JPS5920230Y2 - 水平全回転釜ミシンの内釜 - Google Patents
水平全回転釜ミシンの内釜Info
- Publication number
- JPS5920230Y2 JPS5920230Y2 JP14708479U JP14708479U JPS5920230Y2 JP S5920230 Y2 JPS5920230 Y2 JP S5920230Y2 JP 14708479 U JP14708479 U JP 14708479U JP 14708479 U JP14708479 U JP 14708479U JP S5920230 Y2 JPS5920230 Y2 JP S5920230Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- thread
- bobbin
- inner hook
- sewing machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
目 的
本考案は下糸の張力を自動調節する装置に関するもので
あり、考案の目的とするところは布送り運動する送り歯
の一部分により内釜がら繰り出される下糸の繰り出し過
程で前記送り歯の運動により生じる下糸への衝撃と下糸
のクルミとを吸収すると共に縫調子を安定せしめること
にある。
あり、考案の目的とするところは布送り運動する送り歯
の一部分により内釜がら繰り出される下糸の繰り出し過
程で前記送り歯の運動により生じる下糸への衝撃と下糸
のクルミとを吸収すると共に縫調子を安定せしめること
にある。
従来技術
従来の水平式全回転釜を備えたミシンでは、該釜内に装
てんされた下糸は送り歯の一部に掛は渡され、且つ該送
り歯の布送り運動によって繰り出しが行なわれるように
なっており、一般に第１図に示す如く内釜１内に嵌装さ
れたボビン２がら糸調子台３を経て引き出された下糸Ｓ
２が゛内釜１の一部に接触しながら送り歯４の一部に形
成のブリッジ５に掛は渡され、針板６の針穴７に至り、
該下糸は他方一旦は外釜８に捕捉されて解放された上糸
Ｓ１とからみ共に前記針穴７から針板６上に引き上げら
れて縫い目が形成されるものである。
てんされた下糸は送り歯の一部に掛は渡され、且つ該送
り歯の布送り運動によって繰り出しが行なわれるように
なっており、一般に第１図に示す如く内釜１内に嵌装さ
れたボビン２がら糸調子台３を経て引き出された下糸Ｓ
２が゛内釜１の一部に接触しながら送り歯４の一部に形
成のブリッジ５に掛は渡され、針板６の針穴７に至り、
該下糸は他方一旦は外釜８に捕捉されて解放された上糸
Ｓ１とからみ共に前記針穴７から針板６上に引き上げら
れて縫い目が形成されるものである。
即ち下糸Ｓ２は前記送り歯４の布送り運動により前記ブ
リッジ５によって繰り出され、且つ引き締められて上糸
とで各縫目を形成してゆくようになっている。
リッジ５によって繰り出され、且つ引き締められて上糸
とで各縫目を形成してゆくようになっている。
しかし斯かる構造の場合前記送り歯４の運動が布送りに
適する如く水平及び上下運動の合成運動によりなされて
いるため、前記ブリッジ５に掛は渡された下糸Ｓ２の繰
り出しは速度が一定でない為波状的となり、従って下糸
Ｓ２に衝撃を与えて過度に緊張させ、その為内釜１内の
ボビン２を空転せしめたり、またゆるみを与えて糸クル
ミを生ぜしめたりして縫い目形成を不調とする如き欠点
を有するものであった。
適する如く水平及び上下運動の合成運動によりなされて
いるため、前記ブリッジ５に掛は渡された下糸Ｓ２の繰
り出しは速度が一定でない為波状的となり、従って下糸
Ｓ２に衝撃を与えて過度に緊張させ、その為内釜１内の
ボビン２を空転せしめたり、またゆるみを与えて糸クル
ミを生ぜしめたりして縫い目形成を不調とする如き欠点
を有するものであった。
本考案は上記の如き従来の欠点を除くために布送り運動
する送り歯の一部によって下糸の繰り出し及び引き締め
がなされるようにした水平全回転釜のミシンにおいて、
内釜の糸調子台から下糸を掛は渡す送り歯の一部間に位
置する内釜の部分に下糸に当接する張力調節機構を設け
たことを特徴とするものである。
