JPS59223122A - プレス金型に於けるガイド部の自動給油装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はプレス加工に使用される金型のガイド部への
自動給油装置に関するものである。

従来この種の装置として第１図に示すものがあった。図
に於いて（１）はプレス金型の可動プレート（２）に複
数個固着されたブツシュで、このブツシュ（１）にはグ
リスニップル（３１が、ブツシュ外周から内面に貫通す
るネジ穴（４）に嵌合されている。ブツシュ（１）の円
穴（５）にはプレス金型の固定プレート（６）にブツシ
ュ（１）と同数個同着されたガイドボスト（７）がすき
マ修めされており、プレス金型のグイセットを構成して
いる。ブツシュ（１）には鎖２図に示す如く螺旋形油溝
（８）又は第６図に示す如くリング状油溝（９）が形成
されている。

次に動作について説明する。グイセットの可動プレート
（２）及び固定プレート（６）にはそわぞれ切刃αＱ　
ｐが固着されプレス加工が行なわれる。この際ブツシュ
（１）とガイドボスト（７）は軸方向のすべり運動を起
こしｊｔ）から切刃（１０（１１）の位置関係を維持す
ると℃・う重要な目的を持っている。従って、プツシＷ
　（１）とガイドポヌ＋−（７）のすべり面の磨耗は極
力小さくする必要がありその為の有効な手段は給油であ
る。第２回及び槙ろ図は従来の給油装置を示し、グリス
ニップルよりグリスガン等でグリヌ等油脂を注入し、注
入された油脂は油溝によって早く均一にすべり面に塗油
される。又油溝は余分な油脂の油溜りとしての効果も持
っている。

従来の給油装置はグリスガン等を用い人手によつて給油
しなげればならないこと。又すべり面への給油量調節が
できず、保有油脂量も少ないことから頻繁に給油しなけ
ればすべり面に焼付きを起こしプレス金型の精度維持が
出来ないという欠点があった。

この発明は上記のような従来のものの欠点を除去する為
になされたもので、プレス加工の動作に連動して特別な
動力源を必要とせず、自動的に毎回すべり面への給油が
行なえ、しかも多量の油槽から給油できるので、保守労
力の大巾な軽減となるばかりでなく給油忘れによる焼付
防止と゛なる。

又すべり面への給油量の調節が簡単に行なえることから
、潤滑に必要とする適正な油膜が形成でき、油量不足に
よる焼付きが防止できると同時に不用な油脂の使用が節
約できる。プレス金型に於けるガイド部の給油装置を提
供することを目的としている。すなわち、この発明は固
定プレートにガイドポストを設け、該ガイドボストに可
動プレートなガイド穴を介して摺動可能に増り付けてな
るプレス金型において、ガイド穴に逆止弁を介して霧状
の油を吸入させるベンチュリーを接続し、ガイドボスト
に油溝を設け、油溝に連通ずる空気排出用の逆止弁を設
けてなるプレス金型に於けるカイト部の自動給油装置を
要旨としている。

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第４
図において、プレス金型のダイセットを構成すべき基本
部品である可動フレート（２）、ブツシュ（１）、ガイ
ドボスト（７）は従来と変わらない。そしてブツシュ（
１）の下端に外周から内面に貫通するネジ穴（４）も同
じである。ブツシュ（１）の内面に形成された油溝（８
）はこの発明においてはネジ穴（４）を通ってブツシュ
（１）の上部へ続く螺旋形であることを必要とする。ネ
ジ穴（４）にはブツシュ内面から外部に向かう空気のみ
を通過させる機構を備えた逆止弁（１■が嵌合されてい
る。プツーコ（１）の土部にはベンチュリー管の原理に
よって油を露化するベンチュリ一部０と、その下部すな
わちブツシュ（１）の円穴上部（１４との間にベンチュ
リ一部０（から円穴上部α→に向がう空気のみ通過させ
る機構を備えた逆止弁クリとが一体となったブロックａ
０がボルトａ力にて可動プレート（２）に固着されてい
る。増付面のり密を保持する為０リングαυが入れであ
る。又このブロックには油の流路−の一部に油量調節ネ
ジαりが取付けられている。油の流路−からは可撓性を
備えたチューブ？■によって油ｍに）に接続されている
。

