JPS59203723A - 改質アルミノシリケ−トおよびその製造法 - Google Patents

改質アルミノシリケ−トおよびその製造法

Info

Publication number
JPS59203723A
JPS59203723A JP58077543A JP7754383A JPS59203723A JP S59203723 A JPS59203723 A JP S59203723A JP 58077543 A JP58077543 A JP 58077543A JP 7754383 A JP7754383 A JP 7754383A JP S59203723 A JPS59203723 A JP S59203723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminosilicate
seawater
mother liquor
zeolite
equilibrium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP58077543A
Other languages
English (en)
Inventor
Muneo Mita
三田 宗雄
Hiroyuki Kashiwase
弘之 柏瀬
Shozo Takatsu
高津 章造
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Original Assignee
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Chemical Industrial Co Ltd filed Critical Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Priority to JP58077543A priority Critical patent/JPS59203723A/ja
Publication of JPS59203723A publication Critical patent/JPS59203723A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 製造法に関し、その目的とするところは、医薬品あるい
はその担体、食品添加物、飼料添加物又は化粧品類等の
多目的用途に有用な改質アルミノシリケートを提供する
にある。
アルミノシリケート、特に結晶質のものは、一般にゼオ
ライトと呼ばれている周知の物質であり、就中A型ゼオ
ライトは合成洗剤のビルグー用に多量に用いられている
が、他に、触媒、乾燥剤、吸着剤、樹脂添加剤等の用途
がある。
ところで、最近、食塩や石膏を除去した海水母液をアル
カリ剤で海水中の塩化マグネシウムを水酸化マグネシウ
ムにすると共に海水中のミネラル成分を吸着させてて1
合水酸化マグネシウムとしだ制酸剤あるいは体質強化剤
なる提案がなされた0(特開昭52−136924号公
報)この酸化マグネシウムは従来の制酸剤として知られ
ている酸化マグネシウムと主成分は同一であるが、海水
中のミネラル分を吸着しているところに特徴があると思
われる。
しかし、制酸剤としての酸化マグネシウムは例えば、p
H1程度の酸との中和作用をみると、殆んど、pH10
前後の値を示すアルカリ側での制酸作用であるため、胃
壁の粘膜に対して余り良い影響を与えない。
従って、本発明者らは、従来の制酸剤に代って、ゼオラ
イト又はその前駆体のアルミノンリケード中のナトリウ
ムイオンをカルシウムやマグネシウムイオンと置換して
改質させた制酸剤を開発し、既に出願した。(特願昭5
6〜177134号、特願昭58−11513号) 本発明は、更にこれらの発明を改良および発展させたも
ので海水中のミネラル成分を吸着相持させてなる改質ア
ルミノシリケートに関するものである。
すなわち、本発明は、一般式; %式% 〔式中Mはリチウム、カリウム、ナトリウムなどのアル
カリ金属又はカルシウム、マグネシウムなどのアルカリ
土類金属、X = 1.5〜10およびy二〇〜10の
値を示す〕で表わされるアルミノシリケートに海水中の
ミネラル成分をイオン交換又は吸着等により担持させた
ものであって、かつ平衡pHが105以下に塩基度が調
整されてなる改質アルミノンリケードである。
本発明で用いられる原体のアルミノシリケートは前記の
一般式を有する無機カチオン交換体であるが、これは結
晶質又は非晶質のいずれであっても差支えない。
結晶質アルミノシリケートは、一般にゼオライトと呼ば
れている独特な三次元結晶構造を有し、その構造中にモ
レキュラーシープ性の細孔を有する。又、非晶質アルミ
ノシリケートというのはゼオライト製造における前駆体
としての非晶質であり、粒子が非常に微細で表面活性が
あり、イオン交換能もゼオライトと同様にあるものであ
る。
更に、他の非晶質としては、酸に侵され易いゼオライト
、多くの場合5102/At208比(モル比)が約5
以下のゼオライトにあっては、穏やかな酸処理により、
ゼオライトの結晶構造が消失して非晶質化するが、その
スケルトン、例えば形状や粒子径などの粒子特性をその
まま保持した非晶質アルミノシリケートも含まれる。
すなわち、本発明におけるアルミノシリケートというの
は、ゼオライト、その前駆体の非晶質体およびゼオライ
トが非晶質化したもののいずれかを意味するものである
また、アルミノシリケートは、一般的には、ナトリウム
アルミノシリケートであるが、他のリチウム、カリウム
等のアルカリ金属又はカルシウム、マグネシウム等のア
ルカリ土類金属の金属イオンでイオン交換されたもので
あってもよい。アルミノシリケートにおいて% S 1
02 /A720 gは15〜10の範囲にあるもので
あり、その値が大きくなるに従い酸に安定となる前性質
があるが、かかるアルミノシリケートの結晶質、即ちゼ
オライトとしては、代表的には、A型、P型、X型、Y
型、アナルサイムあるいはモルデルブナイトがあげられ
1就中、A型ゼオライト、その前駆体あるいはそのゼオ
ライトの非晶質化体が最も好適である。
上記のアルミノンリケードは公知の方法で製造され特に
製造履歴は限定されない。
例えば、アルミン酸ソーダ水溶液とケイ酸ソーダ水溶液
とを特定比率において、所望の方法で反応させて、ゼオ
ライトの前駆体であるナトリウムアルミノシリケートの
ゲルを生成させる。
次いで、該ゲルを加熱熟成するとナトリウムゼオライト
が得られ、要すれば、上記ゲル又はゼオライトを他の金
属イオンとイオン交換させることができる。
他方、他の原料たる海水母液というのは、海水から食塩
