JPS59218813A - エンボス加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はエンボス加工装置に係り、さらに詳細にはスイ
ッチボード、キーホードなどの表面シートとじて用いら
れるプラスチックフィルムなどに、文字などをエンボス
加工するためのエンボス加工装置に関する。

従来技術 最近、各種電子機器においては構造の単純化、あるいは
ローコスト化のために導電ゴムなどにより直接プリント
基板状のパターンを短絡させる方式のスイッチボード、
あるいはキーボードが用いられている。この種のキース
イッチでは、保護、ないしは美観上、導電ゴムのアクチ
ュエーターをプラスチックフィルムにより覆い、このプ
ラスチックフィルムを介して導電ゴムを操作するように
構成されることが多い。

ここで、上記のようなキースイッチ機構を採用した小型
電子機器の一例として第１図に薄型電子式卓上計算機（
以下電卓という）の斜視図を示す。

ここで示す電卓はＬＳＩＩ、ＬＣＤ　（液晶表示素子）
２、太陽電池３などの電子部品を内蔵するフレーム４を
有しており、このフレーム４上にはキー穴５が設けられ
、このキー穴５から短絡すべき内蔵されたプリント基板
のパターンが露出するように構成される。このキー穴５
にはダイヤプラム状の導電ゴムなどによるアクチュエー
タ６（１個のみ図示）がそれぞれ収納され、さらにこの
フレーム４の」二面にアクチュエータ６を密閉するよう
に表面シート７が接着され、電卓として完成される。

この表面シート７はポリカーボネートフィルムやポリエ
ステルフィルムなどの透すノなプラスナックフィルムか
ら成り、その裏面などに、ＬＣＤ　２および太陽電池３
に対応する部分７ａおよび７ｂを除いてキー文字や型式
、その他の意匠が印刷されたもので、これ１枚でキー人
力部と表示部、太陽電池部の力／へ−を兼ねている。キ
ー文字は前記フレーム４上のキー穴５に対１８した位置
に印刷されるとともに、そのキー文字形状にエンボス加
エフＣが施されている。

ここで、第２図に第１図のＡ〜Ａ線に沿った断面図を示
す。前記アクチュエータ６はフレーム４に一体にインサ
ート加工された金属板８上に懸架され１表面シート７の
エンボス加工されたキー文字部を介して操作者により下
方へ押し下げられ、その先端部によりプリント基板９上
の所定パターンを短絡してキー人力が行なわれる。ただ
し、同図において符号１０で示されるものは金属板など
による補強板で、プリント基板９とともにフレーム４に
接着される。

以上のように小型電卓のキースイッチの一部にエンボス
加工を施されたプラスチックフィルムが用いられるが、
ここでキー文字にエンボス加工が施されるのはデザイン
上の理由から、あるいは表１ｍがフラットなキーボード
なので、入力部を確認しやすくするためである。

以上のようなプラスチックフィルムのエンボス加工は、
従来第３図に示すような装置により行なわれていた。す
なわち、所定のエンボス形状に凸部１１ａと凹部１２ａ
ｔ−設けた一対の雄型１１とＲ型１２の間に、あらかじ
め前記の文字などを印刷Ｓれたプラスチックフィルム１
３を挟持、加圧して所定のエンボス形状を得ていた。と
ころが、このような従来の方法では、第４図に示すよう
に雄型１１の凸部１１ａが下降してプラスチックフィル
ム１３に当節してから凸部１１ａと凹部１２ａが穿わさ
れるまでに図中の矢印のようにエンボス部１３ａの周り
の材料が自由にエンボス部１３ａに送り込まれ、エンボ
ス部１３ａの周囲に膨出部ないしはへこみ部１３ｂが生
じてしまう。

特に、この膨出部やへこみはポリカーポネーＩ・やポリ
エステルなどの伸びの少ないプラスチックフィルムの加
工の際に生しることが多い。

このような膨出部、あるいはへこみを有するプラスチッ
クフィルムを上記の表面シートなどに用いると、キース
トロークや荷重を変化さぜることになり、キータ・ンチ
を損なう、人力の信頼性を欠く、などの不都合が生じる
。

目　　　的 本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、簡単で安価
な構造により、エンボス部の周囲に膨出部やへこみを生
じることなくエンホス加工を行なえるエンボス加二［装
置を提供することを目的とする。

