JPS59221256A - 易開封性缶様容器蓋及びその製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、易開到性缶様′４器蓋及びその製法に関する
。

ｉ部と胴部と底部とから成り、かつ当該振部に開封のた
めの把手部か設けられた缶仔昇器の台部を、その表向に
合成樹脂層を有するアルミニウム箔（以下多層シートと
いう）上に合Ｍ、樹脂層を槓ノ會して構成することか行
われている。

従来、かかるガスバリヤ−住改善を目的とした多層シー
トと外層の合成樹脂層との接層方法に、予じめ外１ｍの
合ＩＪｙ、ｍ脂層な射出成形等により成形した後に、接
着剤を用いて多ｊ曽ンートを貼着Ｊる方法かある。

しかるに、この接着剤で後接漸する方法ではり工程数か
増え、コストアップになること、■接着剤の食品衛生性
か間縮となること、及び■レトルト処理等の際の熱履歴
により容易に剥離することかあること等各種間鵬があっ
た。

これに対し、本発明は多層シートを予じめ金型内にイン
サートしておき射出成形あるいは圧縮成形する等、多層
シートと外層の合成樹脂層とを一体＆形すると（・５　
ｊｉｌｔ現な方法に係るものである。

この一体成形する方法、例えは多層シートを金型内にイ
ンサートし１おき射出地形あるいは圧縮成形する方法に
おい又は、アルミ箔の表面に熱融着可能な樹脂層が積層
され又いる場合特に一体成形で、外層の合成＜Ｑｊ脂層
が積層されるので、多層シートの６１Ｊ起熱融漸可能な
樹力旨層との密着強度の高いものが得られる。

本発明の目的は、水分、酸素、元等の透過を防止し、ガ
スバリヤ−住改善を目的とした多層シートと外層の樹脂
層とをインサート射出成形等により一体成形し、多層シ
ートと外層の樹脂層との密潰強度の＾い缶様容器蓋を得
ることにあるか、−力で、かかる一体成形を行う場合に
缶様容器盈の把手部（プルトップ部）まで′Ｉ！ｊ着し
てしまうため、当該把手部が蓋本体から剥離しないとい
う問題がある。

本発明はガスバリヤ−性を賦与した多層シートの上記し
たインサート成形（一体成形）において、多層シートと
外層樹脂とのＶＩｉＭ性が優れていなから、容器論把手
部か多層シートと容易に剥離するようにした易開封性の
缶様ｎ４器蓋を得ることを目的としたもので、本発明省
らは鋭意検討した結果、表面に熱融着可能な樹脂ノー即
ち第１の樹脂層を有する酸素、水分、光等不透過性（以
下ガスバリヤ−性というンの金ｋｒ４箔、シート、フィ
ルム等基材即ち多層シートに、射出成形、圧縮成形等の
成形力法により第２の樹脂層を一体成形し′″Ｃ＆す、
かつ把手部か形成された缶様答器蓋を、製造するに際し
、予じめ即ち第２の樹脂層を一体成形する前に、把千都
該当部多層シート表面に印刷等を施こし、しかる後に一
体成形を行うことにより、把手部剥離を容易にし、当該
赫に易開封性を混与し侍るはかりでな（、上記一体成形
ｒ（よれは第１の樹脂層及び第２の樹脂層が融けた状態
で成形され、かつ成形後両者が融着するため、後接着と
異なり、作業性、コスト、食品衛生性、レトルト時の剥
離などの点で問題を生じない成形法を見い出し、これに
基づき本発明に到達した。

以下本発明について訃述する。

本りれ明で便用される第１の樹脂Ｊ＃Ｉには熱により溢
融（軟化を含む）−５゛る倒カ汀１代表的には熱可塑性
合成樹脂が使用される。尚該樹脂ｌ曽はガスバリヤ−性
基材の両面に形成】れはよいが、第２の樹脂層側の樹脂
層を鳴略１−ることもできる。ガスバリヤ−性基材両面
に第１の但Ｉ脂層か形成された場合の第１０樹脂／ｌ！
　＆’！、　、その外層か第２の樹脂層と熱融着し、密
着性の高い蓋を形成し、他力の第１の樹脂＃ＩＩ（内／
＃）が容器の胴部と熱１１１！ｌｌ看し、蓋を胴部に冠
着する。−カ、片面（内側ンにのみ第１の樹脂層が形成
されたガスバリヤ−性基材の場合は、自咳基羽上（外面
〕に直接尿２の樹脂層が＃を層され、下面（内面ンに第
１の樹脂ノーが熱溶着され、蓋が胴部に冠着される。

