JPS5921014B2 - 退色汚染及び色相の改良されたカラ−写真材料 - Google Patents

退色汚染及び色相の改良されたカラ−写真材料

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JPS5921014B2
JPS5921014B2 JP50111890A JP11189075A JPS5921014B2 JP S5921014 B2 JPS5921014 B2 JP S5921014B2 JP 50111890 A JP50111890 A JP 50111890A JP 11189075 A JP11189075 A JP 11189075A JP S5921014 B2 JPS5921014 B2 JP S5921014B2
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重俊 平石
潔 山下
和夫 刈米
洋和 田中
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Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/392Additives
    • G03C7/39208Organic compounds
    • G03C7/3924Heterocyclic
    • G03C7/39268Heterocyclic the nucleus containing only oxygen as hetero atoms

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は減色法によるハロゲン化銀多層カラー感光材料
、特に緑感性乳剤中にて色再現色域の広い高い色純度の
堅ろうなマゼンタ画像を形成するハロゲン化銀カラー感
光材料に関するものであり、光及び湿熱による地肌の着
色の少ないハロゲン化銀カラー感光材料に関するもので
ある。
減色法にてカラー写真画像を得る方法はよく知られてお
り、三原色原理に基いて青感乳剤層中に黄色発色性カプ
ラー(黄色カプラー)、緑感乳剤層中にマゼンタ発色性
カプラー(マゼンタカプラー)、赤感乳剤層中にシアン
発色性カプラー(シアンカプラー)を含有させ露光に応
じて、発色現像により、それぞれの層で形成される黄色
、マゼンタ、シアンのさまざまな色素量の組合せによつ
て画像が形成される。
カラー写真画像において被写体に忠実な色を再現するた
めには、画像の色再現可能な色域が広い必要があり、最
近の鮮やかな合成染料や色素の多用された多彩色環境の
もとではその必要性が高く※※なつている。
特に鮮やかな赤色が多用される事に伴い、赤色領域への
色域の拡大が求められている。理論上黄色、シアン、マ
ゼンタは同程度に色域の広さを決定する事に寄与してい
るが、現在までに公知のカプラーを用いた場合、マゼン
タ色像の分光吸収分布、最大吸収波長の変化が色再現の
色域面積及び赤色領域における色再現性に特に大きな影
響を与える事が知られている。マゼンタ色像の分光吸収
分布、最大吸収波長はマゼンタカプラー及び現像主薬の
構造に依存するが、色像及びカプラーの堅ろう性、乳剤
への添加時における高沸点溶剤に対する溶解度などから
、利用し得るカプラーの構造が制限されていて、色像の
分光吸収分布、最大吸収波長を自由に変化させる事は容
易ではない。最大吸収波長が630〜690nmにある
シアン、410〜450nmにある黄色を用いた時の最
大の色域を示すマゼンタの最大吸収波長は計算の結果ほ
ぼ535nmである。第1図は最大吸収波長655nm
のシアン及び最大吸収波長435nmの黄色を用いた場
合のマゼンタの最大吸収波長の変化に対する視感反射率
10%における色域面積の変化を示したもので最大吸収
波長が535nmの時に最大の色域を示している。しか
しながら公知のマゼンタカプラーから得られるマゼンタ
色像の最大吸収波長は535nmより長く、改善が望ま
れている。本発明者らは下記の6−クロマノールの水酸
基の水素が置換された化合物(以後、6一置換クロマン
誘導体と略称する)(1)、()の少なくとも一方を特
定のマゼンタカプラーを含有する緑感乳剤中に添加する
事によつて、該層にて形成されるマゼンタ色像の最大吸
収波長がより短波長に移動し、535nmに近づく事を
発見した。(式中、Rはアルキル基、アルケニル基、ア
シル基、アルコキシカルボニル基及びk−NHCO基、
k−SO2一基を表わす。
