JPS59205432A - 活性金属や貴金属を含む合金の溶解法 - Google Patents

活性金属や貴金属を含む合金の溶解法

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JPS59205432A
JPS59205432A JP7904683A JP7904683A JPS59205432A JP S59205432 A JPS59205432 A JP S59205432A JP 7904683 A JP7904683 A JP 7904683A JP 7904683 A JP7904683 A JP 7904683A JP S59205432 A JPS59205432 A JP S59205432A
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noble metal
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Miyoji Takahashi
高橋 巳代治
Masahiko Chiba
晶彦 千葉
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Tokin Corp
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Tohoku Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、 Ti、Be、Zrなどの活性金属やAu。
Ir、 Pt、 Pu、 Pd、 Hg、 Ag、 O
sなどの貴金属を含む合金の溶解法に関し、特にチタン
・ニンヶル(Ti−Ni)合金のごときチタン基合金の
溶解に適した方法に関するものである。
チタン基合金の典型的な例として、 Ti−Ni合金あ
るいはその構成元素の一部を他元素(Cu、Feその他
)で置換してなる合金は、顕著な形状記憶効果を有して
おり(米国特許第3,164,851および特開昭53
−28518 ) 、有用な合金である。
Ti基合金は、一般に、溶解法によって製造されるが、
上記米国特許第3,174,851号に記載されている
溶解法はアルゴンアーク溶解法で、これを実験的規模で
行なったものが示されている。
他方、上記特開昭53−28518には、黒鉛ルツボを
用いた誘導加熱による溶解法が示されている。
ところで、黒鉛ルツボを用いることにより。
Ti−Ni合金の誘導加熱による溶解が可能となるが、
黒鉛ルツボから溶湯へのカーボンの混入は避けられず、
混入量の制御も難しいために安定した合金全製造できな
いという欠点を有していた。即ち2表−1のようにロッ
トによってカーボン量が大きく変動し、同品種のものを
得ることができなかった。
表−1黒鉛ルツボ使用品反応カーボン量(残留カーボン
)更に、黒鉛ルツボを用いた誘導加熱溶解法によるTi
−Ni合金においては、マルテンザイト変態開始点(M
、3点)とNi濃度との関係は第1図のようになり5両
者の間にはアルゴンアーク溶解法によるTi−Ni合金
におけるそれに比して、相関性が極めて薄く、従って所
要の形状記憶効果のも、のを製造することは容易ではな
い。
本発明者等はこのような相関性の低さはカーボンの混入
によるものと考え9次の補正式による補正二ソケル量を
求めた。
補正ニッケル濃度(アトミック% ) = Niアトミ
ック係十Cアトミック慢 この補正ニッケルアトミンク係とMs点との関係を調べ
たところ、第2図に示すように、アルゴンアーク溶解法
によるものと同様に、極めて高い相関性を得た。
従って、 Ti−Ni合金では、酸素含有量のみでなく
炭素含有量を低く抑えることが必要である。
そこで、このような炭素の含有を避ける方法として、黒
鉛ルツボのかわりに酸化物系ルツボを用いる方法が考え
られるが9通常の酸化物系ルツボでは以下の理由により
、一般に用いることはでさないとされていた。即ち、 
Tiの酸素との標準生成自由エネルギーが小さいために
、 Tiが酸素と極めて反応し易く、それ故5通常のシ
リカ(Sin2)系ルツボを用いると、 TiとSiO
2との交互反応により、溶湯中に酸素が混入してし壕う
結果となっていた。また、この酸素の混入はチタン酸化
物より酸素ポテンシャルの低い酸化物2例えば、 Mg
O,ZrO2,CaOで造られたルツボを用いた溶解で
も無視できない。
即ち通常の製造法によって作製された酸化物系ルツボは
、不可避的不純物の他に、バインダー等2種々の目的に
応じた添加剤を含有しているので、原理的に溶湯との交
互反応がないと考えられるルツボであっても、使用中に
ルツボ構成材中の添加剤等と溶湯との交互反応が生じ。
この結果、溶湯中へ酸素が混入する結果となっていた。
いという欠点含有していた。
しかしながら1本発明者等は、酸化物系ルツボであって
も、不可避的不純物とは別にバインダー等2種々の目的
に応じて加えられる添加剤を含有しないような酸化物系
ルツボであれば。
溶湯中へ混入する酸素は極力抑えることが可能になると
考え、このような高純度酸化物系ルツボの製造について
種々の検討を加えた。その結果、16メソシユ以下の高
純度CaOの微粉(不可避的不純物の混入は妨げない)
。をルツボ内面にライニングし、このルツボライニング
’に発熱体の加熱によって焼成すれば2通常の酸化物系
ルツボに焼結性金持f?:、せることを目的として加え
られているバインダー等の添加剤を加えずとも、充分焼
