JPS59207943A - 耐摩耗性セラミツクス充填樹脂組成物 - Google Patents
耐摩耗性セラミツクス充填樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS59207943A JPS59207943A JP8388683A JP8388683A JPS59207943A JP S59207943 A JPS59207943 A JP S59207943A JP 8388683 A JP8388683 A JP 8388683A JP 8388683 A JP8388683 A JP 8388683A JP S59207943 A JPS59207943 A JP S59207943A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin composition
- ceramic powder
- ceramic
- wear
- lubricating oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
■）技術分野
本発明は、耐摩耗性が良好で優れた摺動特性を有すると
同時に成形品の寸法精度の高い樹脂組成物に関するもの
である。
同時に成形品の寸法精度の高い樹脂組成物に関するもの
である。
２）背 景
近年、ナイロン、ポリアセタール、ポリフェニレンサル
ファイド樹脂といったいわゆるエンジニアリングプラス
チノクスの出現により、従来金属が用いられていた軸受
、歯車といった機構部品への樹脂の用途拡大が進行して
いる、これら機構部品にとって、耐摩耗性、寸法精度は
重要な特性であるが、一般に樹脂は金属に比べて摩擦熱
が放散しにくいため耐摩耗性に劣り、寸法精度も悪い。
ファイド樹脂といったいわゆるエンジニアリングプラス
チノクスの出現により、従来金属が用いられていた軸受
、歯車といった機構部品への樹脂の用途拡大が進行して
いる、これら機構部品にとって、耐摩耗性、寸法精度は
重要な特性であるが、一般に樹脂は金属に比べて摩擦熱
が放散しにくいため耐摩耗性に劣り、寸法精度も悪い。
樹脂の寸法精度を改善するには、ガラスファイバーに代
表されるファイバー補強、あるいはガラスピーズのよう
な無機充填材を樹脂に添加する方法がよく知られており
効果は大きいが、何ら耐摩耗性の改善には寄与しておら
ずむしろ耐摩耗性は悪化することが多い。
表されるファイバー補強、あるいはガラスピーズのよう
な無機充填材を樹脂に添加する方法がよく知られており
効果は大きいが、何ら耐摩耗性の改善には寄与しておら
ずむしろ耐摩耗性は悪化することが多い。
一方、樹脂の耐摩性を改善する方法としては、ポリテト
ラフルオロエチレン、ＭｏＳ２．グラファイトのような
固体潤滑剤を添加するものあるいは液状潤滑油を樹脂に
均一に内包させるものが知られており、既に実用化され
ている。しかし、これらの方法でも未だ過酷な使用条件
に対して十分な耐密性を有しているとは言えず、又寸法
精度に関しては何ら改善は行なわれていない。
ラフルオロエチレン、ＭｏＳ２．グラファイトのような
固体潤滑剤を添加するものあるいは液状潤滑油を樹脂に
均一に内包させるものが知られており、既に実用化され
ている。しかし、これらの方法でも未だ過酷な使用条件
に対して十分な耐密性を有しているとは言えず、又寸法
精度に関しては何ら改善は行なわれていない。
３）発明の構成
本発明者らは、セラミックス粉末の高硬度性に着目し、
比較的柔らかい樹脂母材中にセラミックス粉末を多量に
充填することにより耐摩性を向上させ、しかも寸法精度
を高めることが出来るとの発想に基づいて種々検討した
結果本発明に到達したものである。
比較的柔らかい樹脂母材中にセラミックス粉末を多量に
充填することにより耐摩性を向上させ、しかも寸法精度
を高めることが出来るとの発想に基づいて種々検討した
結果本発明に到達したものである。
即ち、合成樹脂に対し平均粒径６ＣＭクロン以下のセラ
ミックス粉末を全組成物の容積に対し２０〜６０容積係
、セラミックス粉末の分散性全高め、組成物を溶融流動
性を高めるために潤滑剤を２〜１０容積係を添加するの
である。
ミックス粉末を全組成物の容積に対し２０〜６０容積係
、セラミックス粉末の分散性全高め、組成物を溶融流動
性を高めるために潤滑剤を２〜１０容積係を添加するの
である。
ここで用し）るセラミックス粉末としては、アルミナ、
酸化ジルコン、窒化アルミ、窒化珪素、炭化珪素等があ
り、その粉末の平均粒径は６０ミクロンより太きいと、
成形品の表面肌が悪化し、相手材を摩耗させる為、６０
ミクロン以下でなければならない。充填量が全組成物に
対して２０〜６゜容積係と規定されるのは、２０容積係
より少ない場合では寸法精度に高めるのに十分ではすく
、又６０容積％ｆこえると、組成物の溶融流動性が極度
に低下し、成形時に支障があるためである。
酸化ジルコン、窒化アルミ、窒化珪素、炭化珪素等があ
り、その粉末の平均粒径は６０ミクロンより太きいと、
成形品の表面肌が悪化し、相手材を摩耗させる為、６０
ミクロン以下でなければならない。充填量が全組成物に
対して２０〜６゜容積係と規定されるのは、２０容積係
