JPS59220109A - 刈取機の方向制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コンバイン等の刈取機、特に２条刈りを行う
小型刈取機における方向制御装置に関する。

一般に、刈取作業では、条列に治って作業を行う、いわ
ゆる条刈りと、条列に直交する方向に作業を行う、いわ
ゆる横刈りとがあるが、条刈り作業時には未刈り区側デ
ィバイダー後方に設けた左側センサー即ち条刈り用セン
サーにより、刈幅の左側部分の殻稈列にそって追従させ
、また横刈り作業時には、殻稈列が不揃いて、左側セン
サーでは方向制御することができず、既刈り区と未刈り
区との間に沿って追従する右側センサー即ち横刈り用セ
ンサーにより方向制御する必要があり、このため左右両
側に方向センサーを設け、刈取条件に応じてそれら左右
両側に設けたセンサーを人為的に切換えスイッチを操作
して切換えるようにしていた。即ち、条刈り時には、左
側（未刈り区側）ディバイダーが条の中間を走行するよ
うに左側ディバイダーに設けたセンサーにより殻稈との
相関距離を検知して刈取機の方向を制御し、横刈りや散
播植えを刈取る時には、未刈り区の最外縁を右側（既刈
り区側）ディバイダーに設けたセンサーて殻稈を検知す
るように手動で切換えて刈取機の方向を制御していた。

従って、多くの操作を必要とする刈取機回向時に、更に
条刈りから横刈りにあるいは横刈りから条刈りに変わる
毎に切換えスイッチを手動操作しなければならないので
、作業者に著しい煩わしさを与えていた。また、切換え
操作を怠ったり、忘れた場合には殻稈に対して刈取機が
適正に制御されず、刈残しや条外れを生しるという欠点
を有していた。

更に、条刈りあるいは横刈り特有の殻稈列の状態を検出
ずろことにより、条刈り用及び横刈り用センサーを刈取
作業に応して自動的に切換ねるようにした方向制御装置
も提案されているが、横刈り作業時においても条刈り用
センサーが作動してしまう場合が度々生し、両センサー
の切換えが頻繁に行われ、方向制御装置の耐久性及び確
実性に問題を生していｔこ。

そこて、本発明は、条刈り用及び横刈り用センサーを自
動的に刈取状態に応じて切換え、操作を容易かつ確実に
したものでありながら、センサーの切換え回路にタイマ
ーを介在し、該タイマーにより、横刈り作業時に条刈り
時と同し状態になっても横刈り用センサーの作動状態を
一定時間保持するように構成し、もって上述問題点を解
消した刈取機の方向制御装置を提供することを目的とす
るものである。

以下、図面に示す一実施例に基づき、本発明を具体的に
説明する。

２条刈り用の刈取機は、第１図及び第２図に示すように
、機体前部に左側ディバイダー１、中央ティバイター２
そして右側ディバイダー３及び殻稈搬送装置６等を有し
ており、またその右側には運転席７が配置されている。

そして、第２図に拡大して示すように左側ディバイダー
１即ち未刈り区側のディバイダーを支持しているディバ
イダーフレーム１ａには左側センサー即ち条刈り用セン
サー１０が設けられており、センサー１ｏは右側に突出
するセンサーパー１１を有している。また、右側ディバ
イダー３即ち既刈り区側ディバイダーを支持しているデ
ィバイダーフレーム３ａには右側センサー即ち横刈り用
センサー１２が設けられており、センサ〜１２は左側に
突出するセンサーパー１３を有している。左側センサー
１０ば、センづ−バー１１が図示しないスプリングによ
り反時計方向に付勢されており、センサーパー１１が回
動範囲イにある場合は後述するセンサー１０内のス、イ
ッチＳＡのみがオン状態になり、回動範囲ハにある基台
は同しく後述するセンサー１０内のスイッチＳ［、のみ
がオン状態になり、またその間の回動範囲口にある場合
は両スイッチＳＡ、ＳＢがともにオフ状態になるように
構成されている。また、右側センサー１２は、センサー
パー１３が図示しないスプリングにより時計方向に付勢
されており、センサーパー１３が回動範囲イ′にある場
合は後述するセンサー１２内のスイッチＳ。のみがオン
状態になり、回動範囲ハ′にある場合は同しく後述する
センサー１２内のス、イッチＳ。のみがオン状態になり
、またその間の回動範囲口′にある場合はスイッチＳ。

