JPS5921000Y2 - シングルフエ−サ - Google Patents

シングルフエ−サ

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Publication number
JPS5921000Y2
JPS5921000Y2 JP12176380U JP12176380U JPS5921000Y2 JP S5921000 Y2 JPS5921000 Y2 JP S5921000Y2 JP 12176380 U JP12176380 U JP 12176380U JP 12176380 U JP12176380 U JP 12176380U JP S5921000 Y2 JPS5921000 Y2 JP S5921000Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
internal
single facer
pressure
mass
Prior art date
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Expired
Application number
JP12176380U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5744727U (ja
Inventor
裕幸 竹中
圭一 片山
宏晃 笹重
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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Priority to JP12176380U priority Critical patent/JPS5921000Y2/ja
Publication of JPS5744727U publication Critical patent/JPS5744727U/ja
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、段ボール製造機械、いわゆるコルゲータの1ユ
ニツトであるシングルフェーサの改良に関するものであ
る。
第1図ないし第2図に図示の従来のシングルフェーサに
おいては、外表面を歯形状に加工された上段ロールaと
下段ロールbおよび外表面を円滑な面に仕上げた圧力ロ
ールCがそれぞれ軸受dを介してフレームeに回転自在
に取付けられ、また各ロールa、b、Cの軸端部はロー
ルa、 l)、 cを回転させるため、図示されな
い駆動装置にそれぞれ連結されている。
また下段ロールbに隣接して糊付ロールfが配設され、
その糊付ロールfに接してドククロールgが配置され、
糊付ロールfの下部は網容器りに溜められた糊iに一部
浸漬されている。
第1図ないし第2図に図示の従来のシングルフェーサで
は、上段ロールa側に供給された基紙jは、上段ロール
aと下段ロールbとの噛合部に噛込まれて波形に成形さ
れ、成形された基紙j′は下段ロールbの回転に伴い移
送され、網容器り内の糊iは、ドクタロールgによって
糊膜の調整が行われた糊付ロールfで基紙j′の段頂部
に糊付けされ、一方圧力ロールC側に供給されたライナ
kに下段ロールbと圧力ロールCの加圧部で接着され、
片面段ボールシート1が連続的に製造されるようになっ
ている。
このような従来のシングルフェーサでは、上段ロールa
と下段ロールbの噛合いおよび下段ロールbと圧力ロー
ルCの保合部での衝撃(下段ロールbの段頂部が7ラツ
トな圧力ロールC表面を叩くこと)に起因して上段ロー
ルa、下段ロールbおよび圧力ロールCの3本の連成振
動が発生し、この振動系の固有値即ち危険速度において
は、各ロールa、 l)、 cが共振して激しく振
動する。
このような共振状態では、ロール間でロール同志が激し
く衝突するので、上段ロールaと下段ロール6間では基
紙割れ、下段ロールbと圧力ロールC間ではライナ割れ
あるいは貼合不良が発生し横紙となる。
機械の設計上、共振点における振動を抑制し、前記トラ
ブルを改善するロール諸元(ロール径、肉厚等)を決定
することは幾分可能であるが、従来の機械構造を踏襲す
る限り共振点をなくすることは不可能であり、強度の大
きい基紙、ライナを加工する場合に問題が改善されても
、強度の低いいわゆる薄紙を加工する場合には依然とし
て共振点での前記現象が発生する。
本案はこのような難点を克服したシングルフェーサの改
良に係り、上段ロール、下段ロールおよび圧力ロールを
有し、前記各ロールによって基紙の段成形とライナとの
貼合を行うシングルフェーサにおいて、前記上段ロール
、下段ロールおよび圧力ロールの一部あるいは全ロール
におけるロールセル部の内周面の内部に、該内周面のほ
ぼ全面にわたって配置されかつ径方向に移動操作されて
同内周面に接離される複数の内部マスを設けるとともに
、前記各内部マス間に該内部マスの移動機構を設け、か
つ前記移動機構の操作機構を回転のみ自在な連動機構を
介して連設した構成したことを特徴とするもので、その
目的とする処は、近年の省資源化の要請によって薄紙化
、粗悪紙化の進んだ紙を用いて欠陥のない片面段ボール
