JPS59210984A - 粘着テ−プ用下塗り組成物 - Google Patents

粘着テ−プ用下塗り組成物

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JPS59210984A
JPS59210984A JP8635883A JP8635883A JPS59210984A JP S59210984 A JPS59210984 A JP S59210984A JP 8635883 A JP8635883 A JP 8635883A JP 8635883 A JP8635883 A JP 8635883A JP S59210984 A JPS59210984 A JP S59210984A
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JP
Japan
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parts
rubber
weight
copolymer emulsion
adhesive
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Application number
JP8635883A
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English (en)
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Fumiya Shirai
白井 文哉
Takanobu Tomomoto
友本 隆宣
Hiroshi Hata
浩史 畑
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は粘着テープ用下塗り組成物、とくにゴム系粘
着剤をポリオレフィン系基村上に塗着して粘着テープを
製造する場合に有用な下塗り組成物に関するものである
従来、ポリオレフィン系材料と他の材料との接着におい
て使用される下塗り剤として、有機チタン化合物、酸化
ポリエチレン、ポリアミド樹脂、水m 性メラミン樹脂
、エポキシ樹脂、セルロース誘導体、塩素化ポリプロピ
レン等が知られており、これらはポリオレフィン材料お
よび他の材料の種類に応じて選択使用されている。一方
、このような接着に際して、ポリオレフィン材料の表面
に、サンドペーパー等による機械的研摩を施して接着表
面積を増大させたり、溶剤処理、ガス焔処理、コロナ放
電や火花放電の如き電気的表面処理、紫外線照射処理等
の表面処理を施して極性法や官能基を導入することによ
り接着性を高める方法が一般的に採用されている。
しかしながら、上述の如き下塗り剤は七として金属、塗
料、印刷インキ等の材料とポリオレフィン系材料との接
着を対象として開発されたものであるため、天然ゴムや
合成ゴムを主成分とするゴム系粘着剤とポリオレフィン
系材料との接着ては充分な下塗り特性が得られない。ま
たゴム系粘着剤を使用する粘着テープ用下塗り剤として
天然ゴムにメチルメタクリレートをグラフト共重合させ
たものが知られており、このものはテープ基材が塩化ビ
ニルや紙等では良好な下塗り特性を示すが、ポリエチレ
ンやポリプロピレン等の難接着性のポリオレフィン系基
材に対してはその表面が前述した各種表面処理を施して
いる場合でも接着力が不足して有効な丁塗り剤として機
能しない。
一方、石油価格の上昇、公害の追放、作業環境の改善等
の経済的、社会的観点から、粘着テープの製造原材料に
おける有機溶剤の使用量を減少させることが重要な課題
となっており、下塗り剤に関しても無溶剤タイプの下塗
り剤の開発が望まれている。
この発明者らは上述の状況に鑑みてゴム系粘着剤とポリ
オレフィン系基材との1祖み合わせ力)らなる粘着テー
プ用としての下塗り剤について鋭意研系 究を重ねる過程で、通常のポリオレフィン材料カルボキ
シル基等の官能基や極性基が存在することに着目し、こ
れら官能基や極性基と強い親和性を持つかもしくは官能
基と反応して化学的結合を形成すると推測される成分を
含みかつポリオレフィンに対する接着性に優れる成分を
主としたアクリル系共重合体エマルジョンと、ゴム系粘
着剤に対して強い接着性を有すると推察されるゴム成分
ならひに上記アクリル系共重合体に対して親和性に富む
成分を含むゴム系共重合体エマルジョンとのイ1L合物
とすることにより、優れた下塗り特性か得られることを
見い出し、この発明をなすに至った。
すなわち、この発明は、ポリオレフィン系基材とゴム系
粘着剤とを用いた粘着テープの基材と粘着剤との間に介