やその他不純物例えば懸濁性汚物、油類、有害重金属、
PCB等の有害物質等を除去した塩化マグネシウムを主
成分とするものである。
従って、元に汚染のない海水を十分に濾過を行った後、
イオン交換樹脂又は晶析操作にてNa07およびCaS
O4を除去して、Mgcl、、濃度を海水濃度の約10
倍以上に濃縮したものを使用する。かかる海水母液中に
は、Mgcl2の外に、少量多種のミネラル成分が溶存
し、更に極く少量の放射性物質も存在しており、これら
溶存ミネラルは、人蓄の組織に微量要素として生理的に
極めて有効なものである。
本発明にかかる改質アルミノ7リケートは、上記海水母
液とアルミノンリケードとを接触させて、イオン交換又
は吸着等によって、海水母液中の有用ミネラル成分を実
質的にアルミノシリケートに担持させたものである。例
えば、ナトリウムA型ゼオライトを用いて、海水母液を
接触させる場合、脱塩後濃縮して得られる海水母液にナ
トリウムA型ゼオライトを常温又は加温して混合すると
、Na+とMg  とのイオン交換が生じて実質的にマ
グネシウム置換A型ゼオライトとなり1また母液中の他
のミネラルW1.fjk成分も同じく、イオン交換又は
吸着して、該ゼオライトに担持される。これらの処理に
ついては、他のゼオライトは勿論、非晶質アルミノンリ
ケードも同様である。
次に本発明にかかる改質アルミノシリケートは平衡pH
が10.5以下、好ましくは9.5〜4.5に塩基度調
整されたものでなければならない。
一般にナトリウムアルミノシリケートは、その性質上塩
基性物質であり、上記の如き、海水母液でイオン交換後
洗浄してもなお、平衡pHが、105以上を示す場合が
ある。従って、この場合には、なお、残存するアルカリ
を穏やかな条件で中和処理をすることが必要である。尤
も、下記に例示した酸性化剤を予め海水母液中に添加し
ておいてもよい。
中和には適当な酸性化剤を用いればよく、例えば、塩酸
、硫酸、燐酸、ホウ酸あるいはC02ガスなどの無機酸
性化剤酢酸、酪酸、プロピオン酸、シラ酸、フマル酸、
マロン酸、コハク酸、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、
酒石酸、クエン酸あるいはグルコン酸の如き有機酸性化
剤などが用いられる。
なお、本発明において平衡pHとはアルミノシリケート
試料597100ml水性スラリーの25℃における3
0分間攪拌後のpHをいう。
このように、平衡pHを調整した後に常法により・・乾
燥して粉末状、顆粒状あるいは成型して製品とする。
本発明にかかる改質アルミノシリケートは、上記の如く
脱塩処理した海水母液のミネラル成分を担持したもので
あって、その主組成はマグネシウムアルミノンリケード
の結晶又は非晶質の白色微粒子である。脱塩処理した海
水母液のミネラル成分は通常海水に含まれているもので
、具体的には陽イオンとしてLi等のアルカリ金属、M
gX0asSr等のアルカリ土類金属、A7−% Fe
 % Co x Nl、Ou。
271% Tj 、L% Ge、 Mo等およびU% 
’T’hs Rb5Os等の放射性物質等が、又陰イオ
ンとしてatその他のハロゲン、S、E、炭酸根等が含
有されている。
特に、このアルミノシリケートは1それ自体pH3〜5
における制酸作用が大であるために、制酸剤としても極
めて有効であるが、他の微量ミネラル成分と相俊って、
従来のメタマグネシウムアルミノシリケート系制酸剤と
異なシ11さらに消化器系の強化剤として有効に作用す
る。
特に、海水中に含有されている各種ミネラル成分が、人
体の生理に有効であることは、従来より知られてはいた
が、これを濃縮された状態でアルミノンリケードに担持
させたところに、本発明の特徴があるといえる。
最近、海水の微量ミネラル成分に抗ガン作用がある報告
もあるところから、本発明にかかる改質アルミノノリケ
ートがガン発生を抑制するのみならず、予防的に、抗ガ
ン体質を形成させる体質強化剤として推償できる。
また、本発明に係る改質アルミノシリケートは、微細な
表面活性の大きい粒子であるために他の医薬等を担持し
、賦形化することができるので他の医薬例えば、ビタミ
ン類、酵素類、消化器管用剤、抗悪性腫瘍剤等と併用す
ることによりより効果的に利用することが期待される。
更に、他の用途として食品添加剤、飼料添加剤として利
用でき、更に、平衡pHが弱酸性であるものについては
、上記の用途は勿論のこと、化粧品の白色顔料として極
めて有用なものである。
以下、実施例により、本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明は、これに限定されるものではない。
実施例1 けい酸ソーダ水溶液(Na2O: 8.1重ft %、
S]02:6.6重量%)およびアルミン酸ソーダ水溶
液(Na、、O: 9.3重量% 、At208: 5
.6重量%)を反応系のモル比(S10□/At208
)が20となるように温度60°Cで混合反応させてA
型ゼオライト前駆体のゲル状生成物(Na2O: 17
.5重量%、At203:288重量%、5in2: 
37.4重量%、H20二16.3重量%)を得た。
次いで、この一部を加熱熟成処理することによりA型ゼ
オライトを得た。
上記二つの試料(ゲル状生成物XA型ゼオライト)を十
分に洗浄したのち、それぞれ10(1(固形物換算)採
取して別に予め脱塩し、濃縮しである清澄な海水母液(
MgC42: 10.1重量%)に添加して温度25℃
において十分に攪拌混合した。
次いで、クエン酸で中和処理を行ってろ過、した後、乾
燥し第1表に示す改質アルミノシリケートをそれぞれ得
た。
但し1人型ゼオライトは2分し各々平衡1)H9,0及
び65になる様に中和処理を行い、各々A型ゼオライト
及び非結晶質化A型ゼオライトからなる改質アルミノシ
リケートを得た。
第1表 上記の各アルミノンリケードおよび比較のため市販の酸
化マグネシウム系制酸剤を用いて、制酸力の試験をした
結果を図面に示す。    ”〈試験方法〉 試料0.
5 f / mlの懸濁液に37±1℃の温度において
N/ ]、 OHCtを1 ml/ min (7)添
加量度で加えてその−yHat添加量に対するpI(値
を測定した。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明にかかる各種のアルミノンリケードおよ
び市販制酸剤に対して塩酸を添加した場合の塩酸添加量
とpHの関係を示すグラフである。 図において、1はA型ゼオライト、2はゼオライト前駆
体13は非晶質化A型ゼオライトおよび4は市販酸化マ
グネシウム系制酸剤である。 出願人 日本化学工業株式会社 代理人 豊  、1) 善  雄