ここでkはアルキル基、アリール基を示す。R1は水素
原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、
アリールオキシ基、アルコキシ基、アルケノキシ基を表
わす。
R2、R3は水素原子、・・ロゲン原子、アルキル基、
アルケニル基、アルコキシ基を表わす。
R4、R5、R6は水素原子、アルキル基、アルケニル
基、アリール基を表わす。更にR5とR6とは共同して
任意に置換された5員環又は6員環を形成してもよい。
但し、化合物(1)においてR5が炭素数16のアルキ
ル基又は炭素数16のアルケニル基の場合、Rのアシル
基のうち、アルキルカルボニル基、アリールカルボニル
基を除く。Aはアルキレン基、又は−C−B−C一基を
表わす。ここでBはアルキレン基又はアリーレン基を表
わす。R,.Rl〜6、R..A及びBで示されるこれ
らの基は更に置換基を有していてもよい。
)従来6一置換クロマン誘導体を緑感乳剤中に添加する
事は知られていない。
この化合物を添加する事によつて最大吸収波長を短波長
側へ移動させ、色再現色域を広げる技術は全く新しい技
術である。6−クロマノール誘導体を緑感乳剤中に添加
した例は知られているが(米国特許第3432300号
、同第3698909号、特公昭49−8338)、こ
の化合物は最大吸収波長を長波長側へ移動させる作用を
有しており、6一置換クロマン誘導体の該作用は従来の
知見より想像し得ない事である。
カラー写真画像は光及び湿熱によつて退色し、保存又は
展示中に起きる退色のために画質が劣化する。又光、湿
熱によつて未露光部分のカツプラ一が化学反応して着色
し、大きな問題となつている。特にマゼンタカプラーは
光、湿熱によつて横色に着色する傾向がある。光による
画像の退色を防止するために、画像層を紫外線を吸収す
る層で覆う事が知られており、更に酸化防止剤と称され
る一群の化合物を用いる事によつて退色及び着色を防止
しているが満足のゆく結果は得られていない。本発明者
らは6−置換クロマン誘導体が前記色相改良効果に加え
て酸化防止剤類似の退色防止、着色防止効果を有してい
る事を発見した。該効果は6−クロマノール誘導体の酸
化防止効果がクロマンの6位のヒドロキシ基が置換され
ていない事を必須とした従来の知見を覆すものであり、
全く新しい知見である。本発明に用いられるこれらの化
合物(1)、()の添加量は特に限定されず、求められ
る色相改良効果、退色防止効果、着色汚染防止効果更に
は、緑感乳剤層の写真特性等を勘案して適宜決定される
が、一般には本発明の化合物(1)、()は使用される
カプラー1モル(したがつて生成する染料1モル)につ
いて0,25モルないし20モルの範囲で使用される。
好適範囲はカプラー1モル(すなわち染料1モル)につ
いて1モルないし5モルである。本発明に用いられるマ
ゼンタカプラーは2−ピラゾリン−5−オン誘導体であ
り、特に下記構造式()で示されるものが優れている。
(式中、R8はアルキル基、アルケニル基、アリール基
、アニリノ基及び置換されたこれらの基、置換アミノ基
、アシルアミノ基、置換ウレイド基、アルコキシ基、ス
ルホンアミド基を、R,はアリール基又は置換アリール
基を表わす。
Xはカップリング反応時に離脱される基を表わす。但し
、R8とR,とのいずれか一方は炭素原子数8〜30の
疎水性残基を含有する。
)上記の置換アリール基の置換基としては、アルキル基
、アルコキシ基、アルキルチオ基、トリフロロメチル基
、アリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、シア
ノ基、アシルアミノ基、スルホンアミノ基、ウレイド基
、カルバミル基、アシル基、スルホニル基などが有用で
あるが、これに限定されるものではない。
又R8とR9とのいずれか一方が含有する上記疎水性残
基によつて、カプラーを乳剤中に含有させる際に用いる
高沸点溶剤への化合物()の溶解性が向上し、乳剤中へ
分散添加後は、分散粒子内及びその近傍から拡散するの
を防止する。Xは、芳香族第1級アミノ現像主薬の酸化
体がカプラーとカツプリング反応時に離脱される基、例
えば、水素原子、ハロゲン原子、アリールアゾ基、ヘテ
ロアゾ基、アシルオキシ基、アリールオキシ基を表わす
。本発明に使用される2−ピラゾリン−5−オン化合物
の代表例を挙げると下記の通りである。
本発明の実施に当り、青感乳剤層中に用いられる黄色カ
プラーと赤感乳剤層中に用いられるシアンカプラーは限
定されないが該カプラーから発色現像処理により形成さ
