JPS59215692A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は高周波交番磁界にて鉄系の金属鍋を誘導加熱す
る誘導加熱調理器に関する。

（ロ）従来技術 誘導加熱調理器は加熱コイルを含むインバータ回路を発
振駆動せしめることにより、この加熱コイルで高周波交
番磁界を発生させ、上記加熱コイルに近接配置された鉄
或いは１Ｂ−８ステンレス等の鉄系金属よりなる調理鍋
を誘導加熱するものである。ところで、各種調理におい
ては、例えば天ぷら料理等のように鍋の加熱温度を一定
１こして調理を行う必要のあるものが多い。

このため、此種誘導加熱調理器においては、被加熱物で
ある鍋の温度を検知する温度検知機槽を設けて、この温
度検知機構での検知温度に応じてインバータ回路の発振
駆動の停止、開始を繰り返して鍋の温度を所望の設定温
度に調節する構成を採っていた。

然し乍ら、上記温度検知機構は通常サーミスタ等の導熱
構造の感熱素子を用いて構成されており、感熱素子自体
の熱容量のため、温度検知動作は遅延し、実際の鍋の温
度状態は第１図に示す如く設定温度を含む温度範囲で時
間的に波打った状態で変化する。

このため、この誘導加熱調理器に依って上記インバータ
回路の発振停止、開始を繰り返しながら、天ぷら鍋を一
定温度に加熱して天ぷら料理をするに際し、例えばイン
バータ回路発振停止時に天ぷら鍋に被調理物が投入され
ると鍋の温度が急激に降下する。

ところが、この鍋温度の急激な降下に上記温度検知機構
は追従出来ず、第２図の如く絹の温度が設定温度 より極端に低下してからインバータ回路（７）　発振が
開始されるため、調理温度の変化が非常に大きくなり、
調理に悪影響を及ぼすと云う問題があった。

（ハ）発明の目的 本発明はこのような点に鑑みて為されたものであって、
調理鍋の定温加熱をより完全なものにすることを目的と
する。

に）発明の構成 本発明はインバータ回路発振駆動時、被加熱網の温度を
検知する温度検知手段が設定温度以上になったことを検
知したときインバータ回路の発振状態を鍋への加熱入力
が一定の低入力状態になるように制御する手段を設けた
構成を採っている。

Ｃ１；）実施例 第３図は本発明誘導加熱調理器に係る回路図であって、
（１）は交流電源、（２）は電源スィッチ、（３）は全
波整流回路、＋４１　＋５１はチョークコイル及びフィ
ルタコンデンサで、フィルタ回路を構成する。（６）ハ
誘導加熱コイノペ（７）はこのコイル（６）に直列接続
された共振コンデンサで、これらにて直列共振回路が構
成される。（８）は共振コンデンサ（７）に並列接続さ
れたスイッチング素子で、スイッチングトランジスタ、
ＧＴＯ或いはＯＣＲ等が使用される。（９）はこのスイ
ッチング素子（８）に逆並列に接続されたダンパーダイ
オードである。ｎｉＪ述の誘辱加熱コイル（６）、共振
コンデンサ（７）、スイッチング素子＋８１　及びダン
パーダイオード（９）にて高周波インバータ皿が構成さ
れる。ｔｉｌ＋は、誘導加熱コイル（６）にて電磁結合
する鉄、ステンレス等の金属よりなる調理鍋であり、セ
ラミック等絶縁板にて形成された天板０ｚ上に載置され
る。０３は入力電流を検知するカレントトランス、（１
４）は上記調理鍋（１１）等の被加熱物の温度を検知す
るサーミスタ、０５）は上記カレントトランス（１３１
、サーミスタ圓からの検知信号及び加熱コイル（６）端
子間の電圧信号を受ける制御回路であって、上記スイッ
チング素子（８）のＯＮ、ＯＩｉ”Ｆ状態を制御して上
記インバータ回路（Ｉ［Ｉｌを発振駆動させる。

第４図は上記制御回路（１５１の要部を示す回路図であ
って、第６図と同一部分には同一図番が付しである。（
１６１は温度検知をする屯立＝闘−＝＝ぜ士ｔための第
１のコンパレータであって、分圧抵抗（１７１（１８１
及び可変抵抗０ｇ）よりなる分圧回路で分圧されたｖＣ
Ｃの分圧電圧が■入力端子に、分圧抵抗■（２１１及び
サーミスタ０ａより成る分圧回路で分圧されたＶａａの
分圧電圧がｅ入力端子に結ばれている。

また、この第１のコンパレータ（１６１の出力端子は抵
抗＠を介して電源ＶＣａに結ばれ、帰還抵抗器を介して
、このコンパレータ（１Ｂ＋の■入力端子に接続されて
いる。（財）はコレクタ側に抵抗（イ）が結ばれ、エミ
ッタ側が接地されたトランジスタを示し、上記第１のコ
ンパレータＱ６１の出力端子がベースに接続されている
。（イ）は上記カレントトランス０（に結。

