JPS5920611A - ベニヤレ−スにおける単板のカ−ル止め切削装置 - Google Patents

ベニヤレ−スにおける単板のカ−ル止め切削装置

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JPS5920611A
JPS5920611A JP7264583A JP7264583A JPS5920611A JP S5920611 A JPS5920611 A JP S5920611A JP 7264583 A JP7264583 A JP 7264583A JP 7264583 A JP7264583 A JP 7264583A JP S5920611 A JPS5920611 A JP S5920611A
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JP
Japan
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veneer
rotating body
cutting
rotating
speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP7264583A
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English (en)
Inventor
長谷川 克次
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Meinan Machinery Works Inc
Meinan Seisakusho KK
Original Assignee
Meinan Machinery Works Inc
Meinan Seisakusho KK
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Publication date
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Publication of JPS5920611A publication Critical patent/JPS5920611A/ja
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  • Manufacture Of Wood Veneers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はベニヤレースにおける単板のカール止め切削装
置に関するもので、更に詳細には切削時車板に生ずる裏
割れによって、該単板が−L方へ向けて湾曲する所謂カ
ールを切削工程中に於いて防止し、且つその防止の為の
装置自体が単板のつまりを皆無とし、円滑な切削送出を
促すように改良された複合機能を有する装置に関する。
従来からベニヤレースによって製出される単板はカール
やむなきという印象であり、多数の作業員によって前記
カールを押し広げながら切断、堆積等の次工程処理に甘
んじているのが実情で、ベニヤレースを含んだ−・連の
自動化、省力化推進の妨げとなっている。
これを改善するにはベニヤレース所謂切削工程の段階で
予めカールを矯正し、平担な単板として製出する事であ
り、それによって単板の製造工程が飛躍的に合理化され
る東が明確である」二記合理化を達成する為に刃物のす
くい面付近に於いて単板をカールする方向と反対方向へ
押し曲げ強制的に表割れを形成して平担な単板を製出、
する提案と研究がなされたが実用化には至ってないのが
現状である。
これらは基本的には刃物のすくい面に適宜形状の凸部を
形成するか或は実質的に凸部の機能を有する当て板を設
け、例えば本出願人が先に開発したベニヤレース(特開
昭50−19098号公報)に示されるように弾性体を
被覆したローラーと前記凸部の間を単板の通路として、
