JPS5921281Y2 - 油圧装置における圧抜き回路 - Google Patents

油圧装置における圧抜き回路

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JPS5921281Y2
JPS5921281Y2 JP4162978U JP4162978U JPS5921281Y2 JP S5921281 Y2 JPS5921281 Y2 JP S5921281Y2 JP 4162978 U JP4162978 U JP 4162978U JP 4162978 U JP4162978 U JP 4162978U JP S5921281 Y2 JPS5921281 Y2 JP S5921281Y2
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JP
Japan
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pressure
valve
circuit
relief
oil
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JP4162978U
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JPS53152083U (ja
Inventor
猛 池田
Original Assignee
株式会社トキメック
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案ば、油圧装置における圧抜きに際し発生する衝撃
、騒音を緩和する回路に係る。
一般に油圧装置において、回路の油圧を必要に応じて高
圧から一挙にほとんど大気圧まで圧抜きする場合、その
回路とかアクチュエータの容積および圧力が大きいとき
は、その蓄積された圧力エネルギの放出のため、回路と
かアクチュエータにキャビテーション等による大きい油
圧衝撃を生じて振動や騒音を発生し、これらの寿命を短
かくするという欠点があり、時に100ホンを超える爆
発音を発することもしばしばで、騒音公害としても、極
めて重大な問題となっている。
また、この対策として、第1図に示すように圧抜きの回
路に絞り弁5を挿入する方法が採られることがあるが、
この場合は圧抜き後も回路に圧力が残存し、回路に発熱
や損失を生ずる欠点がある。
本考案はこれら諸問題を解決するために圧抜き用の油路
を急速開閉するための開閉弁の上流に、圧力制御弁をそ
の下流圧をパイロット圧とするように接続した回路であ
って、開閉弁を作動して圧抜きを行なう際は、圧力制御
弁のスプールの絞りは最初の間は極めで小さく保たれ、
圧抜きが進むに従って大きくなるようにしたもので、こ
れにより油圧回路の圧抜きが滑かに且つ比較的短時間内
に終了し、蓄積された油圧力の放出が滑かに行なわれる
ようにしてキャビテーション等の油圧衝撃をなくするこ
とを目的としている。
以下実施例について説明する。
第1図は従来使用されている圧抜き回路である。
第1図において主回路1は油圧源および機器(共に図示
せず)へ接続されるが、同時にリリーフ弁2に接続され
て回路内の最高圧が制御される。
リリーフ弁2のパイロットポートは絞り5の流入口へ接
続され、絞1)5の流出口は主回路の油圧を圧抜きする
ための開閉弁3の流入口へ接続される。
この回路では、開閉弁3をオフにして圧抜き状態(図示
の状態)にしたとき、絞り5の開度が小さい程圧抜きは
ゆるやかに行なわれるが、逆に絞り5は固定絞りである
ので回路に残存する圧力が高くなって圧抜きが不充分と
なるうえ、圧抜き後も常時圧抜回路を流れる油によって
機器の発熱、回路の損失を生ずる欠点がある。
第2図は本考案の圧抜き回路で、第1図の絞り弁5の代
りに圧力制御弁4を使用したものであり、図に示すよう
にリリーフ弁2のパイロットポートは圧力制御弁4の流
入口へ接続され、圧力制御弁4の流出口は開閉弁3の流
入口へ接続されている。
次に本考案の実施例について、その構造および作動を第
3図について説明する。
リリーフ弁2は通常のバランスドピストン形であって、
設定圧以下の状態では弁座22に圧着され、設定圧で弁
座22より離脱する弁23を持ったピストン24があり
、これは弁体21のシリンダ25内を摺動する。
ピストン24の上方のシリンダ内油室は絞り26によっ
て主回路1と連通されて、パイロット室27を形成して
いる。
このパイロット室27はパイロットポート28から油路
29によって圧力制御弁4の流入口42に接続される。
圧力制御弁4は通常の直劾形減圧弁であり、弁体41の
中にシリンダ43が構成され、このシリンダ43の中を
スプール44が摺動する。
その一端は調整スプリング45により押され、他端は、
流出口46への油路より分岐したパイロット油路47に
より導かれる油圧力によって矢印方向48へ押される構
造になっている。
流出口46は油路50によって開閉弁3の流入口32に
接続される。
開閉弁3は通常の電磁切替弁(ここでは励磁すると、ス
プール34は吸引される)で、弁体31の中にシリンダ
33がありその中を摺動するスプール34が、スプリン
グ35および36でされており、電磁コイル37の励磁
によってスプール34はスプリングに抗して移動されて
、弁は閉止の状態になり、流入口32よりの流入は阻止
される。
流出口38はタンクへ接続される。
上述のような構成で、令聞閉弁3を励磁して回路が所定
の油圧で正常に作動している状態にすると、リリーフ弁
2の弁23は座22に対し適当な開度をとっている。
また、開閉弁3は流入口がらの流入を閉止しているので
、リリーフ弁2のパイロットポート28から、油路29
、圧力制拝弁4の流入口42より絞り49までおよびそ
れがら流出口46、パイロット油路47、油路50、開
閉弁3の流入口32の部分までの油は流動せずその油圧
は主回路1の所定圧とほとんど同一の値となっている。