れた色素が410〜450nm及び630〜690nm
に最大吸収波長がある事が望ましく、黄色カプラーとし
てはピバロイルアセトアニリド誘導体、シアンカプラー
としてはフエノール又はナフトール誘導体を有利に用い
る事ができる。本発明感光材料の製造過程において化合
物(1)、化合物()及びマゼンタカプラーを緑感乳剤
中に導入する方法は、特定の方法に限定されないが、ジ
エチルサクシネート、ジブチルフタレート、ジノニルフ
タレート、トリクレジルホスフエートなどの高沸点油に
溶解後、界面活性剤を用いて乳化分散し、乳剤中に混合
する方法が有利であり、比較的低沸点の水と親和性のあ
る酢酸エチル、酢酸ブチル、イソプロピルアルコール、
ブチルアルコール、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
ヘキサノールなどを助溶剤として用いる事もできる。
本発明に用いられる乳剤は塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、
塩ヨウ化銀、臭ヨウ化銀などのハロゲン化銀のいずれを
含んでいてもよく、還元増感、硫黄増感、金増感、ルテ
ニウム、ロジウム、パラジ)}(ウム、白金などによる
増感など、いかなる増感方法で化学増感されていてもよ
く、シアニン染料、メロシアニン染料などのどのような
染料で分光増感されていてもよい。乳剤中に用いられる
親水性コロイドはゼラチンを主体としてコロイド状アル
ブミン、セルロース、セルロース誘導体、ポリビニルア
ルコールなどの高分子化合物を含んでいてもよい。又、
カブリ防止剤、安定剤、色混り防止剤などの当業界公知
の添加剤が添加されていてもさしつかえがない。本発明
の感光材料はN−Nジエチルフエニレンジアミン、4−
アミノ−Nエチル−N−(β−ヒドロキシエチル)−m
−トルイジン、4−アミノ−N−(β−メタンスルホン
アミドエチル)−m−トルイジン、4−アミノN−エチ
ル−N−(β−メトキシエチル)−m一トルイジン、4
−アミノ−N−エチル−N〔2−(2−エトキシ)エト
キシエチル〕−mトルイジンなどのp−フエニレンジア
ミン誘導体発色現像主薬が有利に用いられるが、本発明
は現像処理液の組成及び現像処理プロセスなどにより限
定されない。次に本発明に用いられる前記化合物(1)
及び()で表わされる6一置換クロマン誘導体の代表的
なものを例示する。
本発明における化合物は、一般式 (式中、R1、R2、R3は前記化合物(1)及び()
と同じ定義である。
)で示される置換ヒドロキノンとアルキルジエン誘導体
若しくはアルケン誘導体を酢触媒下反応させることによ
つて得られた6−クロマノール誘導体と、一般式(式中
R及びAは前記化合物(1)及び()と同じ定義であり
、Yはハロゲン原子を示す)とを塩基触媒を用いて反応
させることによつて得られる。
次に具体的な合成例を示す。
合成例 1 2・2・5・7・8−ペンタメチル一6−パルミトイル
オキシクロマン(化合物10)の合成効率のよい還流冷
却管を付した500m13ツロフラスコにトリメチルヒ
ドロキノン50rと塩化亜鉛57と氷酢酸300m1と
を混合溶解し、105℃に加熱した。
イソプレン50yを滴下し、反応液に室温にて90分間
かきまぜた後、60分間加熱した。濃硫酸0.2m1を
加え、更に100分間加熱した。冷却後反応液を水11
中に注ぎ込むことによつて淡緑色の固体を得た。これを
ベンゼンに溶解し、十分に水洗した後ベンゼン層を硫酸
ナトリウムにて乾燥し、ベンゼンを除去した。n−ヘキ
サンより2回再結晶し、2・2・5・7・8−ペンタメ
チル一6−オキシクロマン457、M.p.93.5〜
94.0℃を得た。2・2・5・7・8−ペンタメチル
一6−オキシクロマン22tをピリジン50m1に溶解
し、パルミトイルクロライド331を徐々に滴下した。
80℃に60分間加熱し、冷却後不溶物を沢去し沢液を
1N一塩酸300m1中にかきまぜながら注ぎ、白色の
固体を得た。
これをベンゼンに溶解し、水洗後、ベンゼン層を硫酸ナ
トリウムにて乾燥し、ベンゼンを除去した。n−ヘキサ
ンより2回再結晶し、2・2・5・7・8−ペンタメチ
ル一6パルミトイルオキシクロマン277m.p.67
.5〜68.0℃を得た。合成例 2 化合物13の合成 合成例1に記した方法と同様にして、2・3・6−トリ
メチルヒドロキノンの代りに2−t−ブチルヒドロキノ
ンを用い、イソプレンのかわりに、2・5−ジメチル−
2・4−ヘキサジエンを用いて7一t−ブチル−2・2
−ジメチル−4−イソプロピル−6−クロマノールM.
