JPS59226018A - 水溶性のフイルムまたはシ−ト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水溶性のフィルムまたはシートに関する。

従来より、水溶性フィルムとしては、ポリビニルアルコ
ール系（以下ＰＶＡという）、メチルセルロース系、ポ
リエチレンオキサイド系、デンプン系、およびヒドロキ
シン０ロピルセルロース等が、また水溶性シートとして
はＰＶＡ＄が知られている。

とりわけ、今日では、ＰＴＡの水溶性フィルムまたはシ
ートが主に使用されている。

ＰＶＡ水溶性フィルムが使用される具体的用途としては
、各種単位包装、例えば殺菌剤、殺虫剤、染料等の単位
包装、病院等のせんたく袋、インスタント壁紙の裏貼り
、生理用ナプキン等がある。またＰＶＡ水溶性シートが
使用される具体的用途としては水溶性テープ等がある。

ＰＶＡの水溶性フィルムまたはシートは無色透明で、物
性例えば引裂強度等に優れ、適量の吸湿性を有し、また
耐油性があり、はとんど大部分の有ａ溶剤に溶解しない
。

本発明者等は、かかる情況に鑑み、ＰＶＡの水溶性フィ
ルムまたはシートと同等もしくけそれ以上の物性を有し
、水溶性でかつ特定の有機溶剤に溶解する水溶性の７４
．σムまたはシートにりいて種々検討した結果、特定の
高分子量化たけシートが得られることを知見し、本発明
を完成させるに至ったものである。すなわち、平均分子
量が８０００以上で、かつエチレンオキシド鎖含有量が
７０重駄％以Ｅのポリオキシアルキレンクリコールと多
価カルシボン酸ｔタハソｆ：）無水物またはその低級ア
ルキルエステルとを、反応させて調製した平均分子Ｗｃ
５万以上の高分子量化合物を主成分とすることを特徴と
する水溶性のフィルムまたはシートである。

本発明に使用する平均分子量が８０００以上で、かつエ
チレンオキシド鎖含有歌が７０重量％以上のポリオキシ
アルキレングリコール（以下特定のポリオキシアルキン
グリコ−７しという）トしては、活性水素基を２個有す
る有機化合物に、エチレンオキサイドを含有するアルキ
レンオキサイドを付加重合させてｓｌ製した平均分子量
８０００以上、二チレンオキシド鎖含有欧７０重隈％以
上のポリオキシアルキレングリコール等があげられる。

曲記活性水素フルとけ、アルコール性水酸基、アミノ塙
、フェノール性水酸基などである。該活性水素基を２個
有する有機化合物（以下出発物質という）の具体例とし
ては、たとえばエチレンクリコール、ジエチレンクリコ
ール、フロピレンゲリコール、ジプロピレングリコール
、Ｌ、　　４−ブタンジオール、１，６−ヘキサンジオ
ール、ネオペンチルクリコール、ビスフェノールＡ１ポ
リエチレングリコ−１し、ポリプロピレングリコール、
ポリテトラメチレングリコール、ブチルアミン、オクチ
ルアミン、ラクリルアミンまたはシクロヘキシルアミン
などがあげられる。

付加重合に使用するアルキレンオキサイドとしては、エ
チレンオキサイドを必須成分として含有するものであ抄
、エチレンオキサイド以外のアルキレンオキサイドとし
ては、フロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、ス
チレンオキサイド等があげられる。

かかる付加重合は、好ましくは水酸化ナトリクム、水酸
化カリクムなどの苛性アルカリを触媒とし、約９０〜２
００℃の温度で約２〜３０時間行われる。

得られた特定のポリオキシアルキレングリコールｌｃ：
％−いて、平均分子量が８０００未満の場合、水溶性の
フィルムまたはシートを製造する時だ、強度が不足して
！！！！造工程で不都合が生じる。計と米曇述通濤　　
　−ｄｌか− またエチレンオキシド鎖含有量が７０重量％未満の場合
、掴合反応が遅くなり、従って長時間を・星するう具＞
ｌ＜ｔこイ゛シ％′）狐とな為コとか′もさ。

また融点が下がることにより常温で固化しにくくなる時
があり、また水に不溶性となることもある。

次に特定のポリオキシアルキレンクリコールに、多価カ
ルボン酸、その無水物またはその低級アルキルエステル
を反応させることてより平均分子は５万以上の高分子量
化合物とする。

