JPS59179663A - 含油合成樹脂組成物 - Google Patents
含油合成樹脂組成物Info
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- JPS59179663A JPS59179663A JP5547183A JP5547183A JPS59179663A JP S59179663 A JPS59179663 A JP S59179663A JP 5547183 A JP5547183 A JP 5547183A JP 5547183 A JP5547183 A JP 5547183A JP S59179663 A JPS59179663 A JP S59179663A
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- Japan
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- weight
- parts
- oil
- mica
- synthetic resin
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- Pending
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- Impact Printers (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Lubricants (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は含油合成樹脂組成物に関するものである。
一般に摺動材3例えば、ドツト式プリンタのワイヤガイ
ドや軸受のようにワイヤ、軸等が摺動する摺動面をもつ
部材は、苛酷な条件下で使用されるごとが多いため、そ
の耐久性が問題となる。例えば、上記ワイヤガイドの場
合、近年のプリンタの高速化に伴い、ワイヤは0.5〜
1.5鰭程度のストロークで毎秒500〜1000回程
度の往復運動を行なうが、数十位置の往復運動における
摩耗変位量は0.1+n程度以下となることか要求され
る。
ドや軸受のようにワイヤ、軸等が摺動する摺動面をもつ
部材は、苛酷な条件下で使用されるごとが多いため、そ
の耐久性が問題となる。例えば、上記ワイヤガイドの場
合、近年のプリンタの高速化に伴い、ワイヤは0.5〜
1.5鰭程度のストロークで毎秒500〜1000回程
度の往復運動を行なうが、数十位置の往復運動における
摩耗変位量は0.1+n程度以下となることか要求され
る。
これに対し、従来より、上記ワイヤガイドの素材として
種々の合成樹脂組成物が検討され2次のような材料が実
用化されている。
種々の合成樹脂組成物が検討され2次のような材料が実
用化されている。
(1)ガラス繊維強化芳香族ポリアミド樹脂(2)
ガラス繊維強化ポリフェニレンサルファイド樹脂 (3)ポリイミド樹脂 (4) ポリアミドイミド樹脂 上記(1)および(2)については、材料自体に自己潤
滑性がないためワイヤに潤滑油を供給しながら使用され
るが、給油してもワイヤが高速で往復運動しているため
油膜形成が困難であり、フレッティングコロ−ジョン(
擦過腐食)を生じ易く、耐摩耗性が低いという問題があ
る。一方、上記(3)およヒ(4)については、超耐熱
・高強度エンジニアリングプラスチックとして注目され
ている素材であるが、高価であるとともに成形加工性に
も難点があり、さ“らに、摩耗粉が周囲に飛散するため
、単に摩耗変位量についての問題だけでなく、摩耗粉に
より周辺部材等の汚損という問題が生じてくる。
ガラス繊維強化ポリフェニレンサルファイド樹脂 (3)ポリイミド樹脂 (4) ポリアミドイミド樹脂 上記(1)および(2)については、材料自体に自己潤
滑性がないためワイヤに潤滑油を供給しながら使用され
るが、給油してもワイヤが高速で往復運動しているため
油膜形成が困難であり、フレッティングコロ−ジョン(
