JPS5922453A - デ−タ授受装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はデータ授受装置に関し、特に、木材、合成樹脂
或いは非磁性体金属等の材料から成る壁を介して、壁に
孔を明けることなくデータの授受を行ない得るデータ授
受装置に関する。

壁を介しＣその両側でデータの授受を行なわなければな
らない事例は極めて多い。そのような場合に、従来は壁
に孔を明け、その孔にコネクタの一方の端子を取すイ１
け、他方の端子をこれに差し込んで接続したり、或いは
上記の孔に光カプラの一方の端子を取り付け、他方の端
子をこれに力・ノブリングさせ゛Ｃデータの授受を行な
う等の手段が用いられていた。

然しなから、壁に孔を明けることが望ましくなかったり
許されない場合も少なくない。即ち、完全な気密状態を
維持する必要のある機器、例えば防湿、防水のための外
装を施した機器とか放射線遮蔽を施した機器、或いは大
気圧より高圧若しくは低圧状態を維持する必要のある機
器の場合には、その外壁に孔を明けてコネクタ等を取り
付けることは望ましくない、或いはまた、大型タンクそ
の他の建造物の薄い壁を隔てて双方の側で何らかの作業
を行なっているときに相互間でデータの交換を行なう場
合に壁に孔を明けることが許されなＬｓこともある。更
にまた、最も向近な例をとれば、各種自動販売機、リー
ス機器、ゲーム機等の使用データ若しくは集金データを
収集するために、それらの機材の外壁にコネクタ等を取
り付けておくと、！ｌＩ！戯によりそこに異物を詰め込
まれたりするなどの被害を受けることも少なくない。或
いはまた、駅の自動改札機、遊園地等の入場者数計数器
、パーキングメータ等々についても事情は同断である。

本発明は叙上の観点に立ってなされたものであり、その
目的とするところは、壁に孔を明けることなく壁の両側
でデータの交換を行ない得るデータ授受装置を提供する
ことにある。

而して、本発明の要旨とするところは、壁の両壁面に互
いに対向するよう磁気漏洩型のパルストランスを設け、
一方のパルストランスから漏洩した磁力線によってもう
一方のパルストランスに誘導電流を生ぜしめ、これによ
り壁を介して相互間でデータの授受を行ない得るように
した点にある。

従って、非磁性体材料で作製された壁であれば、それが
極端に厚いものでない限りどのような種頬の壁を介して
でも信号の授受が可能である。また、光カブラの場合に
は、発光子と受光子の光軸を正確に一致させる必要があ
るのに対し、本発明の場合は磁力線とそれによる誘導電
流を利用するので、受信側のパルストランスが発ｆＩＩ
Ｉ側のパルストランスからの磁力線の届く範囲内であれ
ば両者の位置合せはそれ程厳密でなくとも良い。

パルストランスのそれぞれを壁面に固定するかしないか
は使用目的に応じて自由に選択される。

また、入出力兼用のパルストランスを壁の両側にそれぞ
れ１個づつ設けることも、或いは壁の両側にそれぞれ２
個づつのパルストランスを設は人力用と出力用のものに
それぞれ区別して用いることも自由である。

以下、図面を用いて本発明のｌＹｆ細を説明する。

第１図は本発明に係るデータ授受装置の一実施例をその
回路構成と共に示す説明図、第２図は本発明データ授受
装置に用いられるパルストランスの一実施例を示す斜視
図、第３図は本発明データ授受装置に用いられるパルス
トランスのその他の一実施例を示す断面図である。

而して、第１図中、１は授受ずべきデータを保有する所
望の機器内に収納されたｆｆ１ｌのデータ処理装置、２
は上記機器の外壁３の外側に存在する第２のデータ処理
装置、４は外壁３の外壁に取り付けた懸は金、５は上記
第１のデータ処理装置１に接続され、外壁３の内壁に固
着された第１のパルストランス、６は上記ｍ２のデータ
処理装置２に望ましくはシールド線等によって接続され
、懸は金４に吊り下げることにより外壁３の外壁面上で
上記第１のパルストランス５と対向するよう着膜自在に
設けられた第２のパルストランスである。

第１のパルストランス５及び６は、それぞれ、その鉄心
５ａ、６ａ　、コイル５ｂ、６ｂ　、カバー５ｃ、６ｃ
等から成っている。また、第１のデータ処理装置１中、
１１は入出力切換えスイッチ、１２は増幅器′Ｓ１３は
シェミットトリガ回路、１４は読出し指令回路、１５は
上記ゲーム機の使用回数、投入金額等を検知するデータ
採取回路、１６は上記データ採取回路１５により得られ
たデータを記録する記憶装置、１７は上記記憶装置１６
から読み出されたデータ信号を増幅する増幅器である。

