JPS5919778A - 方向制御弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、負荷を保持してロック状態を維持し、その
ロック状態で誤操作があっても上゛記負荷を保持する方
向制御弁に関する。

（従来の方向制御弁） ＄１図に示した従来の方向制御弁は、フォークリフトの
チルトシンダ１を制御するためのものである。

すなわちこの方向制御弁は、弁本体２にスプール３を摺
動自在に内装してなり、その作動は次のようになる。

いまスプール３を中立位置から押し込んで図示の状態に
切換えると、ポンプポート４からの油がスプール３の第
１環状溝５を通ってアクチェータボート６からチルトシ
リンダ１のロンド側室７に流入する。

そしてチルトシリンダｌのボトム側室８の戻り油は、ア
クチェータポート９に流入し、第２環状溝１０を経由し
てタンクポートＩＩから流出し、当該フォークリフトの
マスト１２を後傾させる。

次に上記スプール３を中立位置から図面右方向に引くと
、ポンプポート４からの油は第２環状溝ｌＯを経由して
アクチェータポート９に達し、このアクチェータポート
から前記ホト１、側室８に流入する。

またロッド側室７の戻り油は、スプール３内を通ってタ
ンクポート１１に達するが、その流通経路は次のように
なる。

すなわちスプール３が上記のように右方向に引かれると
、当該スプールに形成のオリフィス１３がポンプポート
４と連通ずる。

そして上記オリフィス１３は、スプール３内に形成のダ
ンパ室１４に連通しているので、ポンプからの圧力がダ
ンパ室に流入する。

ダンパ室１４に圧力か導入されると、スプール３に内装
したポペット１５がスプリング１６に抗して移動し、流
通孔１７を開く。

そし７て上記のように当該スプールを右方向に移動させ
た状態では、上記流通孔１７がタンクポートと連通する
一方、第１環状１ｍ　５かアクチェークポト６とオーバ
ーラツプした状態に維持される。

したがって前記ロット側室７からの戻り油は、第１環状
溝５に形成の通油孔１８からスプール内に入り、そこか
ら前記流通孔１７を経由してタンクポートから流出し、
前記マスト１２を前傾させる。

上記ようにしてマスト１２を前傾させたり、後傾させた
りするが、エンジンを停止させている状態で、スプール
３を右方向に誤って引いたとしても、上記マスト１２が
前傾しないようにしている。

つまりスプールを上記のように右方向に引いたとき、前
記オリフィス１３がポンプポート４と連通するが、ポン
プからの油の供給がないため、ダンパ室１４に圧力が発
生しない。

したがってポペ、＋１５が移動せず、流通孔１７を閉し
た状態に維持する。このように流通孔が閉じたままなの
で、ロット側室７の油がタンクに戻ることがなく、その
ために前記マストが前傾したりしない。

」−記のようにした従来の方向制御弁では、ロット側室
の戻り油が、通油孔１８→スプール３内→流通孔１７を
経由しなければならないので、その流通路を犬きく取れ
ず、そのために大流量を流せない欠点があった。

またスプール３の周囲からの漏れ量も多くなる欠点があ
った。

（本発明の目的） この発明は、エンジン停止時の誤操作があっても当該負
荷を保持する構成において、大流量の油を流せ、しかも
内部漏れが少ない方向制御弁の提供を目的にする。

（本発明の実施例） 第２〜５図に示した第１実施例は、フォークリフトのリ
フトシリンダ１９を制御するための方向制御弁を示して
いる。

そしてこの弁本体２０には、上記リフトシリンダ１９に
連通ずるアクチェータポート２１を形成するとともに、
スプール２２を摺動自在に内装している。

上記スプール２２はその一端をはね室２３に臨ませ、そ
のばね室内のリターンスプリング２４の作用で通常は第
２図に示した中立位置に保持される関係にしている。

そしてスプール２２が上記の中立位置に保持されている
ときは、ポンプポート２５．２６か第１環状）Ｍ２７及
び第２環状溝２８を介して中立流路２８と連通ずるとと
もに、スプール２２の第３環状溝３０が中継室３１と対
応する関係にしている。

このようにしたスプール２２には、その第３環状溝３０
の外方に、パイロットバルブ３２を内装している。そし
てこのパイロットバルブ３２の内端を臨ませたパイロッ
ト室３３は、スプール２２に形成の流通路３４を介して
前記第１環状溝２７と連通させている。また上記流通路
３４は同じくスプール２２に形成のポート３５にも連通
させているが、このポー）・３５は、第４図に示すよう
に、スプール２２を図面左方向に引いたとき、弁本体１
９に形成のノくラレルフイータ３６と連通ずる関係にし
ている。