擦過腐食)を生じ易く、耐摩耗性が低いという問題があ
る。一方、上記(3)およヒ(4)については、超耐熱
・高強度エンジニアリングプラスチックとして注目され
ている素材であるが、高価であるとともに成形加工性に
も難点があり、さ“らに、摩耗粉が周囲に飛散するため
、単に摩耗変位量についての問題だけでなく、摩耗粉に
より周辺部材等の汚損という問題が生じてくる。
本発明は、かかる点に鑑み3合成樹脂に対して潤滑油、
ポリノルボーネンエラストマー、固体潤滑剤、金属粉末
および雲母をそれぞれ適量配合して、摩擦、摩耗特性の
向上2機械的強度の向上並びに成形加工性の向上を図っ
た含油合成樹脂組成物を提供するものである。
ポリノルボーネンエラストマー、固体潤滑剤、金属粉末
および雲母をそれぞれ適量配合して、摩擦、摩耗特性の
向上2機械的強度の向上並びに成形加工性の向上を図っ
た含油合成樹脂組成物を提供するものである。
すなわち2本発明にかかる含油合成樹脂組成物は1合成
樹脂100重量部に対して、潤滑油を5〜30重量部、
この/rll滑油の担体としてのポリノルボーネンエラ
ストマーを1.2〜15重量部。
樹脂100重量部に対して、潤滑油を5〜30重量部、
この/rll滑油の担体としてのポリノルボーネンエラ
ストマーを1.2〜15重量部。
さらに、雲母を5〜30重量部、固体潤滑剤を5〜30
重量部、金属粉末を10〜100重量部配合してなるも
ので、雲母と固体a滑剤との合計量が50重量部を越え
ない範囲内に設定され、がっ。
重量部、金属粉末を10〜100重量部配合してなるも
ので、雲母と固体a滑剤との合計量が50重量部を越え
ない範囲内に設定され、がっ。
雲母と固体Ira滑剤と金属粉末との合計量が110重
量部を越えない範囲内に設定されていることを特徴とす
るものである。
量部を越えない範囲内に設定されていることを特徴とす
るものである。
上記合成樹脂は含油合成樹脂組成物の基礎材料となるも
ので、ボリアリレート、ポリアセタール。
ので、ボリアリレート、ポリアセタール。
ポリアミド、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリスルフォン、ポリカーボネー
トなど自己潤滑性を有し耐摩耗性に(憂れたものが使用
される。
レン、ポリエチレン、ポリスルフォン、ポリカーボネー
トなど自己潤滑性を有し耐摩耗性に(憂れたものが使用
される。
潤滑油としては、スピンドル油、タービン油。
マシン油、ダイナモ油等の芳香族系潤滑油、ナフテン系
m滑油、パラフィン系潤滑油又は炭化水素。
m滑油、パラフィン系潤滑油又は炭化水素。
エステル、ポリグリコール、シリコーン等の合成油など
、一般に使用されている潤滑油が使用される。この潤滑
油は合成樹脂1.00重量部に対して5〜30重量部配
合されるが、5重量部未満では充分な潤滑性を発揮せし
めることができず、また。
、一般に使用されている潤滑油が使用される。この潤滑
油は合成樹脂1.00重量部に対して5〜30重量部配
合されるが、5重量部未満では充分な潤滑性を発揮せし
めることができず、また。
30重量部を越えると合成樹脂の機械的強度を著しく低
下させる不具合がある。
下させる不具合がある。
ポリノルボーネンエラストマーは、極めてポーラスな構
造であるため潤滑油を多量に吸収させることができ、/
I2I滑油の担体として作用する。ポリノルボーネンエ
ラストマーは合成樹脂100重量部に対して1.2〜1
5重量部配合されるが、1.2重量部未満(潤滑油量に
対する割合でいえば24重量%未満)では潤滑油のブリ
ードを生じ、成形加工性に悪影響を及ぼす不具合があり
、また、15重量部を越えると(潤滑油量に対する割合
が50重量%を越えると)、摩擦特性および摩耗特性に
悪影響がでるとともに、成形品の外観にも悪影響を及ば
ず不具合がある。
造であるため潤滑油を多量に吸収させることができ、/
I2I滑油の担体として作用する。ポリノルボーネンエ
ラストマーは合成樹脂100重量部に対して1.2〜1