p.l46,O〜147.0゜Cを得た。
この化合物5.57と無水酢酸6.17とをベンゼン5
0m1に溶解した後、溶融して得た塩化亜鉛2.77を
加え、4時間還流させた。反応液を冷却し、10%炭酸
ナトリウム水溶液150m1中に注ぎ十分にかきまぜた
後、ベンゼン層を分離し、水洗した。硫酸ナトリウムに
て乾燥し、ベンゼンを除去した。n−ヘキサンより3回
再結晶し、7一t−ブチル−2・2−ジメチル4−イソ
プロピル−6−アセチルオキシクロマン4.47m.p
.79.5〜80.5℃を得た。合成例 3化合物1の
合成 合成例1で記した方法と同様にして、パルミトイルクロ
ライドの代りにクロル炭酸エチルを用いて合成した。
M.p.48〜50℃合成例 4 化合物23の合成 合成例1で記した方法と同様にして、パルミトイルクロ
ライドの代りに、サリチルクロライドを用いて合成した
M.p.l26.8〜127.5゜C0合成例 5化合
物28の合成 合成例1で記した方法と同様にしてパルミトイルクロラ
イドの代りにメタンスルホニルクロライドを用いて合成
した。
M.p.ll9〜121゜C合成例 6化合物12の合
成 合成例1で記した方法と同様にして、パルミトイルクロ
ライドの代りにベンジルクロライドを用いて合成した。
M.p.lO4〜106℃合成例 7 化合物3の合成 トリメチルフエノールと3・7・11・15テトラメチ
ル−1−ヘキサデセン一3−オールとの反応によつて得
られたα一トコフエロールにクロル炭酸エチルを低温下
反応させることによつて得た。
B.p.2OO′C/0.1TtmHg合成例 8化合
物16の合成 トリメチルフエノールと3・7ージメチル一2・6−オ
クタジエン−1−オールとの反応によつて得られた2・
5・7・8−テトラメチル−2(4′−メチル−3′−
ベンゼン)−6−クロマノールと無水酢酸とを還流させ
ることによつて得た。
M.p.l38〜9℃合成例 9 化合物36の合成 合成例1で記した方法と同様にして、パルミトイルクロ
ライドの代りに、フタル酸シクロラードを用いて合成し
た。
M.p.l86.8〜188.6℃合成例 10化合物
37の合成 合成例1で記した方法と同様にして、パルミトイルクロ
ライドの代りにテレフタル酸シクロラードを用いて合成
した。
M.p.278.O〜279.8℃以下に、前記合成例
にて例示した化合物についての元素分析値を示す。
以下に本発明のカラー写真材料が地肌着色が少なく、カ
ラー色像が堅ろう、且つ色再現性の優れている事を立証
する実施例を示す。
実施例 1 1−(2・4・6−トリクロルフエニル)−3−(2−
クロル−5−ミリストイルアミノ)アニリノ−2−(ピ
ラゾリン−5−オン2.5yと前述した6一置換クロマ
ン4×10−3モルをジブチルフタレート4m1と酢酸
エチル107711との混合液に60℃で加熱溶解して
得られる溶液を、ゼラチン3。
5yドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.25f
7を含む40℃の水溶液70m1に加え、ホモゲナイザ
一で激しくかきまぜ分散させて、カプラーと6一置換ク
ロマン誘導体の乳化分散液を調製した。
得られた分散液をゼラチン20rと塩臭化銀(臭化銀7
5モル%、塩化銀25モル%)8X10−2モルを含む
写真乳剤4007と混合し、更にこれに硬膜剤として1
・3・5−トリアクリロイル−ヘキサヒドロ−s−トリ
アジンの3%メタノール溶液10m1を加え、最終PH
を6.2に調整した後、ポリエステルフイルムベースに
塗布し、乾燥した。この感光材料を露光後、下記組成の
現像液で25℃にて6分間現像した。く 水酸化ナトリウム 1.65V 次いで下記組成のエチレンジアミンテトラアセート一(
EDTA)一鉄塩漂白定着液で25℃ご4分間漂白定着
した。
次に8分間水洗後25℃にて3分間安定浴に浸漬して乾
燥した。
得られたマゼンタ色像の分光吸収曲線を分光光度計(島
津製作所製U2OO)にて測定し、第1表の結果を得た
比較のために6一置換クロマン誘導体の代りに下記の6
−クロマノール誘導体を添加したもの及びカプラー以外
何も加えない感光材料を作製し同様に処理した。比較化
合物1 比較化合物2 第1表より明らかなように6一置換クロマン誘導体を添
加する事によつて発色現像によつて得られた色素画像の
極大吸収波長を短波長に移動させていて、比較に用いた
6−クロマトール誘導体と対照的であり理想的な極大吸
収波長535nmに近くなつている。
実施例 2 1−(2・4・6−トリクロルフエニル)−3{2−〔
α−(2・4−ジーターシヤリーペンチルフエノキシ)
ブチルアミド〕−3−ブチルオキシベンゾイルアミド}
−2−ピラゾリン−5−オンを用いて実施例1と同様に
して感光材料を作製し、実施例1と同様に発色現像一漂
