JPS592095B2 - リ−ル装置 - Google Patents

リ−ル装置

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JPS592095B2
JPS592095B2 JP52055643A JP5564377A JPS592095B2 JP S592095 B2 JPS592095 B2 JP S592095B2 JP 52055643 A JP52055643 A JP 52055643A JP 5564377 A JP5564377 A JP 5564377A JP S592095 B2 JPS592095 B2 JP S592095B2
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JP
Japan
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reel
tape
outer ring
cassette
inner ring
Prior art date
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Expired
Application number
JP52055643A
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English (en)
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JPS53141002A (en
Inventor
裕造 山野
光 大関
三郎 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP52055643A priority Critical patent/JPS592095B2/ja
Publication of JPS53141002A publication Critical patent/JPS53141002A/ja
Publication of JPS592095B2 publication Critical patent/JPS592095B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はリール装置に係り、特にテープレコーダおよび
テープカセットの検査を行うために用いて好適なリール
装置に関する。
カセット式テープレコーダは製造された後に、所定の機
能を有するか否かの検査が行なわれるようになつている
この検査には、キヤプスタンとピンチローラとが所定の
負荷トルクを有するリールからテープを引出すことがで
きるか否かの検査、すなわちテープの走行性能の検査も
含まれている。このテープ走行性能の検査は、従来はテ
ープカセットをテープレコーダに装着して、テープが正
しく走行するか否かによつて判断されていた。しかしテ
ープカセット内のリールは必ずしも一定の負荷トルクを
有するものではなく、非常に大きな値の負荷トルクを有
するカセットをテープレコーダに装着した場合には、テ
ープは走行することができなくなる。このようなときに
は、本来はテープカセットが不良であるのにかかわらず
、テープレコーダの走行性能に欠陥があるものとして扱
われてしまうという矛盾があつた。またテープレコーダ
にテープカセットを装着して所定のモードにしても、テ
ープが止しく走行しないような場合に、これがテープレ
コーダ泊身の不良によるものか、あるいはテープカセッ
トの不良によるものかの判断が簡単にはできず、このた
めに修理が適切に行なわれないという問題点があつた。
本発明はこのような問題点を克服することを目的とする
ものであつて、回転可能に支持されその外周部にテープ
が巻回されるようになつているリール、例えば外輪18
と、このリールに対して負荷トルクを付与するためのり
ミッタ機構、例えば棒ばね19と、このりミッタ機構に
よつて前記リールに加えられる負荷トルクを調整する調
整手段、例えば調整ねじ20とを具備し、前記リールか
らテープを引出すために要するトルクを変更し得るよう
に構成したことを特徴とするリール装置に係るものであ
る。
従つて本発明によればリールのトルクを所定の値に設定
しておくことができるので、テープレコーダ等のテープ
走行装置のテープ走行性能の検査を確実に行うことがで
き、また信頼できる結果を得ることができる。以下本発
明の一実施例を図面につき説明する。
なおこの実施例は本発明をカセット式テープレコーダの
テープ走行性能を検査するためカセット式リール装置に
適用したものである。第1図および第2図に示すように
このリール装置1は一対の合成樹脂から成るハーフ2,
3内に巻取りリール4とともに収納されている。
ハーフ2,3にはそれぞれ一対のリール軸挿通孔5が形
成されており、これらのリール軸挿通孔5の周縁部は内
側に突出してボス6を形成している。そしてこれらのボ
ス6によつて前記リール装置1および巻取りリール4は
力セツトハーフ2,3から成るカセツトケーシング7内
で回転可能に支持されている。このリール装置1の外周
部と巻取りリール4の外周部とには連続する一本の磁気
テープ8の両端がそれぞれ止着された状態でリール装置
1と巻取りリール4とに巻装されている。
そしてこの磁気テープ8は一対のテープガイド9によつ
て、カセツトケーシング7の前面に形成されている一対
のピンチローラ挿人孔10およびヘツド挿入孔11を横