一方前記中継室３１とアクチェータポー）２１との流通
過程に中継ポート３７を形成するとともしこ、この中継
ポート３７にはチェ・ンクボペ；□ト３８を設けている
。」二記チェ・ンクポペｙト３８は、その−※高をスプ
リング室３９に臨ませ、このスプリング室３９番こ介在
させたスプリング４０の作用で、通常は中継ポート３７
を閉じる構成にしている。

そして」−記チェンクポペ・ント３８のアクチェータポ
ート側にはオリフィス４１を形成し、この方ＩＪフィス
を介してスプリング室３９とアクチェータポート２１と
か連通ずるようにしている。

また上記スプリング室３８には小孔４２を接続している
が、この小孔４２は−・端をスプール側−１３４１０さ
せている。そして上記小孔４２は、第５図番こ示すよう
にスプール２２を左方向に引いたとき、そのスプール２
２に形成の通油孔４３と連通する関係側こある。

しかも上記通油孔４３は、前記ノくゴロ１．ト／＜Ｊシ
ブ３２かばね４４に抗して移動したとき、そのノくイロ
ントパルブ３２の周囲に形成の環状四部４５と連通ずる
関係にしている。

ｙらに上記環状四部４５は、低圧流路４６と環状１）Ｊ
央部４７を介して常時連通ずる通孔４８と常に連通ずる
関係にしている。

しかしていま第２図に示す中立位置から、スプール２２
を第３図に示すように右側に移動させると、中立流路２
９が閉ざされるとともに、第３環状溝３０を介してパラ
レルフィーダ３６と中継室３１とが連通ずる。

このときパイロット室３３に連通ずる流通路３４かポン
プポート２５．２６との連通が遮断されて中立流路２９
と連通ずるので、上記パイロ・ント室にノくイロント圧
が導入されず、したがってパイロット７ヘルブ３２はは
ね４４の作用で第３図に示す位置を保持する。つまり通
油孔４３と環状凹部４５とがくい違った状態を維持する
。

このようにした第３図の状態では、ポンプからの油はパ
ラレルフィーダ３６から第３環状溝３０を経由して中継
室３１に導入し、ざらにチｘ　ツクボペ・ント３８を押
し開いてアクチェータポート２１から流出し、リフトシ
リンダ’１９を」二昇させる。

次にスプール２２を第４図に示すように、左方向に移動
させると、一方のポンプポート２６かスプール２２の周
囲を環状に切欠した絞り部４９を介して中立流路２９と
連通ずる。

これと同時に第１環状溝２７が他方のポンプポート２５
と対応するとともに、第３環状溝３０を介して中継室３
１と低圧流路４６とが連通ずる。

したがってポンプからの油が前記絞り部４８を通過する
ときに圧力が発生し、その発生圧かパイロット圧として
他方のポンプポート２５及びパラレルフィーダ３６から
流通路３４を通ってパイロ、ト室３３に導入される。

パイロット室に上記パイロット圧が導入されると、パイ
ロットバルブ３２がばね４４に抗して移動し、その環状
凹部４５と通油孔４３とを連通させる。

環状凹部４５と通油孔４３とが連通ずると、チェックポ
ペット３８のスプリング室３９は、小孔４２→通油孔４
２→環状凹部４５→通孔４８→環状切欠部４７を介して
低圧流路４６と連通ずる。

したがってチェックポペント３８に形成の前記オリフィ
ス４１に流れが発生し、その前後に圧力差が生じる。こ
の圧力差によってチェックポペント３８はスプリング４
０に抗して移動し、中継ポート３７を開く。

中継ポート３７が開かれれば、リフトシリンダ１９の戻
り油が、中継室３１及び第３環状溝３０を通って低圧流
路４６に流れ、上記リフトシリンダ１９を下降させる。

ただしエンジン停止時に、スプール２２を誤って右方向
に引いた場合には、上記リフトシリンダは下降しない。

つまりエンジン停止時にスプールを右方向に移動させた
としても、当該ポンプが吐出動作をしていないので、パ
イロット室３９に圧力が導入されない。

パイロット室３８にパイロット圧が導入されないので、
パイロットバルブ３２はばね４４の作用で、第５図に示
す関係位置を保持する。

バイロフトバルブ３２が上記の関係位置を保持していれ
ば、たとえ小孔４２と通油孔４３とが連通していても、
通油孔４３と環状凹部４５との連通が遮断されているの
で、スプリング室３９が低圧流路４６に連通しない。

スプリング室３９が低圧流路４６に連通しないかぎり、
チェックポペット３８のオリフィス４１に流れが生じな
い。

上記のようにオリフィス４１に流れが生じないので、そ
の前後に圧力差も発生せず、チェックポイント３日が閉
じた状態のままとなる。チェックポペットが閉じている
ので、リフトシリンダ１９が下降しないこと当然である
。

上記のようにしたこの実施例では、チェックポペット３
日によって中継ポート３７を開閉するようにしたので、
その中継ポート３７を十分大きく取れ、大流量の油を流
すことができる。