裏割れと反対側に表割れを入れるようにしたものがある
之に於いては刃物を原木に向けて実質的に加圧する事と
なる為に前記刃物がたわみ、正確な厚みの単板切削を困
難にすると共に、殊に硬い材質の単板では逆に弾性ロー
ラーが変形させられて結局単板は曲がる事なく送り出さ
れる。又弾性ローラーが原木に接して回転する部分の抵
抗よりも凸部に接している部分の抵抗が大となる可能性
、及びローラー半径が異なる結果表面に速度差が生じ弾
性体を破損し円滑な回転は望み得ない事と、刃物で弾性
体が傷つけられる等の重大な欠点があった。
更に構成を異ならしめた他の装置としては、ロータリー
レースにおける単板のカール防止装置(特開昭51−5
3699号公報)に示されるように、前述の構成による
刃物に対応して、プレッシャーバー下部に単板を屈曲さ
せる当て板を設け、削り出される単板の表面に当接し、
裏割れと反対側に表割れを形成する径路を設けた装置が
あるが、前記単板を屈曲させる径路は、両面が固定の摺
動面である事により通過する単板は吐出する方向と逆方
向に摩擦抵抗力を受ける。この抵抗力fは曲げ作用を大
きくする程、略比例的に大きく作用する性質を有し、そ
して七剥き単板、特に前部の薄い部分は、それ自体がカ
ールし易い事と、摩擦抵抗に打ち勝てずに帯層する1t
よって、単板がつまり、切削を困難なものとしていた。
前記各種装置に代表される如〈従来知られているベニヤ
レースに於ける切削工程中でカールを防止する装置は、
単板を曲げて表側に表割れを形成する事のみが共通の解
決課題であり、ベニヤレースで第一義的機能として要求
される単板の製造、所謂原木を切削して単板にすると共
に、該中板のカールを防止した状態で円滑に送り出す機
能は全く存在しておらず、この段階での実用化は極めて
困難な状況にあった。
本発明はこうした認識に基づいて成されたもので、従来
装置の諸問題を解決して、実用に供し得る事が出来る装
置を提供する事を目的とする。
本発明の他の目的は、刃物のすくい面から凸状に単板を
屈曲させて表側に表割れを形成する装置それ自体が切削
直後の単板の搬出装置となるように改良した切削装置を
提供するにある。
本発明の他の目的は、切削時の単板カール現象を切削工
程中に防止し、次工程での作業性を著しく改善せんとす
るものである。
次に上記目的を達成し得る本発明を図面に示した一実施
例によって詳細に説明する。
本発明の基礎は、刃物の刃先に近い原木表面から刃物の
すくい面(鉛白)までの単板吐出口が比較的大径の回転
周面によって案内されると共に送り出される構造であり
、従って前記吐出口を通過するベニヤ単板の流れは著し
く円滑化し、これによって単板を裏方向(裏割れの方向
)へ強制的に押し曲げて表側に表割れを形成する事が極
めて安全、且つ確実に行なえ、刃詰まりの生ずる虞れは
殆んどない。
例えば原木A両木口を支持して回転を与える一対の回転
軸に対しで平行に切削用刃物1を設けたベニヤレースに
於いて、第1図に示すように少なくとも刃物1の刃先よ
り若干上手又は刃物lの刃先と水平方向が同一線上位置
、所謂刃先付近から刃物1を取り(=jける鉛白2の単
板吐出面2a(刃物1のすくい面側)に亘って、周面の
一部を位置せしめて前記刃物1と平行に回転体3を設け
ると共に、前記刃物lの刃先と回転体3の間から吐出す
る切削直後の単板Sを該回転体3の下方外周面に添わせ
て送り出す起伏部材4を鉛白2に設け、この起伏部材4
が有する斜面4ay、前記回転体3の外周面との間に適
7..y 1jJJ隙の中板送り出し通i!85を構成
するのである。
前記起伏部材4は実質的に鉛白2の単板吐出面に於ける
凸部となる様に構成し、鉛白自体とに落差を生じせしめ
、その頂点4bは前記送り出し通路5の末端部となりそ
の部分で通路が解放される。更に前記送り出し通路5に
於ける単板Sに強制的な送り力を与え、円滑な単板搬出
を行ない、詰まり等の諸支障を排除する為に前記回転体