切るようにして掛渡されている。なおりセツトケーシン
グ7の上面および下面であつて前記ピンチローラ挿人孔
10の近傍にはキヤプスタン挿通孔12が設けられてい
る。またヘツド挿入孔10の内側には支持板13を介し
て板ばね14に固着されているパツド15が配設されて
いる。次に前記リール装置1について第3図〜第5図に
つき述べると、このリール装置1は、内輪16と、この
内輪16の外周部に配されしかもリテーナに保持されて
いる複数のボール17によつてこの内輪に対して回転可
能になつている外輪18と、この外輪18に対して負荷
を与えるためのほ\゛四辺形状をなす棒ばね19と、こ
の棒ばね19を変形させるための一対の調整ねじ20,
21とから構成されている。内輪16のリール軸挿通孔
22の内周面にはリール軸と係合される複数の突起23
が形成されており、この挿通孔22に挿通されたテープ
レコーダのリール軸(図示せず)は突起23と係合され
るように構成されている。
またこの内輪16の外周面には断面がコ字状をなす溝2
4が形成されており、この溝24内に前記棒ばね19が
嵌装されている。さらにこの内輪16の外周面には断面
がほゾ半円形の小さな溝25が形成されており、この小
さな溝25に対向して外輪18にもその内周面に同じく
断面がほマ半円形の小さな溝26が形成され、これらの
溝25,26によつて前記ボール17が転動可能に配設
されている。また内輪16の上端面には一対のピン挿通
孔27が180の間隔で形成されており、これに対応し
て前記力セツトハーフ2にも小孔28が形成されている
従つてこれらの小孔27,28にピン(図示せず)を挿
通させると、内輪16はカセツトケーシング7に対して
固定されることになり、これによつて内輪16は回転で
きなくなる。調整ねじ20にはその下端にテーパ部29
が形成されており、このテーパ部29が前記棒ばね19
の3つのループ状部の内の中央のループ状部30に挿通
された状態で、この調整ねじ20は外輪18のねじ孔3
1に螺合されている。またこの調整ねじ20の上端には
ドライバの先端と係合する溝32が形成されており、さ
らに上端面には指針33が刻設されている。そしてこの
指針33に対応して調整ねじ20の外周部であつて外輪
18の上端面には、リング状をなす目盛板34が固着さ
れている。なおりセツトハーフ2にはドライバ挿通孔3
5が設けられており、カセツトケーシング7の外からこ
の調整ねじ20を回転させることができるようになつて
いる。また調整ねじ21は外輪18の前記ねじ孔31と
対称な位置に設けられているねじ孔36と螺合しており
、またこの調整ねじ21に形成されているテーパ部37
は前記棒ばね19の一対の交差する自由端38によつて
挟まれるようにして棒ばね19と接触している。
この調整ねじ21の下端面にはドライバの先端と係合す
る溝39が形成されている。なおこの調整ねじ21は主
調整ねじであつて、リール装置1をカセツトケーシング
7内に組込む前に調整しておくように構成されている。
次に以上の構成によるリール装置の使用態様を述べると
、まずカセツトケーシング7のドライバ挿通孔35から
ドライバを差込んで、ドライバの先端を調整ねじ20の
溝32と係合させてこの調整ねじ20を回転させて外輪
18に付与されるトルクを適当な値に調整する。棒ばね
19のループ状部分30はこの調整ねじ20のテープ部
29と接触しているために、ドライバによつて調整ねじ
20をねじ込んでゆくと、このループ状部分30は棒ば
ね19自身の弾性復元力によつて小さくなつて、この棒
ばね19による内輪16の溝24への押圧力は小さくな
る。従つて棒ばね19と内輪16の溝24との間の摩擦
力は小さくなる。逆に調整ねじ20を緩めると、テーパ
部29によつて棒ばね19のループ状部分30は押し拡
げられてそれ自身の弾性に拡して犬きくなる。従つて棒
ばね19による内輪16の溝24への押圧力は大きくな
り、棒ばね19と内輪16の溝24との間の摩擦力は大
きくなる。このようにして棒ばね19から成るリミツタ
機構によつて外輪18に加えられる負荷トルクを調整し
、例えばテープレコーダに要求されるテープ引出しトル
クの下限に一致させる。
この調整の際に、調整ねじ20に形成されている指針3
3が外輪18の目盛板34の所定値に一致するようにす
ればよいので、外輪18に加えられる負荷トルクの調整
は非常に簡単な操作で行なえる。また内輪16とカセツ
トケーシング7とは、ケーシング7に形成されている小
孔28と内輪16のピン挿通孔27とを挿通するピンに
よつて固定して相互に回転が行なわれないようにしてお
く。以上のように準備された力セツトを検査すべきテー
プレコーダに装着して繰出し側のリール軸を内輪16の
リール軸挿通孔22に挿通させ、また巻取り側のリール
軸を巻取りリール4のリール軸挿通孔と係合させる。
そしてこのテープレコーダを、例えば再生モードに切換
える。するとこの力セツト内の磁気テープ8はカセツト
ケーシング7のキヤプスタン挿通孔12を貫通するキヤ
プスタンとピンチローラ挿入孔10によつてカセツトケ
ーシング7内に人り込んだピンチローラとによつて圧着
挟持されて巻取りリール4側への引張り力を受けること
になる。このキヤプスタンとピンチローラとによつて磁
気テープ8が受ける引張り力が、外輪18に加えられて
いる負荷トルクよりも大きい場合には、リール装置1の
リミツタ機構がすべり、すなわち内輪16の溝24に対
して棒ばね19がスリツプして外輪18は磁気テープ8
の引張り力によつて回転する。
