JPS59197540A - 銅基合金 - Google Patents
銅基合金Info
- Publication number
- JPS59197540A JPS59197540A JP7174083A JP7174083A JPS59197540A JP S59197540 A JPS59197540 A JP S59197540A JP 7174083 A JP7174083 A JP 7174083A JP 7174083 A JP7174083 A JP 7174083A JP S59197540 A JPS59197540 A JP S59197540A
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- titanium
- mechanical strength
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、例えば熱交換器用素材や電気関係部品用素材
等に適用される銅基合金に関する。
等に適用される銅基合金に関する。
銅は、秀れた電気・熱の伝導体であると共に、加工性が
良い為に、各種器物、装飾品、建築材料、熱交換器材及
び電子用材料(リードフレーム材)等の多くの用途に使
用されている。
良い為に、各種器物、装飾品、建築材料、熱交換器材及
び電子用材料(リードフレーム材)等の多くの用途に使
用されている。
而して、これら様々の用途に銅材料を採用する場合には
、その機械的強度、弾性、耐熱性、耐食性等が問題とな
る事が多い。
、その機械的強度、弾性、耐熱性、耐食性等が問題とな
る事が多い。
この為、従来から、銅に種々の合金元素を添加して満足
すべき性質を得る様にして居り、燐脱酸銅や丹銅を始め
として種々の銅基合金が提案されている。
すべき性質を得る様にして居り、燐脱酸銅や丹銅を始め
として種々の銅基合金が提案されている。
ところが、一般に、銅に合金元素を添加すると、銅の優
秀な加工性及び電気・熱伝導性か低下するという欠点か
ある。
秀な加工性及び電気・熱伝導性か低下するという欠点か
ある。
従って、銅基合金に於ては、機械的強度、弾性、耐熱性
及び耐食性と、加工性及び電気・熱伝導性との間にバラ
ンスがとれたものか切望されている。
及び耐食性と、加工性及び電気・熱伝導性との間にバラ
ンスがとれたものか切望されている。
加えて、加工上の焼入れ及び焼戻しく時効)等の特別な
熱処理や、これに要する設備を必要とせす、製造コスト
の安い銅基合金か望まれている。
熱処理や、これに要する設備を必要とせす、製造コスト
の安い銅基合金か望まれている。
本発明は、叙上の要望に応える為に創案されたもので、
その目的とする処は、銅の秀れた加工性及び電気・熱伝
導性を損なう事なく、機械的強度、弾性、耐熱性及び耐
食性等の向上か図れると共に、加工上に於ける特別な熱
処理及びこれに要する設備を必要としないばかりてなく
、安価に製造し得る銅基合金を提供するにある。
その目的とする処は、銅の秀れた加工性及び電気・熱伝
導性を損なう事なく、機械的強度、弾性、耐熱性及び耐
食性等の向上か図れると共に、加工上に於ける特別な熱
処理及びこれに要する設備を必要としないばかりてなく
、安価に製造し得る銅基合金を提供するにある。
本発明者は、前記目的を達成する為に、銅とチタンと錫
と亜鉛との配合物に就いて幾多の研究と実験を繰返した
結果、次に説明する様な新たな配合圧を有する銅基台金
を開発し、本発明を完成した。
と亜鉛との配合物に就いて幾多の研究と実験を繰返した
結果、次に説明する様な新たな配合圧を有する銅基台金
を開発し、本発明を完成した。
本発明の銅基合金は、その基本的配合として、チタン0
.1〜1.5重量%、錫0.2〜2.0重量%、亜鉛0
.05〜1.0重量%及び残部が銅から成っている。
.1〜1.5重量%、錫0.2〜2.0重量%、亜鉛0
.05〜1.0重量%及び残部が銅から成っている。
而して、実験を重ねて考察した結果、チタン、錫及び亜
鉛の添加に就いて次の様な事実を知得した。
鉛の添加に就いて次の様な事実を知得した。
チタンを単独で添加した場合には、制熱性の向上効果は
可成りあるが、機械的強度及び弾性等の向上効果は極め
て少なく、電気・熱伝導性か悪い。
可成りあるが、機械的強度及び弾性等の向上効果は極め
て少なく、電気・熱伝導性か悪い。
錫を単独で添加した場合には、耐熱性、機械的強度及び
弾性等は向上するか、その結果は余り顕著f3[もので
はない。
弾性等は向上するか、その結果は余り顕著f3[もので
はない。
チタンと錫との共添の場合には、機械的強度、弾性及び
耐熱性か著しく向上し、又、電気・熱伝導性も夫々の元
素を単独に添加した場合よりも大幅に向上する。
