JPS5922488B2 - 藁八手 - Google Patents

藁八手

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JPS5922488B2
JPS5922488B2 JP5898881A JP5898881A JPS5922488B2 JP S5922488 B2 JPS5922488 B2 JP S5922488B2 JP 5898881 A JP5898881 A JP 5898881A JP 5898881 A JP5898881 A JP 5898881A JP S5922488 B2 JPS5922488 B2 JP S5922488B2
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JP
Japan
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straw
base
bundle
banger
straw bundle
Prior art date
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Application number
JP5898881A
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JPS57174024A (en
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吉恭 河田
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は特に脱穀後の藁を省力的、かつ能率的に乾燥
し得る藁八手に関するものである。
畜産や藁加工には現在でも良質に乾燥された藁が必要な
ことはいうまでもないが、近時稲の刈取脱穀は機械化さ
れ(コンバイン化)てしまい、長稈のままで結束され、
それをそのまま乾燥した藁を入手することはほとんど不
可能になっている(コンバインの通常仕様では脱穀後の
排藁は結束せず、細かく切断して圃場に散乱させる)。
すなわち、このような藁を入手しようとすれば、まずバ
インダーや手刈りによって結束束を作り、これを自説も
しくはハーベスタ等で脱穀したものを拾い集めなければ
ならないのである。
しかしこのような作業はコンバイン作業に比べはるかに
めんどうな上、脱穀後においてもさらに次のように煩し
い作業を必要とするのである。
今、10a当り1,000束あるとすれば、まず八手ま
でに寄せるのに1,000回、八手掛けに1.000回
、八手外しに1,000回、収容場所への持ち運びに1
,000回の都合4,000回の作業を必要とする。
したがって、今日のような合理化農作業の下では、とて
もこのような煩しい作業をする者はいないから、いきお
い乾燥藁の価格も高騰して、前記畜産農家や藁加工業者
は深刻な立場に追い込まれていたのである。
そこで、この発明は効果的に藁を乾燥し得る藁八手を提
供することにより、安価に乾燥藁を製造できるようにし
たものである。
以下、この発明の具体的な実施例を図面を参照して説明
する。
この発明は藁八手の基本部材たる基台Aと、藁束を適数
集束して引掛け、これを前記基台Aに吊り掛ける藁バン
ガーBとから構成される。
第1図は基台Aの一例であるが、略三角形もしくは台形
の2個の側柱1,1に、多段的に横木2・・・・・・を
渡し掛けるとともに、各横木2・・・・・・に適当間隔
を置いて内外に都合2ケ所前記藁束バンガーBを吊り掛
けるに用いる係止体3・・・・・・を装設したものであ
る。
基台Aの大きさ等は吊り掛けるべき藁束の大きさ、量等
に応じて適宜決定されるが、一般的には断面視底角65
度の二等辺三角形とし、また頂部までの高さは2.4m
位が適し、さらに片面頂部も含めて4段の多段構成とす
るものを基本構成とするのが適する。
そして吊り掛けるべき藁束の容量に対応するためには長
さを変えるようにする。
第2図は横木2・・・・・・の装設状態を示す一例であ
るが、鎖を内外に垂らし、後記するような藁束バンガー
Bの係止具(フック)をこの部分に挿通して係止するも
のであるが、これも一例であって、これに限定されるも
のでないことは明らかであるとともに、その数およびス
パン等も藁束バンガーBの大きさに応じて適宜決定され
る。
第3図〜第5図はこの発明に使用される藁束バンガーB
の種々であるが、これらの藁束バンガーBに共通する構
成は、棒状の基体4に対して先端にフック等の係止構造
を有し、かつその先端高さが基体4の前後で異なるとと
もに、これらの組を複数個(通常4組都合8個)基体4
から垂設した藁束引掛具5・・・・・・と、基体4に前
記基台Aの係止体3・・・・・・に吊り掛けるべき係止
具6が装設されている点である。
なお、第3図の藁束バンガーB1がもつとも基本的形態
であるが、第4図の藁束バンガーB2は枠体7,7が基
体4と略四角形に閉合するように設けられ、かつこの枠
体7,7の両側に手で持つときに利用する持千部8,8
が形成されたものであり、第5図の藁束バンガーB3は
同じく藁束バンガーB1の係止具6の代わりに枠体7,
7の両側に異なった形態の係止具9,9が形成されてい
るものである。
第6図はこのような藁束バンガーBに藁束の結束紐の部
分を引掛け、これを基台Aの係止体3・・・・・・に吊
り掛けた例を示すものであるが、基台Aの下部の横木2
・・・・・・には前記藁束バンガーB1を使用し、中部
、上部の横木2・・・・・・には同じく藁束バンガーB
2を使用し、そして頂部の横木2・・・・・・には藁束
バンガーB3を使用すれば、作業が容易であるとともに
省力的である(第7図、第8図参照)。
第9図はこのような種々の藁束バンガーBを適宜選択し
て、それぞれ藁束を引掛けて基台Aに吊り掛けた例の断
面図であるが、この場合注意しなければならないのは、
