JPS5920046B2 - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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JPS5920046B2
JPS5920046B2 JP3665179A JP3665179A JPS5920046B2 JP S5920046 B2 JPS5920046 B2 JP S5920046B2 JP 3665179 A JP3665179 A JP 3665179A JP 3665179 A JP3665179 A JP 3665179A JP S5920046 B2 JPS5920046 B2 JP S5920046B2
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JP
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heat
cooling water
pipe
heat pipe
water
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JP3665179A
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JPS55129621A (en
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卓也 加工
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、潤滑油を自蔵した軸受装置に係り、特に、軸
受メタルを効率良く冷却することができる軸受装置に関
する。
水力発電用水車又はポンプ水車の軸受装置のように、回
転主軸の周速が大きく、しかも軸受負荷が大きい場合に
は、潤滑油が昇温し、軸受の摩擦摺動面の油膜保持力減
少等の軸受性能の低下をきたす。
これを防止するため、従来の軸受装置においては、第1
図に示すように、軸受メタル1およびこれを支える軸受
台2の下方に油槽3を設け、軸受メタル1を潤滑油中に
浸漬するようにすると共に、油槽3内に冷却蛇管4が管
巣をなすようにして配設し、この冷却蛇管4に通水する
ことによつて油槽3内の潤滑油の冷却を行つていた。し
かしながら、このような冷却蛇管を装備した冷却装置は
、水車が高落差高速になるに従つて、冷却蛇管の所要長
が著しく増大するにもかかわらず、機械の構造全体はむ
しろ小型化する傾向にある。そのため、油槽内に冷却蛇
管を通す十分なスペースを確保することが困難になるば
かりでなく、冷却水循環ポンプや付属配管等の付帯設備
も必要となり、設計、製作および保守等あらゆる面で煩
雑であわ不経済である。また、軸受の保守点検や軸受ギ
ャップ調整の便のため、低温の冷却蛇管4を軸受メタル
の下方に配置せざるを得ないため、潤滑油の対流が起り
にくく、冷却効率も低いという問題があつた。上記の不
都合を解消するため、ヒートパイプの一端部を軸受メタ
ル中に差し込むか、あるいは一体的に密着させるかし、
他端部を油槽外に導出して、例えば漏水槽中の漏水中に
浸漬させ、ヒートパイプによつて軸受メタルの冷却を行
う軸受装置が提案されている。
しかしながら、上記のようにヒートパイプによつて軸受
メタルの吸熱を行う軸受装置では、実際問題として、軸
受メタル1とヒートパイプとの間に微小な間隙が生ずる
ことは避けられず、この微小間隙に入り込んだ空気や潤
滑油が呈する熱抵抗が、発熱部である摩擦摺動面から冷
却部までの全体の熱抵抗のうちかなりの部分を占め、全
体の熱伝達幼率を下げているということが判明した。
そこで、本発明の目的は、上記の不都合を解消し、ヒー
トパイプで軸受メタルの吸熱を行う潤滑油自蔵式軸受装
置における熱伝達幼率を改善して、冷却蛇管を必要とせ
ず、性能が良いコンパクトな軸受装置を提供するにある
。以下本発明の実施例を第2図および第3図を参照して
説明する。
第2図において符号5は回転主軸を示し、この回転主軸
5の外周部にはスカート状の回転支承部6が一体に形成
されている。
この回転支承部6の下端部は、軸受メタル1訃よび軸受
台2と共に、前記油槽3に保持された潤滑油L中に浸漬
されている。上記回転支承部6と摺動する軸受メタル1
には、深い盲孔7が穿設されており、この盲孔7内には
、ヒートパイプの冷媒液の還流を行うための溝やウイツ
クが設けられている。
そして、上記盲孔7の開口端(図示の実施例では軸受メ