在させる下塗り組成物であつC1へ)アクリル酸または
メタクリル酸のアルキルエステルを主体とするモノマー
成分100重量部に対し、(B) hルボキシル基含有
共重合性モノマー1〜20重量部、0共重合性ジビニル
モノマー0.05〜10重計部、(D) N−メチロー
ル基含有共重合性モノマーまたはその誘導体05〜10
重量部、店)一般式 (タタシ、1(1は水素または低級アルキル基、I(2
は水素、低級アルキル基またはハロゲン化低級アルキル
基、nは1〜3の整数って表わされる有機リン酸エステ
ルモノマー0.05〜5重量部を配合しタアクリル系配
合組成物を重合して得られるアクリル系重合体エマルジ
ョンと、(F)ゴム成分100重量部に対し、上記(A
)成分5〜100重量部および上記(B)成分1〜30
重量部を配合したゴム系配合組成物を重合して得られる
ゴム系共重合体エマルジョンとを、前記のアクリル系共
重合体エマルジョンの固形分100重量部に対して前記
のゴム系共重合体エマルジョンの固形分が15〜200
重量部となるように混合したことを特徴とする粘着テー
プ用下塗り組成物に係るものである。
この粘着テープ用下塗り組成物は、ポリオレフィン系暴
利に対して強い接着性を示すアクリル系共重合体とゴム
系粘着剤に対して強い接着性を示すゴム系共重合体とを
含むため、ゴム系粘着剤とポリオレフィン系基材との組
み合わせからなる粘着テープにおいて良好な下塗り特性
を示す。
また、ゴム系共重合体にはアクリル系成分が含まれるた
めアクリル系共重合体との親和性が良く、この下塗り組
成物か基材上に塗布、乾燥されて形成される下塗り組成
物層において凝集破壊が容易に発生することがない。
さらに、この下塗り組成物はエマルジョンどうしを混合
するものであるため、均一な混合が可能で塗布面上での
下塗り強度のムラが生じにくいという利点を有するとと
もに、有機溶剤を使用しないので作業環境の改善等の面
からも好ましいものである。
アクリル系共重合体エマルジョンおよびゴム系共重合体
エマルジョンを得るために使用されるへ)成分のアクリ
ル酸またはメタクリル酸のアルキルエステルを主体とす
るモノマー成分は、オレフィン系暴利に対する接着性を
付与するとともに下塗り剤としての適当な凝集性および
町とう性を側方する機能を持つ。
このようなアクリル酸またはメタクリル酸のアルキルエ
ステルとしては、アルキル基の炭素数が1〜8のものが
よく、たとえばメタクリル酸メチノペメタクリル酸エチ
ノベアクリル酸ブチノペメタクリル酸ブチル、アクリル
酸2−エチルヘキシルなどが好適なものとして挙げられ
、これらは2種以上を併用しても差し支えない。また、
このへ)成分にあっては、上記アクリル酸またはメタク
リル酸ノアルキルエステルモノマーを主体とシテ、これ
と共重合可能なビニル系モノマーを併用してもよい。こ
のようなビニル系モノマーとしては、アクリル系配合組
成物にあってはスチレン、酢酸ビニル、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリルなどが好適であり、またゴム系
配合組成物にあってはスチレン、酢酸ビニル、アクリロ
ニトリノベメタクリロニトリノペアクリルアミドなどか
好適であるが、いずれの場合もこれらと共重合可能な他
のビニル系モノマーとの混合モノマーなどが使用可能で
ある。
このような(へ)成分のゴム系配合組成物における使用
量は、(F)ゴム成分100重量部に対し5〜100重
量部がよく、過少では粘着テープに形成された■塗り組
成物層において凝集破壊が生じ易く、また過多では下塗
り組成物とゴム系粘着剤との接着性を阻害するので好ま
しくない。
またアクリル系共重合体エマルジョンおよびゴム系共重
合体エマルジョンを得るために使用される(B)成分の
カルボキシル基含有共重合性モノマーとしては、たとえ
ばアクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、イタコ
ン酸などが挙けられる。
このσ勺成分は、含有されるカルボキシル基によりポリ
オレフィン系基(2の極性基および官能基を有する表面
に対する接着性を大きく向上させる機能を示すとともに
エマルジョンの安定化に寄刀する。
また、この(B)成分はアクリル系配合組成物を重合す
る際には、後述する(E)成分の有機リン酸エステルモ
ノマーの触媒作用に基いてυ)成分のN−メチロール基
含有共重合性モノマーまたはその共重合体と脱水反応お
よび脱アルコール反応を行って架橋を行う反応点となる
。この(B)成分のアクリル系配合組成物における使用
量は(A)成分100重量部に対して1〜20重量部が