本発明に係る多層シートを楕成するガスバリヤ−性基材
の例としては、アルミ箔で代表される金属箔、エチレン
酢酸ビニル共亜合体のケン化物、ポリ塩化ビニリデン、
ボリアばド、ポリ７クリロニトリル（ｐＡｕ）等のシー
ト、フィルム等が挙げられる。＠該基羽に前記した熱浴
融可能な樹脂層即ち第１の樹脂層が、接着ガリあるいは
フィルム状のホットメルト接着剤等の接漸佃脂層を介し
て又は介さすに按渣さね、多層シートがｍ地される。

第１の樹脂層を形成する樹脂とし又は主として合成樹脂
が使用され、ホリメレフイン系合賊樹脂か代表的に例示
さオＩる。

本発明では当該多層シートにインサート射出成形＃ｒ（
より第２０鈎脂Ｊ曽が一体に形されるが、一体成形に先
立ち多層シート表面に、把手部の蟲該多ｌ曽シートがら
の易剥離性を目的とした処理を施″′ｊ−０この処理と
しては、把手部の多層シ−トからの易剥離性を目的とし
た処理であれば全ゆる態様を含む。この処理には把手部
と多層シートとの接触を遮断し、結果として把手部を易
剥離性となし得るような処理をも含む。多層シート上把
手部該当部に表面処理をＭ−Ｊ方法であり又もよい。当
該処理の例としては、代表的には印刷か挙げられ、印刷
インキを多層シート表面にグラビア印刷等の印刷力＠に
より波型ずれはよい。使用する印刷インキは特に限定し
ないが、グラビア印刷に使われるポリ７マイド系、ゴム
糸、硝化綿糸などのインキが使われる。

筐た、印刷の方法は、実用的には、多脚シート上に、把
手部に該尚する大きさのｌ：ｌＪ刷部分ングラビア印刷
等により印刷し、後Ｋｍを作るに必襞な大きさに多層シ
ートをカットして使用することができる。

更に多層シートと把手部との中ＩＨＪ　Ｋ紙シールやテ
ープやその他の素材より取る処理層をブｒ在させ又もよ
く、本発明でいう把手部の多層シートからの易剥離性を
目的とした処理部は、このような処理層の形成をも包含
する。

又前述のように多層シートに枳ＩＶＩ−ｙる第１の樹脂
層であって、第２の樹脂層が一体成形される側の第１の
樹脂層を省略しても上記と同様の効果を示すことを確認
した。

本発明において、第２の樹脂層を一体成゛形する方法の
好ましい例とじ−は、射出成形、圧縮成形の方法かある
。射出成形の好ましい方法としては、多層シートインサ
ート用ロボットを用い、予じめ金型内に剥離処理を施し
た多層シートを固定し、射出成形を行えはよい。本発明
の如きインサート射出成形により容器蓋を地形する場合
、多層シートと第２の樹脂層とのインサート精度が問題
となり、金型内に挿入した多層シートが成形工程中に動
き位随ずれを生することは好ましりｌヨい。本出願人は
金型内に多層シートを位置ずれを生じることｌｘ　＜　
１１足しインサート精度の晶い成形品を得る方法とじｔ
、射出地形機の金型装置におけるス）ＩＪツバ−プレー
ト等のカイト部材内に多層シート等のインサート材を挿
入、固定する方法を見い出し、別途特許出願をした（特
願昭５８−　　　号）。

上記射出成形機の金型とし又はコールドランナー、ホッ
トランナ−など特に限定されない。

また圧縮成形の好ましい方法とし又は、プレスを用い型
内に予じめ多層シートをインサートし、加熱したシート
、フィルムあるいは溶融した樹脂を供給しプレス成形す
れを１よい。

第２の樹脂層を形成する樹脂としては生とし【合＊樹脂
が使用され、ポリオレフィン系合成樹脂が代表的に例示
される。

次に、本発明に係る缶様容器及び当該易開封性容器麹の
実施例を図面に基づいて説明１゛る。

第１Ｎは角缶容器蓋を有する缶様′４器の全体斜視図を
示し、又第２−は丸缶倫を有１゛る缶様答器の全体斜視
−を示す。第１図に１．１は胴部、２は底部、３は蓋で
あり、又第２図にて、４は胴部、５は７１ｔｌＳ％６は
蓋である。