シートを確実に製造することができるシングルフェーサ
を供する点にある。
本案は前記したように上段ロール、下段ロールおよび圧
力ロールを有し、前記各ロールによって基紙の段成形と
ライナとの貼合を行うシングルフェーサにおいて、前記
上段ロール、下段ロールおよび圧力ロールの一部あるい
は全ロールにおけるロールセル部の内周面の内部に、該
内周面のほは゛全面にわたって配置されかつ径方向に移
動操作されて同内周面に接離される複数の内部マスを設
けるとともに、前記各内部マス間に該内部マスの移動機
構を設け、かつ前記移動機構の操作機構を回転のみ自在
な連動機構を介して連設した構成した・め、前記ロール
に前記内部マスを密着させた場合のロールが共振を起す
ライン速度の近くでシングルフェーサを運転する状態で
は、前記内部マスを前記ロールより離して共振現象を避
け、また前記内部マスを前記ロールより離した場合のロ
ールが共振を起すライン速度の近くでシングルフェーサ
を運転する状態では、前記内部マスを前記ロールに密着
させて共振現象を避けることができる。
このように本案によれば、ライン速度が、前記ロールの
固有振動を起すライン速度または前記内部マスを付加し
た時のロールの固有振動を起すライン速度に近い状態で
運転しても、ロールに共振現象が発生することを未然に
阻止することができ、どのように弱い紙でも基紙割れ、
ライナ割れ、貼合不良のない片面段ボールシートを確実
に製造することができる。
以下本案を第3図ないし第4図に図示の実施例について
説明すると、1は上段ロール、下段ロールあるいは圧力
ロールのロールセル部で゛、同ロールセル部1の軸端部
2は軸受3を介してフレーム4に回転自在に支持され、
同軸端部2は図示されない駆動歯車を介して駆動系に連
結されている。
また前記ロールセル部1の内周面に沿い周方向に亘って
等間隔に3個に分割された円弧断面の内部マス5が配設
され、同内部マス5の内周面両端に内面を円錐面の一部
とした外側楔材6が溶接等で一体に固着され、前記3個
の内部マス5は相互に中心方向に引寄せられるように内
部マス5相互間に引張ばね7が複数個張設されている。
さらに前記外側楔材6の内側円錐面に嵌合する円錐外面
を有する内側楔材8が両者嵌合状態で配置されている。
さらにまた内側楔材8の一端は軸9に一体に連結されて
おり、同軸9はスラスト軸受10を介して別の軸11に
連結され、同軸11はフレーム4に固定された加圧装置
12に連結されている。
しかして前記加圧装置12は前記内側楔材8の軸方向移
動を行う油圧シリンダで構成されている。
即ち、ロールセル部1の内周面の内部に、該内周面のほ
ぼ全面にわたって内部マス5. 5. 5が配置され、
かつ該内部マスは径方向に移動操作されて前記ロールセ
ル部1の内周面に接離される構成になっているとともに
、前記外側楔材6、内側楔材8、引張ばね7等が前記各
内部マス5間に設けられた該内部マスの移動機構になっ
ており、また、前記加圧装置12が前記移動機構の操作
機構に構成されて、該操作機構は、前記スラスト軸受1
0の介装によって回転のみ自在になっている軸9゜11
等よりなる連動機構によって前記移動機構の内側楔材8
に連設された構成になっている。
また図示されていないが、加熱用蒸気をロール内部に通
気する場合は、外側楔部材6に軸方向通気孔を設けてお
けば実現可能である。
一般にシングルフェーサのロール(例えば圧力ロール)
の質量が変化すると、振動系が変化し、異なった固有値
を持っている。
第5図には、一例として、公称面長2000 mmのシ
ングルフェーサで、上段ロールφ300×40t、下段
ロールφ300X60 t、圧力ロールφ300として
圧力ロールの質量を変化させた場合に、共振速度がどの
ように変化するかを試験して得られたデータが示されて
いる。
1自由度の振動系の場合、固有値fは、 ”l −一 − 2π に;ばね定数、m;質量、f;周波数 となることが知られており、シングルフェーサのように
多自由度の振動系の場合にも、klmを1自由度系と等
価的に考えた量に置き換えて解析することができる。
上式から明らかなように、kが一定の場合、mが大きく
なると、fは下がる傾向にある。
このことは、第5図にも図示されており、圧力ロールの
質量の増加に伴って共振速度は減少する。
しかしながら、ロールの諸元、例えば直径、面長によっ
ては、mの増加率に比べてkがそれ以上の割合で大きく
なるとfは上昇し、逆の傾向を示すことがあり、第5図
の傾向は普遍的なものではない。
またこ・で言う共振速度は最も問題の発生し易い振動モ
ード(上段ロール、下段ロール、圧力ロールの3本ロー
ルが相互に逆相で振れるモード)を意味しており、通常
の運転速度領域0〜300111/minでは約3つの
共振点が存在することが確認されている。
しかして第3図ないし第4図に図示の実施例は前記した
ように構成されているので、まず第3図に図示されるよ
うに、ロールセル部1より内部マス5が離れている状態
において、加圧装置12を操作し、加圧装置12に連結
された軸11をロールから離れる方向に移動させると、
軸9および内側楔材8も同一方向に移動し、両楔材6,
8の接触する楔面で滑りが生じ、外側楔材6をロールの