望ましく、過少では上述効果が実質的に発揮されず、逆
に過多では重合時の発熱が大きくなって重合の安定性が
悪くなる。
一方、ゴム系配合組成物におけるC)成分は、上記機能
の他にゴム系共重合体にアクリル系共重合体に対する親
和’;’E−’c伺与し、下塗側方成物層での凝集破壊
を防ぐ(幾能を有する。この場合の使用量は、□□□)
ゴム成分100重量部に対して1〜30重量部がよく、
過少では実質的な効果がなく、逆に過多では下塗り組成
物と粘着剤との接着性を低下させる。
アクリル系共重合体エマルジョンを得るのに使用される
(9成分の共重合性ジビニルモノマーは、内部架橋剤と
して機能し、高分子間の架橋を生じさせて下塗り組成物
に適当な凝集力を側方する。
このモノマーとしては、ポリエチレングリコールジメタ
クリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、
ジビニルベンゼンなどのほか、アクリル酸、マレイン酸
、フマル酸、イタコン酸などのアリルエステルが挙けら
れる。この使用量は(A)成分100重毒部に対して0
.05〜10重量部がよく、より過少では実質的な効果
が認められず、また過多では過度の架橋により接着性の
1氏下を招<、。
アクリル系共重合体エマルジョンを得るのに使用される
(1))成分のN−メチロール基含有共重合性モノマー
もしくはその誘導体は、酸触媒によってカルボキシル基
および水酸基と脱水反応および脱アルコール反応を行う
機能を有しており、ここでは(E)成分の有機リン酸エ
ステルモノマーの触媒作用を受けCの)成分中のカルボ
キシル基ならひにポリオレフィン系基材表面に存在する
カルホキシル基および水酸基と反応して結合を生じ、下
塗り組成物の基材に対する投錨力を向上させるものと推
測される、。
またこのCD)成分は自己縮合を生起するとともに内部
架橋剤として作用するので、下塗り組成物層の凝集力の
一部を担う。したがって(+))成分の使用により新た
に外部から架橋剤を添加することなしに下塗り7組成物
層に所望の下塗り特性をf=トりできるから、架橋剤の
添加に伴なう問題屯、たとえはエマルジョンの安定性の
低下、架橋剤の均一、結合か困5M、であること、架橋
剤の混合に手間を要することなど力揃了決できる。ただ
し、この発明では要望される下塗り特性などに応じて必
要とあれは、」二記問題点を配慮した上で外部架橋剤を
(1))成分と併用することもできる。この(1))成
分上ツマ−としてはN−メチロールアクリルアミド、N
−メチロールメタクリアミド、N−ブトキンメチルアク
リルアミドなどかあり、その使用量はへ)成分100重
量部に対して0.5〜10重量部かよく、過少では効果
が認められず、過多では重合安定性が悪くなる。
アクリル系共重合体エマルジョンを得るために使用され
る(E)成分の有機リン酸エステルモノマーは、上記U
成分のモノマーの反応に対して触媒作用を示す。この(
E)成分としては、アシッドホスホオキシエチルメタク
リレート、3−クロロ−2−アシッドホスホオキシプロ
ピルメタクリレートなトカある。この使用量は(へ)成
分に対して005〜5重量部がよく、過少では触媒作用
が不充分となって下塗り組成物層の凝集力が不足し、逆
に過多では重合安定性が悪くなる。
一方、ゴム系配合組成物の主要成分である(F)成分の
ゴムとしては、天然ゴム(N R) 、合成インプレン
ゴム(IR)、スチレン−ブタジェンゴム(SBI()
、ニトリルゴム(N 、13 R)、クロロプレンコ゛
ム(CR)など゛があり、これら(ま2不重以」−を併
用しても差し支えない。なお、これらはラテックス状態
で使用するのが好ましく、これによると重合時にゴム成
分とアクリル成分との相溶性が悪いことに起因するゲル
化を起こすことなく、溶剤中での重合に比べて容易に安
定な組成物を得ることかできる。
この発明の下塗り組成物は、二種の異なった組成の共重
合体を含むものであり、良好な下塗り特性を発現させる
ためには、これら共重合体が均一に混合されることが必
要である。この観点からこれら共重合体をそれぞれエマ
ルジョンとしたのち混合することは非常に有利である。
従ってこの発明においては、これらの共重合体を得る際
には、それぞれ乳化重合法が好適に採用される。
アクリル系共重合体を得るには、前記のアクリル系配合
組成物に乳化剤として非イオン界面活性剤や陰イオン界
面活性剤などを配合したモノマー水性エマルジョン混合
物を通常のラジカル重合開始剤を用いて乳化重合する。
このようにして得られたアクリル系共重合体エマルジョ
ンはこのままでもゴム系共重合体エマルジョンと混合で