3には切削速度と関連する駆動機構Bが接続されている
・ 即ち、切削が進行し原木Aが心円となれば、回転体3が
原木A表面へ接している事によってその表面から常時回
転力が与えられ、しかもその速度は切削速度と同一とな
って、前記回転体3の駆動を断って従動に切り換える事
ができる。しかし原木Aの切削始めは形状がいびつであ
って、回転体3が原木Aに接する場合と、接しない場合
が生じ1回転体3の速度が最低でO又はそれに近い値を
示し、最高で切削速度と同一と、大きく変化し、衝撃を
併なうのである。
そこで少なくとも原木Aが心円になるまでは、原木A周
速と回転体3周速を略等しく制御する必要がある。例え
ば第2図に示すように、ベニヤレースの回転軸6を回転
させる可変速の主電動機7の軸に直流発電機8を接続し
、原木回転数に比例した発生電圧E1を得、又単板Sの
切削に伴なって原木Aの中心方向へ移動する刃物lの位
置は、原木Aの直径に比例関係にあるので、前記刃物1
の移動に関連して(実質的には刃物1を取り(=fける
鉛白2の移動に関連して)変わる11丁変抵抗器9を例
えば送りネジ10の回転に関連するように取り付け、切
削の進行に伴なって原木Aの回転数と原木径の変化量(
直径)の積に比例した電圧E2として取り出し切削速度
に忠実に比例せしむるように回路を構成するのである。
この電圧E2は回転体3を駆動する為の可変速電動機1
1の速度制御信号として用い、一方前記Uf変速電動機
11には、速度検出用発電機12を接続し、回転体3の
回転に比例した発生電圧E3を生じせしめて、両者の発
生電圧E2及びE3を比較器13で比較制御し、所定の
偏差電圧E2−E3を前記可変速電動機11の速度制御
信号として、速度制御盤14に伝えて、可変速電動機1
1の速度を切削速度に追従的に比例制御するものである
或は、機械的に同期を行なうには、第3図に示すように
回転軸6の回転をギヤ等を介して変速器15の入力軸1
5aに伝え、更に切削の進行に伴なう原木径の変化量を
、例えば刃物lを移動させる送りネジ10の回転を利用
して、前記変速器15の変速調整軸15bに伝え、原木
Aの回転数及び原木径(刃物′lの位置に比例する)の
変化に伴なう切削速度の変化を比例的に出力軸15cか
ら取り出し、その回転を忠実に回転体3に伝えて同期せ
しめる事も可能であるこの様に切削の開始から回転体3
の回転速度と切削速度とを基本的に等しくする事によっ
て送り出し通路5に於ける単板Sの搬出は円滑化する。
更に、前記の如く回転体3と起伏部材4とによる送り出
し通路5が構成され、該送り出し通路5の末端部に於い
て単板Sがその進行方向をさえぎられて、珪つ回転体3
側(単板の表側)から裏方向(鉋台2側)へ向って曲が
るように案内面15aを有する案内部材15を設けるの
である。
この案内部材15は起伏部材4と対向してその一端が回
転体3の表面に密接或は、回転体3に形成される複数の
溝部分(図示せず)へ収められ、他端は、起伏部材4の
頂点から鉛白2に至る落差に対して単板Sを案内し得る
長さだけ回転体3側から突出している。
従って単板Sには、その表側に裏割れと対応した表割れ
Saが形成される。又この案内部材15は送られる単板
Sの進行を阻止する性格を有しており、単板S表面を刃
先から前記案内部材15に至るまで回転体3で送る事に
より送りと逆方向の抵抗分は完全に除かれ、表割れSa
を形成する為の円滑な単板搬出が保証され、以てカール
防止が切削段階で効果的に行なわれる尚、回転体3の外
周面には、単板Sとの摩擦を高める為に、第4a図〜第
4d図までに総括的に示すように、突状3a、斜溝状3
b、平行溝状3Cの刻み目を設けるか、或は、ウレタン
ゴムの如き耐摩耗性材料3dを設ける車によって原木A
表面と、該回転体3との接触を良好にして、原木Aから
の回転力が確実に伝わると共に、送り出し通路5の単板
Sに対して送り力を高める事が出きる効果がある。或は
、回転体3の材質を軽量のプラスチック、又は軸方向へ
複数個分割して、個々に回転可能に備える事によって、