一方、第２のデータ処理装置２中、２１は入出力切換え
スイッチ、２２は始動信号発生回路、２３は遅延回路、
２４は（１９幅器、２５は波形整形回路、２６は記憶装
置である。

而して、ここで、外壁３を有する上記の所望の機器とは
、例えば前、記の如く、気密状態を維持する必要のある
機器、放射線遮蔽を施した機器、各種自動販売機、リー
ス機器、ゲーム機等々任意のものでよいが、ここでは、
料金を投入することにより所定のゲームを定柘られた回
数だけ行なうことのできるスロットマシン、もぐらたた
きゲーム、１・１撃ゲーム、ドライブゲーム、或いはそ
の他各種のテし・ビゲーム等々の業務用ゲーム機械であ
ると想定し、て以下の説明を行なう。第２のデータ処理
装ｖ−２Ｌｅｔ：、持ち運び自在なケースに収容してあ
り、第２のバルブ、トランス６と共に持ち歩いて使用出
；ＩＬ　７＋ようになっている。

而して、上記の如きゲーム機械は市街各地のゲームセン
ター等に設置してあり、従来その集金管理を行なうには
、集金人が定期的に各、場所のゲーム機械を回り、上記
ゲーム機械のカウンタに表示されているゲーム回数等を
書き写して来て集計するものであった。然しなから、そ
の作業は手間と時間がかかる上、記録ミス等によって確
実な売上げデータを得ることは困難であった。そのため
最近は、ゲーム機械のカウンタに記録されているゲーム
回数、売上金高等のデータを、持ち運び自由なハンディ
−タイプのデータ記憶装置に移しとってくる方法が採用
されている。ｆｆ１１図に示した本発明データ授受装置
は、そのような方法によりゲーム機械の集金管理を行な
うための一実施例を示している。従って、第１のデータ
処理装置１及び第１のパルストランス５はゲーム機械の
内部に収容されており、また第２のデータ処理装置２は
持ち運び自在なケースに収容してあって、第２のパルス
トランス６と共に持ち歩−いて使用出来るようになって
いる。集金人は、持参した第２のパルストランス６をゲ
ーム機械の外壁３の懸は金４に吊り下げて、ゲーム機械
側の記憶装置１６に記録されているデータを手許の第２
のデータ処理装置２内の記憶装置２６に収集するもので
ある。

以下、その作動を説明する。

集金人が、手ｉ′［の持ち運び自在なケースに取り付り
られたスイッチ（図°ζは省略）を押すと、始動信号発
生回［１＆　２２が１個又は複数個のパルス信号を発生
ずる。入出力切換えスイッチ２１は上記スイッチを押す
ことにより始動信号発生回路２２からの信号が第２のパ
ルストランス６に伝えられるようにセットされ、そのた
め第２のパルストランス６が上記のパルス信号に基づき
励磁される。外壁３の内面に固着された・第１のパルス
トランス５には第２のパルストランス６の励磁に伴う磁
界変動により誘導電流が生じる。第１のデータ処理装置
ｌ内の入出力切換えスイッチ１１は通常は第１のパルス
トランス５からの信号を＋Ｖｒ幅器１２へ伝えるようセ
ットされζおり、そのため第１のパルストランス５に生
じた誘導電流は増幅器１２で増幅されたのちシュミット
トリガ回路１３に人力する。シュミツトトリガ回路１３
は予め定められたレベル以上の入力があるとパルス信号
を発し、読出し指令回路１４を作動さ・Ｕると共に、入
出力切換えスイッチ１１を切換えて増幅器１７の出力を
第１のパルストランス５に導くようセットする。増幅器
１２と読出し指令回路１４との間にシ３．ミツトトリガ
回路１３を設けた理由は、第１のパルストランス５が第
２のパルストランス６からの磁力線以外の磁気ノイズを
拾ったときに、続出し指令回路１４が誤動作するのを防
止するためである。続出し指令回路１４は記憶装置１６
に記録されているデータを読み出させるための信号を記
憶装置１６に送る。記憶装置１６には、データ採取回路
１５で得られたデータ、即ち、ゲーム機の使用回数、使
用時間、売上金額等々のデータが記録されている。記憶
装置１６から読み出されたデータ信号は、増幅器１７で
増幅され、入出力切換えスイッチ１１を経て第１のパル
ストランス５に送られる。第１のパルストランス５はそ
のデータ信号に応じた変動磁界を発生し、これによって
外壁３を隔ててゲーム機械の外側にある第２のパルスト
ランス６に上記データ信９に応じた誘導ｍ流を生じさせ
る。第２のデータ処理装置２内の入出力切換えスイッチ
２１は、遅延回路２３で遅延された前記始動信冴発生回
路２２からの前記始動信号によって、作動開始時に始動
信号がパルストランス２から１に伝えられた後ずみ・や
かに切換えられ、第２のパルストランス６の出力を増幅
器２４に導くような状態になっている。そこで、第２の
パルストランス６に伝達された上記データ信号は増幅器
２４に導かれ゛Ｃ増幅され、波形整形回路２５において
正確な矩形波に整形された後、記憶装置２６に記録され
る。

