JPS5921154Y2

JPS5921154Y2 - 紙受けテ−ブル

Info

Publication number: JPS5921154Y2
Application number: JP10785980U
Authority: JP
Inventors: 広司三浦; 敏治札辻; 健一石黒
Original assignee: 富士通株式会社
Priority date: 1980-07-30
Filing date: 1980-07-30
Publication date: 1984-06-21
Also published as: JPS5733654U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、印字装置に用いられる用紙折り畳み装置の紙
受はテーブルに関する。

通常、この種の紙受はテーブルは、用紙折り畳み性を向
上させるために、テーブル中央部を周囲より高く形成し
、テーブル上に折り畳まれる用紙の周辺部が高くなるカ
ール現象の発生を防止している。

即ち、従来の紙受はテーブル１は、第３図に示すように
、テーブル中央部が高く形成された山形のテーブルを用
いたり、第４図に示すように、テーブル１を、支持板２
により矢印Ａ、Ｂ方向に高さ調整自在に設けていたが、
前者の場合は、テーブル１の高さＨが一定であり、特定
の縦寸法を有する用紙の折り畳みにしか効果を期待する
ことができず、多種多様な縦寸法を有する用紙を使用す
る最近の傾向には適さず、後者の場合は、高さＨの調整
の度にねじ３をいちいち綾線する必要があり、作業が煩
雑なばかりか、支持板２等の可動部分を有するために構
造が複雑化する欠点があった。

しかも、後者の場合は、設置スペース等の関係でテーブ
ル１の頂上１ａがテーブル１上に折り畳まれる用紙５の
縦方向、即ち矢印Ｃ，Ｄ方向の中心部に来ない場合が多
々あり、それによって折り畳み性が低下する事態も生じ
ていた。

そこで、本考案は、連続用紙が折り畳まれて堆積するテ
ーブル本体と、前記テーブル本体の前記連続用紙の折り
畳み方向中央部に配設され、前記連続用紙の折り畳み方
向中央部の折り畳み高さを調整する調整機構とを有する
紙受はテーブルであって、前記テーブル本体は前記折り
畳み方向中央部の左右両側に、同じ大きさで、且つ同一
形状の一対の穴が所定の間隔で穿設されてなると共に、
前記一対の穴とは異なる大きさで、同一形状あるいは異
なる形状を有する同じ大きさで、且つ同一形状の一対の
穴が少なくとも一つ前記所定の間隔と同一間隔で穿設さ
れ、且ついずれか一つの穴は、他の穴の大きさと形状を
含むように穿設され、前記調整機構は前記穴と同じ大き
さで、同一形状の部分が小さい順に形成され、前記穴に
着脱自在に設けられた支持プレートが前記所定の間隔を
以て配設される板状部材を含んで構成し、もって前述の
欠点を解消した紙受はテーブルを提供することを目的と
するものである。

以下、図面に示す一実施例に基き、本考案を具体的に説
明する。

紙受はテーブル１は、第１図に示すように、テーブル本
体６を有しており、本体６の折り畳み方向、即ち矢印Ｃ
，Ｄ方向の中央部両側には、幅Ｗ１なる穴７，７′及び
幅がＷ２なる８、８′がそれぞれ一定間隔で穿設されて
いる。

一方、本体６にはペーパーレール９が着脱自在に設けら
れており、レール９の両端には支持プレーｈ１０．１
０’が突出形成されている。

プレート１０．１０’には幅がＷ３なる係合部１１，１
１’が形成されており、係合部１１．１１’には更に幅
がＷ４なる係合部１２，１２’が階段状に形成されてい
る。

なお、穴７．７’、８．８’及び係合部１１．１１’、
１２．１２’の幅Ｗｔ、Ｗ２。

Ｗ３．Ｗ４の大小関係は、となっている。

本考案は、以上のような構成を有するので、縦寸法が小
さな用紙を紙受はテーブル１上に材り畳む場合には、ペ
ーパーレール９の支持プレート１０．１０’をテーブル
本体６の穴７，７′に挿入する。

すると、（１）、（２）式から係合部１１，１１’
と穴７，７′が係合してレール９の側板１３，１３’部
分と本体６が当接係合し、ペーパーレール９の高さ、即
ち用紙支持部１５から本体６までの高さは用紙支持部１
５がら側板１３．１３’下端までの高さであるＨｌに保
持され、用紙は本体６及びレール９上にカールを生じる
ことなく円滑に折り畳まれてゆく。