該多価カルボン酸、その無水物またはその低級アルキル
エステルの具体例としては、たとえば、 ｔａ＞マロン酸、コハク酸、マレイン酸、７マル酸、ア
ジピン酸、セバシン酸、７タル酸、イソフタル酸、テレ
７クル唆、イタコン酸、トリメリド酸、ピロメリト酸も
しくはダイマー酸、（ｂ）　（ａ）のモノメチルエステ
ル、ジメチルエステル、モノエチルエステル、ジエチル
エステル、モノプロピルエステル、ジプロピルエステル
、モツプチルエステルもしくけジプチルエステル、また
は （Ｃ）　（ａ）の酸無水物 などがあげられる。

かかる反応は、特定のポリオキシアルキレングリコール
に多価カルボン酸、その無水物またけその低級アルキル
エステルを添加してから昇温し、８０〜２５０℃の加熱
下に０．００１〜２０訪Ｈｇの減圧にして脱水または脱
アルコールを行なうことにより行なわれる。必要な反応
時間は通常３０分〜１０時間が好ましい。

高分子量化合物において、平均分子量が５万未満の場合
、フィルムまたはシート形成能がないか、または強度が
小さいものとなる。

次に１）られた平均分子Ｆｉｔ５万以上の高分子量化合
物を公知の方法、１４ＴＪえは溶液流延法、溶融押し出
と法、カレンダー法、等によりフィルムまたはシートと
する。

本発明に分いて得られる水溶性ノコフィルムまたはシー
トは優れた物性を何し、水溶性でかつ特定の有機溶剤に
溶解する。

従って、従来より使用されている水溶性フィルムの用途
例えば殺虫剤等の単位包装用水溶性フィルムとして最適
であり、また水溶性シートのＩ１１途例えば　子帯用シ
ート、水溶性テープとしても最適である。また本発明の
水溶性のフィルムまたはシートは、従来の水溶性のフィ
ルムまたはシートにはみられない特定有機溶剤への→溶
性によりさらに用途が広がるものと考えられる。

次に実施例をあげて本発明を説明する。実施例中、「％
」および「部」は、重量を基準とする。

実施例Ｌ オートクレーブ中にジエチレングリコール１０６部およ
び７レ一ク苛性カリ２０部を仕込み、１３０℃の加熱下
に２ｋｐ／ｃＩＡＧ以下でエチレンオキサイド１２００
０部を徐々に加えながら反応させた。生成物（中間体）
の重量平均分子量をヒドロキシル価とアルカリ価を測定
して計算したところ約１０，０００でありた。つぎにこ
の生成物１００都を採り、それにテレフタル酸ジメチル
１．９４部を加え、１２０℃に昇温させたのち、１　ｍ
Ｈｇの減圧の状態でメタノールを除去し、高分子ｑ化合
物をえた。かかる高分子量化合物の重量平均分子量を高
速液体クロマトグツフィーで測定したところ約２００，
０００であフた。またそれの５部を採り、水９５部に対
する溶解性を調べたところ完全に溶解しているのがａ認
された。

同様にして、各種高分子量化合物を得た。それらを第１
表に示す。

実施例 実施例１で得られた高分子量化合物５部を採り、各種有
機溶剤９５部に対する溶解性を調べた。結果を＠２表に
示す。

第２表 注−２，Ａ；溶解 Ｂ：常温で難溶であるが加熱により溶解Ｃ；不溶 実施例＆ 実施例１で得られた高分子量化合物５部づいて水溶性フ
ィルムを作成した。それの機械的物性をＪＩＳＫ−６７
６０お！びＪＩＳＫ−６３０１１Ｃ従りて測定した。結
果を第３表に示す。

第３表 比較例 市販のＰＶＡ水溶性７４ルムの有機溶剤忙対する溶解性
および機械的物性を測定した。結果を＠４表に示す。

なお、有機溶剤に対する溶解性は実施例２と同様に１機
械的物性は実施例３と同様に行った。

手続補正書 昭和５８年特許願第１０１９００　　号２、発明の名称 水溶性のフィルムまたはシート 自発補正 ５、補正により増加する発明の数

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）平均分子数が５ｏｏｏ以上で、かつエチレンオキ
   シド鎖含有量が７０重量％以上のポリオキシアルキレン
   グリコールと、多価カルボン酸、またはその無水物、ま
   たはその低級アルキルエステルとを、反応させて調製し
   た平均分子ｌ１ｔ５万以上の高分子量化合物を主成分と
   することを特徴とする水溶性のフィルムまたはシート