第３−は第１図に示す角缶容器蓋の拡大平面図を示し、
又第４回は第５１ｇＸ−Ｘ’線拡大断面図を示す。第３
図及び第４図にお（・て、７，８゛及び９は第２の樹脂
層であり、８の第２の樹脂ノーと７及び９の第２の樹力
百）台とは欝１０により区画されている。尚第３図中、
１０／はブリッジ（連絡部）である。尚該第２の樹脂層
８内には把手部１１を設ける。当該把手部１１も第２の
樹脂ＪｗＩＫより形成される。第３図及び第４図中、１
２は中溝であり、把手部の持上り゛を容易にする。この
中溝１２とブリッジ１０′を除り蒋１０には８Ｆ４２の
樹脂ノーが構成され℃い丁、多層シート１５表面か露出
し℃おり、これら棉は金型上押切りになっており、かつ
易開刺性を目的として切欠き部となっている。尚第４図
に示す実施例では多層シート１３はカスバリアー性基拐
を中間にして、その両面に樹脂層が抗層された構造とな
しである。

第４図中、１４は本発明に係る易剥離性を目的とした処
理か施された部分（以−■処理部という）であり、当該
処理部は、把手部該当部全体に設けられてい又もよいし
、部分的に設けられてい又もよ（・が、好ましくは把手
部具面全体に設けられていることか良い。

把手部１１を持ち上げることにより、把手部１１は多層
シート１３から容易に剥離され、１５０位随位置手部は
内側に（い込み、多Ｉ曽シート１３に穴をあけ、向１０
に沿つ℃容器器は容易に開封される。尚第４図中、点線
で示した部分１６は胴部の周壁である。

次に、第５図は第２図にボす丸缶蓋の拡大平面図、棺６
図は絹５図Ｙ　−Ｙ’線拡太断面−を示し、第３ｉ８Ｉ
及び第４図と同一符号を附した部分は同一の機能を示し
、第６図及び鴇４図に示づ一角缶蓋と四部に把手部１１
が容易に多層シート１３から剥離し、易開封性である。

次に１本発明の笑ＭＭ例を７ｒＸす。

実施例１ ゴム系のグラビア印刷インキな予じめ塗イドした、第１
表に示す辿りの構造及び厚味を有する多層シートラ、ロ
ボットを用い、予じめ、霊山に備付されたストリッパー
プ□レート内に抑大、固定し、第６図にボす角缶蓋？射
出成形により地形した。射出成形機は東芝社製：［３−
５ＯＡ（３０２）を用いた。又射出成珍樹脂拐料にはエ
チレンプロピレンブロックコボリマー〔ショウ７０マー
ＭＫ４１１Ｃ（昭相箪工社紋）、ＭＦＲｌ　０．０９　
／　１０　ｍｉｎ、）を用いた。成形蛾件は次の通りで
ある。

シリンダ一温度　２８０℃ ＮＨＨ，１Ｈ２Ｈ。

２６０　２８０　２６０　２４０℃ 射出圧 一次圧　　　１１ｏ　Ｉｃｙ／悶２ 二次圧　　　　７０　〃　− 型締圧　　　　１２０　〃 比較例１ 印刷インキを塗布していない多層シートを用いた他は実
施例１と同様にして射出成形を行い角缶蓋を成形した。

実施例２ 圧縮成形により第３図に示す角缶倫を成形した。アミノ
プレス製油圧５０トンプレスを用（・型内に、内外−に
エチレンノロピレンブロック共重合体［ＭＦＲ１，１、
エチレン含量９　ｗｔ％〕を有１−るフルミ箔にゴム糸
グラヒフ印刷インキを塗布してなるインサート材を、予
じめインサー）Ｌ、、７１１Ｊ熱したエチレン７”四ピ
レンブロックコポリマーしショウアロマ−（昭ホｊ拘、
工社侯）、ＭＦＲＯ，７Ｊｉ’　／　１’　Ｏｍｉｎ　
）よりなる（６Ｉ脂シートを供給しプレス成形７行った
。