第１のデータ処理装置１内の記憶装置１６の読出しが完
了すると記憶装置１Ｇから終了信号が発仕られ、その信
−号はパルストランス１．２を介して第２のデータ処理
装置２に伝えられζ、データ信号処理袋Ｗ２内の図では
省略された判別回路で判別され、ランプその他の表示手
段でデータ授受作業が完了したことが知らされる。そこ
で集金人は第２のパルストランス６を懸は金４から外し
、別のゲーム機械につい°ζ同様のデ・−夕収集作業を
行なう。記憶装置１６の続出しが完了すると、第１のデ
ータ処理装置１側においても、図では省略された判別回
路が上記終了信号を検知して、入出力切使えスイッチ１
１を元の状態即ち第１のパルストランス５の出力が増幅
器１２に伝えられるように切り替える。

なお、多数のゲーム機械のデータの収集を可能にするた
めに、記憶装置２Ｇに一旦記録されたデータを移しとっ
て保存する更に大容量の記憶装置を、記憶語Ｗ２６の後
段に設けたり、収集したデータをもとに集金合計金額等
を詐出、表示するための演算装置並びに表示装置若しく
はプリンタ等を設けることは自由である。

次に、本発明におけるデータ授受のために用いられるパ
ルストランスの一実施例を第２図により説明する。同図
中、７は鉄心、８はコイルである。

本発明のために用いるパルストランスは、壁を介しても
う一方のパルストランスに磁界変動を与え誘導電流を生
じさせ得るものでなく−Ｃはならないから、磁気漏洩型
のものである必要がある。従って、その鉄心７は、それ
自体で閉じた磁気回路を形成しないようにその一辺が切
り取ってあって、通當「口」の字型であるものを「Ｉ：
Ｉ」の字型としである。Ｕｔって、コイル８を捲き付け
た中心軸７ａから出た磁力線は、図中点線の矢符で示す
如く鉄心から漏洩し空気中を通って側辺軸７ｂ、７ｂに
帰還するものである。壁面に取り付けるときは、この磁
力線が漏れ出る側を壁に当接さ・Ｕる。パルストランス
のり１周には、パルストランスを壁に取り付は或いは一
時的に係止するための固定手段を有するカバー等を被・
Ｕるが、磁力線が漏れ出る側はなるべく壁に密着するよ
う鉄心を露出さゼておくか若しくは薄い保護成膜で覆う
程度にしておくのが良い。

而して、第１図に示す実施例においては、このようなパ
ルストランスを壁の両側に各１個列設け、入出力切換え
スイッチ１１．２１を使用することにより各パルストラ
ンスを入出力兼用（送受信兼用）としたが、壁の両側に
送信用と受信用のため各２制づ−りのパルストランスを
設けるようにしても良い。第３図はそのようなパルスト
ランスの−実施例を示しており、図中、９は壁３の一方
の側に取り付り＼られたパルストランス、１０は壁３の
他方の１則に当接−１１シめられたもう一つのパルスト
ランスでアリ、パルストランス９内には受信用のハルス
トランス９ａと送信用のパルストランス９ｂとが収納さ
れ、またパルストランス１０内には受信用のパルストラ
ンス１０ａと送信用のパルストランス１０ｂとが収納さ
ている。壁面に取り付ける際には、受信用のパルストラ
ンス９ａに対しては送信用のパルストランス１０ｂが、
また、送ｆａ用のパルストランス９ｂに対しては受信用
のパルストランス１０ａがそれぞれ壁を介して対向する
ようにセットする。このように送信用と受信用のパルス
トランスをそれぞれ個別に設けるようにすると、入出力
切換えスイッチ１１．２１等が不要となるなど、データ
処理装置の回路構成が簡単となるほか、受信用には受信
用として適した形状及び感度のパルストランスを用い、
送信用には送信用として適した形状及び高出力のパルス
トランスを用いることができるし、更にまた、両データ
処理装置間での多量のデータの相互伝達が効率良く行な
われる等の利点がある。

本発明は叙−ヒの如く構成されるから、本発明によると
きは、壁に孔を明けることなく壁の両側間でデータの交
換を行ない得ると共に、壁の両側のパルストランスを厳
密に位置合せしなく°Ｃもデータ信号のｊ受光がなされ
得る便利なデータ授受装置が提供されるものである。

