方法に関するものである。
近年、天然銘木の良さはますます認識され、何物にも変
え難いとして、今後とも珍重されると考えられる。
え難いとして、今後とも珍重されると考えられる。
しかしながら天然銘木の原木は、しだいに減少して来て
いるのが現実で、今後ともこうした傾向は続くと考えら
れ、したがって天然銘木突板は今後ますます高価になる
と考えられる。
いるのが現実で、今後ともこうした傾向は続くと考えら
れ、したがって天然銘木突板は今後ますます高価になる
と考えられる。
しかも天然銘木から突板を製造する際の歩溜は極端に低
くその高価格化に拍車をかけている。
くその高価格化に拍車をかけている。
しかしながら日本人の天然木に対する愛着は顕著なもの
があり、プリントおよび化粧紙オーバーレーなとでは不
満足なのもまた現実である。
があり、プリントおよび化粧紙オーバーレーなとでは不
満足なのもまた現実である。
したがって、この発明の目的は、天然銘木を用いないで
より低価格の原木を原料にして天然銘木に近似した化粧
単板を実現することができる化粧単板の製造方法を提供
することである。
より低価格の原木を原料にして天然銘木に近似した化粧
単板を実現することができる化粧単板の製造方法を提供
することである。
つぎに、この発明について詳細に説明する。
原材料となる原木の樹種は特に問わない。
しかしながら針葉樹模様の化粧単板を得るには針葉樹が
、広葉樹模様の化粧単板を得るには広葉樹が望ましく、
針葉樹材として例えば国産材ではスギ、アカマツ、ニジ
マツ、トドマツ、カラマツ、モミ、ツガなと、外国産材
では、ベイヒ、ベイモミ、ペイトウヒ、シベリャカラマ
ツ、オオシューアカマツなど、広葉樹材としては、例え
ば国産材ではアカダモ、カッテ、シナツキ、マカンバ、
ミズナラ、ミズノなど、外国産材では、レッドラワン、
ホワイトラワン、バクテカン、アルモン、マンガシノロ
、イエローバーチなどが用いられる。
、広葉樹模様の化粧単板を得るには広葉樹が望ましく、
針葉樹材として例えば国産材ではスギ、アカマツ、ニジ
マツ、トドマツ、カラマツ、モミ、ツガなと、外国産材
では、ベイヒ、ベイモミ、ペイトウヒ、シベリャカラマ
ツ、オオシューアカマツなど、広葉樹材としては、例え
ば国産材ではアカダモ、カッテ、シナツキ、マカンバ、
ミズナラ、ミズノなど、外国産材では、レッドラワン、
ホワイトラワン、バクテカン、アルモン、マンガシノロ
、イエローバーチなどが用いられる。
これらの原木は、ロータリーレースまたはスライサーで
切削されて単板にされたのち、可能なときはシュウ酸な
どで脱色される。
切削されて単板にされたのち、可能なときはシュウ酸な
どで脱色される。
脱色された単板は、目的とする木材の模様を勘案して着
色される。
色される。
用いられる着色剤の種類は特に限定しない。
着色剤としては、例えば塩基性染料、酸性染料、直接染
料が用いられ、これらによる水性着色や油溶性染料によ
る油性着色などが行なわれる。
料が用いられ、これらによる水性着色や油溶性染料によ
る油性着色などが行なわれる。
着色された単板は、必要に応じてそれ自身な可塑化して
、変形し易くするためアルカリ、アミンなどで処理され
る。
、変形し易くするためアルカリ、アミンなどで処理され
る。
この場合における可塑剤として具体的には、水酸化ナト
リウム、アンモニヤ、ブチルアミン等があげられる。
リウム、アンモニヤ、ブチルアミン等があげられる。
可塑化された単板は、ユリア、ユリアーメラミン等の耐
水性接着剤を塗布されて複数枚積層される。
水性接着剤を塗布されて複数枚積層される。
この場合、積層は第1図に示すように上下面が互いに噛
み合わない波状面を有する上金型1と下金型2の間に複
数枚の単板3を挿入しこれを加圧することにより行なわ
れる。
み合わない波状面を有する上金型1と下金型2の間に複
数枚の単板3を挿入しこれを加圧することにより行なわ
れる。
なお単板3において、3aは秋材、3bは春材の部分で
ある。
ある。
このようにして上下面が互いに噛み合わない上金型1と
下金型2により複数枚の単板3が加圧されるため、各単
板ごとに圧縮度合が異なり春材あおよび秋材3bの厚さ
および方向が互いにまちまとなる。
下金型2により複数枚の単板3が加圧されるため、各単
板ごとに圧縮度合が異なり春材あおよび秋材3bの厚さ
および方向が互いにまちまとなる。
そのため、複数枚の単板3が積層されて形成きれた積層
体を第1図の点線Aのように積層面に垂直にかつ繊維方
向に沿ってスライス切削して化粧単板を得ると、その切
削面には、第2図のように秋材3aおよび春材3bの目
がこむところ、目が流れるところができて天然銘木に近
い杢目(柾目)模様があられれる。
体を第1図の点線Aのように積層面に垂直にかつ繊維方
向に沿ってスライス切削して化粧単板を得ると、その切
削面には、第2図のように秋材3aおよび春材3bの目
がこむところ、目が流れるところができて天然銘木に近
い杢目(柾目)模様があられれる。
これに対して平板プレスを用いて積層したものをスライ
ス切削して得た化粧単板の柾目模様は、春材、秋材が完
全に平行になるため極めて人工的になる。
ス切削して得た化粧単板の柾目模様は、春材、秋材が完
全に平行になるため極めて人工的になる。
このようにして得られた化粧単板4(第2図)は、合板
、パーティクルボードなどに貼合わせて、壁材、家具表
面材などに広く用いることができる。
、パーティクルボードなどに貼合わせて、壁材、家具表
面材などに広く用いることができる。
つぎに実施例について説明する。
実施例 1
長さ30(−rrL、幅15cm、厚さ2羽のマンガン