する送り歯の一部によって下糸の繰り出し及び引き締め
がなされるようにした水平全回転釜のミシンにおいて、
内釜の糸調子台から下糸を掛は渡す送り歯の一部間に位
置する内釜の部分に下糸に当接する張力調節機構を設け
たことを特徴とするものである。
構成
本考案の構造を図面に示す実施例に基いて説明する。
第１図に示す如く水平全回転釜は一般に外釜８内に内釜
１が嵌合されその位置を保って停止され該内釜１内にボ
ビン２を嵌装し該ボビン２から引出し張力を調節できる
ようにした糸調子台３を経て下糸Ｓ２が引き出され、該
下糸は送り歯４のブリッジ５に掛けられ更に針板針穴７
を経て上糸Ｓ１と交差せしめられて布地を縫い合すよう
になつている。
１が嵌合されその位置を保って停止され該内釜１内にボ
ビン２を嵌装し該ボビン２から引出し張力を調節できる
ようにした糸調子台３を経て下糸Ｓ２が引き出され、該
下糸は送り歯４のブリッジ５に掛けられ更に針板針穴７
を経て上糸Ｓ１と交差せしめられて布地を縫い合すよう
になつている。
本考案は斯かる従来の構造に加え第２図、第３図に示す
如く内釜の糸調子台３から送り歯のブリッジ５に至る糸
道の中の内釜１の外周部の上面９に下糸の張力調整機構
１０を設けたものである。
如く内釜の糸調子台３から送り歯のブリッジ５に至る糸
道の中の内釜１の外周部の上面９に下糸の張力調整機構
１０を設けたものである。
即ち実施例の張力調整機構１０は下糸Ｓ２に接する如く
し面取りした頭部１１を有し下方に止めナツト１２を設
けた摺動軸１３とコイルバネ１４とを前記内釜の部分９
に設けた段付穴１５に嵌装させて戊るものであり、第３
図示の如く前記コイルバネ１４の張力により頭部１１を
内釜１の縁部より突出させてなるものであり、止めナツ
ト１２を調節することによって頭部１１の突出量を加減
し得るようになっている。
し面取りした頭部１１を有し下方に止めナツト１２を設
けた摺動軸１３とコイルバネ１４とを前記内釜の部分９
に設けた段付穴１５に嵌装させて戊るものであり、第３
図示の如く前記コイルバネ１４の張力により頭部１１を
内釜１の縁部より突出させてなるものであり、止めナツ
ト１２を調節することによって頭部１１の突出量を加減
し得るようになっている。
尚、頭部１１上に下糸が通る溝を設けて下糸Ｓ２の外れ
を防止するようにしておくとなおよい。
を防止するようにしておくとなおよい。
作用
本考案は上記の様に構成されており、以下にその作用に
つき説明すれは゛、第２図、第３図に示す如く前記送り
歯のブリッジ５を経て針板針穴７から針板６上に取り出
される下糸Ｓ２は、糸調子台３と送り歯ブリッジ５の間
で図の如く張力調整機構１０上に掛は渡され頭部１１に
当接し、該頭部１１に接触しながら繰り出されるから常
に適切な張力が付与されることになり、従って下糸Ｓが
送り歯４の運動により強く引かれた時は第３図に２点鎖
線で示す如く張力調整機構の頭部１１がバネ１４に抗し
て降下して衝撃を吸収し糸調子台３からボビン２に巻か
れた糸の張力が急激に増加するのを防ぎボビン２の空転
現象の発生等を防止し、また縫い日毎の下糸繰り出し終
了後の下糸タル二位相時には頭部１１が実線位置に戻り
糸クルミを吸収できるものである。
つき説明すれは゛、第２図、第３図に示す如く前記送り
歯のブリッジ５を経て針板針穴７から針板６上に取り出
される下糸Ｓ２は、糸調子台３と送り歯ブリッジ５の間
で図の如く張力調整機構１０上に掛は渡され頭部１１に
当接し、該頭部１１に接触しながら繰り出されるから常
に適切な張力が付与されることになり、従って下糸Ｓが
送り歯４の運動により強く引かれた時は第３図に２点鎖
線で示す如く張力調整機構の頭部１１がバネ１４に抗し
て降下して衝撃を吸収し糸調子台３からボビン２に巻か
れた糸の張力が急激に増加するのを防ぎボビン２の空転
現象の発生等を防止し、また縫い日毎の下糸繰り出し終
了後の下糸タル二位相時には頭部１１が実線位置に戻り
糸クルミを吸収できるものである。
効果
本考案は上記の様に構成され作用するものであるから、
従来縫目形成不調の要因となったボビンの空転及び下糸
タルミ現象が除去せられ所期の目的を遠戚し得たもので
あり、その構成簡単にして実施容易であり、又糸調子台