5重量部配合されるが、1.2重量部未満(潤滑油量に
対する割合でいえば24重量%未満)では潤滑油のブリ
ードを生じ、成形加工性に悪影響を及ぼす不具合があり
、また、15重量部を越えると(潤滑油量に対する割合
が50重量%を越えると)、摩擦特性および摩耗特性に
悪影響がでるとともに、成形品の外観にも悪影響を及ば
ず不具合がある。
雲母は補強剤として作用するもので1合成樹脂100重
量部に対して5〜30重量部配合されるが、5重量部未
満では充分な補強効果が得られず。
量部に対して5〜30重量部配合されるが、5重量部未
満では充分な補強効果が得られず。
また、30重量部を越えると摩擦特性および摩耗特性に
悪影響がでる不具合がある。この雲母は補強という点で
みればアスベク1〜比が10以上のものが好ましい。ま
た、雲母の大きさは100メソシュ程度、つまり45〜
46μ程度が好ましく。
悪影響がでる不具合がある。この雲母は補強という点で
みればアスベク1〜比が10以上のものが好ましい。ま
た、雲母の大きさは100メソシュ程度、つまり45〜
46μ程度が好ましく。
これより大きくなると混練がHL<なり、逆に小さずぎ
ると充分な強度が得られなくなる。
ると充分な強度が得られなくなる。
固体/Ia滑剤は、潤滑油と相俟って潤滑性を高める作
用を呈するものであって、固体潤滑剤としてはグラファ
イト、二硫化モリブデン2四フフ化エチレン樹脂などが
使用される。この固体潤滑剤は合成樹脂100重量部に
対して5〜30重量部配合されるが、5重量部未満では
潤滑性の向上が充分に図れず、また、30重量部を越え
ても潤滑性の向上はあまり期待できないうえ、成形品が
もろくなり、成形°加工も難しくなる不具合がある。な
お、グラファイトとしては、天然黒鉛(V4片状。
用を呈するものであって、固体潤滑剤としてはグラファ
イト、二硫化モリブデン2四フフ化エチレン樹脂などが
使用される。この固体潤滑剤は合成樹脂100重量部に
対して5〜30重量部配合されるが、5重量部未満では
潤滑性の向上が充分に図れず、また、30重量部を越え
ても潤滑性の向上はあまり期待できないうえ、成形品が
もろくなり、成形°加工も難しくなる不具合がある。な
お、グラファイトとしては、天然黒鉛(V4片状。
輪状、玉状)5人造黒鉛が用いられ、また、固体′/V
J滑剤は分散性および潤滑性向上のため、その粒径が可
及的に微粒子化される。
J滑剤は分散性および潤滑性向上のため、その粒径が可
及的に微粒子化される。
金属粉末は熱伝導率の向上、熱膨張係数の低下を図り2
寸法安定性を良くするとともに高負荷での使用を可能と
し、さらに、成形時における成形品の冷却を早めて成形
サイクルを短くすることなどを目的として添加するもの
である。この金属粉末としては、銅、鉛、錫などの金属
粉、銅合金。
寸法安定性を良くするとともに高負荷での使用を可能と
し、さらに、成形時における成形品の冷却を早めて成形
サイクルを短くすることなどを目的として添加するもの
である。この金属粉末としては、銅、鉛、錫などの金属
粉、銅合金。
鉛合金、錫合金などの粉末2例えば、銅鉛合金粉(噴霧
ケルメツト粉)、青銅粉4「どが使用される。
ケルメツト粉)、青銅粉4「どが使用される。
金属粉末は1合成樹脂100重量部に対して10〜10
0重量部配合されるが、10重量部未満でば充分な効果
が得られず、また、100重量部を越えると、効果の向
上はそれほど期待できないうえ、成形品がもろくなり、
成形加工も難しくなる不具合がある。
0重量部配合されるが、10重量部未満でば充分な効果
が得られず、また、100重量部を越えると、効果の向
上はそれほど期待できないうえ、成形品がもろくなり、
成形加工も難しくなる不具合がある。
雲母と固体潤滑剤とは2両者を合わせた配合量が合成樹
脂100重量部に対して50重量部以下に設定されるが
、50重量部を越えると、雲母と固体潤滑剤の各々がそ
の上限値である30重量部以下の配合量にあっても成形
品がもろくなるとともに、成形加工も難しくなる不具合
がある。
脂100重量部に対して50重量部以下に設定されるが