きるが、あらかじめアンモニアなどの粘度調整剤により
粘度を混合および塗布に好ましい程度に調整しておいて
もよい。
また、ゴム系共重合体を得るには、(1つ成分のゴムを
ラテックス状態で用い、これに(5)成分、(B)成分
および必要に応じて前記の乳化剤、ゴムラテックスの安
定性を確保するためにアンモニアなどの1)11調整剤
を加え、重合開始剤を用いて乳化重合する。得られる共
重合体はゴム成分とアクリル成分との分離を避ける必要
からゴム成分を幹ポリマ−としてアクリル成分が枝ポリ
マーとなったクラフト共重合物の比率が高い方が望まし
く、重合開始剤としてはラジカル重合開始剤、特にジベ
ンゾイルパーオキサイドなどの過酸化物が好適である。
このようにして得られたゴム系共重合体エマルジョンは
このままでも前記のアクリル系共重合体エマルジョンと
混合できるが、前記のアクリル系共重合体エマルジョン
と同様にあらかじめ粘度調整剤を添加したり、あるいは
水で希釈少るなどの手段で適当な粘度に調整しておいて
もよい。
上記二種、鎮の共重合体エマルジョンは、前記のアクリ
ル系共重合体エマルジョンの固形分100重:I::部
に対して前記のゴム系共重合体エマルジョンの固形分が
15〜200重量部、好適には50〜150重量部とな
るように混合されて粘着テープ用下塗り組成物とされる
。ゴム系共重合体エマルジョンの固形分が15重母型未
満では、下塗り組成物層とゴム系粘着剤との接着力が低
下し、またこれが200重量部を超えると下塗り組成物
とポリオレフィン系基材との接着力が低下するため好ま
しくない。なお、この組成物の粘度は1〜50ボイズ(
20°C)程度であるのが塗工性の面から好ましい。
このようにして得られた粘着テープ用下塗り組成物を用
いて粘着テープを製造するには、まず前記組成物をポリ
オレフィン系基祠上に乾燥後の、厚みか通常は01〜1
μmとなるように塗布し、80〜120°Cで約0.5
〜3分間乾燥させて下塗り組成物層を形成し、ついでこ
の、組成物層上にゴム系粘着剤を塗布し、乾燥させる。
この発明の粘着テープ用下塗り7祖成物か良好な下塗り
特性を発揮するためには、使用されるポリオレフィン系
基材の表面にカルボキシル基や水酸基等の官能基や極性
基が存在することが必要である。このためポリオレフィ
ン系基剤の表面には通常行われる既述した表面処理を施
しておく。また、下塗り組成物とのなじみを良くするた
めに前記基材の表面張力値を3 Q dyneAm以上
、好ましくは35 dyneAm以上とするのがよい。
上記のようにして製造される粘着テープにおいては、ポ
リオレフィン系基Hに対してアクリル系共重合体がG)
)成分の働きも加えて強固に接着し、ゴム系粘着剤に対
してはゴム系共重合体か主として(1′)成分の作用に
より強固に接着腰 しかもコ゛ム糸共711C合体には
アクリル系成分か含まれるためアクリル系共重合体との
親和性が良く下塗り組成物層で凝集破壊が容易に生じな
し)等の良好な下塗り特性か・f4)られる。
次にこの発明の実施例および比較例を示す。なお、以下
において部とあるのは重量部を、係とあるのは重量部を
意1床する。
実施例1 アクリル酸ブチル         80部アクリル酸
メチル         20部アクリル酸     
        5部ジエチレンクリコールジメタクリ
レート      02部N−ブトキシメチルアクリル
アミド          2部ポリオキンエチレンア
ルキルフェノールエーテル(以下、I’OAlこと略称
する)     5部イオン交換水         
 160部上記1成分を温度計、撹拌機、窒素導入管お
よび還流冷却器を備えた反応器内に仕込み、窒素気流下
にて撹拌しつつ加熱し、系内が約65°Cに達した1時
点て重合開始剤として過硫酸アンモニウム0;3部を加
えて3時間重合させたのち、約756Cまで反応系を昇
温させて1時間熟成し、水性エマルジョン組成物を得た
。この組成物をイオン交換水にて固形分濃度が10%と
なるように希釈し、これをアクリル系共重合体エマルジ
ョンとした9一方、 天然ゴムラテックス(固形分62%9100部メタクリ
ル酸メチル        15部アクリル酸    
          2部ポリエチレングリコールノニ
ルフェニルエーテル  1.5部アンモニア水(25%
)1.5部 イオン交換水          100部上記各上記
合成述と同保の構成の反応器内に仕込み、窒素気流下で
撹拌しながら加熱し、系内が約306Cに達した時点で
重合開始剤としてクメンヒドロパーオキサイド08部と
テトラエチレンペンタミン0.4部を加えて3時間屯合
させたのち、約50°Cまで反応系を昇温させて1時間