、Ｓｏがともにオフ状態になるようになっている。

次に、第３図に基づき、本実施例の方向制御回路につい
て説明する。該回路はメインスイッチＳが直列に接続さ
れており、更に左側センサー１０に内蔵されるスイッチ
ＳＦ３により作動されるリレーＲＢを有する回路と右側
セッサ−１２に内蔵されるスーイッチＳｃにより作動さ
れるリレーＲｏを有する回路とが並列に接続されている
。また、前記リレーＲ８の通電によりオンされるリレー
接点Ｓ　　と前記リレーＲｏの通電によりオフされるリ
レー接点５ＲＣＩと時限タイマーＴ１とが直列に接続さ
れたリレーＲ１を作動するセンサー切換え回路Ｃが並列
に接続されており、リレーＲ１，はその通電によりリレ
ー接点ＳＲ’ｌ’を図示の状態がら逆になるように切換
える。また、前記リレーＲ，，，の非通電によりオン作
動されるリレー接点ＳＲＹの切換え接点ａと左側セッサ
ー１０に内蔵されるスイッチＳＡのオン作動とにより、
あるいはリレー接点ｓＲ７の切換え接点すのオン作動と
リレーＲ８の通電によりオンするリレー接点５Ｒｏ２と
により、それぞれ遅延タイマーＴが作動するように並列
に接続されている。更に、接点ａとリレーＲ８の通電に
よりオンされるリレー接点５ＲＢ２の導通か、または切
換え接点すと右側セッサー１２に内蔵されるスイッチＳ
。の導通とリレー接点ＳＲ７の切換え接点Ｃまたζよｄ
の導通か、遅延夕５イマーＴ２により通電されてオンと
なるタイマー接点ＳＴ２とリレー接点ＳＲＹの切換え接
点ｅまたばｆの導通により、それぞれ対応して駆動され
るように刈取機の左側駆動部のクラッチを操作するソレ
ノイドＳ、Ｌと同しく右側駆動部のクラッチを操作する
ソレノイドＳ、Ｒとが並列に接続されている。なお、前
記時限タイマーＴ、は第４図に示すように作動される同
時に出力がなされ、該出力は入力が切れた後も更に続く
ように一定の時間Ｔｔ！け継続した段切れるようになっ
ており、また、第５図に示すように前記遅延タイマーＴ
２は作動されてからある時間ｔだけ遅れて出力がなされ
、殻稈の間でセンサーパー１１．１３が回動位置イ２．
イ′になっても作動しないように不感帯を構成している
。

更に、リレーＲＹによって作動されるリレー接点Ｓは６
個の切換え接点ａ　−ｆを有する切換えスイッチとなっ
ており、作動前は第３図に示すように接点ａ、ｃ、ｅが
閉で接点す、ｃ（、ｆが開となっており、作動後は接点
ａ、ｃ、ｅが開て接点す。

ｄ、ｆが閉となるように構成されている。

本発明は以上のような構成を有するので、刈取機を第６
図（あ）、（い）、（う）に示すような条列に治って刈
取作業を行う条刈りの場合、刈取機の進行方向右側即ち
既刈り区側の横刈り用センサー１２のセンサーパー１３
は、点線の丸印て示すことく殻稈１５ａが既に刈取られ
て存在しないので、第２図における回動範囲イ′にあり
、従って横刈り用センサー１２に内蔵されたスイッチＳ
。がオンになっており、リレーＲｏが通電され、それに
よってリレー接点５ＲＣＩが開となり、タイマーＴ１は
作動せず、またリレーＲ７も通電されない。従って、リ
レー接点５Ｆｌｏ２が閉となるがリレー接点ＳＲ７の切
換え接点すが開となり、刈取機の電気回路は未刈り区側
即ち左側の条刈り用センサー１０のみで刈取機の進行方
向を制御すべく条刈り作業状態に自動的にセラ１−され
る。