なお、本発明の構成は叙上の実施例に限定されるもので
はない。即ち、ゲーム機械等の如き料金徴収側の機器に
限らず、外壁部材に孔を明けることが望ましくなかった
り納されない機器の殆どすべてに利用できる。また、Ｉ
受受ずべきデータ信号も、−比記録装置に記録されたデ
ータの１叉受のみならず、記録されていない生のデータ
の授受、即ぢ例えば各種の理化学的測定装置のセンザ部
から発生Ｊ−る測定１６号の授受にも利用できるもので
あり、場合によフ゛ζはデジタル信号のみならずアナロ
グ信号の授受も可能である。従って、壁の両側に設けら
れるそれぞれのパルストランスに接続されるデータ処理
装置の構成は全く任意である。要するに、本発明の構成
の要旨とするところは、壁の両側間でのデータの授受を
、壁の両壁面に設けたパルストランスを介して行な・〉
という点にあるのであり、従って、本発明はそのような
基本構成を具備するすべてのデ・−夕授受装置を包１バ
するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るデータ授受装置の一実施例をその
回路構成と共に示す説明図、第２図は本発明データ授受
装置に用いられるパルストランスの一実施例を示ずｆ、
Ｉ視図、第３図は本発明データ授受装置に用いられるパ
ルストランスのその□他の一実施例を示す断面図である
。 １・−・・・・・・−・・・・−・・・・−・−第１の
データ処理ｖｌ譚２−−−−−・・・−・−・−・−一
−−・・−・・第２のデータ処理装置３　・−・−・・
−・・・・・−・・・−・・−・・・−り１　壁５・・
・・・−・・−・・・−・−・−・−・第１のパルスト
ランス６−・−・−−−−一−・・−・・・・−・・−
・−第２のパルストランス７・・・−・−・・−・−・
・・−・・・・鉄心８−・・−・・−・−・・−・・−
・−・・コイル特許出願人　　株式会社　タ　イ　ト　
−代理人（，７５，２４）最上正；太部 ３０

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）壁の一方の側に存在する第１のデータ処理装置に接
   続され、上記第１のデータ処理装置の信号を入出力する
   ため上記壁の上記一方の側の壁面に設けられる磁気漏洩
   型の第１のパルスト、ランスと、上゛記壁の他方の側に
   存在する第２のデータ処理装置に接続され、上記第２の
   データ処理装置の信号を人出力するため上記壁の上記他
   方の側の壁面に上記第１のパルストランスと対向して、
   設けられる磁気漏洩型の第２のパルストランスと・がら
   構成されるデータ授受装置。 ２）上記第１及び第２のパルストランスのいずれか一方
   が上記壁の一方の壁面に固定され、もう一方のパルスト
   ランスが上記壁の他方の壁面に接離自在である特許請求
   の範囲第１項記載のデータ授受装置。 ３）上記第１及び第２のパルストランスのうち上記壁の
   壁面に接離自在である方のパルストランスが接続されて
   いる上記第１若しくは第２のデータ処理装置のいずれか
   一方が、持ち運び自在のケースに収納されている特許請
   求の範囲第２項記載のデータ授受装置。 ４）上記第１及び第２のパルストランスがそれぞれ上記
   壁の両壁面に互いに対向して固定された特許請求の範囲
   第１項記載のデータ授受装置。 ５）上記第１及びｗＩＪ２のパルストランスがそれぞれ
   上記壁の両壁面に接離自在である特許請求の範囲第１項
   記載のデータ授受装置。 ６）上記壁が所望−の機器の外壁部材であり、上記第１
   のデータ処理装置が上記機器内に内蔵され、上記第１の
   パルストランスが上記外壁部材の内面に固着されると共
   に、上記第２のデータ処理装置が持ち運び自在のケース
   内に収納され、上記第２のパルストランスが上記所望の
   機器の外壁部材の外面に接離自在である特許請求の範囲
   第３項記載のデータ授受装置。 ７）上記所望の機器が、使用料金徴収側の機器であり、
   上記第１のデータ処理装置が徴収金高。 使用回数若しくは使用時間等の少なくとも１つ以上に関
   するデータを記録する記録装置を含み、上記第２のデー
   タ処理装置が上記記録装置から読み出された記録内容を
   記録する記録装置を含む特許請求の範囲第６項記載のデ
   ータ授受装置。 ８）上記第１及び第２のパルストランスが、それぞれ、
   データ送信用及び受信用を兼ねる１個のパルストランス
   から成る特許請求の範囲第１項ないし第７項のうちいず
   れか１に記載のデータ授受装置。 ９）上記第１及び第２のパルストランスが、それぞれ、
   データ送信用と受信用との２個を一組としたパルストラ
   ンスから成る特許請求の範囲第１項ないし第７項のうち
   いずれか１に記載のデータ授受装置。