結できることを発見した。これによって高純度Ca0O
カルシアルツボの作製が可能になった。
本発明は、 ・・ ・      −−。。
ような発見にもとづいてなされたもので、ルツボの少く
とも内表面層を16メソシユ以下の高純度CaO粉末を
バインダー等の添加剤を含むことなく焼結した高純度カ
ルシアで構成したルツボ全用いて合金を溶解することに
よって低酸素。
低炭素Ti基合金を製造する方法を提供するものである
本発明によれば1.誘導加熱による溶解法を用いながら
、低炭素、かつ低酸素のTi−Ni合金を製造すること
ができるので、所望の安定した特性の合金全容易に得る
ことができる。
以下1本発明の実施例について説明する。
まず、不可避的不純物の混入を妨げない高純JiCaO
i粉砕し、5メツシユ、16メツシユ。
、50メツツユ、50メノンエ、1ooメツシユ、  
250メツノーの篩にかけた粉末を、それぞれ5″i]
 Ky溶解炉(例えば、アルミナ、マグネシアのような
耐火物よりなる)内面にライニングし、焼結を行なって
作製したルツボを用いてTi−Ni原料の溶解を行なっ
た。16メノシユよシ粒度の粗いものは焼結性が悪く、
ルツボとして使用することは出来なかった。1つのルツ
ボにつき10回の溶解を行なうこととし、その途中溶解
に使用不能となったものは、それ以後の使用全中止した
。100メソシユのルツボは、10回を越えて使用が可
能であった。第6図に粒度と使用回数の関係全示した。
次に本発明によるTi−Ni合金製造の例について従来
法と比較しながら説明する。
まず、ルツボとして水冷銅鋳型を用いたアルゴンアーク
溶解によって得られたTi−Ni合金の含有酸素、炭素
の分析値を表−2に示した。
表−2溶解ルツボ選択による残留酸素及び炭素量表2に
おいて、アルゴンアーク品に酸素が混入しているのは、
原料のTi、Niに台筐れる酸素の他に、 Tiが極め
て酸素と活性なために、真空中における残留酸素、アル
ゴンガス中の含有酸素全溶湯中に取り込むためである。
−1,た表2には2本発明による高純度カルシアルツボ
を用いて得られたT i −N i合金の含有酸素。
炭素の分析値及び比較のために、ルツボとして不可避的
不純物の他にバインダー等の種々の目的に応じた添加剤
が加えられたマグネシア、アルミナ、ジルコニア、及び
カルシアルツボヲ用いた溶解法により得られたTi −
N i合金の含有酸素、炭素の分析値も併せて示した。
表2より明らかなように、黒鉛ルツボを用いた場合、含
有する炭素は他の酸化物系ルツボを用いたものに比較し
てはるかに高い値になっている。これは、溶解中、Ni
とTiの反応に伴う発熱により、溶湯温度が上昇し、ル
ツボ表面と溶湯との交互反応が促進されることに起因し
ている。また含有量も0.1〜0.2 w t%と極め
て多いために、加工性1機械強度を悪くしていると考え
られる。添加剤含有シリカルツボ、マグネシアルツボ、
ジルコニアルツボ、及びカルシアルツボを用いた場合、
含有炭素量はアルゴンアーク溶解による場合よりもはる
かに高い値となっている。これは溶解温度でシリカ(S
in2)はT1の酸化物よシも酸素ポテンシャルが高い
ことに起因している。他に該酸素ポテンシャルより低い
マグネシア、ジルコニア、カルシアにあっては、ルツボ
構成材料中に混在する添加剤と溶湯との交互反応により
酸素が混入することに起因するものと考えられる。この
ことは本発明による高純度カルシアルツボを用いて得ら
れた合金の含有酸素量が、アルゴンアーク溶解による場
合に近い値となっていることからも明らかである。
本発明によって得られたT i −N i合金は含有酸
素、含有炭素ともにアルゴンアーク溶解品と同程度であ
る。
従って9本発明によって製造したTi−Ni合金は、ア
ルゴンアーク溶解品と同様にマルテンサイト変態開始温
度とNi濃度との間の高い相関性を有し、記憶効果特性
のバラツキが小さく、高信頼性を示す。
なお、実施例では、Ti−Ni合金の溶解について示し
たが、一般の合金、特に、活性金属や貴金属の溶解につ
いても本発明を適用することができ、誘導加熱による大
量の溶解を可能とする工業上の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は黒鉛ルツボを用いた誘導加熱溶解法によるTi
−Ni合金のマルテンサイト変態開始点とNi濃度との
関係を示すグラフであり、第2図は同合金の補正ニッケ
ル量とマルテンサイト変態開始点との関係を示すグラフ
である。 ′!!:た第6図は高純度カルシアルツボの構成材とし
てのCaO粉末の粒度と溶解使用回数の関係を示したグ
ラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、  Ti、 Zr、 Beなどの活性元素や貴金属
    金主成分とする合金を溶解法によって製造する方法にお
    いて、ルツボの少なくとも内表面層を、16メツシー以
    下の高純度CaO粉末をバインダーなしで焼結した高純
    度カルシアで構成したルツボを用いて溶解することを特
    徴とするTi 、 Zr、 Beなどの活性元素や貴金
    属を含む合金の溶解法。
JP7904683A 1983-05-06 1983-05-06 活性金属や貴金属を含む合金の溶解法 Granted JPS59205432A (ja)

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