白定着一水洗一安定処理を行い得られた感光材料の分光
吸収分布を測定し、第2表に示す結果を得た。
第2表より明らかに比較化合物の6−クロマノール誘導
体とは対照的に本発明化合物の6一置換クロマン誘導体
を添加する事によつて極大吸収波長が短波長にシフトし
てほぼ535nmに近くなつている。
実施例 3 実施例1と同様にして作製した感光材料を露光する事な
しに実施例1と同様に発色現像一漂白定着一水洗一安定
処理を行い、得られたサンプルを太陽光に1か月間曝露
した場合及び温度50゜C、相対湿度80%の条件下、
1か月間保存した場合の着色汚染を測定し、結果を第3
表に示した。
表の数値は曝露期間中、又は前記条件にて保存中に着色
した汚染濃度を透過濃度計TD−504(マグヘス社製
)を用いて、青色光に対する濃度として測定した。比較
として6一置換クロマン誘導体の代りに実施例1で用い
た比較化合物1及び2の外に、抗酸化剤として公知の比
較化合物3及び4を用いた。比較化合物3 比較化合物4 第3表から明らかなように本発明の6一置換クロマン誘
導体は公知の抗酸化剤と同等以上に太陽光や湿熱による
黄色着色を防止している。
この事は本発明の6一置換クロマン誘導体の優れた黄変
防止効果を立証している。実施例 4 実施例2と同様にして作製した感光材料を露光する事な
しに実施例1と同様に発色現像一漂白定着一水洗一安定
処理を行い得られたサンプルを太陽光に1か月間曝露し
た場合及び温度50℃、相対湿度80%の条件下1か月
保存した場合の着色汚染を測定し、結果を第4表に示し
た。
表の数値は第3表と同じ意味であり、比較に用いた化合
物は実施例3と同じものである。第4表から明らかなよ
うに、本発明の6一置換クロマン誘導体は公知の抗酸化
剤と同等以上に太陽光や湿熱による黄変着色を防止して
いる。
この事は本発明の6一置換クロマン誘導体の優れた黄変
防止効果を立証している。実施例 5 1−(2・4・6−トリクロルフエニル)−3(2−ク
ロル−5−ミリストイルアミノ)アニリノ−2−ピラゾ
リン−5−オンを用いて、実施例1と同様に作製した感
光材料を光学楔を通して露光後、実施例1と同様に発色
現像一漂白定着水洗一安定処理を行い、濃度を測定後、
太陽光に4週間曝露し、曝露前濃度が1.0であるサン
プルの曝露中の濃度低下を測定した。
結果を第5表に示す。比較には前述した公知の抗酸化剤
、比較化合物1−4を用いた。第5表より明らかなよう
に6一置換クロマン誘導体は比較に用いた公知抗酸化剤
と同等の褪色防止効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は色域面積の変化を示したグラフであり、縦軸は
マゼンタの色域面積の相対的大きさを横軸は吸収極大波
長を表わす。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2−ピラゾリン−5−オン誘導体を含有する緑感乳
    剤層中に下記構造式で示される化合物( I )及び(II
    )のうち少なくとも一方を含有することを特徴とするカ
    ラー写真材料。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I )▲数式、化
    学式、表等があります▼(II)(式中、Rはアルキル基
    、アルケニル基、アシル基、アルコキシカルボニル基及
    びR′−NHCO−基、R′−SO_2−基を表わす。 ここでR′はアルキル基、アリール基を示す。R_1は
    水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル
    基、アリールオキシ基、アルコキシ基、アルケノキシ基
    を表わす。 R_2、R_3は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基
    、アルケニル基、アルコキシ基を表わす。 R_4、R_5、R_6は水素原子、アルキル基、アル
    ケニル基、アリール基を表わす。更にR_5とR_6と
    は共同して任意に置換された5員環又は6員環を形成し
    てもよい。但し、化合物( I )においてR_5が炭素
    数16のアルキル基又は炭素数16のアルケニル基の場
    合、Rのアシル基のうち、アルキルカルボニル基、アリ
    ールカルボニル基を除く。▲数式、化学式、表等があり
    ます▼Aはアルキレン基、又は−C−B−C−基を表わ
    す。 ここでBはアルキレン基又はアリーレン基を表わす。R
    、R_1_〜_6、R′、A及びBで示されるこれらの
    基は更に置換基を有していてもよい。 )。
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