、50重量部を越えると、雲母と固体潤滑剤の各々がそ
の上限値である30重量部以下の配合量にあっても成形
品がもろくなるとともに、成形加工も難しくなる不具合
がある。
また、雲母、固体ifl滑剤および金属粉末の合計量は
合成樹脂100重卸邪に対して110重量部以下に設定
されるが、この場合も110重量部を越えると、雲母、
固体潤滑剤、金属粉末の各々がその上限値を越えな(で
も成形品がもろくなるとともに、成形加工が難しくなる
不具合がある。
合成樹脂100重卸邪に対して110重量部以下に設定
されるが、この場合も110重量部を越えると、雲母、
固体潤滑剤、金属粉末の各々がその上限値を越えな(で
も成形品がもろくなるとともに、成形加工が難しくなる
不具合がある。
次に1本発明にがかる含油合成樹脂組成物を適用した摺
動材の一例を第1図に基づいて説明する。
動材の一例を第1図に基づいて説明する。
本例はドツト式プリンタ1に関するものである。
このプリンタ1において、2はプラテン、3はプラテン
2に巻き掛りだ印刷媒体、4は印字ワイヤであり、印字
ワイヤ4は印字ワイヤガイド5,5に摺動自在に支持さ
れ、駆動手段6によりプラテン2へ向けて往復摺動し、
インクリボン7を介して印刷媒体3に印字を行なうよう
になされている。
2に巻き掛りだ印刷媒体、4は印字ワイヤであり、印字
ワイヤ4は印字ワイヤガイド5,5に摺動自在に支持さ
れ、駆動手段6によりプラテン2へ向けて往復摺動し、
インクリボン7を介して印刷媒体3に印字を行なうよう
になされている。
駆動手段6において、8はL字状の揺動レバーであって
、中央の屈曲部に枢支部9を有し、一端が端板10を介
して印字ワイヤ4に連結されている。この揺動レバー8
は戻しバネ11で印字ワイヤ4を戻す方向に付勢されて
おり、電磁石12の励磁により、戻しハネ11の付勢力
に抗して印字ワイヤ4を押す方向に揺動するようになさ
れている。なお、13は拡圧バネ、14はストッパであ
る。
、中央の屈曲部に枢支部9を有し、一端が端板10を介
して印字ワイヤ4に連結されている。この揺動レバー8
は戻しバネ11で印字ワイヤ4を戻す方向に付勢されて
おり、電磁石12の励磁により、戻しハネ11の付勢力
に抗して印字ワイヤ4を押す方向に揺動するようになさ
れている。なお、13は拡圧バネ、14はストッパであ
る。
しかして、上記印字ワイヤガイド5は本発明にかかる含
油合成樹脂組成物で成形されており、印字ワイヤストロ
ークが0,5〜1.5mm、往復速度が500〜100
0往復/秒、往復回数が数十位置という使用条件の下で
の印字ワイヤガイド5の摩耗°変位量はQ、lim以下
となる。
油合成樹脂組成物で成形されており、印字ワイヤストロ
ークが0,5〜1.5mm、往復速度が500〜100
0往復/秒、往復回数が数十位置という使用条件の下で
の印字ワイヤガイド5の摩耗°変位量はQ、lim以下
となる。
次に2本発明の実施例を比較例との比較試験に基づいて
説明する。
説明する。
〈実施例〉
本例の配合割合は次のとおりである。
ボリアリレート樹脂 100重量部(ユニチ
カ社製Ax 1500−5) 潤滑油 15重量部(出光興
産社製ダフニー メカニックオイル#100) ポリノルボーネンエラストマー 4重量部(日本上
オン社製ノルソレソクス) 雲母 20重量部(クラレ
社製スゾライト マイカ200HK) 四フッ化エヂレン樹脂 10重量部銅鉛合金
粉 60重量部試験片の製作にあ
たっては、潤滑油とポリノルボーネンエラストマーとを
予め80°Cで3時間の油伸展処理を施し、これをボリ
アリレート樹脂。
カ社製Ax 1500−5) 潤滑油 15重量部(出光興
産社製ダフニー メカニックオイル#100) ポリノルボーネンエラストマー 4重量部(日本上
オン社製ノルソレソクス) 雲母 20重量部(クラレ
社製スゾライト マイカ200HK) 四フッ化エヂレン樹脂 10重量部銅鉛合金
粉 60重量部試験片の製作にあ
たっては、潤滑油とポリノルボーネンエラストマーとを