切削開始時からの同調制御は必ずしも必要でなく単なる
従動であっても、切削速度変化に対して充分追従し得る
ものである。その上に前記軸方向へ分割されておれば、
いびつな原木Aの外周形状に対応して接する回転体3の
みが回転するから、殆んど速度差による衝撃なく追従的
な回転が得られる。
或は、第5.6図に示すように切刃3eを外周面に放射
状で等間隔に設け、且つ軸方向へは所定の間隔で切刃の
無い部分(点線3fで示す溝状部)を有する回転体3、
又は切刃3eを有する多数の回転体3即ち個々に回転す
るように分割して設ける事も出来る。
尚、案内部材15は前記溝状部3fに収めて設ければ良
い。これに於いては切削直前の原木表面と切削直後の単
板Sの両方が同時に切り込みsbを受けた状態で単板の
送り出し通路5を送られる。この段階で単板Sは既に切
り込みSbによって柔軟になっておりその上前記送り出
し通路5末端部の案内部材15にとって裏方向へ曲げら
れるから、更に切り込みsbに沿った割れSaが無数に
入り、カールの防止効果は著しく大となる。(第7図) 又前記切刃3eによって単板Sは表側から保持されて強
制的に送られるから単板Sは詰まる711なく流れは極
めて円滑化する。
又これら回転体3と切削速度の関係は前述2例以外に、
例えば完全同調の実際的な困難さを補正する為に、第2
図の回路を第8図に示すように、変更し電圧E2を手動
によって調整する調整器16を設けて、発生電圧E2を
実際の原木周速よりも低く見積った回転周速に相当する
電圧E2−Exとして取り出し、回転体3がそれに比例
した遅い周速で回転可能に回路を構成する。更に回転体
3と可変速電動機11をオーバーランニング装置(図示
せず)。を介して接続し、要するに第9図グラフで示す
ように原木周速Ul(切削速度)と回転体周速U2は各
々空転時に於いて、若干の速度差Ul−U2を生じせし
め、切削中に原木表面へ回転体3が接する事により、オ
ーバーランニング装置の作用で、回転体3は直ちにU2
からUlに立ち上がる。
(例えば!!Yで示す)或は機械的同期手段(第3図参
照)の場合には、主従関係にある適宜個所のギヤ比を所
定の比に変え2事によって容易になし得る事が出来る。
又前記と逆に回転体3周速を原木A周速よりも速くなる
様に調整すれば、特に刻み目又はウレタンゴムを有する
場合には、切削直後の単板に引張力を与える事が出来る
。(図示してないが原木表面と回転体はΔpだけ離して
備える。
) 或は、回転体3を一定周速で駆動し、その周速に対して
原木Aの回転周速を手動的に調整して例えば電気的な速
度計で表示すれば人為的な同期が計れる。この場合もオ
ーバーランニング装置を設けて原木周速を回転体3の周
速よりも高くして切削を開始するのが望ましい。
又、特に切刃3eを有する回転体3の場合には原木Aを
前記切刃3eで切込みながら押し当てて切削するもので
あるから、単板切削力を該回転体3の駆動力によって与
える事もできる。
この場合回転体3に接続したOf変速電動機11の動力
容量を回転軸6を回転される可変速の主電動機7よりも
大とするか、或は更にこの主電動機7と回転軸6とをト
ルクリミッタ−1若しくはトルク一定の電磁継手等を接
続すれば、実質的な単板切削力は回転体3の駆動力が受
は持ち、従って主電動機7は原木Aの空転トルクと鉛白
2の移動に必要なトルクのみを受は持つ車となる。それ
によって原木に切削力を与える為に回転軸6にかかる力
のモーメントは減少し、且つ回転体3に設けた切刃3e
によって中板Sは引張力を受けながら切削され送り出し
通路5を送られるから案内部材15による曲げ作用と相
まってカール防止効果も大きい。
以上図面に示した実施例に従って説明した如く、第1番
目の発明は、切削直後の単板が刃物の刃先付近から鉛白
に亘って、切刃を有する回転体、又は刻み目を有する回
転体又はウレタンゴム等耐摩耗性材料を有する回転体、
又は有しない回転体によって切削速度と同期的に送り出