ばれた入力検知手段であって、カレントトランス（１３
１で検知された入力電流が所定レベル範囲外になったと
き、即ち、インバータ（１０）が無負荷、小物負荷発振
、又は過大負荷発振をしたときＨレベル信号を出力する
。（２）はインバータ回路（１０）の発振状態を制御す
る発振制御手段であって、調理器ｆｌｌｌへの入力設定
に応じて予め設定された電圧Ｖｓｓを直列Ｉこ接続され
た分圧抵抗Ｌ！８＋　１２ｉＪ１で分ＩＥｔ、、この分
圧抵抗Ｃ小イの接続中点をコンデンサ０■を介して接地
するとともにこの接続中点を上記抵抗筒）に接続１７た
構成の分圧回路Ｇυと、電源ＶＣＣとアース間に抵抗０
→及びコンデンサ（至）を直列接続して成り、コンデン
サ（ト）に並列４こ接続され、所定周期でＯＮ、ＯＦＦ
する第２のトランジスタ（ロ）によりこのコンデンサに
）の放電が為される時定数回路ｃ９と、上記分圧回路（
′ｌ］）の分圧抵抗■の間を■入力端子に接続し、上ν
９時定数回路ｃ９の抵抗０４とコンデンサζｌの接続中
点にθλ入力端子結ばれ、その出力端子が抵抗に）を介
して電源Ｖｃｃに結ばれた第２のコンパレータ（ロ）と
、このコンパレータ（ロ）の出力端子及び上記入力検知
手段（支））に結ばれ、入力検知手段（２Ｄのからの信
暗によりコンパレータ（ロ）からの信号を遮断するゲー
ト回路（至）と、で構成される。

このような誘導加熱調理器において、可変抵抗０９）を
調節して温度設定をするとともに適正負荷である調理鍋
曲を天板（１２Ｉ上に載置して調理器を駆動せしめると
、第２のトランジスタ（ハ）が所定の周期でＯＮ、ＯＦ
Ｆを開始する。このため、コンデンサ（ハ）は充放電を
繰り返えし、第２のコンパレータ（至）のｅ入力端子に
第２トランジスタ（至）のＯＮ、ＯＦＦに応じて第５図
Ａに示すような三角波状の電圧信号が入力される。この
とき調理鍋（１１１はまだ十分に加熱されておらずサー
ミスタｕ４１の抵抗値が高く、第１のコンパレータのθ
λ入力端子入力される重圧が■入力端子に入力される電
圧より高いので第１のコンパレータｔｌｔｉｌ出力はＬ
レベルとなり第１のトランジスタ（２４＋がＯＦＦ”状
態である。このため、第２のコンパレータ０７）の■入
力端子にはＶ　Ｓ　Ｇを抵抗ｃ２１１）（２（ト）で分
割した電圧か入力され、■入力端子電圧がｅ入力端子電
圧より高い期１ｍ　Ｔ巾でこの第２のコンパレータ（９
）はスイッチング素子（８）のＯＮ期間を決めるパルス
を第５Ｐ＼ＩＢのように周期的に出力し、このパルスは
ゲート回路（至）を介してスイッチング素子（８）の駆
動回路（図示せず）へ伝えられる。次に調理鍋（１１）
の温度が十分１こ上昇してサーミスタ財の抵抗値が低下
し、第１のコンパレータＧＧ＋の■入力端子の゛「ｎ圧
力ｓｅ入力端子の電圧より高くなると、第１のコンノく
レータ（１６）出力はＨレベルとなる。このとき第１の
コンパレータ叫は出力端子から■入力端子へ帰還抵抗−
を介して帰還が為されているため、第１のコンパレータ
（＋６１の■入力端子の電圧は僅かに上昇してコンパレ
ータ（１０の状態は安定に保持される。上記第１のコン
パレータ（ＩＧＩからのＨレベル信号により第１のトラ
ンジスタ（財）がＯＮして分圧回路０υの抵抗因に対し
て抵抗（２）が並列に接続された状態番こなり、第２の
コンパレータ（ロ）の■入力端子の電圧が第６図Ａのよ
うＩこ低下する。このため、このコンパレータ（ロ）か
ら出力されるパルスＩｌｌ　Ｔは第６図Ｂのように小さ
くなり、−周期中にスイ、：Ｉチング素子（８１がＯＮ
する期間が短かくなって、インバータ回路（１［ｌｌへ
供給される電力が減少し、調理鍋（１１）への加熱入力
は低入力状態１こなる。尚、この第６図Ａ、Ｂで点線は
サーミスタ（１４）の温度が設定温度以下のときく７）
ｍ２のコンパレーク（３ｔ）のｅ入力端子電圧及び出力
パルス波形を夫々示している。