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  一般式; %式% 〔式中Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属、mは原
    子価、Xは15〜10およびyは0〜1゜の値を示す〕
    で表わされるアルミノシリケートに海水中のミネラル成
    分を担持させたものであって1かつ平衡pHが10.5
    以下に塩基度が調整されてなることを特徴とする改質ア
    ルミノシリケート。
  2. (2)  アルミノシリケートが非晶質である特許請求
    の範囲第1項記載の改質アルミノシリケート。
  3. (3)  アルミノシリケートがA型ゼオライト又はそ
    の前駆体である特許請求の範囲第1項記載の改質アルミ
    ノンリケード。
  4. (4)一般式; %式% 〔式中Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属\mは原
    子価、Xは1.5〜10およびyはO〜10の値を示す
    〕で表わされるアルミノシリケートと海水中の食塩を脱
    塩した母液とを接触混合させ、次いでそのままのスラリ
    ー又は分離後水に再分散させたスラリーの平衡pnを1
    0.5以下に調整した後、固液分離することを特徴とす
    る改質アルミノンリケードの製造法。
JP58077543A 1983-05-04 1983-05-04 改質アルミノシリケ−トおよびその製造法 Pending JPS59203723A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58077543A JPS59203723A (ja) 1983-05-04 1983-05-04 改質アルミノシリケ−トおよびその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58077543A JPS59203723A (ja) 1983-05-04 1983-05-04 改質アルミノシリケ−トおよびその製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59203723A true JPS59203723A (ja) 1984-11-17