またアクチェータポート２１の内部リークは、チェック
ポペット３日とパイロットバルブ３２との二箇所で防止
できるので、その漏れ長を最小限に押えられる。

さらにチェックポペット３８を設けたので、従来のよう
にロードチェック弁を特別に設ける必要がなくなった。

第６図に示した第２実施例は、基本的には上記第１実施
例と全く同様である。

ただこの第２実施例では、前記通油孔４３を直接低圧流
路４６に連通させる流路過程に開閉弁５０を設けている
点が第１実施例と相違する。

上記のように開閉弁５０を設けたので、たとえばエンジ
ンの停止時にも、この開閉弁を開けばリフトシリンダ１
９を下降させることができる。

すなわちエンジン停止時に上記開閉弁５０を開けば、ス
プリング室３８が低圧流路４６に連通ずることになるの
で、チェックポペット３８のオリフィス４１に流れが発
生する。オリフィス４１に流れか発生すれば、その前後
に圧力差が生じ、前記したと同様にしてチェックポペッ
ト３８が開き、リフトシリンダ１９が下降する。

（本発明の構成及び効果） この発明は、弁本体にアクチェータポートを形成すると
ともに、スプールを摺動自在に内装し、このスプールが
中立位置にあるとき、ポンプポートが中立流路と連通し
、スプールがいずれか一方に移動したとき、前記アクチ
ェータポートを低圧流路に連通させ、いずれか他方に移
動したとき、パラレルフィーダとアクチェータポートと
を連通させる関係にした方向制御弁において、前記パラ
レルフィーダとアクチェータポートとの流通過程に、通
常はアクチェータポートに向ってのみの流通を許容する
チェックポペットを設けるとともに、アクチェータポー
ト側に開口し、かつチェックポペットのスプリング室と
連通ずるオリフィスを上記チェックポペットに形成する
一方、スプールを前記一方に移動させたとき、パイロッ
ト圧を感知して切換わり、上記スプリング室を前記低圧
流路に連通させる構成にしたパイロットバルブをスプー
ルに内装し、スプリング室が低圧流路に通じて前記オリ
フィスに流れが生じたとき、前記チェックポペットが開
いてアクチェータポートからの戻り油を低圧流路に流す
構成にしている。

この構成の下においては、パイロットバルブがパイロッ
ト圧を感知したときに切換わり、チェックポペットを開
く関係にしたので、アクチェータの戻り油を従来のよう
にスプール内を通過させる必要がない。

したがって上記戻り流路を十分大きく取れ、それだけ大
流量の油を流すことができる。

またアクチェータポートの内部リークは、前記チェック
ポペットで防止できるので、スプールによってその漏れ
を防止していた従来の方向制御弁に比べて、内部リーク
を少なくできる。

【図面の簡単な説明】

図面第１図は従来の方向制御弁の断面図、第２〜５図は
この発明の第１実施例を示すもので、第２図はスプール
を中立位置に保持した状態の断面図、第３図はリフトシ
リンダを上昇させる作動位置における断面図、第４図は
リフトシリンダを下降させる作動位置における断面図、
第５図はエンシン停止時にスプールを移動させた状態の
断面図、第６図は第２実施例の断面図である。 ２０・・・弁本体、２１・争・アクチェータポート、２
２・−・スプール、３２Φ・・パイロフト／ヘルプ、３
６φ拳・パラレルレフイータ′、３８・・・チェ・ンク
ポベツ）・、３９・・・スプリング室、４１・・・オリ
フィス、４６１１・書低圧流路。 代理人弁理士　鴫　宣之 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 弁本体にアクチェータポートを形成するとともに、スプ
   ールを摺動自在に内装し、このスプールが中立位置にあ
   るとき、ポンプポートか中立流路と連通し、スプールが
   いずれか一方に移動したとき、前記アクチェータポート
   を低圧流路に連通させ、いずれか他方に移動したとき、
   パラレルフィーダとアクチェータボートとを連通させる
   関係にした方向制御弁において、前記パラレルフィーダ
   と７クチエータポートとの流通過程に、通常はアクチェ
   ータポートに向ってのみの流通を許容するチェックポペ
   ットを設けるとともに、アクチェータポート側に開口し
   、かつチェンクポベットのスプリング室と連通ずるオリ
   ノィスを上記チェックポペットに形成する一方、スプー
   ルを前記一方に移動させたとき、パイロット圧を感知し
   て切換わり、上記スプリング室を前記低圧流路に連通さ
   せる構成にしたパイロットバルブをスプールに内装し、
   スプリング室が低圧流路に通じて前記オリフィスに流れ
   が生じたとき、前記チェックポペットが開いてアクチェ
   ータポートからの戻り油を低圧流路に流す構成にした方
   向切換弁。