次に動作について第４図により説明する。プレス加工に
併ないブツシュ（１）とガイドボスト（７）はすべり運
動を行なうわけであるが、その嵌合部のすきまは微少で
ありブツシュ（１）の円穴α慢の一端が密閉された場合
、ガイドボスト（７）のスライド運動により円穴土部０
ゆには大きな圧縮吸引作用が毎回働くことに着目した点
がこの発明の基本となっている。プレス加工開始時には
通常カイトポスト（７）はブツシュ（１）の下端又は向
火ａ４から外れた位置にある。この時本装置は伺ら動作
１−ない。次にプレスのスイッチが入れられると、ガイ
ドボスト（７）は型の案内となるべく、ブツシュ（１）
の円穴上部ｑ４に入ってくる。そしてさらに前進するわ
けであるが、その時内穴上部ａ４にあって圧縮される空
気は逆止弁ａ→からは出ることが出来ず螺旋形油溝を通
ってすべて逆止弁（６）より排出される。次にガイドボ
スト（７）が前進端に達した時点でプレス加工は完了し
ており、ガイドボスト（７）は後退に移る。後退が始ま
れば円穴上部α尋には吸引作用が働き、逆止弁（６）に
も吸引作用が働くが、逆止弁（２）は外部から円穴上部
６４の方向の空気の流れに対しては完全に密閉である。

そこで吸引力は逆止弁（へ）を引きあけベンチュリ一部
ａ→に空気の流れを起こし、そこにある油脂の流出口（
２０ａ）から吸い出した油を霧化しブツシュ内水上部Ｑ
４１へと吸引する。吸引された総状の油はガイドボスト
（７）の後退に併ない内面全体に均一に付着する。ガイ
ドボスト（７）のり・近端がブツシュ（１）の円穴上部
盤内であればその時点で、又ガイドボスト（？）がブツ
シュ（１）より外れる場合は外れた時点で吸引作用は働
かなくなるので逆止弁（至）からの油の吸引は停止する
。これで１サイクルが完了したことになり毎回このサイ
クルが繰返されることになり従って給油も毎回定量給油
することができる。給油量は流量調節ネジαＯ）にて簡
単に行なうことができ、金型外部に設置した油槽翰には
多量の油脂を入れることが可能であり、長期間程守点検
を不要とする効果がある。

なお上君己実施例ではプレス金型の可動プレート（２）
に油の霧化機構部（第４図におけるαＱ）を取り付けた
ものを示したが、プレス金型とは別に設置してもよい。

第５図にその場合の構成例を示すが、プレス金型から霧
化機構部（ＩＱを分離したことにより、金型には空気の
流路を兼ねたブツシュ（１）の一端を密ペイする簡単な
ブロックとなり金型保守に有利であるばかりでなく、複
数個のガイドを有する場合１個の霧化機構から各ガイド
に空気の配管をするだけでよく装置が簡紫化される利点
がある。

以上のようにこの発明によれば、プレス金型のガイド部
への給油についてガイドブツシュの一端を密ペイした場
合、そこに生ずる吸引・圧縮作用を利用したので特別な
動力源を必要とせず、しかも毎回一定量の油を確実に給
油でき、保守労力の−ｐ減と金型精度を長期間維持でき
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のガイド部給油装置を備えた金型ダイセッ
トの説明図、第２図は従来のガイド部給油装置の一例を
示す説明図、第６図は従来のガイド部給油装置の他の例
を示す説明図、第４図はこの発明の一実施例によるカイ
ト部自動給油装置を示す説明図、第５図はこの発明の他
の実施例にょるガイド部自動給油装置を丞ず説明図であ
る。 （１）・・・ブツシュ　（２）・・・可動プレート（７
）・・・カイトボスト（８）・・・螺旋膨油溝　υ・・
・逆止弁　◇１・・・ベンチュリ一部　（２）・・・逆
止弁　０？Ｉ・・・ボルト０８）・・・０リング　（至
）・・・調節ネジ　（２０ａ）・・・油の流出口　（ハ
）・・・油槽　（ハ）・・・ブロック　（ハ）・・・チ
ューブなお、図中同一名１号は同−又は相当部分を示す
。 代理人　大岩増雄 第３図 ψ 手続補正書（自発） １、事件の表示　　　特願昭　５８−９９７５Ｂ　　号
２、発明の名称 プレス金型に於けるガイド部の自動給油装置３、補正を
する者 代表者片山仁へ部 ４、代理人 図面〇 一１補正の内容

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定プレ、−トにガイドボストを設け、該ガイドボスト
   に可動プレートをガイド穴を介して摺動呵能に取り付け
   てなるプレス金型において、ガイド穴に逆止弁を介して
   霧状の油を吸入させるベンチュリーを接続し、ガイドボ
   ストに油溝を設け、油溝に連通ずる空気排出用の逆止弁
   を設けてなることを特徴とするプレス金型に於けるガイ
   ド部の自動給油装置。