比較例２ 印刷インキを塗布し℃いない多層シートを用いた他は実
施例２と同様にして圧稲奴形馨行い角缶蓋を成形した。

実施例３〜１２ 多層シート及び印刷インキ等の処理（処ｉ！４！層〕の
種類を第１表に示すように震え、射出成形又は圧縮成形
を行（・容器器を成形した。

比較例３〜７ 記１表に示す多層シートを用（・成形を行った。

これら比較例３〜７は剥離処理を施さない場合の実施例
５〜７に対応して（・る。

以上の結果を第１表に示′１−０ 注） 樹脂■　エチレンプルピレンブロック共ム合体 ＭＦＲ＝１．１　　エチレン含ｊｄ９ｗｔ％樹脂■　Ｌ
ＤＰＥ（高圧法低密度ポリエチレンンＭＩ＝５．０　　
　密度　０．９２０ 樹脂■　ＨＤＰＥ（晶＠度ポリエチレン）Ｍ　Ｉ　＝　
１．０　　　密度　０．９５０以上の実施例及び比較例
の結果から、本発明によれば多層シート上に印刷あるい
は岡等の処理により把手部開封性が簡易になることが判
る。

本発明によって侍られる容器蓋は比較的低コストで製造
することができるはかりでなく、下記のごとく優れた１
片持性を有する。

■容器着把手都に躾する多層シート上あるいはこれら把
手部と多層シートとが接゛する部分に剥離を目的として
予じめ把手部相当部分に印刷等の処理か施され、又紙シ
ール等の処理層が設けられ又いる等から、把手部の剥離
性が良好で易開封性に優れる。

■多層シートにＮ↓２の樹月旨ゲインサート成ル（一体
成形）し、第２０佃脂層と多層シート力）熱融糸し℃い
るため接着強度が高（、レトルト処理後など熱級歴によ
る剥離か７よ（・。

■第２の樹脂層と、熱融着性側脂層（第１の樹脂層を４
５ｔ）Ｖｉシた多層シートとを抗層し”（ｕ・るため、
熱溶漸が簡易であり、かつレトルト特性もあり、食品衛
生性に優れた長期保存容器力′−得られる。

このよ５に、本発明によつ１得られる各０誓は比較的低
コストで製造できるはかりでなく、以上のごとき良好な
特徴を有し又いるため多方面にわたって広く利用さ才す
ることか期待さｔＬるか、代表的な用途を下記に示す。

■　飲料コーヒー缶、スープ折 ■　食用油、調味料缶 ■　各種缶詰容器 ■　モーターオイル缶

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る角缶容器蓋を有′１−る缶様容器
の斜視図、第２図は本発明に係る丸缶蓋な有する缶様容
器の斜視図、扼３図は本発明の実施例を示す平面図、第
４図は第６図ｘ　−ｘ’腺に沿う拡大断面図、第５図は
本発明の他の実施例をかす平面図、第６図は第５図Ｙ　
−Ｙ’腺ｆ（沿う拡大断面図である。 １・・・胴部、２・・・底部、６・・・蓋、４中胴部、
５・・・底部、６・・・蓋、７．８．９・・・第２の樹
脂層、１０・・・錦、１υ・・・・ブリッジ（連Ｎ都ン
、１１・・・把手部、１２・・・中溝、１３・・・多層
シート、１４・・・易剥脂性処理部。 特許出願人　　昭和電工株式公社 代理人弁理士　　　佐　　藤　　良　　博第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｔ　表面に熱融着可能な樹脂層（以下第１の樹脂）４と
   い５）を有する酸累、水咎不透過性の金属箔、シート、
   フィルム等の基材（以下多）蛤シートというノに、射出
   成形、圧縮成形等により樹脂Ｍ　（以下社５２のイｆ１
   １脂層というンを一体成形して成り、かつ当該第２の樹
   脂層により把手部が形成された缶様容器倫の把手部外面
   と前記多層シート表向とが接する部分の全体に又は部分
   的に、当該把手部の当該多層シートからの易剥離性を目
   的とした処理か施されて取ることを特徴と１′る易開刺
   性缶４）、ｌ！容器蓋。 ２、　多層シートに、射出成形、圧縮成形等により第２
   の樹脂層を一体成形し′Ｃ成り、かつ当該第２の樹脂層
   により把手部が形成された缶＠餐器蓋を裟迫するに際し
   、一体成形ｈａ１に把手部該当部多層シート表面に、当
   該把手部の当該多層シートからの易４１１離性を目的と
   した処理を施して一体成形を行うことを特徴とする缶様
   各器彊の製法。