熟成し、ゴム系共重合体エマルジョン(固形分濃度36
5%)をイ↓)た。
次に上記のアクリル系共重合体エマルジョン100部に
ゴム系共重合体エマルジョン20部を加えて撹拌混合し
て粘着テープ用下塗り組成物とした。この組成物を、コ
ロナ放電処理により表面張力か35dyne/cm以上
となったポリエチレン基祠上に塗イlJL、、、110
°Cで3分間乾燥させて05μ(n厚の下塗り組成物層
を形成した。この組成物層上にトルエン溶液とした天然
ゴム系粘着剤を塗布し乾燥して粘着テープを作製した。
実施例2 アクリル殴2−エチルヘキシル   50部アクリル酸
エチル         20部メタクリル酸メチル 
       10部アクリル酸          
   2部ジエチレングリコールジメタクリレート  
    0.2部ヘーメチロールアクリルアイド   
 5部P OA 1!、5部 イオン交換水          160部上記配上記
酸物を用いて実施例1と同様にして重合し、固形分濃度
が10%になるまでイオン交換水で希釈してアクリル系
共重合体エマルジョンを得た。
一方、 アクリル酸2−エチルヘキシル   30部メタクリル
酸            5部ポリエチレングリコー
ルノニルフェニルエーテル   2部イオン交換水  
        100部上記アクリル酸2−エチルヘ
キシルにはあらかじめ重合開始剤のジベンゾイルパーオ
キサイド0.5部を溶解させておいた。
上記配合組成物を用いて、実施例1と同様の反応器内に
仕込み、窒素気流下で撹拌しながら加熱し、約80°C
で3時間重合させたのち、同温度で1時間熟成し、ゴム
系共重合体エマルジョン(固型分36%)を得た。
1)11記のアクリル系共重合体エマルジョン100部
にゴム系共重合体エマルジョン20部を加えて撹拌混合
し粘着テープ用下塗り組成物を得た。
この組成物を用いて実施例1と同様にして粘着テープを
作製した。ただし天然ゴム系粘着剤にかえてブチルゴム
系粘着剤を使用した。
なお、前記のゴム系共重合体エマルジョン中のゴム系共
重合・体とほぼ同じ組成の共重合体を下記のようにして
溶液重合により得ようとした。
5nit(総合スチレン40%)     100部ア
クリル酸2−エチルヘキシル      60部メタク
リル酸           10部トルエン    
        400部上記の配合組成物を実施例1
と同様の反応器に仕込み、約1時間窒素置換をしながら
昇温し、反応器中温度が50’Cになった時点で開始剤
とじてジベンゾイルパーオキサイドo、 s 部をトル
エン10部とともに投入し昇温したところ70°Cて重
合が開始したが重合途11月こゲル化し、均一な共重合
体が得られなかった。
このことからゴム系共重合体エマルジョンを得るには乳
化重合法によるのが好ましいことかわかる。
実施例3 アクリル酸ブチル         50部酢酸ビニル
            45部スチレン      
        5部アクリル酸          
   5部ジエチレングリコールジメタクリレート  
0.3部アシッドホスホオキシエチルメタクリレート 
   05部へ一ブトキシメチルアクリルアミド   
   5部P OA E             5
部イオン交換水          160部上記各上
記合成施例1と同様にして重合し、熟成および希釈を経
て固形分濃度10%のアクリル系共重合体エマルジョン
を得た。
一方、 天然ゴムラテックス(固形分62%)     100
部アクリル酸2−エチルヘキシル      20部ス
チレン              5部アクリル酸 
            2部ポリエチレングリコール
ノニルフェニルエーテル  15部アンモニア水(25
%91.5部 イオン交換水          100部」二記配合
組成物を用いて、実施例1と同様にして重合を行い、ゴ
ム系共重合体エマルジョン(匍形分39%〕を得た。
前記のアクリル系共重合体エマルジョン100部にこの
ゴム系共重合体エマルジョン38部を加えて撹拌混合し
粘着テープ用下塗り組成物を得た。
この、組成物を用いて実施例2と同様にして粘着テープ
を作製した。
比較例1 実施例1におけるアクリル系共重合体エマルジョンのみ
を下塗り削として用いて実施例1と同様にして粘着テー
プを作製した。
比較例2 実施例1におけるゴム、系共重合体エマルジョンのみを
下塗り剤として用いて実施例1と同様にして粘着テープ
を作製した。
比較例3 実施例2におけるアクリル系共重合体エマルジョンを得
る際に3−クロロ−2−アシッドホスホオキンプロピル
メタクリレートおよびN−メチロールアクリルアミドを