タル1の下面に開口している)には、例えばろう付けや
溶接などの結合手段によつて、ヒートパイプ8が気密に
接続されている。従つて、軸受メタル1自体がヒートパ
イプ8の一部(吸熱端部)となるわけである。上記のよ
うに軸受メタル1をヒートパイプの一部としてこれに接
続するには、軸受メタルの盲孔7の開口端にヒートパイ
プ8の吸熱側の端を接続した後、予め設けてあつたヒー
トパイプ8の開口に真空ポンプを接続して、内部の空気
を適当な真空度になるまで抜き取り、その後冷媒液を適
量注入してから前記ヒートパイプ5の開口を密栓すれば
よい。上記ヒートパイプ8の放熱端部は、前記冷却蛇管
4(第1図参照)が取り払われた油槽3の底部を貫通し
て油槽3外に導出されている。
一方、上記油槽3の下方には冷却水源を構成する冷却水
槽としての漏水槽9が設けられている。
この漏水槽9は、回転主軸5に一体的に固着された水切
板10によつて飛散される主軸填座11からの漏水を一
時的に貯溜する槽で、この漏水槽9内の漏水Wの量が一
定量を越えると、余分の漏水は排水口12から外部に排
出され、従つて漏水槽9の水位は常に一定に保たれるよ
うになつている。そして、上記ヒートパイプ8の放熱端
は、漏水槽内の漏水W中に浸漬されており、また、上記
放熱端と油槽底部との間におけるヒートパイプ8には、
例えば目の詰んだ金網などの毛細管作用を有する揚水筒
13が巻装されている。この揚水筒13の下端は漏水w
中に浸漬されている。さらにまた、前記水切板10には
、その円周方向に沿つて、水切板10に設けられた空気
吸入孔14から吸い込んだ空気を、上記揚水筒13に吹
きつけて空冷するための送風羽根15,15が列設され
ている。
なお、水切板10とヒートパイプ8との間には、前者に
よつて飛散される水滴によつて後者が損,傷することを
防止するための保護板16が垂設されている。
上記のように構成された本発明の一実施例による軸受装
置では、ヒートパイプ8の吸熱端部において、軸受メタ
ル1自体が熱伝達体としてのヒートパイプ8の一部を構
成しているので、軸受メタル1にヒートパイプ8を差し
込んだりしたものと違つて、ヒートパイプ8と軸受メタ
ル1との間の間隙部がない。
従つて、軸受メタル1の摩擦摺動面で発生した熱は、軸
受メタル1の中のみを通つて、前記盲孔7内の冷媒液に
伝達される。盲孔7内で軸受メタル1の熱を吸収して蒸
発した冷媒蒸気は、ヒートバイブ8中を通つて油槽3外
に出、ヒートパイプ8の放熱端部に至つて潜熱として蓄
えていた熱を放出する。
すなわち、前記揚水筒13には毛細管作用によつて漏水
Wが常時染み込んでおり、この揚水筒13に前記送風羽
根15,15の回転によつて生ずる風があたつて染み込
んでいた漏水が蒸発するときに周囲から気化熱を奪う。
上記冷媒蒸気が潜熱として運んできた熱の一部は気化熱
として放出され、残部はヒートパイプの放熱端において
漏水槽9内の漏水に奪われる。このように冷媒蒸気はヒ
ートパイプの放熱端部において気化熱を奪われ、また、
放熱端において漏水Wと熱交換をして液化する。
液化した冷媒液は、ヒートパイプ8や前記盲孔7内のウ
イツクや溝を還流路として、再び盲孔7内に還流するわ
けである。ヒートパイプ8中の冷媒蒸気の潜熱を奪つた
漏水Wおよび揚水筒13からの水蒸気は、その後前記排
水口12から外部に放流される。
第3図は本発明の変形実施例を示し、この実施例は、軸
受メタル1をその一部として一体に接続したヒートパイ
プ8の放熱端部を、油槽3を覆うように設けられた仕切
16、およびこの仕切板16上に設けられた冷却水槽と
しての冷却水箱17を貫通させて、放熱端を冷却水箱1
7上の大気中に露出させ、放熱端に前記揚水筒13を被
嵌すると共に、この揚水筒13とほぼ同一水平面上にお
ける回転主軸5の外周部に、その円周方向に沿つて、多
数の送風羽根15,15を列設したもので、上記冷却水
箱17には外部から冷却水が供給されており、また、上
記揚水筒13の下端は冷却水箱17中の冷却水に浸漬さ
れている。
上記のように構成された本発明の変形実施例による軸受
装置の機能については、第2図に示すものと変bはない
ので、その詳細な説明は省略する。
以上の説明から明らかなように、本発明は、軸受メタル
に深い盲孔を設けてその中に冷媒液の還流のための溝や
ウイツクなどを設け、上記盲孔の開口端にヒートパイプ
の吸熱側の端を気密に接続して、軸受メタル自体をヒー
トパイプの一部として一体に構成したので、軸受メタル
とヒートパイプとの間の微小間隙がなくなり、この微小