３から引き出された下糸を送り歯のブリッジ５に導けば
本考案の張力調整機構１０に自動的に係止せしめられる
ので糸扱いがきわめて容易であり、水平全回転釜ミシン
における欠点を除き得てその縫い調子を安定し得たもの
であり、ミシンの縫製能力の向上に資するところ極めて
大きいものである。
従来縫目形成不調の要因となったボビンの空転及び下糸
タルミ現象が除去せられ所期の目的を遠戚し得たもので
あり、その構成簡単にして実施容易であり、又糸調子台
３から引き出された下糸を送り歯のブリッジ５に導けば
本考案の張力調整機構１０に自動的に係止せしめられる
ので糸扱いがきわめて容易であり、水平全回転釜ミシン
における欠点を除き得てその縫い調子を安定し得たもの
であり、ミシンの縫製能力の向上に資するところ極めて
大きいものである。
第１図は従来の水平全回転釜の概略構造を示した側面縦
断面図、第２図は本考案実施例水平全回転釜の内釜部及
び送り歯を示した斜視図、第３図は本考案実施例張力機
構の縦断面図である。 １は内釜、３は糸調子台、４は送り歯、９は内釜の部分
、１０は張力調整機構である。
断面図、第２図は本考案実施例水平全回転釜の内釜部及
び送り歯を示した斜視図、第３図は本考案実施例張力機
構の縦断面図である。 １は内釜、３は糸調子台、４は送り歯、９は内釜の部分
、１０は張力調整機構である。
Claims (1)
- 回転可能に支持された外釜８の中で内釜１のみが停止せ
しめられ、該内釜の内側に下糸が巻がれたボビン２が保
持せしめられる水平全回転釜が配設され、四送り運動せ
しめられる送り歯４の一部により前記ボビンに巻がれた
下糸Ｓ２の繰り出し及び引き締めか゛なされるようにし
たミシンにおいて、前記内釜１の糸調子台３がら前記送
り歯４に至る糸道上の前記内釜の部分９に穴１５を設は
該穴に常に下糸Ｓ２側にばね付勢される頭部１１付きの
摺動軸１３を嵌挿する張力調整機構１０を設けて成る水
平全回転釜ミシンの内釜。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14708479U JPS5920230Y2 (ja) | 1979-10-25 | 1979-10-25 | 水平全回転釜ミシンの内釜 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14708479U JPS5920230Y2 (ja) | 1979-10-25 | 1979-10-25 | 水平全回転釜ミシンの内釜 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5669279U JPS5669279U (ja) | 1981-06-08 |
| JPS5920230Y2 true JPS5920230Y2 (ja) | 1984-06-12 |
Family
ID=29378234
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14708479U Expired JPS5920230Y2 (ja) | 1979-10-25 | 1979-10-25 | 水平全回転釜ミシンの内釜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5920230Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4399761A (en) * | 1981-07-13 | 1983-08-23 | The Singer Company | Resilient bobbin thread pull-off member for lockstitch sewing machine |
-
1979
- 1979-10-25 JP JP14708479U patent/JPS5920230Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5669279U (ja) | 1981-06-08 |
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