この際、ペーパーレール２は、本体６の折り畳み方向で
ある矢印Ｃ，Ｄ方向の中央部に設置されているので、用
紙支持部１５はテーブル１上に折り畳まれる用紙の縦方
向の中心部に位置することになり、良好な折り畳み性を
発揮することができる。

次に、縦寸法が大なる用紙を折り畳む場合には、レール
９を本体６がら抜き取り、支持プレー）１０．１０’
を穴８，８′に挿入し、係合部１２．１２’と穴８，８
′を係合させ、係合部１１．１１’の下面１１ａ、１
１ａ’と本体６を当接させ、ペーパーレール９の高さ
を用紙支持部１５がら係合部下面１１ａ、１１ａ’
までの高さであるＨ２に保持する。

一般に、用紙の縦寸法が大きくなると、折り畳まれた用
紙に生じるカールは大きくなるので、用紙の縦寸法が大
きくなった場合には用紙支持部９を高さＨ工よりも高い
高さＨ２に保持することにより、用紙はカールを生じる
ことなく円滑に折り畳まれてゆく。

なお、用紙の縦寸法に対する、ペーパーレール９の高さ
Ｈｌ、Ｈ２は、表１に示すように設定するとよりことが
実験的に確認された。

また、上述の実施例は、ペーパーレール９の支持プレー
ト１０．１０’に２種類の幅Ｗ３．Ｗ４を有する係合部
１１．１１’及び１２．１２’を設けた場合について述
べたが、プレー）１０．１０’に３種類以上の幅を有
する係合部を設け、ペーパーレール９の高さをより広く
、あるいはより細かく調整し得るようにし、多種多様な
縦寸法を有する用紙に対応し得るようにしてもよいこと
は勿論である。

更に、第２図に示すように、ペーパーレール９の用紙支
持部１５の形状を山形に形成することも当然可能であり
、この場合のペーパーレール９の高さＨ１，Ｈ２は、支
持部頂部１５ａからのものを採用すればよい。

以上説明したように、本考案によれば、ペーパーレール
９の高さを段階的に変化させることにより、多種多様な
縦寸法を有する用紙をカールを生じさせることなく円滑
に折り畳むことができる。

また、レール９の高さ調整は、レール９を差し換えて支
持プレート１０．１０’と係合する穴７，７′、８，８
′を変えるだけで簡単に行なうことができ、またテーブ
ル１に、第４図に示すような、支持板２等の可動部分も
ないので構造が簡略化され、安価で高性能な紙受はテー
ブル１の提供が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案による紙受はテーブルの一実施例を示す
斜視図、第２図は本考案の他の実施例におけるペーパー
テーブルを示す斜視図、第３図及び第４図は従来の紙受
はテーブルを示す斜視図である。１・・・・・・紙受はテーブル、６・・・・・・テーブ
ル本体、７゜７′、８，８′・・・・・・穴、９・・・
・・・ペーパーレール、１０．１０’・・・・・・支持
プレート、１１．１１’、１２．１２’・・・・・・係
合部、Ｈｌ。Ｈ２・・・・・・高さ、Ｗｌ、Ｗ２．Ｗ３．Ｗ４・・・
・・・幅。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

連続用紙が折り畳まれて堆積するテーブル本体と、前記
テーブル本体の前記連続用紙の折り畳み方向中央部に配
設され、前記連続用紙の折り畳み方向中央部の折り畳み
高さを調整する調整機構とを有する紙受はテーブルであ
って、前記テーブル本体は前記折り畳み方向中央部の左
右両側に、同じ大きさで、且つ同一形状の一対の穴が所
定の間隔で穿設されてなると共に、前記一対の穴とは異
なる大きさで、同一形状あるいは異なる形状を有する同
じ大きさで、且つ同一形状の一対の穴が少なくとも一つ
前記所定の間隔と同一間隔で穿設され、且ついずれか一
つの穴は、他の穴の大きさと形状を含むように穿設され
、前記調整機構は前記穴と同じ大きさで、同一形状の部
分が小さい順に形成され、前記穴に着脱自在に設けられ
た支持プレートが前記所定の間隔を以て配設される板状
部材を含んで構成された紙受はテーブル。