耐熱性か著しく向上し、又、電気・熱伝導性も夫々の元
素を単独に添加した場合よりも大幅に向上する。
亜鉛は、溶解時に予じめ添加して置けば、溶鋼中の酸素
量を減少さぜ、チタンのロスを大幅に減少させると共に
、湯流れ性を向上させる。又、機械的強度及び耐熱性も
向上する。
量を減少さぜ、チタンのロスを大幅に減少させると共に
、湯流れ性を向上させる。又、機械的強度及び耐熱性も
向上する。
尚、チタンは、0.1重量%未満ては効果かないと共に
、1.5重量%を越えて添加しても機械的強度及び耐熱
性の著しい向上か認められず、逆に電気・熱伝導性が低
下し、経済的にも問題となるので、01〜1.5重量%
の範囲とする。
、1.5重量%を越えて添加しても機械的強度及び耐熱
性の著しい向上か認められず、逆に電気・熱伝導性が低
下し、経済的にも問題となるので、01〜1.5重量%
の範囲とする。
錫は、02重量%未満では効果がないと共に、2.0重
量%を越えるとチタンと化合しないで残存するものか多
くなり、電気・熱伝導性も低下させるので、0.2〜2
.0重量96の範囲とする。
量%を越えるとチタンと化合しないで残存するものか多
くなり、電気・熱伝導性も低下させるので、0.2〜2
.0重量96の範囲とする。
亜鉛は、0.05重量%未満ては効果がないと共に、1
.0重量%を越えて添加しても湯流れ性、チタンのロス
防止、機械的強度及び耐熱性の著しい向上か認められず
、逆に、電気0熱伝導性が低下するので、0.05〜1
.0重量%の範囲とする。
.0重量%を越えて添加しても湯流れ性、チタンのロス
防止、機械的強度及び耐熱性の著しい向上か認められず
、逆に、電気0熱伝導性が低下するので、0.05〜1
.0重量%の範囲とする。
斯くの如く、本発明の銅基合金は、銅の秀れた加工性及
び電気・熱伝導性を損なう事なく、機械的強度、弾性、
耐熱性及び耐食性等の向」二を図る事かてきる。
び電気・熱伝導性を損なう事なく、機械的強度、弾性、
耐熱性及び耐食性等の向」二を図る事かてきる。
この為、熱交換器用素材や電気関係部品用素材等に広く
活用し得るものである。
活用し得るものである。
又、本発明の銅基合金は、加工上に於ける特別な熱処理
及びこれに要する設備を全く必要としない為に、安価に
製造する事ができる。
及びこれに要する設備を全く必要としない為に、安価に
製造する事ができる。
従って、実用上の効果か極めて高いものである。
以下、本発明に係る銅基台金の具体例に就いて説明する
。
。
本発明に係る銅基合金と従来の銅基台金との緒特性のう
ち、最も重要な機械的強度と導電性との関係、並ひに耐
熱温度と高温酸化性との関係を夫々比較する為に、第1
表に示す様な化学成分(重置96)の銅基合金を8種製
作した。
ち、最も重要な機械的強度と導電性との関係、並ひに耐
熱温度と高温酸化性との関係を夫々比較する為に、第1
表に示す様な化学成分(重置96)の銅基合金を8種製
作した。
第1 表 化 学 成 分上表に於て
、蔦1〜扁3は、本発明に係る銅基合金である。
、蔦1〜扁3は、本発明に係る銅基合金である。
扁4は、錫を添加していないCu −Ti −Zn
合金、扁5はチタンを添加していないCu−8n −Z
n 合金、届6はJIS規格の丹銅板1種、届7はJ
IS規格の脱酸銅、扁8はCu−Zr合金である。
合金、扁5はチタンを添加していないCu−8n −Z
n 合金、届6はJIS規格の丹銅板1種、届7はJ
IS規格の脱酸銅、扁8はCu−Zr合金である。
各々の材料は、完全焼鈍すると共に、圧下率2゜%て冷
間圧延している。
間圧延している。
而して、先ず、機械的強度(引張強さ、伸ひ、硬さ)と
導電率を夫々測定した。
導電率を夫々測定した。
その結果は、第2表の様になる。尚、厘8の合金に就い
ては、所定の焼入れ及び焼戻しの熱処理を行なった後に
、機械的強度(引張強さ、伸ひ、硬さ)と導電率を測定
した結果を併せて示している。
ては、所定の焼入れ及び焼戻しの熱処理を行なった後に
、機械的強度(引張強さ、伸ひ、硬さ)と導電率を測定
した結果を併せて示している。
第2表 機械的強度と導電率
本発明に係る銅基台金(j61〜届3)の引張強さ及び
硬さは、Cu−Zr合金の熱処理材(ib、 8の熱処
理材)と同程度であるか、その他の銅基合金(j64〜
77n)より優れていると共に、伸ひはCu−Zr合金
の熱処理U(j’、8の熱処理材)より優れている事が
判る。
硬さは、Cu−Zr合金の熱処理材(ib、 8の熱処
理材)と同程度であるか、その他の銅基合金(j64〜
77n)より優れていると共に、伸ひはCu−Zr合金
の熱処理U(j’、8の熱処理材)より優れている事が
判る。
又、導電率は、脱酸銅(届7)並びにCu −Zr合金