除いた以外は、実施例2と同様にして粘着テープを作製
した。
比較例4 実施例3におけるアクリル系共重合体エマルジョンのみ
を下塗り剤として用いて、実施例3と同様にして粘着テ
ープを作製した。
比1咬例5 実施例3におけるゴム系共重合体エマルジョンのみを下
塗り剤として用いて、実施例3と同様にして粘着テープ
を作製した。
以」二の実施例および比較例で得られた粘着テープにつ
いて投錨性テストおよび剥離テストを行った結果を後記
表で示す。なお、両テスト方法と評価は次に示すとおり
である。
く投錨性テスト〉 各粘着テープの粘着剤面同士を急速に刺着して離反する
操作を繰り返して粘着剤と基材との接着強度を判定した
。評価は、上記操作を1〜3回繰り返した時点で基材か
ら粘着剤が剥離するものを(×〕、同4〜10回で剥離
するものを(△〕、同10回ないしはそれ以上の回数で
剥離を生じなかったものを(○〕、とした。
〈剥離テスト〉 25 nun巾とした各粘着テープの粘沼剤面同士を2
に7の萌屯をかけて圧着し、20°C560%Rrlの
雰囲気1にて、50mm/分の引5長り速度で剥離角度
180°で引き剥した際の粘着剤層の状態を観察した。
評価は、粘着剤の凝集力より基材への投錨力か大きいこ
とにより粘着剤が全体的に凝集破壊を生じたものを(○
)、粘着剤が一部だけ凝集破壊を生じたものを(△)、
下塗り効果が弱いために粘着剤が基材に対する投錨破壊
により完全に剥離したもQを(×)、とした。
」―記実施例1〜3の粘着テープの試験結果から、この
発明に係る粘着テープ用下塗り組成物は優れた下塗り特
性を示すことが明らかである。これに対して比較例1,
2,4.5の結果で示すようにアクリル系共重合体エマ
ルジョンとゴム系共重合体エマルジョンのうち一方のみ
を使用した場合には下塗り効果が大きく低下し、また比
較例3の結果からアクリル系共重合体エマルジョンに(
D)成分および(IO酸成分存在しない場合でも下塗り
効果が充分とならず、両成分の必要性か明らかである。
特許出願人  日東電気工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  ポリオレフィン系暴利とゴム系粘着剤とを用
    いた粘着テープの暴利と粘着剤との間に介在させる下塗
    り組成物であって、 (A)アクリル酸またはメタクリル酸のアルキルエステ
    ルを主体とするモノマー成分100重量部に対し、CB
    )カルボキシル基含有共重合性モノマー1〜20重量部
    、(C)共重合性ジビニルモノマー0.05〜10重量
    部、側N−メチロール基含有共重合性モノマーまたはそ
    の誘導体0.5〜10重用部、(E)一般式 (たたし、R1は水素または低級アルキル基、R2は水
    素、低級アルキル基またはハロゲン化低級アルキル基、
    +1は1〜3の整数うで表わされる有機リン酸エステル
    モノマー005〜5重量部ヲ配合したアクリル系配合組
    成物を重合して得られるアクリル系共重合体エマルジョ
    ンと、のゴム成分100重量部に対し7、上記(5)成
    分5〜100重量部および上記(+3)成分1〜30重
    量部を配合したゴム系配合組成物を重合して得られるゴ
    ム系共重合体エマルジョンとを、前記のアクリル系共重
    合体エマルジョンの固形分100重量部に対して前記の
    ゴム系共重合体エマルジョンの固形分が15〜200重
    量部となるように混合したことを特徴とする粘着テープ
    用下塗り組成物。
JP8635883A 1983-05-16 1983-05-16 粘着テ−プ用下塗り組成物 Pending JPS59210984A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5942299A (en) * 1996-02-20 1999-08-24 Intertape Polymer Group, Inc. Bilayer adhesive system for reinforced strapping tape

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5942299A (en) * 1996-02-20 1999-08-24 Intertape Polymer Group, Inc. Bilayer adhesive system for reinforced strapping tape

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