より少ない場合では寸法精度に高めるのに十分ではすく
、又６０容積％ｆこえると、組成物の溶融流動性が極度
に低下し、成形時に支障があるためである。
本発明に使用する潤滑剤としては、飽和、不飽和脂肪酸
、金属石ケン、高級アルコール等の滑剤あるいは、動植
物油、鉱物油、合成エステル油等の潤滑油の１種あるい
は２種以上に適宜組み合わせて用いることが出来る。潤
滑剤の効果は、セラミックス粉末の分散性を高めかつ溶
融時の流動性を高めて成形性企向上させると同時に、組
成物自体の摩擦係数を低下させることにある。潤滑剤の
添加量が２容積係より少ない場合には、分散性、流動性
を高める効果はみられるが、摩擦係数低下の効果が十分
ではなく、又１０容積係より多くなると、組成物の強度
低下が大きくて実用に供し得ない。従って、潤滑剤の全
組成物に対する添加量は２〜１０容積係と規定される。
、金属石ケン、高級アルコール等の滑剤あるいは、動植
物油、鉱物油、合成エステル油等の潤滑油の１種あるい
は２種以上に適宜組み合わせて用いることが出来る。潤
滑剤の効果は、セラミックス粉末の分散性を高めかつ溶
融時の流動性を高めて成形性企向上させると同時に、組
成物自体の摩擦係数を低下させることにある。潤滑剤の
添加量が２容積係より少ない場合には、分散性、流動性
を高める効果はみられるが、摩擦係数低下の効果が十分
ではなく、又１０容積係より多くなると、組成物の強度
低下が大きくて実用に供し得ない。従って、潤滑剤の全
組成物に対する添加量は２〜１０容積係と規定される。
本発明に使用する合成樹脂としては、熱可塑性、熱硬化
性樹脂のいずれの樹脂でもよく、特に規定はｌい。しか
し望ましくはエンジニアリングプラスチソクスとして使
用実績のあるポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボ
ネイト、ポリブチレンチレフクレー１・、ポリフェニレ
ンエーテル、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレ
ンサルファイド、ポリアミドイミド、芳香族ポリエステ
ル、ポリエーテルサルホン、ポリイミド等が挙げられる
。又これら樹脂の原料形状としては、セラミック粉末と
の混合が容易なことから粉末状のものが望ましい。
性樹脂のいずれの樹脂でもよく、特に規定はｌい。しか
し望ましくはエンジニアリングプラスチソクスとして使
用実績のあるポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボ
ネイト、ポリブチレンチレフクレー１・、ポリフェニレ
ンエーテル、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレ
ンサルファイド、ポリアミドイミド、芳香族ポリエステ
ル、ポリエーテルサルホン、ポリイミド等が挙げられる
。又これら樹脂の原料形状としては、セラミック粉末と
の混合が容易なことから粉末状のものが望ましい。
実施例
粉末状のナイロン６６樹脂１００重量部に対し平均粒径
２０ミクロンの窒化珪素粉末を３００重量部、鉱物系潤
滑油ｆｃ１０重量部添加し、モートンタイプの混合機で
混合した後、押出機で溶融混練りに行ない、粉砕してベ
レッｌ−全得た。このものを射出成形・機にて所定の形
状に成形しな。組成物中の容積比率は、各原料の比重が
ナイロン６６＝ １．１、窒化珪素＝３．２、鉱物系潤
滑油＝ ０．９ テあることから窒化珪素が４．７．９
容積係、鉱物系潤滑油が５．７容積係となる。このもの
の性能を第１表に示す。
２０ミクロンの窒化珪素粉末を３００重量部、鉱物系潤
滑油ｆｃ１０重量部添加し、モートンタイプの混合機で
混合した後、押出機で溶融混練りに行ない、粉砕してベ
レッｌ−全得た。このものを射出成形・機にて所定の形
状に成形しな。組成物中の容積比率は、各原料の比重が
ナイロン６６＝ １．１、窒化珪素＝３．２、鉱物系潤
滑油＝ ０．９ テあることから窒化珪素が４．７．９
容積係、鉱物系潤滑油が５．７容積係となる。このもの
の性能を第１表に示す。
第 １ 表
（注１） スラスト摩擦試験条件
摺動時間 ： ３０分
、４）効 果
第１表に比較の為にナチュラルのナイロン６６と３０係
ガラスフアイバ一強化ナイロン６６の物性を示したが、
本発明実施例の耐摩耗性、摩擦係数は、これら比較量よ
りもはるかに優れており、良好な摩擦特性を有している
。又、本発明実施例の成形収縮率はナチーラルナイロン
６６と比較シて２分の１以下と小さく、寸法精度に優れ
ている。
ガラスフアイバ一強化ナイロン６６の物性を示したが、
本発明実施例の耐摩耗性、摩擦係数は、これら比較量よ
りもはるかに優れており、良好な摩擦特性を有している
。又、本発明実施例の成形収縮率はナチーラルナイロン
６６と比較シて２分の１以下と小さく、寸法精度に優れ
ている。
３０係ガラスフアイバ一強化ナイロン６６の収縮率と比
較すると、成形時の流れ方向については、ガラスファイ
バー強化ナイロン６Ｇの方が小さいが、流れと直角方向
については、本発明実施例の方が小さく、収縮の方向性
が無い点で本発明実施例の方が優れている。
較すると、成形時の流れ方向については、ガラスファイ
バー強化ナイロン６Ｇの方が小さいが、流れと直角方向