実施例 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。ただし、以下の各図面において従来例と同一また
は相当する部分には同一の符号を付し、その説明は省略
する。

第５図に本発明のエンボス加工装置の構造を示す。第５
図のエンボス加工装置の雄型１１の凸部１１ａの近傍に
は複数の構部ｌｌｂが設けられており、この溝部１１ｂ
にはポリウレタンゴムなどの弾性体１４が嵌合固定され
ている。

この弾性体１４の、プラスチックフィルム１３に対向す
る面には金属板１５が接着などにより取り付けられてお
り、この金属板１５の高さと、凸部１１ａの高さの差は
１だけ取っである。このｊの値は弾性体１４の弾性力、
加工時の荷重あるいはプラスチックフィルムの材質など
により適宜設定する。

以上のような構成によりエンボス加工を行なうと、弾性
体１４上に取り伺けられた金属板１５が凸部１１ａより
もＪだけ高いので、第６図に示すように最初にプラスチ
ックフィルム１３に接触する。その後加工荷重によって
弾性体１４が１だけ弾性変形しその圧力によりプラスチ
ックフィルム１３の横方向への移動を規制し、従来と同
様にして凸部１１ａが凹部１２ａに嵌合し、プラスチッ
クフィルムにエンボス加工が施される。

以上の構成においては、凸部１１ａがプラスチックフィ
ルム１３に接触する以前に、その位置でプラスチックフ
ィルム１３の横方向の変形が規制され、その後に所定の
エンボス加工が行なわれるので、従来装置のように完成
後のプラスチックフィルムに余計な膨出部やへこみが生
じることがなく、第７図に示すような所望のエンボス加
工部１３ｂのみが加工されたグラスチックフィルムを得
ることができる。この効果は特に伸びの少ないポリカー
ボネイト、ポリエステルなどの材質に対して有効である
。

以上に示した弾性体による押え部材はエンボス部の周囲
に輪のように設ける。あるいは文字などをエンボス加工
する場合にはその文字と同様な形状でエンボス部を囲む
ように設ける、などさまざまな配置が考えられる。この
とき弾性体による押え部材をできうる限すエンポス部に
近づけて配置するようにすると効果が大きいのはいうま
でもない。

また、」二記の実施例においては、被加工材としてプラ
スチックフィルムを例示したが、薄い金属板など、他の
材質のエンボス加工にも本発明が応用できるのはもちろ
んである。なお以上の実施例において弾性体による押え
部材に金属板を取り付けているのはプラスチックフィル
ムが弾性体の圧縮変形時に面方向の力を受けて損傷する
のを防ぐためであるが、加工する部材によっては省略す
ることも可能である。

効　　果 以」二の説明から明らかなように、本発明によれば、雄
型の凸部と雌型の凹部で被加工材を挟持、加圧してエン
ボス加工を行なうエンボス加工装置において、前記雄型
の凸部の近傍に弾性材による押え部材を設けた構成を採
用しているため、簡単で安価な構成により余計な膨出部
やへこみなどなく所望のエンボス加工を行なうことがで
きる債れたエンボス加工装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の小型電卓の構造を説明する分解斜視図、
第２図は第１図のＡ−Ａｉｉｉに沿った断面図、第３図
は従来のエンボス加工装置の構成を説明する側面図、第
４図は従来のエンボス加工装置の動作を説明する説明図
、第５図は本発明のエンボス加工装置の構造を説明する
断面図、第６図は本発明のエンボス加工装置の動作を説
明する断面図、第７図は本発明のエンボス加工装置で加
工されたプラスチックフィルムの側面図である。 １１・・・雄型　　　　１１ａ・・・凸部１１ｂ・・・
溝部　　　１２・・・雌型１２ａ・・・四部 １３・・・プラスチックフィルム １４・・・弾性体　　　１５・・・金属板５７ 第１図 ７ ＩＵ　　！＝ｌ　　　ｌ：１

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）雄型の凸部と雌型の四部で被加工材を挟持、加圧
   してエンボス加工を行なうエンボス加工装置において、
   前記雄型の凸部の近傍に弾性材による押え部材を設けた
   ことを特徴とするエンボス加工装置。
2. （２）前記押え部材を前記雄型の凸部の高さよりも高く
   構成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載
   のエンボス加工装置。