このような状況の下で条刈り作業を進行して、殻稈の条
列の状態が第６図の（あ）の状態になると、センサー１
０のセンサーパー１１が未刈す株１５ｂに接触しないの
て回動範囲イの状態となり、センシー１０の内蔵スイッ
チＳＡはオンとなる。それにより、遅延タイマーＴ２が
作動し、殻稈の間で作動しないように不感帯を構成する
タイマー接点Ｓ工、がＬ時間遅れてオンとなり、刈取機
の右側駆動部を操作するソレノイドＳ７Ｒが作動され、
刈取機は右向する。次に（い）の状態になると、センサ
ーパー１１は回動範囲口に来るので、センサー１０に内
蔵されたスイッチＳＡ、Ｓ８が共にオフとなり、この状
態では右側駆動部を操作するソレノイドＳ、、及び左側
駆動部を操作するソレノイドＳ、Ｌが共に何等作動され
ず、刈取機は直進状態を保持することになる。更に（う
）の状態になると、センサーパー１１は回動範囲ハに入
るので、センサー１０に内蔵されたスイッチＳ６のみが
オンとなり、リレーＲ−と通電され、リレー接点ＳＲ８
□がオンとなって、切換え接点ａ１リレー接点５ＦＩＢ
２そして切換え接点Ｃを含む回路が導通状態となり、ソ
レノイドＳ１．が作動されるので、刈取機は左向するこ
とになる。こうして条刈り用センサー１０の検出に基づ
いて殻稈の条方向の横変位に応して刈取機機体の進行方
向が追従−制御できるようになる。

次に、刈取機を第６図（え）、（お）、（か）に示すよ
うに条列を横切るように刈取作業を行う横刈りの場合に
ついて説明する。この場合、説明の都合上（お）、（か
）、（え）の順に説明を行うことにする。

まず、刈取機が殻稈の条列に対して（お）の状態になる
と、左側センサー１０のセンサーパー１１は回動範囲ハ
に回動し、右側センザー即ち横刈り用センサー１２のセ
ンサーパー１３が回動範囲口′に回動した状態となる。

それにより、センサー１０内のスイ・ツチＳ８のみ、そ
してセンサー１２内のス２イッチＳ。、Ｓｏが共にオフ
となるので、リレーＲ８が通電してそのリレー接点ＳＲ
Ｂ□がオンとなり、かつリレー接点５ＲＣＩもオン状態
にあり、時限タイマーＴ、を介してリレーＲＹが通電さ
れる。それにより、リレーＲＹのリレー接点ＳＲアが切
換わり、その切換え接点す、ｄ、ｆがオンとなり、切換
え接点ａ　　（ｃ、ｅ）がオフとなり、スイッチＳいと
リレー接点Ｓ４．８２の回路即ち左側の条刈り用センサ
ー１０の回路がｌ￥Ｊ′ｒたれ、リレー接点５Ｒｏ２と
スイッチＳ。

による回路即ち右側の横刈り用センサー１２の回路に切
換えるものの、切換え接点す以降でリレー接点５ＲＣ２
及びスイッチＳ。が共にオフとなっているので左右のソ
レノイドＳｔＬ、ＳＬＲには共に電流が流れず、従って
、刈取機は直進することになる。

次に、（か）の状態になると、センサーパー１１はハの
状態、そしてセンサーパー１３もノＡ′の状態になり、
センサー１０のス、イッチＳＡがオフ、スイ？チＳ　が
オン、そしてセン−ＩＪ−１２のスイッチＳ。

がオフ、スイッチＳ。がオンとなるから、スイッチＳ　
がオフとなる以外は上記（お）の状態と同じ回路状態と
なり、従って切換え接点す、スイッチＳ。そして切換え
接点ｄによる回路が導通状態となり、ソレノイドＳＬＲ
が励磁されて刈取機は右向する。