予め80°Cで3時間の油伸展処理を施し、これをボリ
アリレート樹脂。
雲母、四フッ化エチレン樹脂および金属粉末と合わせて
ヘンシェルミキサーにて混合した後、押出機で混練して
ペレタイズしたペレ・ノドを用い、射出成形機にて所定
の試験片形状に成形した。
ヘンシェルミキサーにて混合した後、押出機で混練して
ペレタイズしたペレ・ノドを用い、射出成形機にて所定
の試験片形状に成形した。
く比較例1〉
本例の配合割合は次のとおりである。
ボリアリレート樹脂 100重量部(ユニチ
カ社製A X 1500−5)潤滑油
15重量部(150スピンドル油く特2号〉
) ポリノルボーネンエラストマー 4重量部(日本ゼ
オン社製ノルソレソクス) 雲母 20重量部(クラレ
社製スゾライト マイカ200HK) く比較例2〉 本例の配合割合は次のとおりである。
カ社製A X 1500−5)潤滑油
15重量部(150スピンドル油く特2号〉
) ポリノルボーネンエラストマー 4重量部(日本ゼ
オン社製ノルソレソクス) 雲母 20重量部(クラレ
社製スゾライト マイカ200HK) く比較例2〉 本例の配合割合は次のとおりである。
ボリアリレート樹脂 100重量部(ユニチ
カ社製A X 1500−3)潤滑油
15重量部(150スピンドル油く特2号〉
) ポリノルボーネンエラストマー 4重量部(日本ゼ
オン社製ノルソレソクス) 試験片の製作にあたっては比較例1.2ともに実施例と
同様の方法を用いた。
カ社製A X 1500−3)潤滑油
15重量部(150スピンドル油く特2号〉
) ポリノルボーネンエラストマー 4重量部(日本ゼ
オン社製ノルソレソクス) 試験片の製作にあたっては比較例1.2ともに実施例と
同様の方法を用いた。
試験1
本試験は摩擦係数および摩耗係数をジャーナル試験によ
って測定するものである。すなわち、供試材は内径8龍
、外径12龍、長さlQ+imの円筒体で、この供試材
にシャフトを嵌合し2 シャフトの垂直方向に5 kg
/ cJの荷重を負荷させた状態でシャフトを20
m / minの速度で回転させた。シャフトの材質は
345Cで表面粗さは3Sであり。
って測定するものである。すなわち、供試材は内径8龍
、外径12龍、長さlQ+imの円筒体で、この供試材
にシャフトを嵌合し2 シャフトの垂直方向に5 kg
/ cJの荷重を負荷させた状態でシャフトを20
m / minの速度で回転させた。シャフトの材質は
345Cで表面粗さは3Sであり。
クリアランスは30μである。
試 験2
本試験の態様は第2図に示されている。すなわち、同図
において、24.24は中5龍の試験片であり1両試験
片24.24をその間に直径0.35MNのSKHワイ
ヤ25をおいて圧着させ、その状態でこのワイヤ25を
ソレノイド26により11ストロークにて600 Hz
で摺動させ、2時間後の試験片24の摩耗変位量(龍)
を測定した。
において、24.24は中5龍の試験片であり1両試験
片24.24をその間に直径0.35MNのSKHワイ
ヤ25をおいて圧着させ、その状態でこのワイヤ25を
ソレノイド26により11ストロークにて600 Hz
で摺動させ、2時間後の試験片24の摩耗変位量(龍)
を測定した。
」二重試験1および2の結果を次表に示す。
上表において、摩擦係数、摩耗係数および摩耗変位量の
いずれをとってみても、実施例と比較例1との間では大
差はみられない。通常、金属粉末を添加すると摩擦、摩
耗特性については若干悪くなるが、実施例ではこの点を
固体潤滑剤が補い。
いずれをとってみても、実施例と比較例1との間では大
差はみられない。通常、金属粉末を添加すると摩擦、摩
耗特性については若干悪くなるが、実施例ではこの点を
固体潤滑剤が補い。
良好な摩擦、摩耗特性を呈していると認められる。
この場合、試験片の摺動面に表出している固体潤滑剤と
、この摺動面に試験片内部から供給される潤滑油との相
乗作用により、摺動面のa滑性がきわめて良好に保たれ
、優れた摩擦、摩耗特性が得られたものと認められる。
、この摺動面に試験片内部から供給される潤滑油との相