Family

ID=13636912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58077543A Pending JPS59203723A (ja) 1983-05-04 1983-05-04 改質アルミノシリケ−トおよびその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59203723A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4849692A (ja) * 1971-10-25 1973-07-13
JPS5537498A (en) * 1978-09-07 1980-03-15 Om Lab Sa Synthetic magnesium alumino silicate
JPS5659617A (en) * 1979-10-16 1981-05-23 Fuji Kagaku Kogyo Kk Manufacture of magnesium silicoaluminate for medical treatment

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4849692A (ja) * 1971-10-25 1973-07-13
JPS5537498A (en) * 1978-09-07 1980-03-15 Om Lab Sa Synthetic magnesium alumino silicate
JPS5659617A (en) * 1979-10-16 1981-05-23 Fuji Kagaku Kogyo Kk Manufacture of magnesium silicoaluminate for medical treatment

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4415467A (en) Agent for the purification of waste waters and process for its production
CA1176029B (en) Method of synthesizing zincosilicate or stannosilicate or titanosilicate material
JPH11513969A (ja) 分子篩錯体化合物の製造方法
JP4157946B2 (ja) 金属水酸化物/ゼオライト複合体及びそれから成る吸着剤
JP5429843B2 (ja) 八面体シート構造を有する光触媒材料
JPH0648725A (ja) ベータ型ゼオライトの製造方法
AU673474B2 (en) Amorphous aluminosilicate and process for producing the same
JPH0261414B2 (ja)
US1932832A (en) Decolorizing, purifying, and adsorbing agent, and method of making the same
JPS59203723A (ja) 改質アルミノシリケ−トおよびその製造法
US4098714A (en) Water softening materials
DE1099511B (de) Verfahren zur Herstellung kristalliner zeolithischer Molekularsiebe
CA2002958C (en) Boehmite-type aluminum hydroxide, process for preparing same and phosphate ion adsorbent containing same as effective component
JPH05345703A (ja) 抗菌性活性炭
JPH04202009A (ja) 結晶性層状珪酸の金属置換体及びその製造方法
JPH0513092B2 (ja)
JPS5879927A (ja) 制酸剤
JP2981574B2 (ja) リン酸イオン吸着剤
JP7400421B2 (ja) 吸着剤、その製造方法及び水処理方法
JP3173528B2 (ja) 炭酸イオン又は重炭酸イオンの固定化方法
JPS639870B2 (ja)
JPS59213613A (ja) マグネシウムアルミノシリケ−ト系化合物の製造法
US6403050B1 (en) Calcium silicates, a production process thereof, and an inorganic antibacterial material using the same
JPS59213614A (ja) マグネシウムアルミノシリケ−トの製造法
JP2820274B2 (ja) 水道水用浄化剤