そして、（え）の状態になると、この（え）の状態は一
見先に説明した条刈り作業の場合の（い）または（う）
の状態に相当するようになるが、通常上記（お）または
（か）の状態の後のタイマーＴ１によるＴ時間内に生じ
るので、タイマーＴ１によりリレーＲＹは一定時間Ｔ通
電状態に保持され、従ってリレー接点ＳＲ７が切換え保
持されているので、センサーパー１３が回動範囲イ′の
状態になってセンサー１２内のスイッチＳ。がオンとな
り、リレーＲ６を介してリレー接点５Ｒｏ１がオフ状態
になっても、切換え接点すとリレー接点５Ｆｌｏ２によ
り遅延り、イマーＴ２が作動し、を時間後タイマー接点
Ｓ工、がオンとなり、それ龜直列に接続された切換え接
点ｆのオン状態とによりソレノイドＳ、ＬがＴ−を時間
励磁されて、刈取機が左向することになる。即ち、セン
サーパー１３が回動範囲イ′になり、横刈りセンサー１
２の作動から条刈りセンサー１０の作動に切換えられる
状態になっても、直ちに切換えられることなく、一定時
間積別りセンサー１２により方向制御される。なお、未
刈り端殻稈列の長い曲がり等によりタイマーＴ、による
１時間以降にも（え）の状態が続いたとしても、一端は
左側の条刈り層上ノー１）−１０による制御状態に切換
わろが、横刈り時はＭ　ｆ！ｉ′か揃っていないため左
側のセンサー１０のセンナ−バー１１の回動状態が殆ど
ハの状態になるので、先に説明した条刈り時の（う）の
状態と同様な制御により刈取機は左向し、即時に上記（
お）または（か）の状態になって横刈り作業に戻される
。

以」二説明したように、本発明によれば、刈取機の左右
にそれぞれ条刈り用センサー１０と横刈り層上ノーリ−
１２を設け、それらのセンサー１０゜１２によって条刈
りあるいは横刈り時特有の殻稈の状態を検知することに
より方向制御回路を条刈りあるいは横刈り作業に対応す
るように切換え可能にしたので、条刈りから横刈りへあ
るいはその逆に横刈りから条刈りに変わる際に、運転者
は何等切換え操作を行う必要がなく、従って従来のもの
のような切換え操作に要される煩雑さが解消され、また
手動による切換え操作による際のように、切換え忘れに
よる条外れや刈残し等をなくすことができる。更に、横
刈り状態に切換えた時、切換え時間を一定時間時限タイ
マーＴ１て保持するので、横刈り作業時に瞬時条刈り状
態になっても、横刈り用センサー１２がその作用を続行
し、条刈り用及び横刈り用センサー１０，１２の頻繁な
切換えを防止てきる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によろ刈取機の前部を示す概略平面図、
第２図はそのセンサ一部分を示す概略平面拡大図、第３
図は本発明による電気回路図、第４図は時限タイマーＴ
、における保持時間Ｔのタイムチャー１−１第５図は遅
延タイマーＴ２のタイムチャー１−１第６図は本発明の
詳細な説明するための刈取機のセンサ一部分と殻稈との
関係を示す図、である。 １・未刈り区側ディバイダー　、　３　・既刈り区側デ
ィバイダー　、　　１０　条刈り用センサー　、　　１
２　・横刈り用センサー　、ＳＡ・条刈り用センサーの
未刈り区側回向指令スイッチ　、Ｓ８・・条刈り用セン
サーの既刈り区側回向指令スイッチ　、Ｓｏ・横刈り用
センサーの既刈り区側回向指令スイッチ　、Ｓ、　　横
刈り用センサーの未刈り区側回向指令スイッチ　、　Ｃ
・・センサーの切換え回路　、Ｔ　時限タイマー 出願人　　三菱農機株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）未刈り側ディバイダ一部に条刈り用センサーを設
   け、また既刈り側ディバイダ一部に横刈り用センサーを
   設けた刈取機において、条刈り用センサーに基づきそれ
   ぞれ対応する方向に刈取機を方向制御し、また条刈り用
   センサーの未刈り側回向指令における横刈り用センサー
   の未刈り側回向指令の解除により横刈り用センサーを作
   動状態に切換え、更に該センサーの切換え回路に時限タ
   イマーを介在し、該時限タイマーにより、横刈り用セン
   サーの未刈り側回向指令によっても一定時間横刈り用セ
   ンづ−を作動状態に保持するように構成した刈取機の方
   向制御装置。