このとき、圧力制御弁4の絞り49はスプール44の右
端面に圧力が加わってこれが左に移動していて完全に閉
の状態にある。
この状態から主回路1の油圧を圧抜きするため、開閉弁
3の励磁を止めるや否や圧力制御弁4の絞り49から、
油路50、を経て開閉弁3の流入口32までの油は流出
口38を経てタンクへ接続され、圧力はOとなる。
しがし、このときに油路29の油圧は直ちには0となら
ない。
なぜなら、圧力制御弁4のスプール44があゆつくり右
方に移動して絞り49を徐々に開いて行くからである。
いま、開閉弁3の励磁がとかれて油路50、圧力制御弁
4のパイロット油路47およびこれに通じるスプール4
4の右側の圧力室の圧力がOになると、スプール44は
スプリング45で右方に移動せしめられるがこのとき圧
力室の油がパイロット油路47をとおって排出されるの
に抵抗が作用するためスプール44はゆるやかに移動す
る。
従って、絞り49も全閉の状態から徐々に開いて行くこ
とになる。
このため、油路29の圧力も徐々に低下することになり
、これにともなってリリーフ弁2の絞りも徐々に開き、
主回路1の圧力が直ちにはOにならず一定時間内に徐々
に降下する。
なお、圧力制御弁4の絞り49が開きはじめると、ここ
を流れる油のフローフォースがスプール49の移動をさ
またげるように作用し、絞り49の開く時間をさらに遅
らせる。
このとき、圧力制御弁4のスプール44の移動時間は圧
力室の油の容積、パイロット油路47の抵抗、絞り部4
9に発生するフローフォースおよびスプリング45の強
さによって定まるが、これらのうちスプリング45の強
さを調整ねしによって変えて任意に設定することができ
る。
よってリリーフ弁2の開度も徐々に増加するので、主回
路1内の減圧は振動を伴わず極めて滑かに変化し、リリ
ーフ弁2および主回路1内にキャビテーション等の衝撃
は発生しない。
なお、実施による効果を示す実験データとして第4図お
よび第5図を示す。
両国とも圧抜き時の主回路圧の変動状態を、直配式電磁
オシログラフによって記録したものであって、第4図は
一般に従来回路による場合を示す。
第1図において絞り5を小さくすればするほど第5図の
状態に近くなるが、圧抜き後の減圧値が高くなるので、
動力損失が大きくなる欠点があることは上述のとおりで
ある。
第5図は本考案による場合を示し、第4図、第5図共に
開閉弁3の励磁電圧を61.62で示すが、交流電圧で
励磁中の状態を61で励磁を中止した時刻を62で示す
主回路1の油圧杏63.64.65゜66で示すが開閉
弁3を励磁中は一定圧の63であり、励磁を止めるやほ
とんど同時に短時間内に急激に減少し、第4図において
は負圧となっている64、更に直ちに回復圧65を示し
、やがて一定圧値66に落ちつく。
第5図においては圧抜き時の負圧、回復現象は全然見ら
れない。
ただし、圧抜き完了までの時間は若干大きいが実用上全
熱問題はない。
以上述べたように、本考案に係る圧抜き回路は、圧抜き
時における衝撃、騒音等の発生を制限、緩和し、油圧装
置の保全、騒音公害の防止に大いに効果あるものである
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の圧抜き回路図、第2図は本考案の圧抜き
回路図で第3図はその詳細構造図、第4図は従来の圧抜
き回路の圧抜き時の変化状態を示すグラフ、第5図は本
考案の圧抜き回路の圧抜き時の変化状態を示すグラフ、
である。 1.11・・・・・・主回路、2・・・・・・リリーフ
弁、3,13・・・・・・開閉弁、4,14・・・・・
・圧力制御弁、5,15・・・・・・絞り、17・・・
・・・アクチュエータ、22・・・・・・弁座、23・
・・・・・弁、24・・・・・・ピストン、27・・・
・・・パイロット室、28・・・・・・パイロットポー
ト、29.50・・・・・・油路、25.33.43・
・・・・・シリンダ、34.44・・・・・・スプール
、35.36.45・・・・・・スプリング、37・・
・・・・電磁コイル、61・・・・・・開閉弁励磁電圧
、63.64.65.66・・・・・・主回路内油圧。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 調整可能なスプリングと流入口から流出口への油の流れ
    を制御するスプールとを有する圧力制御弁と、パイロッ
    トポートが前記流入口に接続されたバランスドピストン
    形リリーフ弁と、流入口が前記圧力制御弁の流出口に接
    続された開閉弁とよりなる油圧装置における圧抜き回路
    において、前記圧力制御弁に前記スプリングの反対側に
    閉弁用の圧力室を設けかつ該圧力室と前記流出口との間
    の油の流れに抵抗作用を生せしめるパイロット油路を設
    けたことを特徴とする油圧装置における圧抜き回路。
JP4162978U 1978-03-30 1978-03-30 油圧装置における圧抜き回路 Expired JPS5921281Y2 (ja)

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JP4162978U JPS5921281Y2 (ja) 1978-03-30 1978-03-30 油圧装置における圧抜き回路

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JP4162978U JPS5921281Y2 (ja) 1978-03-30 1978-03-30 油圧装置における圧抜き回路

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JPS53152083U JPS53152083U (ja) 1978-11-30
JPS5921281Y2 true JPS5921281Y2 (ja) 1984-06-22

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