については、本発明実施例の方が小さく、収縮の方向性
が無い点で本発明実施例の方が優れている。
このように本発明によれば、樹脂の成形収縮率を小さく
して寸法精度を高めると同時に耐摩耗性を向上させ摩擦
係数に低下させることが出来、従来の樹脂では使用出来
なかった用途への実用化が可能となる。
して寸法精度を高めると同時に耐摩耗性を向上させ摩擦
係数に低下させることが出来、従来の樹脂では使用出来
なかった用途への実用化が可能となる。
３４５−
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 一１）合成樹脂組成物中に平均粒径６０ミクロン以下の
セラミックス粉末を２０〜６０容稍係、潤滑剤を２〜ｌ
Ｏ容積係含有することを特徴とする耐摩耗性セラミック
ス充填樹脂組成物 ＝２）第１項記載の組成物において、平均粒径６０ミク
ロン以下のセラミックス粉末として、アルミナ、酸化ジ
ルコン、窒化アルミ、窒化珪素、炭化珪素の１種あるい
は２種以上の組み合わせを用いたことを特徴とする特許
請求の範囲第１項記載の耐摩耗性セラミックス充填樹脂
組成物
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8388683A JPS59207943A (ja) | 1983-05-12 | 1983-05-12 | 耐摩耗性セラミツクス充填樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8388683A JPS59207943A (ja) | 1983-05-12 | 1983-05-12 | 耐摩耗性セラミツクス充填樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59207943A true JPS59207943A (ja) | 1984-11-26 |
Family
ID=13815135
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8388683A Pending JPS59207943A (ja) | 1983-05-12 | 1983-05-12 | 耐摩耗性セラミツクス充填樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59207943A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6454065A (en) * | 1987-08-25 | 1989-03-01 | Ube Industries | Molded article of polyimide powder |
| JPS6454063A (en) * | 1987-05-06 | 1989-03-01 | Mitsui Toatsu Chemicals | Thermosetting resin composition |
| JPH01170641A (ja) * | 1987-12-25 | 1989-07-05 | Polyplastics Co | ポリアセタール樹脂組成物 |
| EP0528909A1 (en) * | 1990-05-16 | 1993-03-03 | JACOBS, Norman, Laurie | Lubricant composition |
| CN114736485A (zh) * | 2022-04-14 | 2022-07-12 | 咸阳师范学院 | 一种树脂基陶瓷摩擦材料及其制备方法和应用 |
-
1983
- 1983-05-12 JP JP8388683A patent/JPS59207943A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6454063A (en) * | 1987-05-06 | 1989-03-01 | Mitsui Toatsu Chemicals | Thermosetting resin composition |
| JPS6454065A (en) * | 1987-08-25 | 1989-03-01 | Ube Industries | Molded article of polyimide powder |
| JPH01170641A (ja) * | 1987-12-25 | 1989-07-05 | Polyplastics Co | ポリアセタール樹脂組成物 |
| EP0528909A1 (en) * | 1990-05-16 | 1993-03-03 | JACOBS, Norman, Laurie | Lubricant composition |
| CN114736485A (zh) * | 2022-04-14 | 2022-07-12 | 咸阳师范学院 | 一种树脂基陶瓷摩擦材料及其制备方法和应用 |
| CN114736485B (zh) * | 2022-04-14 | 2023-09-19 | 咸阳师范学院 | 一种树脂基陶瓷摩擦材料及其制备方法和应用 |
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