し通路を送られる。
即ち前記送り出し通路の末端部に設けた案内部材に至る
まで強制的な送り力を受け、従って前記案内部材で抵抗
を与えても、単板は詰まる事なく、カールの矯正が安全
確実に行なえる特徴がある。
次に第2番目の発明は刃物方向へ所定の間隔で、回転体
の回転周面とプレシャーバー又はローラーバーを交互に
設けた装置である。
即ち、第1θ〜13図に示すように、回転周面3gで形
成される複数の溝状部17(点線で示す)を有する回転
体3を第1番目の発明と同様に刃物lの刃先付近から鉛
白2の単板吐出面に亘って、前記周面の一部(図に於い
て回転周面の約l/4)を位置せしめて、刃物と平行に
備えるのである。(図では切刃3eを有する回転体3で
あるがこれに限定する事はない。)前記溝状部11へ分
割したローラーパー18、又はプレッシャーパー19を
セクショナルに抑圧可能に備える。前記ローラーパー1
8は第10.11図に示すように台20に簡単に取り付
は取り外しが出きる構造としたもので、ロッド18aに
ミニベアリング18bが装嵌されており、ロッド18a
が台20の先端部に設けられた溝部20aに収められて
おり、尚11図は原木側から見た図である。この構造の
ローラーパー18によれば、ローラ−パー18自体の抵
抗が著しく減少する。又図面ではローラーパー18はそ
の軸方向へ不連続の状態を示しであるが、一定の間隔ま
では例えば従来の連続して配置しであるローラーパーと
同じ効果を得る事が出き、しかも原木Aを押す力は減少
し、押圧力によって原木を壊す虞れが少なくなり、更に
切削抵抗も減少する。
或は第14図に示すように圧力盤2工の先端に設けた複
数のローラーバ一台22ヘローラーバー18をそれぞれ
設け、各ローラー/< −13の間隙へ軸23を掛は渡
して独立して回転する回転体3を備えるのである。前記
ローラーパー18と回転体3は原木Aに接触せしめて従
動させるものであり、この構造であれば従来のベニヤレ
ースの切削装置を簡単に改造して使用する事が出来る。
又プレッシャーバー19は第12.13図に示すように
台20へ設けてありその先端へ小片の剛体19aを交換
可能に備えるか或は、従来のプレッシャーバーと同様に
再研摩可能に備えるか、或は第15図に示すようにプレ
ッシャーバー てその部分へ複数の回転体3を単独で回転するように備
える事もできる。これらは必要に応して適宜選択して使
用できる。更に又、前記刃物1とプレッシャーバー19
、ローラーパー18、及び回転体3の間から吐出する切
削直後の単板Sを、該回転体3の下方外周面に添わせて
送り出す起伏部材4を鉛白2に設け、この起伏部材4有
する斜面4aと前記回転体3の外周面との間に適宜間隙
の単板送り出し通路5を構成するのである。
前記起伏部材4は実質的に鉛白2の単板吐出面に於ける
凸部となる様に構成し、釣台自体とに落差さを生じせし
め、その頂点4bは前記送り出し通路5の末端部となり
、その部分で通路が解放される。更に前記送り出し通路
5に於ける単板Sに強制的な送り力を与え、円滑な単板
搬出を行ない、詰まり等の諸支障を排除する為に前記回
転体3は切削速度と一致する様に回転自在に構成される
。例えば前記回転体3は原木Aの外周面に接し、原木の
回転に対して常時従動とするか、或は第1番目の発明で
説明した如く、回転体3に駆動機構を接続して電気的、
機械的な同調、或は同調を行なうと同時に回転体3から
切削力の大部分又は一部を与える様に抽挿の手段が利用
出来る。更に前記の如く回転体3と起伏部材4とによる
送り出し通路5が構成され、該送り出し通路5の末端部
に於いて単板Sがその進行方向をさえぎられて、且つ回
転体3側(単板の表側)から裏方向(鉛白2側)へ向っ
て曲がるように案内面15aを有する案内部材15を設
けるのである。この案内部材15は起伏部材4と対抗し
てその一端が回転体3の溝部分17へ収められ、他端は
起伏部材4の頂点4bから鉛白2に至る落羨に対して単
板Sを案内し得る長さだけ回転体3側から突出している