の熱処理材(j68の熱処理材)より劣るか、その他の
銅基合金(464〜4g6、A8)より優れている事か
判る。
の熱処理材(j68の熱処理材)より劣るか、その他の
銅基合金(464〜4g6、A8)より優れている事か
判る。
この様番こ本発明に係る銅基合金は、機械的強度(引張
強さ、伸ひ、硬さ)と導電率との間に優れたバランスを
有するものである事か判る。
強さ、伸ひ、硬さ)と導電率との間に優れたバランスを
有するものである事か判る。
次に、第3表は、耐熱温度(軟化温度)と600′Cに
於ける高温酸化性を測定した結果である。
於ける高温酸化性を測定した結果である。
第3表 耐熱温度と高温酸化性
上表に於て、耐熱温度及び高温酸化性の試験に用いた試
料は第2表の機械的強度と導電率の試験に於て用いた試
料と同じである。
料は第2表の機械的強度と導電率の試験に於て用いた試
料と同じである。
耐熱温度は、初期硬度(常温での硬度)の8割になると
きの30分間加熱温度とした。
きの30分間加熱温度とした。
又、高温酸化性として酸化増量を用いたか、これ訂60
0Cで130分間加熱後の試料重量から初期(常温)で
の試料重量を減し、これを試料表面積で除したものであ
る。即ち、酸化増量は、単位面積当りの高温酸化で生じ
た酸化物の酸素量の増加を表わしている。
0Cで130分間加熱後の試料重量から初期(常温)で
の試料重量を減し、これを試料表面積で除したものであ
る。即ち、酸化増量は、単位面積当りの高温酸化で生じ
た酸化物の酸素量の増加を表わしている。
本発明に係る銅基合金(11(= 1〜扁3)の耐熱温
度は、他の何れの銅基台金(j64〜1G 3及び77
68の熱処理材)よりも優れている事か判る。
度は、他の何れの銅基台金(j64〜1G 3及び77
68の熱処理材)よりも優れている事か判る。
又、酸化増量に於ても、他の何れの銅基合金より優れて
いる事か判る。
いる事か判る。
この様に、本発明に係る銅基合金は、高い耐熱温度と優
れた耐高温酸化性を有する事か判る。
れた耐高温酸化性を有する事か判る。
Claims (1)
- チタン0.1〜1.5重量%、錫0.2〜2.0重量%
、亜鉛0.05〜1.0重量%及び残部が銅から成る銅
基合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7174083A JPS59197540A (ja) | 1983-04-22 | 1983-04-22 | 銅基合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7174083A JPS59197540A (ja) | 1983-04-22 | 1983-04-22 | 銅基合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59197540A true JPS59197540A (ja) | 1984-11-09 |
JPS626733B2 JPS626733B2 (ja) | 1987-02-13 |
Family
ID=13469221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7174083A Granted JPS59197540A (ja) | 1983-04-22 | 1983-04-22 | 銅基合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59197540A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61147830A (ja) * | 1984-12-18 | 1986-07-05 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 自動車熱交換器のフイン用銅合金 |
-
1983
- 1983-04-22 JP JP7174083A patent/JPS59197540A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61147830A (ja) * | 1984-12-18 | 1986-07-05 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 自動車熱交換器のフイン用銅合金 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS626733B2 (ja) | 1987-02-13 |
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