この低入力状態で調理い（１１１の温度が除々に下がり
サーミスタ（挿の抵抗値が上昇して第１のコンパレータ
叫のｅ入力端子電圧が■入力端子電圧より高くなると、
前述と間柱にインバータ回路１［１へ供給される電力は
最初の入力設定状態に復帰する。このときも、第１のコ
ンパレータ（１６）では帰還が為されてΦ入力端子電圧
は僅かに下がり、コンパレータ０６）の状態は安定に保
持される。上記一連の動作における第１のコンパレータ
ｑ６１のｅ入力端子、ｅ入力端子に入力される電圧及び
インバータ回路（１０１にに供給される電力を夫々第７
図Ａ、Ｂに示す。

一方、インバータ回路（１０）の発振駆動中、適正な調
理鍋（１１）に代わって、ナイフ、フォーク等の小物負
荷（或いはアルミｔａ等の過大負荷）が天板（０上に載
置されると、交流電源（１）から整流回路（３）へ供給
される電流が減少（又は増大）し、カレントトランスα
＄から所定入力レベル範囲外の低入力（又は高人力）信
号が入力検知手段（２Ｉｌｌ）に伝わる。所定レベル範
囲外の信号が送られてきたことをこの入力検知手段（至
）が検知し、ゲート回路（至）へ禁止信号を送と１゜ゲ
ート回路（至）は上記禁止信号により、発振制御パルス
を遮断する。これによりインバータ発振は停止する。

（へ）発明の効果 以上述べた如く本発明誘導加熱調理器は温度検知手段が
被加熱鍋の温度が設定温度以上になったここを検知した
とき鍋への加熱入力が一定の低入力状態になるように制
御する手段を設けているので、天ぷら料理等の定温加熱
時鍋内に被調理物を投入しても急激に縞の温度が低下す
ると云う危険性はなく、調理器の定温加熱がより完全な
ものになり、調理の失敗はなくなる。また、本発明誘尋
辷入力電力が所定レベル範囲外になったとき、インバー
タ発振を停止させているので、ナイフ、フォーク等の小
物負荷等を誤って加熱してしまう危険性もなくなるとと
もに、アルミ縞等の過大負荷を加熱して、インバータに
大電流が流れてインバータを破壊すると云う惧れもなく
なる。従って常温加熱の安定性、及び安全性を兼ね備え
た調心加熱調理器が提供出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は調理鍋の温度状態を示す図、第５図は
本発明誘導加熱調理器の回路図、第４図は本発明誘導加
熱調理器の要部回路図、第５図、第６図及び第７図Ａは
未発明誘導加熱調理器の各点における電圧波形図、第７
図Ｂはインバータ回路に供給される電力を示す図である
。 ００１・・・インバータ回路、　（１３１・・・カレン
トトランス、ｆ１４１・・・サーミスタ、（１５＋・・
・制卸回路、（１０・・・第１のコンパレータ、（２６
）・・・入力検知手段、面・・・発振制御手段、（ロ）
・・・第２のコンパレータ、ｃ効・・・ゲート回路。 ５１′・１図 ：＠ｆｔ 、ツィ゛１２Ｌ娑１ イ］゛シ０図 電圧 第７図 吃ル １１、Ｓｌらｌ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）交流電圧を全波整流する全波整流回路と、この全
   波整流回路Ｊこ結ばれたインバータ回路と、から成り、
   このインバータ回路の発振により、インバータ回路内の
   一部を構成している誘導加熱コイルに依って高周波交番
   磁界を発生させ、この誘導加熱コイルに近接配置された
   鉄系金属鍋を誘導加熱する誘導加熱調理器において、イ
   ンバータ回路へ入力される人力電力を検知し、この入力
   電力が所定レベル範囲夕１−のビΣ〉、７１液刊情稍１
   ２ムづＪに勺＼゛タトーのと−き入カー険知−情−報壬
   勘撞る入力検知手段と、上記金属鍋の温度を検知し、こ
   の検知温度が設定値以上になったとき、温度検知情報を
   出力する温度検知手段と、上記入力検知手段及び温度検
   知手段Ｊこ結ばれ、これらの検出手段からの情報により
   インバータの発振状態を制御する発振制卸手段と、から
   成り、この発振制御手段は温度検知手段からの温度検知
   情報により上記鍋への加熱入力が一定の低入力状態にな
   るように上記インバータ回路の発振状態を制御する手段
   と、上記入力検知手段からの入力検知情報によりインバ
   ータ回路の発振を停止せしめる手段と、を有することを
   特徴とした誘導加熱調理器。