ノロロータリー単板と長さ30crr1、幅15Crr
1、厚さ1關のレッドラワンロータリー単板とを各10
枚準備し、マンガンノロ単板には両面に10gの割合で
市販ユリアーメラミン樹脂接着剤を塗布し、マンガンノ
ロ単板およびレッドラワン単板を交互に重ね合わせた。
ノロロータリー単板と長さ30crr1、幅15Crr
1、厚さ1關のレッドラワンロータリー単板とを各10
枚準備し、マンガンノロ単板には両面に10gの割合で
市販ユリアーメラミン樹脂接着剤を塗布し、マンガンノ
ロ単板およびレッドラワン単板を交互に重ね合わせた。
つぎにこれを上下面が互いに噛み合わない上金型と下金
型で挾み加圧して積層体を得た。
型で挾み加圧して積層体を得た。
この積層体を積層面に垂直でかつ繊維方向に沿って切断
したところ、秋材および春材の目がこむところ、目が流
れるところができた自然な感じの柾目模様をもつ化粧単
板が得られた。
したところ、秋材および春材の目がこむところ、目が流
れるところができた自然な感じの柾目模様をもつ化粧単
板が得られた。
実施例 2
長さ30crn1幅15CrrL、厚さ1mrnのマン
ガンノロ単板をβナフトールの1/1000水溶液(9
0℃)で8時間処理したのち、風乾して単板を得た。
ガンノロ単板をβナフトールの1/1000水溶液(9
0℃)で8時間処理したのち、風乾して単板を得た。
この単板をレッドラワン単板の代わりに用いた以外は実
施例1と同様にして化粧単板を得た。
施例1と同様にして化粧単板を得た。
この化粧単板の柾目模様は、実施例1より一層自然な感
じが強かった。
じが強かった。
比較例
平板プレスを用いて積層体をつくった以外は実施例1と
同様にして化粧単板を得た。
同様にして化粧単板を得た。
この化粧単板を柾目模様はもつものの春材および秋材が
全く平行に走るため、いかにも人工柾といった模様とな
っていた。
全く平行に走るため、いかにも人工柾といった模様とな
っていた。
第1図は単板の積層接着を説明する断面図、第2図は化
粧単板の切削面の斜視図である。 1・・・上金型、2・・・下金型、3・・・単板、4・
・・化粧単板。
粧単板の切削面の斜視図である。 1・・・上金型、2・・・下金型、3・・・単板、4・
・・化粧単板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 押圧面が相互に噛み合わない一対の金型の間に複数
枚の単板を配挿して金型により加圧接着して積層体をつ
くり、この積層体を積層面に垂直でかつ繊維方向に平行
に切削して化粧単板を得ることを特徴とする化粧単板の
製造方法。 2 前記単板が可塑剤により可塑化され柔軟化されるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の化粧単板の
製造方法。 3 前記単板が着色剤により着色されることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の化粧単板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11807176A JPS5922642B2 (ja) | 1976-09-30 | 1976-09-30 | 化粧単板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11807176A JPS5922642B2 (ja) | 1976-09-30 | 1976-09-30 | 化粧単板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5344608A JPS5344608A (en) | 1978-04-21 |
JPS5922642B2 true JPS5922642B2 (ja) | 1984-05-28 |
Family
ID=14727274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11807176A Expired JPS5922642B2 (ja) | 1976-09-30 | 1976-09-30 | 化粧単板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5922642B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62182143U (ja) * | 1986-05-10 | 1987-11-19 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5731507A (en) * | 1980-07-31 | 1982-02-20 | Matsushita Electric Works Ltd | Manufacture of artificial decorative veneer |
-
1976
- 1976-09-30 JP JP11807176A patent/JPS5922642B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62182143U (ja) * | 1986-05-10 | 1987-11-19 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5344608A (en) | 1978-04-21 |
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