間隙に入り込む空気や潤滑油が呈する熱抵抗が皆無とな
る。従つて、軸受メタルの摩擦摺動面の熱の、ヒートパ
イプによる回収が非常に幼率良く行われる。また、ヒー
トパイプの放熱端部を水冷すると共に、その一部に被嵌
した毛細管作用を有する揚水筒に冷却水を染み込ませ、
この揚水筒を回転主軸と共に回転する送風羽根によつて
空冷するようにしたので、揚水筒に染み込んだ冷却水が
蒸発するときの気化熱としてヒートパイプの放熱端部の
熱を奪うことができ、放熱端部における放熱も非常に幼
率良く行われる。さらにまた、軸受メタルの熱をヒート
パイプによつて幼率良く、かつ直接に油槽外に排出でき
るので、従来の軸受装置において必要であつた潤滑油冷
却用の冷却蛇管および冷却水循環ポンプ等の付属設備が
不要となク、軸受装置がコンパクトになるばかりでなく
、構造も簡単になる、なで種々の幼果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の潤滑油自蔵式軸受装置の構造の一例を示
す断面図、第2図は本発明の一実施例による軸受装置の
要部断面図、第3図は本発明の変形実施例による軸受装
置の要部断面図である。 1・・・・・・軸受メタル、2・・・・・・軸受台、3
・・・・・・油槽、4・・・・・・冷却蛇管、5・・・
・・・回転主軸、7・・・・・・盲孔、8・・・・・・
ヒートパイプ、9・・・・・・漏水槽、10・・・・・
・水切り板、13・・・・・・揚水筒、15・・・・・
・送風羽根、17・・・・・・冷却水箱、L・・・・・
・潤滑油、W・・・・・・漏水。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転主軸を支承する軸受メタルを油槽内の潤滑油に
    浸漬して、軸受メタルの摩擦摺動面に潤滑油を供給する
    ようにした軸受装置において、軸受メタルに深い盲孔を
    設けてその中にヒートパイプの冷媒液の還流のための溝
    やウイツクなどを設け、上記盲孔の開口端にヒートパイ
    プの吸熱側の端を気密に接続して、軸受メタル自体をヒ
    ートパイプの一部として一体に構成すると共に、ヒート
    パイプの放熱端部を油槽外に導出し、この放熱端部の一
    部を冷却水槽内の冷却水によつて水冷し、また、他の一
    部に毛細管作用を有する揚水筒を被嵌してこの揚水筒に
    上記冷却水を染み込ませ、揚水筒に送風して冷却水が蒸
    発するときの気化熱の形でヒートパイプの放出端部の熱
    を奪うようにしたことを特徴とする軸受装置。 2 上記ヒートパイプの放熱端を上記冷却水槽内の冷却
    水中に浸漬させると共に、一部を冷却水中に浸漬させた
    揚水筒を冷却水面上にあるヒートパイプの放熱端部に、
    被嵌した特許請求の範囲第1項記載の軸受装置。 3 上記ヒートパイプの放熱端を油槽外に設けられた冷
    却水槽を貫通させて放熱端を冷却水槽外に突出させ、こ
    の放熱端に、一部を冷却水槽中の冷却水に浸漬させた揚
    水筒を被嵌した特許請求の範囲第1項記載の軸受装置。
JP3665179A 1979-03-28 1979-03-28 軸受装置 Expired JPS5920046B2 (ja)

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JP3665179A JPS5920046B2 (ja) 1979-03-28 1979-03-28 軸受装置

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JPS55129621A JPS55129621A (en) 1980-10-07
JPS5920046B2 true JPS5920046B2 (ja) 1984-05-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4625366B2 (ja) * 2005-05-10 2011-02-02 三菱重工業株式会社 立軸水車の軸受冷却装置
JP6079413B2 (ja) * 2013-04-30 2017-02-15 東京電力ホールディングス株式会社 立軸水車の軸受装置、及び立軸水車発電機
JP6271624B2 (ja) * 2016-03-28 2018-01-31 株式会社東芝 主軸軸受装置および水力機械

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