JPS5921976Y2 - 自動車用ガ−ドバ−の取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、車内後席側窓枠に架設されるガードバ−の
取付構造に関し、ガードバ−の両端部を支承する取付基
体にフックを一体形成することにより、該フックをバン
ガーとして利用することができるようにしたものである
。

従来、自動車の室内構造において実開昭 ５３−４８３４３号公報に開示されているように、車室
内の側壁面にバンガーを取付けてなるものが周知である
が、この種の従来構造のものでは、バンガー自体が車室
内構成部品と別体的に底形されて単独部品としてビス等
により別個に取付けてなる゛・ごとから、取付は作業が
面倒であるばがっでなく、取外した個所には車室内側壁
面にビス穴が形成されたり、粘着テープ跡が残ったりし
、外観性を低下させる原因となっている。

この考案は、上記した従来の欠点を解消することを目的
としたもので゛、その要旨とするところは、自動車の車
室内後席側の窓枠に、ガードバ−を上下方向に架設し、
がっその上下両端部を取付基体を介して支承させるとと
もに、該各々の取付基体の少なくとも一方に室内側に突
出するフックを一体に形成したことを特徴とするもので
ある。

次に、この考案を図面の実施例に基づいて説明すると、
第１図に示すように、図中１は自動車本体で、車内後席
側の窓枠２にはガードバー３が上下に架設されている。

該ガードバー３は、第２図及び第３図に示すように、上
下両端部３ａ、３ｂが合成樹脂素材からなる取付基体４
，４を介して支承されているとともに、該各々の上下両
取付基体４，４には室内側に突出するフック５，５が一
体に形成され、カリ各々の上下両フック５，５を上着等
の適宜の物品が吊支可能なバンガ一部として利用してな
る構成を有するものである。

尚、図中６は前記車体の窓枠２の内周縁に取着されたウ
ェザ−ストリップ、また７はサイドガラスである。

したがって、上記したこの考案に係る構成によれば、ガ
ードバ−を支承する取付基体に、バンガーとなるフック
を一体に形成したことがら、従来のように、車室内に吊
支具を別体的に取付ける必要がなく、しかも上部フック
に物品を吊下げた際、背後にガードバ−が位置すること
がら、物品が車体の振動等で揺れても、サイドガラスに
当たることがないなど、実用性にすぐれた効果を奏する
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係る自動車のガードバ−の取付状態
を示す説明図、第２図は第１図Ａ部における要部拡大断
面図、第３図は第１図Ｂ部における要部拡大断面図であ
る。 １・・山動車本体、２・・・窓枠、３・・・ガードバ−
１４・・・取付基体、５・・・フック、６・・・ウェザ
−ストリップ、７・・・サイドガラス。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 自動車の車室内後席側の窓枠に、ガードバ−を上下方向
   に架設し、かつその上下両端部を取付基体を介して支承
   させるとともに、該各々の取付基体の少なくとも一方に
   室内側に突出するフックを一体に形成したことを特徴と
   する自動車用ガードバ−の取付構造。