そしてこの外輪18から繰出された磁気テープ8は巻取
側のリール軸と係合するリール4によつて巻取られるこ
とになる。一方キヤプスタンとピンチローラとによつて
磁気テープ8が受ける引張り力が外輪18に加えられる
負荷トルクよりも小さい場合には、棒ばね19と内輪1
6の溝24との間の摩擦力によつて外輪18の回転は阻
フ止され、リール装置1のリミツタ機構はすべりを生じ
ない。
従つて磁気テープ8は外輪18から繰出されることはな
い。カセツトケーシング7は透明な合成樹脂によつてつ
くられているために、外輪18が回転しているか否かは
外部から容易に判定することができる。そして外輪18
が回転する場合には、このテープレコーダは所定のテー
プ引張り力を有し、また外輪18が回転しない場合には
、このテープレコーダは所定のテープ引張り力を有して
いないことになる。
このようにしてテープレコーダのテープ走行性能の判定
を容易に行なうことができる。なおこの検査に際して、
カセツトケーシング7内の磁気テープ8がすべて巻取り
側のリール4に巻取られてしまつた場合には、それ以上
検査を行なうことができなくなるので、ピン挿通孔27
,28に挿通されているピンを抜き去つて内輪16をカ
セツトケーシング7に対して回転可能にし、テープレコ
ーダを巻戻しモードにすることによつて磁気テープ8を
外輪18側に巻戻せばよい。以上本発明を実施例につき
述べたが、本発明は上記実施例によつて限定されるもの
ではなく、本発明の技術的思想に基いて各種変更が可能
である。例えば上記実施例は本発明を力セツト式テープ
レコーダのテープ走行性能検査装置に適用したものであ
るが、本発明はオープンリール型のテープレコーダのテ
ープ走行性能検査装置に適用することも可能である。ま
た上記実施例においては、外輪18に目盛板34を固定
して配するとともに調整ねじ20に指針33を刻設して
いるが、逆に調整ねじ20に目盛板34を固着し、指針
33を外輪18に刻設するようにしてもよい。
また上記実施例においては棒ばね19の一対の自由端3
8の交差角を調整ねじ21で行うようにしているが、自
由端38は外輪に固定し、棒ばね19の調整は調整ねじ
20のみによつて行うようにしてもよい。
以上に述べたように本発明は、リミツタ機構によつてリ
ールに加えられる負荷トルクを、調整手段によつて調整
するようにしたリール装置に係るものであるから、テー
プ走行装置のテープ走行性能を容易に検査することが可
能となり、テープ走行装置の製造や修理の際に適切な処
置をとることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を力セツト式テープレコーダのテープ走行
性能を検査するための力セツト式リール装置に適用した
ものであつて、第1図はこの装置の分解斜視図、第2図
は同平面図、第3図はこの力セツトケーシング内のリー
ル装置1の平面図、第4図は同低面図、第5図は第3図
におけるV〜V線断面図である。 なお図面において用いられている符号において、8は磁
気テープ、18は外輪、19は棒ばね、20は調整ねじ
、29はテーパ部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転可能に支持されその外周部にテープが巻回され
    るようになつているリールと、このリールに対して負荷
    トルクを付与するためのリミッタ機構と、このリミッタ
    機構によつて前記リールに加えられる負荷トルクを調整
    する調整手段とを具備し、前記リールからテープを引出
    すために要するトルクを変更し得るように構成したこと
    を特徴とするリール装置。
JP52055643A 1977-05-14 1977-05-14 リ−ル装置 Expired JPS592095B2 (ja)

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JP52055643A JPS592095B2 (ja) 1977-05-14 1977-05-14 リ−ル装置

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JP52055643A JPS592095B2 (ja) 1977-05-14 1977-05-14 リ−ル装置

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JPS53141002A JPS53141002A (en) 1978-12-08
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JP52055643A Expired JPS592095B2 (ja) 1977-05-14 1977-05-14 リ−ル装置

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JPS5611635A (en) * 1979-07-07 1981-02-05 Sony Corp Judging method of tape drive ability and its unit

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JPS53141002A (en) 1978-12-08

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