乗作用により、摺動面のa滑性がきわめて良好に保たれ
、優れた摩擦、摩耗特性が得られたものと認められる。
しかして、」−記ジャーナル試験において、別途限界P
V値(荷重と速度との積)を調べたところ。
V値(荷重と速度との積)を調べたところ。
実施例の方が比較例1.2のいずれよりも高い値を示し
、また、実施例の方が成形時における試験片の冷却が早
くなる傾向を示し、金属粉末の添加による効果が確認さ
れた。
、また、実施例の方が成形時における試験片の冷却が早
くなる傾向を示し、金属粉末の添加による効果が確認さ
れた。
このように、金属粉末か限界PV値の向上に寄与するの
は、金属粉末によって熱伝導率が高くなるため7試験片
内部での熱蓄積が防止され、試験片が著しく高温になる
のが防止されるのが一因と考えられる。また、実施例で
は熱膨張による熱変形が金属粉末によって緩和され2寸
法安定性も高かった。
は、金属粉末によって熱伝導率が高くなるため7試験片
内部での熱蓄積が防止され、試験片が著しく高温になる
のが防止されるのが一因と考えられる。また、実施例で
は熱膨張による熱変形が金属粉末によって緩和され2寸
法安定性も高かった。
上記実施例では銅70%、鉛30%の合金粉末を用いた
が、銅80%の合金、銅90%の合金など他の組成に係
る銅鉛合金粉を用いてもよい。この場合、鉛の含有量が
多いものほど高荷重での使用は安定する。また、上記銅
鉛合金粉に代えて青銅粉を使用しても摩擦、摩耗特性に
は大差がなく。
が、銅80%の合金、銅90%の合金など他の組成に係
る銅鉛合金粉を用いてもよい。この場合、鉛の含有量が
多いものほど高荷重での使用は安定する。また、上記銅
鉛合金粉に代えて青銅粉を使用しても摩擦、摩耗特性に
は大差がなく。
上記実施例と同様の傾向を示した。
固体潤滑剤として、グラファイトや二硫化モリブデンを
用いた場合、四フッ化エチレン樹脂の場合に比べて摩擦
、摩耗特性は若干劣るが、このグラファイトや二硫化モ
リブデンも潤滑油と相俟って摩擦係数の低下に大きな効
を奏する。
用いた場合、四フッ化エチレン樹脂の場合に比べて摩擦
、摩耗特性は若干劣るが、このグラファイトや二硫化モ
リブデンも潤滑油と相俟って摩擦係数の低下に大きな効
を奏する。
さらに、上記試験1および2において、実施例の試験片
では、摩耗粉の飛散あるいは試験片の摩擦熱による熔融
もみられなかった。
では、摩耗粉の飛散あるいは試験片の摩擦熱による熔融
もみられなかった。
因に1本発明にかかる含油合成樹脂組成物が印字ワイヤ
ガイド以外の他の摺動材9例えば、軸受7プーリ、ギヤ
、シール材、摺動板などにも適用できることばもぢろん
である。
ガイド以外の他の摺動材9例えば、軸受7プーリ、ギヤ
、シール材、摺動板などにも適用できることばもぢろん
である。
以上のように3本発明によれば2合成樹脂に潤滑油、ポ
リノルボーネンエラストマーの他、雲母。
リノルボーネンエラストマーの他、雲母。
固体潤滑剤および金属粉末を所定附配合したことにより
、摩擦、摩耗特性を良好なものにしフつ。
、摩擦、摩耗特性を良好なものにしフつ。
限界PV値の向上および成形サイクルの短縮化を図るこ
とができ、成形品の高負荷での使用が可能になるととも
に、生産性が高くなるという優れた効果が得られる。
とができ、成形品の高負荷での使用が可能になるととも
に、生産性が高くなるという優れた効果が得られる。
第1図はドツト式プリンタの一部を示す断面図。
第2図は試験2の態様を示す側面図である。
1・・・・・・ドツト式プリンタ、2・・・・・・プラ
テン、3・・・・・・印刷媒体、・1・・・・・・印字
ワイヤ、5・・・・・・印字ワイヤガイド、6・・・・
・・駆動手段、7・・・・・・インクリボン、21.2
4・・・・・・試験片、22.25・・・・・・ワイヤ
223・・・・・・錘、26・・・・・・ソレノイド第
1図 第2罰 第1頁の続き ■Int、 C1,3識別記号 庁内整理番号(C
08L 101100 91100 6958−4 J6
5100 ) 7342−4J(