必ず下段の横木2・・・・・・から吊り掛け、次いで上
段の横木2・・・・・・に吊り掛けるようにしなければ
ならないことである。
そうすることにより、上の藁束は下の藁束より外側に位
置し、かつ上の藁束の穂先部分が下の藁束の株元部分に
わずかに重合する形態になるのである。
なおこの点については前記した各横木2・・・・・・の
傾斜角度、設定位置ならびに上下間隔等の要素が関与す
るのである。
また最下段の横木2の下には八字状に補助横木10が設
けられているから、この横木2に吊り掛けられた藁束は
同じく八字状に開く。
さらに最頂部の藁束バンガーB3を頂部横木2に係着す
るには、係止体3および係止具6のように位置固定され
るものではないため、いくらでも緊密に固定することが
できる(この点の効果については後記する)。
ところで、基台Aにすべての藁束バンガーを吊り掛けた
状態を断面視すれば、第9図のように基台A中央部に相
当の空間■ができ、この空間■を上昇気流の通路とする
ことができる(作業者にとっても好適)上、各藁束の株
元上部にも適宜な空間Vができ、これも気流通路とする
ことができるのである。
なおこの点も前記したように各横木2・・・・・・の傾
斜角度、設定位置および上下間隔等の要素が関連してい
る。
以上、この発明は略三角形状の側柱に対して横木2を多
段的に渡し掛けるとともに、この横木2に適当間隔て係
止体3を装設した基台Aを用意する一方、棒状の基体4
に対して少なくとも藁束引掛具5および係止具6を装設
する藁束バンガーBを用い、この藁束バンガーBの藁束
引掛具5に藁束を引掛けて、その係止具6を前記基台A
の係止体3に藁全体が屋根の形になるよう吊り掛は得る
構成にしたことを特徴とするものである。
したがって、まず藁束を多段的、かつ立体的に積重しで
乾燥させるものであるから、藁へ手のスペースを小さく
することができて経済的である。
次に、積重方式で、しかも気流通路等に留意して設計し
であるから、作業性ならびに乾燥性が良好であって、良
質の乾燥藁を製造することができる。
また、藁束の勾配も前記したように65度という比較的
急なものであるから、少々の雨が降ってもほとんど流れ
てしまい、内部に浸透しないから乾燥性ならびに品質が
向上する。
そして最頂部の藁束の敷設密度はいくらでも高くするこ
とができるので、この部分を堅くすればする程、雨の浸
透を抑制できるから、この点からも乾燥性能がよい。
さらに、藁束の収集は前記した藁束バンガーを使用する
ものであるから、その収集作業が省力的、かつ迅速であ
って利用価値が高い。
その他、組立、分解も容易であるから、任意の場所へ持
ち運びでき、もつとも効率の良い所で藁を乾燥すること
ができる上、構造も簡単であるから、安価に提供できる
等の種々優れた効果が期待できるのである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の具体例を示すもので、第1図は基台A
の斜視図、第2図は横木および係止体の拡大斜視図、第
3図〜第5図は藁束バンガーの斜視図、第6図〜第8図
は藁束バンガーを基台へ吊り掛ける状態を示す側面図、
第9図は藁束バンガーを基台へ吊り掛けた状態を示す断
面側面図である。 符号、A・・・・・・基台、B・・・・・・藁束バンガ
ー、■。 ■・・・・・・空間、1・・・・・・側柱、2・・・・
・・横木、3・・・・・・係止体、4・・・・・・基体
、5・・・・・・藁束引掛具、6・・・・・・係止具。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 略三角形状の側柱に対して横木を多段的に渡し掛け
    るとともに、この横木に適当間隔て係止体を装設した基
    台を用意する一方、棒状の基体に対して少なくとも藁束
    引掛具および係止具を装設する藁束バンガーを用い、こ
    の藁束バンガーの藁束引掛具に藁束を引掛けて、その係
    止具を前記基台の係止体に藁束全体が屋根の形になるよ
    う吊り掛は得る構成にしたことを特徴とする藁八手。 2、特許請求の範囲第1項記載の基台の係止体が各横木
    の内外に複数個設けられ、藁束が基台の外部の他、内部
    にも存在するよう吊り掛は得る構成にしたことを特徴と
    する藁八手。 3 特許請求の範囲第1項または第2項記載の藁束バン
    ガーに藁束を引掛けて基台に吊り掛けた状態において、
    基台中央部および藁束の株元上方部に気流通路となるべ
    き適宜な空間が形成されるよう構成したことを特徴とす
    る藁八手。
JP5898881A 1981-04-16 1981-04-16 藁八手 Expired JPS5922488B2 (ja)

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JP5898881A JPS5922488B2 (ja) 1981-04-16 1981-04-16 藁八手

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JP5898881A JPS5922488B2 (ja) 1981-04-16 1981-04-16 藁八手

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JPS57174024A JPS57174024A (en) 1982-10-26
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JPH046056Y2 (ja) * 1986-12-22 1992-02-19

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JPS57174024A (en) 1982-10-26

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