従って単板Sには、その表側に裏割れと対応した表割れ
Saが形成される。又この案内部材15は送られる単板
Sの進行を阻止する性格を有しており、単板S表面を刃
先から前記案内部材工5に至るまで回転体3で送る事よ
り送りと逆方向の抵抗分は完全に除かれ、表割れSaを
形成する為の円滑な単板搬出が保証され、以てカール防
止が切削段階で効果的に行なわれ、プレッシャーバー 
ローラーバーの作用によって切削された単板の肌も良好
となる。
尚、第4a〜4d図に示した刻み目、又はウレタン等の
耐摩耗性材料、或は切刃を有する回転体3又は有しない
回転体3でも良い。又第16図に示すように回転外周面
が摩耗或は破損等に対して直ちに交換可能に、軸24へ
実質的な回転外周面となる部材24aとカラー24bを
交互に嵌入して回転体3を構成しても良く、更に前記8
B材24aへオーバーランニング装M(図示せず)を介
して各々が原木Aとの接触の毎にyJ削速度に追従する
様にしても良い。いずれにしても回転体3は原木Aの切
削速度と同期して回転すれば足りるから、その回転手段
は適宜選択し得るものである。
尚鉛白の送りに関して言えば通常の如く回転軸からギヤ
等を介して送りネジを回す手段の他に、特に主電動機以
外の例えば回転体から動力を供給して切削する場合は、
回転軸の回転をトランスジューサーでパルスに変換し、
そのパルス指令によって別に設けたパルスモータ−を駆
動して送り量と、送り速度を、送りネジに伝える様にす
る事も可能である。
以上述べたように、本発明は、切削直後の単板が上方へ
向けて湾曲する所謂カールを切削工程中に於いて防止し
、且つその防止の為の装置自体が単板の詰まりを皆無と
し、円滑な切削送出を促すように改良された複合機能を
有するから、ベニヤレースを含んだ一連の自動化、省力
化が推進できる。従って切断工程等に於いて人為的にカ
ールを押し広げて平担にする手間が省けると共に、処理
機械等への単板挿入が円滑化し、又単一機械としてのテ
ンダーライジング装置等の諸設備を備えることも不要と
なる。
又切削直後の単板は、切削速度と一致して回転可能に備
えた回転体によって強制的な送り力が与えられて吐出す
るものであって冒頭で述べたように、従来装置の如く、
切削直後の単板がカールを矯正するための当て板の間で
、その抵抗によって結局詰まってしまう等の現象は全て
排除できる。従って本発明は確実にカールを防止するこ
とのできる実用的な切削装置を提供し1すたもので合板
製造工程に飛躍的な発展及び省力化をもたらすものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の詳細な説明するための断面説明図、第
2図は本発明装置駆動機構の説明図、第3図は本発明装
置駆動機構他の実施説明図、第4 a 、 ’JS4 
b、第40、第4d図は回転体3の実施態様図、第5図
は切刃を有する回転体3の実施態様図、第6図は切刃を
有する回転体3の説すノ図、fiF、 71Δはカール
矯jE後の単板の説明図、第8図は駆動機構の他の制御
方式の説明図、第9図は切削速度とオーバーランニング
装置を設けた回転体速度の関係を示すグラフ。 第10図は第2番目のローラーバーを有する発明の実施
例、第11図は第10図の原木側から見た正面図、第1
2図は第2番目のプレッシャーバーを有する発明の実施
例、第13図は第12図の原木側から見た正面図、第1
4図は第2番目のローラーバーを有する発明の他の実施
例、第15図は第2番目のプレッシャーバーを有する発
明の他の実施例、第16図は回転体3の実施例 A・・原木、S・・単板、Sa・・表割れ、sb−Φ切
込み、1−・刃物1.2・・鉛白、3・・回転体、4#
滲起伏部材、4a・・斜面、4b・・頂点、5・・送り
出し通路、6・・回転軸、7・・主電動機、8・・直流
発電機、9・・可変抵抗器、10−−送りネジ、11・
・可変速電動機、12・速度検出用発電機、13・・比