C08L 101100 1100 5100 27/18 ) 0発 明 者 友金照久 守口型京阪本通1下目26−2− 09
テン、3・・・・・・印刷媒体、・1・・・・・・印字
ワイヤ、5・・・・・・印字ワイヤガイド、6・・・・
・・駆動手段、7・・・・・・インクリボン、21.2
4・・・・・・試験片、22.25・・・・・・ワイヤ
223・・・・・・錘、26・・・・・・ソレノイド第
1図 第2罰 第1頁の続き ■Int、 C1,3識別記号 庁内整理番号(C
08L 101100 91100 6958−4 J6
5100 ) 7342−4J(
C08L 101100 1100 5100 27/18 ) 0発 明 者 友金照久 守口型京阪本通1下目26−2− 09
Claims (1)
- fil 合成樹脂100重量部に対する配合割合を潤
滑油は5〜30重量部、ポリノルボーネンエラストマー
は1.2〜15重量部、雲母は5〜30重量部、固体潤
滑剤は5〜30重量部、金属粉末は10〜100重量部
とし、雲母と固体潤滑剤との合計量が50重量部を越え
ない範囲内に設定され、かつ、雲母と固体潤滑剤と金属
粉末との合計量が110重量部を越えない範囲内に設定
されていることを特徴とする含油合成樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5547183A JPS59179663A (ja) | 1983-03-31 | 1983-03-31 | 含油合成樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5547183A JPS59179663A (ja) | 1983-03-31 | 1983-03-31 | 含油合成樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59179663A true JPS59179663A (ja) | 1984-10-12 |
Family
ID=12999515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5547183A Pending JPS59179663A (ja) | 1983-03-31 | 1983-03-31 | 含油合成樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59179663A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6481897A (en) * | 1987-09-22 | 1989-03-28 | Oiles Industry Co Ltd | Solid lubricant |
JPH0423891A (ja) * | 1990-05-18 | 1992-01-28 | Bando Chem Ind Ltd | 複写機等の無給油軸受 |
JPH0574284U (ja) * | 1992-03-16 | 1993-10-12 | 株式会社あじかん | 連続焼成装置の耐久型焼成板 |
-
1983
- 1983-03-31 JP JP5547183A patent/JPS59179663A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6481897A (en) * | 1987-09-22 | 1989-03-28 | Oiles Industry Co Ltd | Solid lubricant |
JPH0423891A (ja) * | 1990-05-18 | 1992-01-28 | Bando Chem Ind Ltd | 複写機等の無給油軸受 |
JPH0574284U (ja) * | 1992-03-16 | 1993-10-12 | 株式会社あじかん | 連続焼成装置の耐久型焼成板 |
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