軸心から離れる方向に移動させ、遂には内部マス5がロ
ールセル1に接触し加圧する状態になる。
ロールセル部1が回転している状態で、前記操作を行な
うと、ロールセル部1と内部マス5の間に滑りが生じな
い接触面圧になった状態で回転を始め、スラスト軸受1
0の部分を基準に軸9、内側楔材8、外側楔材6、内部
マス5およびロールセル部1が一体となって回転する。
なおこの時、軸11および加圧装置12は非回転である
またロールセル部1と内部マス5とを離す場合は、加圧
装置12を操作して、軸11をロールに近づける方向に
移動させればよい。
この時、内部マス5はばね7の弾性復元力によりロール
軸心方向に移動し、ロールセル部1から切り離される。
そして前記したように上段ロールφ300 X 40t
、下段ロールφ300X60 を共通とし、圧力ロール
φ300で、内部マス5をロールセル部1に圧接した質
量が大きい場合と、内部マス5をロールセル部1より離
した質量が小さい場合の各振動状態はそれぞれ第6図の
曲線A、 Bで示される。
そこで、前記第3図ないし第4図に図示の実施例では、
ライン速度120 m/minを通過するかまたは同速
度で運転する場合には、内部マス5をロールセル部1よ
り離した振動系Bに保ち、さらに速度を上昇させて14
0 m/min以上で運転する場合には、内部マス5を
ロールセル部1に接触させた振動系Aに切換えれば、両
共振点を避け、実線Cで示されるような振動状態を遠戚
することができる。
また前記実施例では、共振点を避けることができる以外
に、ロールセル部1と内部マス5の接触面に摩擦抵抗が
作用し、ロールセル部1に内部マス5を接触させた状態
においては、副次的に減衰効果を期待することができ、
制振機構としても有効である。
さらに前記したように共振点を避けて減衰作用によりロ
ールを清書に運転できるため、従来、共振点で問題とな
っていたライナ割れ、貼合不良、基紙割れ等を回避でき
、近年のシートの薄紙化等に充分に対処でき、機械の品
質を大巾に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のシングルフェーサの側面図、第2図はそ
の一部縦断正面図、第3図は本案に係るシングルフェー
サの要部縦断正面図、第4図は第3図のI■−I■線に
沿って裁断した横断側面図、第5図は圧力ロールの質量
と共振速度との関係とを図示した特性図、第6図は前記
実施例におけるライン速度と圧力ロール軸受部振動加速
度との関係を図示した特性図である。 1・・・・・・ロールセル部、2・・・・・・軸端部、
3・・・・・・軸受、4・・・・・・フレーム、5・・
・・・・内部マス、6・・・・・・外側楔材、7・・・
・・・引張ばね、8・・・・・・内側楔材、9・・・・
・・軸、10・・・・・・軸受、11・・・・・・軸、
12・・・・・・加圧装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上段ロール、下段ロールおよび圧力ロールを有し、前記
    各ロールによって基紙の段成形とライナとの貼合を行う
    シングルフェーサにおいて、前記上段ロール、下段ロー
    ルおよび圧力ロールの一部あるいは全ロールにおけるロ
    ールセル部の内周面の内部に、該内周面のほぼ全面にわ
    たって配置されかつ径方向に移動操作されて同内周面に
    接離される複数の内部マスを設けるとともに、前記各内
    部マス間に該内部マスの移動機構を設け、かつ前記移動
    機構の操作機構を回転のみ自在な連動機構を介して連設
    したことを特徴とするシングルフェーサ。
JP12176380U 1980-08-29 1980-08-29 シングルフエ−サ Expired JPS5921000Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12176380U JPS5921000Y2 (ja) 1980-08-29 1980-08-29 シングルフエ−サ

Applications Claiming Priority (1)

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JP12176380U JPS5921000Y2 (ja) 1980-08-29 1980-08-29 シングルフエ−サ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5744727U JPS5744727U (ja) 1982-03-11
JPS5921000Y2 true JPS5921000Y2 (ja) 1984-06-19

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ID=29482409

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JP12176380U Expired JPS5921000Y2 (ja) 1980-08-29 1980-08-29 シングルフエ−サ

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