較器、14・・制御盤、15・・変速機、16・・調整
器、 17・・溝状部、18amローラーバー、19・
・プレッシャーバー、20・・台、21φ・圧力盤、2
2壷ψロ一ラーバ一台、23・・軸、24・・軸、3a
、3b、3c・・刻み目、3d−・ウレタンゴム等の耐
摩耗性材料、3e・・切刃 第5図 3e 111’6図 @7図 →OG2間

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 l @板切削速度と関連して吐出方向へ廻転可能に装置
    した回転体を刃物の刃先付近から鉛白の単板吐出面に亘
    って外周面の一部が位置するように該刃物と平行に備え
    ると共に、前記刃先と回転体の間から吐出する切削直後
    の単板を該回転体の下部外周面に添わせて送り出す起伏
    部材を鉛白に設けて、前記回転体との間に適宜間隙を有
    する単板の送り出し通路を構成し、前記起伏部材と対向
    せしめて送り出される単板を回転体側から裏方向へ曲げ
    る案内部材を前記送り出し通路の末端部へ設けて成る事
    を特徴とするベニヤレースにおける単板のカール止め切
    削装置。 2 切刃を外周面に放射状で等間隔に設は且つ軸方向へ
    は所定の間隔で切刃の無い部分を有する回転体である特
    許請求の範囲第1項記載の装置。 3 回転体が外周面に刻み目を備えている特許請求の範
    囲第1項記載の装置。 4 回転体が外周面に耐摩耗性の弾性材料を備えている
    特許請求の範囲第1項記載の装置。 5 弾性材料がウレタンゴムである特許請求の範囲第4
    項記載の装置。 6 単板切削速度と同期して追従的に制御される可変速
    電動機を回転体へ接続して成る特許請求の範囲第1項な
    いし第4項いずれか記載の装置。 7 単板切削速度と関連して吐出方向へ回転可能に装置
    し、且つ、軸心方向へ所定の間隔で回転周面を有する回
    転体を刃物の刃先伺近から鉛白の単板吐出面に亘って外
    周面の一部が位置するように該刃物と平行に備えると共
    に、前記刃先と回転体の間から吐出する切削直後の単板
    を、該回転体の下部外周面に添わせて送り出す起伏部材
    を鉛白に設けて、前記回転体との間に適宜間隔を有する
    単板の送り出し通路を構成し、前記起伏部材と対向せし
    めて送り出される単板を回転体側から裏方向・\曲げる
    案内部材を前記送り出し通路の末端部へ設け、更に前記
    所定間隔で回転周面を有する回転体の溝状部へプレッシ
    ャーバー又はローラーバーを設けて成る車を特徴とする
    ベニヤレースにおける単板のカール止め切削装置。 8 回転周面へ放射状で等間隔に切刃を設けた回転体で
    ある特許請求の範囲第7項記載の装置9 回転体が外周
    面に刻み目を備えている特許請求の範囲第7項記載の装
    置。 10 回転体が外周面に耐摩耗性の弾性材料を備えてい
    る特許請求の範囲第7項記載の装置。 11 弾性材料がウレタンゴムである特許請求の範囲第
    10項記載の装置。 12 プレッシャーバー又はローラーバーカ刃先の原木
    表面をセクショナルに抑圧可能に分割して設けである特
    許請求の範囲第7項記載の装置3 単板切削速度と同期
    して追従的に制御される可変速電動機を回転体へ接続し
    て成る特許請求の範囲第7項ないし第10項いずれか記
    載の装置。 14 各々が単独で回転するように刃物方向へ多列に分
    割して備えた回転体である特許請求の範囲第7項ないし
    第10項いずれが記載の装(6
JP7264583A 1983-04-25 1983-04-25 ベニヤレ−スにおける単板のカ−ル止め切削装置 Pending JPS5920611A (ja)

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